観光情報:スコゥガフォスの滝
スコゥガフォスの滝(Skógafoss)は幅25m、落差60mの大きな滝です。アイスランドで最も美しい滝の一つと言われています。
スコゥガフォスは大変人気の滝なので、10日間の周遊ドライブプランや冬のガイド付きツアー(6日間)をはじめ、多くのセルフドライブ・プランやパッケージツアーで訪れることができます。南海岸の現地ツアーではほぼ確実に旅程に入っています。リングロード沿いにあるのでレンタカーでも簡単に自走できます。
国道1号線からもはっきりと見えるこの滝は、南海岸を流れるスコゥガ川(Skógá)の一部です。イワナやサケが多い下流域は夏の釣りスポットとしても人気。
常に大量の滝しぶきが発生しているため、日が射すと必ずと言っていいほど虹が(最低一本は)見られます。
滝つぼの周囲はとても平坦なので滝のすぐ近くまで行けます。但しびしょ濡れになるので冬は要注意です。
滝のそばには階段があり、崖の上からも滝を眺めることができます。階段を上っていくと鳥の巣も見られます。
地理
スコゥガフォスの滝は、エイヤフィヤトラヨークトル氷河の南側にあるスコゥガル(Skogar)という小さな村の近くにあります。この村には古い木造家屋と芝屋根の家が見られる野外展示と、この地方の工芸品や昔ながらの日用品などを展示するスコゥガサフン博物館(Skogasafn musem)があります。
ミュージアムには交通と通信をテーマとした施設もあり、馬が主な移動手段であった時代から21世紀のデジタル通信に至るまで、アイスランドがどのように発展してきたかを学ぶことができます。
スコゥガサフン博物館にはカフェやミュージアムショップが併設されています。スコゥガルの村にもホテルやレストランがあります。
スコゥガフォスの滝の東側には、アイスランドで最も有名なハイキングルートの一つであるフィムヴォルズハゥルス( Fimmvörðuháls)があります。ミールダルスヨークトル氷河とエイヤフィヤトラヨークトル氷河の間をスコゥガ川沿いに歩き、美しいソゥルスモルク渓谷(Þórsmörk)に至る全長 22kmの道です。
スコゥガフォスの滝を訪れたら、ついでに立ち寄りたいのがすぐ近くにあるセリャランズフォスの滝(Seljalandsfoss)です。高さはスコゥガフォスと同じくらいで水量でも劣りますが、滝の背後の洞窟に回り込んで裏見を楽しめるのが魅力です。また、あまり知られていませんが神秘的なグリューブラブーイの滝(Gljufrabui)という滝もあります。
伝説
スコゥガサフン博物館には、一つの金色の取っ手が展示されています。伝説によると、この取っ手はこの地域に最初に入植したヴァイキングの一人、Þrasi Þórólfssonという大男が所有していた木箱についていたものだそうです。彼は西暦900年に亡くなる前に、金銀財宝でいっぱいの木箱をスコゥガフォスの滝の裏にある洞窟に埋めました。
Þrasi の死後、何人もの人がその宝箱を探しました。そしてある日、地元の人がとうとう箱の脇についていた金の取っ手をつかみ、引っ張りあげようとしたのですが、取っ手がとれてしまって宝箱は滝つぼに沈んでしまったそうです。この取っ手は教会に寄付され、その後博物館に寄贈されました。
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