男女平等、社会福祉などでは北欧が注目されていますね。先日、アイスランドが男女平等度において世界第一位となったことが発表されました。Yahooで解説されていますので、詳しくはこちらをご覧ください。

さて、色々な物差しで測られた平等の度合い...ですが、アイスランドに住んでいると、そもそも男と女という枠組みに捕らわれない意識が強いと感じられます。Guide to Icelandスタッフ、マイケルの記事では、アイスランドの男女平等の歴史を紐解きその背景が書かれています。ぜひ読んでみてください。

アイスランド

壮大なスケールの自然の中だったら、ジェンダーや社会通念にしばられず、もっと心が自由になるかも。

例えば、アイスランドには良くも悪くも、「レディーファースト」はありません。男性が女性に優しく手を差し伸べたり、ドアを開けてくれたり、荷物を持ってくれたりということはありません。もしダウンタウンのカフェで優しい笑みとともにドアを開けてくれる男性がいたら、それは旅行中のどこかの国の人かもしれません。何度かそんな男性に会いましたが、皆アイスランド人ではありませんでした。

もし優しい男性がいたら、それはレディーファーストの意識があるからなのではなく、本当にその人が優しい人だからなんだと思います。

アイスランド人ブロガー、Nannaの記事には次のような事が書いてあります。


The Icelandic men are supportive and respectful. If something needs doing, they expect women to be able to do it just as well as them. Most men I know don't think about tasks as being male tasks and/or female tasks. 

アイスランド人の男性はサポートもしてくれるし礼儀も正しいです。もし何かしなければならない時は、男性の自分と同じように女性もできるだろうと考えています。私が知っている男性の多くは、男性のやること、女性のやること、というようには分けて考えません。


確かに彼女の言う通り、良くも悪くも平等なのです。女だからあれはやってはいけない、ということはありませんが、女だからできなくても大目にみてあげる、手伝ってあげる、という意識もありません。ということは、女性としても男性に甘えすぎてはだめで、しっかりと自立しないといけないんですね。

先日、国会の答弁の際、授乳をしながら壇上にたった女性議員が話題になりました。なんと赤ちゃんは生後6週間!

授乳しながら答弁をする彼女には、さすがのアイスランド人たちも驚いたのですが、赤ちゃんがいるからといって仕事を放棄するのが当たり前ではないのだな、と改めて感じた場面でもありました。

赤ちゃんがいるから家にいる、のではなく、赤ちゃんがいるのなら連れてきなさい、という雰囲気が感じられます。

事実、ダウンタウンを歩いているとカフェやお店の外に並ぶベビーカーを頻繁に見かけます。お母さん達がおしゃべりを楽しむ間、赤ちゃん達はアイスランドの新鮮な空気のなかでぐっすり寝てるわけです。もちろん寒い日には防寒着と毛布でくるんで、寒くないようにしています。

エクササイズに励む人も多いアイスランド。ジムの外にもやっぱりベビーカーが並んでいます。赤ちゃんがいるからといって、体のメンテナンスを怠ってはダメだと言われているようです!

とりあえず、他の人に多大な迷惑をかけない限り(迷惑、という範囲も日本とは大きく違いますが…)、赤ちゃんはどこに行っても大丈夫。また、授乳しているお母さん達にもとっても寛容です。だからお母さん達は可能な限りどこでも赤ちゃんと一緒に出かけることができます。そんなのびのびとした社会なら、お母さんも元気に、色々なことに挑戦できそうです。お母さん達が元気になれば、周りの女性達もより強く、元気になるとは思いませんか? 

アイスランドの女性は強くて自立している、ということが囁かれますが、女性だから特別扱いする意識はありません。良くも悪くも、私は気に入っています。

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