ドライスーツが並ぶ「着替え場」

行ってよかった!シュノーケリングツアー

Kuna Yoon
作者: Kuna Yoon
ローカルブロガー

シルフラでのシュノーケリング

写真:Adventure vikings ウェットスーツでのシュノーケリングなら潜って楽しめる

シンクヴェトリル国立公園にあるシルフラの泉。そこでのドライスーツでのシュノーケリングツアーに参加してきました。

結論は、相当良かったです!時間がある人にも、時間が無い人にもお勧めです。時間があるならもちろん体験して欲しいのですが、アイスランド滞在期間が短い人にもお勧めしたいツアーです。ゴールデンサークル内でできるアクティビティなので、ゴールデンサークルツアーとのセットもあり、余計に時間を割かないで参加できるからです。

ゴールデンサークルはおそらく皆さま行かれるでしょう。それならシュノーケリングにも挑戦して欲しい!そんな思いとなったツアーです。

今回は自分で運転して現地集合しましたが、前述の通りゴールデンサークルとのセットのツアーや、レイキャビクからの送迎が追加できるツアーもあります。シュノーケリングのツアーをチェック

そもそもシルフラの泉って何?

アイスランド語ではSilfra、シルブラとだけ呼ばれる場所です。ヨーロッパ大陸と北米大陸のプレート間に水が流れる場所、というのが一般的な説明ですが、実際にはシンクヴァトラヴァトン湖に流れ込む川の河口部分です。

シュノーケリングのスタート地点

写真の左上が湖、その手前までシルフラが続いていますが、その幅は狭く流れも穏やかで川というには少し間違っているような…。透明度も高く、湧き水で満たされた泉そのものです。

シルフラはとってもゆるやかな川の流れのため、水流に身を任せているわけにはいかず、時々泳ぎました。ドライスーツ+フィンもあるのでプカプカ浮いているのはとっても簡単です。

こちらの動画を見ながらぜひ読み進めてみてください。写真では伝えられない感動のシーンばかり!

驚きに満ちた水中の世界

シルフラの泉、実はその水辺は何の変哲もない草が生えていて感動しません。地上から見るとただの川なんです。ですが水面に近づくとその下にはどこまでも深く続く崖があります。水の透明度が高いだけでなく、この川の両側にある大陸プレートの裂け目が水中の世界に深みを与えています。

うっすらと青い色の水は、水深が深くなるほど濃い青となり、両側の大陸プレートの崖はやがてシルフラの底の暗闇に消えていきます。

大小さまざまな岩が積み重なったような崖は、どこか古い海中遺跡のよう。一面どこまでも続く水の世界ではなく、泳いでいくと壁に阻まれて行き止まりになったり、その壁伝いに曲がってみると前よりもっと深い裂け目があったり、とっても変化に富んでいます。

また、所々に崩れ落ちた岩が転がったり、挟まったりしています。これも大陸のプレートの裂け目、つまり確実に地面が動いていることの証拠なのかもしれません。

ツアーの最後には浅瀬になった部分へ。深さはありませんが、藻がたくさん生えていたので夏には緑できれいになるんだと思います。

ドライスーツなら勝手に浮きます

写真:シルフラの泉で シュノーケリング|ドライスーツ着用

時々水面にを出すと、まだまだ茶色の枯れた草が川辺を覆っています。

水に潜ると、そこには再び美し青の世界。このギャップには感動です!やってみないと分からないというのは、まさにこのこと。シルフラの泉の美しさだけは潜ってみないとわかりません!

ドライスーツを着るのもはじめて

感動のシルフラの泉ですが水温は2℃から4℃と冷たく、水着では泳げません。ウェットスーツのオプションもありますが、多くのツアーではドライスーツを提供しています。ドライスーツは体と足は濡れませんが手と顔は濡れます。シュノーケリングの時間は40分くらいでしたが、ツアーの最後のほうは手が痺れてくるような感覚でした。40分というと短い気もしますが、私にはちょうど良かったのかもしれません。

ドライスーツが並ぶ「着替え場」

ドライスーツの着用は文字通り手取り足取りガイドさんが手伝ってくれるので問題ありません。足を入れて、手を入れて、最後に頭、など着る順番もしっかり教えてくれます。首元が苦しかったのですが、緩くすると水が入るから、とガイドさん。さらに、水の中に入れば苦しさも忘れるよ~、と言われましたが本当に忘れました!

脱ぐときもスーツを引っ張ってくれるなど、全て手伝ってくれます。

スーツを脱いだら暖かいココアをくれました。これほどココアが美味しいと思ったことはありません。

準備するのものなど

水中に潜らないと見れない景色なので、できればGoProなど水中で撮影できるカメラなどがあるといいと思います。

レギンスとウールの靴下、ウールの長袖シャツを用意しました。ドライスーツの下に着るキルティング地のインナースーツがあるので、それほど寒くはなかったです。冷たく感じたのは手と顔部分だけです。

顔が濡れてしまうので、ツアー後に塗る保湿クリームは必須です。また、寒さで顔が赤くなってしまったので、シュノーケリング直後に写真撮影を控えているようなことがあれば注意です。

ツアー中は水の中の美しさで忘れているのですが、やはりツアー後は体が冷えていて寒いです。マフラーや手袋、ニット帽、セーターなどで防寒グッズも忘れないように。ホッカイロもあるといいかもしれません。

トイレはシルフラの駐車場にありましたが数が少ないので、インフォメーションセンターなどで済ませておくといいかもしれません。ドライスーツを着たらその後2時間ほどはトイレに行けないでしょう。

ツアーの後は

ツアーの後はもちろんゴールデンサークル観光へ!ツアーの時間によっては観光と前後するかもしれませんが、早い時間にシュノーケリングに参加して、後から時間を気にせずに観光する流れがいいと思います。シンクヴェトリル国立公園やゴールデンサークルは移動と見学の繰り返しなので、時間を気にしながらだとちょっと大変です。


シュノーケリングやダイビングツアーは、参加者数も限られていて満席となることもあります。興味があったら早めに計画して予約するのがお勧めですよ!

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