家族向け！冬季5日間パッケージツアー｜ゴールデンサークル、南海岸、ブルーラグーン

ツアー2日目はアイスランドの人気観光ルート、ゴールデンサークルを回ります。ご紹介する名所はいずれもユニークで、北極圏の片隅にあるこの小さな島の自然や文化がいかに変化に富んだ豊かなものかを感じていただけると思います。

最初の目的地はシンクヴェトリル国立公園（Þingvellir ）です。ヴァイキングたちが1000年の昔、アイスランドの議会であるアルシンギ（Alþingi）を初めて開催した場所です。また、ユーラシアプレートと北米プレートの境界にあるリフトバレーとして地質学的にも非常に重要な意味を持っています。ユーラシアプレートにも北米プレートにも属さない不思議な場所なんです。

プレート同士が引っ張り合っているため、地面に大きな亀裂や谷が見られます。こうして生まれた峡谷の一つがシルフラ（Silfra）の割れ目で、今はクリスタルのように澄んだラングヨークトル氷河（Langjökull）の融水を湛えています。16歳以上の方はここでシュノーケリングをすることができます。圧倒的な透明度にびっくりすることでしょう。

ここからゲイシール地熱地帯（Geysir）に移動します。歴史や伝説にも度々登場する場所ですが、目玉は何といっても間欠泉です。谷に下りるとストロックル（Strokkur）というとても活発な間欠泉があり、5分から10分置きに20メートルにもなる熱湯の柱を噴き上げる様子を見物することができます。噴出する間欠泉をバックに家族写真を撮れるよう、カメラをお忘れなく！

この日最後の目的地はグトルフォスの滝（Gullfoss）です。シルフラの泉同様、ラングヨークトル氷河が生んだ美しい風景の一つです。氷河を水源とするクヴィータアゥ川が高原から渓谷に向かって流れ落ちる場所で、二段になった滝を見ることができます。

ここで希望者はラングヨークトル氷河の銀世界を駆け抜けるスノーモービル体験にご参加いただけます。運転者は車の免許が必要です。後部座席は6歳以上ならOKなので、ファミリーでもお楽しめるアクティビティです。

夜はレイキャビク泊です。

ツアー3日目は美しい南海岸を探検します。輝く滝や雄大な氷河、息をのむほど美しい黒い砂浜を見ることができます。

朝ミニバスでピックアップに伺います。この日最初の目的地は背高のっぽのセリャントスフォス（Seljalandsfoss）の滝です。崖面がえぐれており、滝の背後が洞窟のようになっているのがわかります。冬はライトアップされるので、まるでおとぎ話の挿絵のようです。

次いで、スコゥガフォスの滝（Skógafoss）にご案内します。セリャントスフォスとは全く雰囲気の違う滝ですが、美しさでは決してひけをとりません。アイスランドでも最大級の滝で、幅は25メートル、高さは約60メートルあります。地元の言い伝えによれば、滝の裏側には宝物が埋められているのだとか。

滝の観光を楽しむ間にも、北に目をやるとエイヤフィヤトラヨークトルとミールダルスヨークトルという氷河を望むことができます。氷河の世界に興味がある方は、是非氷河ハイキングのオプショナルツアーにお申し込みください。8歳以上ならOKの家族連れにも優しいアクティビティです。ソゥルへイマヨークトル（Sólheimajökull）という溢流氷河で、実際に氷帽を歩いて天然の氷の彫刻や青く輝くクレバスなどを間近で見ることができます。

もう一つのオプションとして、アイスケーブ探検もご用意しています。毎年秋になると、この天然の氷の洞窟を求めて地元ガイドがミールダルスヨークトル氷河を隈なく歩きます。こうして大きさや安全性を確認した上で催行されるツアーでは、カトラ火山を覆う氷河を登り、昔むかしの黒い火山灰を閉じ込めた青と白の氷の世界を体感していただけます。12歳以上から参加可能です。

その後レイニスフィヤラのブラックサンド・ビーチ（Reynisfjara）にご案内します。美しい砂浜の背後には、六角柱の黒い玄武岩から成る不思議な壁が聳えています。高さ66メートルのレイニスドランガル（Reynisdrangar）の海食柱も印象的です。アイスランドの怖ろしい鬼、トロールの姿のようにも見えます。

南海岸をもっと楽しみたい方は、ツアーお申込み時にバスでヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jökulsárlón）を訪ねるオプショナルツアーをご予約ください。海を目指して湖面をのどかに流れる氷山や、運が良ければその間を泳ぐアザラシの姿が見られるかもしれません。

帰路、オーロラが見えないか夜空をチェックするのもお忘れなく。夜はレイキャビク泊です。

ツアー4日目は世界最北の首都の観光をお楽しみください。市内に複数ある博物館でヴァイキングの歴史を学ぶのもいいですし、Laugardalur地区にあるファミリーパークや動物園もおすすめです。

動物園には羊、キツネ、アザラシ、アイスランド馬など、野生動物やアイスランドの牧場で見られる生き物がいます。アイスランド馬と触れ合いたい方は、馬に乗ってアイスランドの田舎を走る乗馬体験ツアーをどうぞ。8歳からご参加いただけます。初心者でもOKです。

動物好きな方には、オールドハーバー発のホエールウォッチングツアーもおすすめです。レイキャビクの沖合で海のワイルドライフを満喫できます。

また、スリル感溢れるATV体験に参加することもできます。レイキャビク市内からピックアップし、レイキャビク近郊のベースキャンプまでお送りします。必要な安全装備は全て無料で貸し出しします。ツアーの流れからATVの操作方法の説明を受け、2時間のライドに出かけます。ツアーが終わりましたら、レイキャビクに戻ります。

アイスランドの他のエリアを見てみたい方は、ブルーラグーンを別日にし、この日をフルに使って日帰りツアーにご参加いただくこともできます。スナイフェルスネス半島観光、ラングヨークトル氷河の人工アイストンネル探検、ミールダルスヨークトル氷河のカトラ氷の同k津探検の三つのオプションをご用意しました。

スナイフェルスネス（Snæfellsnes）は海に90キロほど突き出した小さな半島で、美しい滝や黒石の海岸、溶岩原といったアイスランドらしい風景を見ることができます。ジュール・ヴェルヌの名作小説『地底旅行』に登場する古い火山と、そのてっぺんに被さった大きな氷河も見られます。

探検家気分を味わうならラングヨークトル氷河へ。2歳以上ならどなたでもご参加いただけます。氷河の地下にはトンネルが縦横に掘られており、科学者でもない限りなかなか見られない氷の世界を体験することができます。氷河のでき方や動き方、温暖化の影響などについて学ぶこともできます。

アイスランド最後の夜もレイキャビク泊です。

アイスランドに別れを告げる日です。フライトの時間によっては、最後にもう一度レイキャビクの街に出てお土産を買う時間もあるかもしれません。

朝は地元のパン屋さんを探して snúður を試してみては。シナモンロールのようなパンにチョコレートやキャラメル、砂糖をたっぷりかけたアイスランドの菓子パンです。ヘルシーな朝食なら、伝統的なアイスランド食 skyrやflatkökur がおすすめです。レイキャビクにたくさんあるカフェならたいてい売っています。

時間になったらバスに乗り、5日前に出迎えてくれた溶岩の荒野を通って空港に向かいます。ブルーラグーンをこの日に予定することも可能です。