クリスマスの飾りがかわいいレイキャビクのダウンタウン

日照時間が短いアイスランドの冬 Q&A

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アイスランドの冬はオーロラも有名ですが、短い日照時間も有名です。

そうなると昼間の観光ができるのか心配なところ。実際、どれくらいの日照時間でどんな風景が見られるのでしょうか。

うっすらと明るくなるレイキャビク

12月24日11時半撮影、日の出は11:23。

過去数年分の写真を集めてみました。カメラも設定もバラバラなので、実際の明るさや様子は少しづつ違いますので参考にどうぞ。

アイスランドの冬、特に12月や1月に昼間の観光はできますか?

できます。日照時間が少ないため、出発は日の出前、最後の観光スポットを日の入り前後に観光し、帰り道は暗闇の中、というスケジュールになります。メインとなる観光スポットがきちんと楽しめるような時間帯になるようにスケジュールはされています。下の写真は氷河ハイキングが人気のソゥルヘイマヨークトル氷河です。レイキャビク発のツアーに参加したときに撮影しました。

1月のソゥルヘイマヨークトル氷河

1月12日、13時半頃撮影。この日の日没は16:11。

また氷河ハイキングやスノーモービルのようなアクティビティは、日中にツアーとなりますので暗くて危険、ということはありません。ですが曇り空や雪の降り方によっては視界も大きくかわります。

最初に寄るスポットや、最後に寄るスポットでは夕方の薄暗い中での観光となる可能性もあります。ガイドブックに掲載されているような晴天の中での観光は、難しい場合もあります。

その代わり、日の出や夕焼けの美しい空の景色を見るチャンスがあります。また薄暗い中で月明りに照らされる雪景色も風情があって素敵です。下の写真は、アイスランド南部のホテルから撮影しました。ホテルの南側、海岸線から昇る太陽が美しい風景を作り出しました。

朝焼けが美しいアイスランド南部

1月17日、9時撮影。この日の日の出は10:49。

冬の日照時間はどれくらいですか?

冬と言っても、その日照時間は時期により大きく異なります。日の出時刻、日没時刻は、こちらのリンクからチェックすると便利です。

日の出前や日没後は真っ暗なのでしょうか?

そんなことはありません。日の出前、日没後の2時間程は薄明といわれうす暗いですが周りの風景も十分に見ることができます。ですので日の出前や、日没後の観光もできます。下の写真は日の出の約1時間前。朝焼けはまだですが、とてもきれいな月が見えました。

12月のアイスランド、月と雪景色が綺麗

12月7日、10時撮影。この日の日の出は11:00。

青空を背景にした写真は撮れませんが、ひっそりとした黄昏の写真が撮れるかもしれません。下記は日没から約1時間後のレイニスフィヤラのブラックサンドビーチの写真です。

12月のレイニスフィヤラ

12月7日、16時半撮影。この日の日没は15:30。

正午あたりもやはり薄暗いのでしょうか?

日の出から少したてばかなり明るくなります。雪の降り積もった後の晴天では眩しいくらいです。サングラスはあると便利なアイテムです。

12月の晴れた日のアイスランド

12月30日、13時半撮影。この日の日の出は11:20、日没は15:41です。

面白いことに、アイスラドの太陽は空高くまで上がりません。水平線のちょっと上に顔を出すくらいの高さです。冬至の日のレイキャビクの太陽は仰角3°の位置まであがります。夏至でも、東京では仰角78°にあるのに対し、レイキャビクでは仰角49°までしか上りません。冬は特に、夕焼けの時間がとても長く感じられます。

12月のアイスランドの午後2時の影

12月13日、14時撮影、日の出は11:13、日没は15:30

冬だと何月がお勧めですか? オーロラの見え方や氷の洞窟の催行状況など違いはあるのでしょうか?

難しい質問です。というのも、アイスランドの天気は変わりやすく何月だからこういう天気になるでしょう、という予報が難しいのです。

11月から3月は基本的に寒く、いつ雪になってもおかしくはありません。1月、2月は特に寒い時期ではありますが、だからといって11月や3月が寒くないわけではありません。オーロラも、いつが見やすいという基準はありません。運が良ければ1週間見られることもありますし、1週間見られないこともあります。数分の差で、見逃してしまうこともあるかもしれません。

その一方で、日照時間だけは確実にそれぞれの月(日にち)ごとに違います。少しでも日照時間を確保したいということであれば11月や1月、2月に旅行するのも一案です。それでも旅行が台無しになるほど真っ暗ではありませんので心配する必要もないと思います。

下の写真は、冬に人気のヴァトナヨークトル氷河にある氷の洞窟での写真です。この日最後のツアーに参加し、洞窟の見学を終えたところ。曇りだったため夕焼けにはなりませんでしたが日没前後でも十分にきれいな青い氷を見ることができました。写真の腕はあまり良くないですが、実際はもっとはっきりと見えています。

1月の氷の洞窟

1月17日、16時半撮影。この日の日没は16:30。

アイスランドではどうやって日照時間の短い冬を過ごすのですか?

普段と変わらず規則正しく生活し、日の出前に起床して、まだ暗いうちに学校や仕事に向かいます。暗い時間にもジムに通ったりアクティブに過ごします。またリラックスするときは映画を見たり本を読んだりしてすごします。冬至に向かう11月と12月の2か月は、クリスマスに向けて盛り上げる時期です。日は短くなっていきますが、クリスマスの飾りつけをしたりプレゼントを買ったりと実は結構忙しく、日が短くなることを嘆いている暇はあまりありません。

クリスマスの飾りがかわいいレイキャビクのダウンタウン

12月22日、10:30撮影。この日の日の出は11:21。朝でもクリスマスのイルミネーションが楽しめます。

レイキャビクでオーロラを見るならどこかいいですか?

メインストリートのロイガベーグルからもオーロラを見たことがあるので、運が良ければどこでも見られる可能性はあります。ただやはり大空を舞うオーロラが見たいもの。そんな時には、ダウンタウンの海沿い、ハルパの右側に進み海方面を眺めたり、クランブラトゥン(Klambratun)の公園に行ってみましょう。チョルトニン湖周辺も、ひらけています。また、車があったり、多少歩くのも苦でないのであれば、ペルトランやセルチャルネスもお勧めです。

1月のレイキャビク

1月11日、16時ごろ撮影。日没は16:23でした。

冬に旅行したいけど、日照時間が心配という声は決して少なくはありませんが、ずーっと真っ暗なわけではありません。遅い日の出を見たり、時間によって様々な色に変化する空や雪原を見たりと、冬ならではの楽しみは12月でも1月でも同じように楽しめますよ!

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