冬のオーロラ・セルフドライブ旅行8日間｜アイスランドの氷河＆氷の洞窟も！

いよいよアイスランドの冒険の幕開けです！初日はレイキャビク観光 and/or ブルーラグーン温泉をお楽しみいただきます。

ケプラビーク国際空港に到着したらレンタカーを受け取り、早速出発です！空港からこの日の目的地レイキャビクまでは約50㎞です。まっすぐレイキャビクに向かってもいいですし、寄り道をしながらのんびり向かってもOKです。

まずは有名なブルーラグーン温泉（Blue Lagoon）。アズール色のお湯が美しい広大な露天風呂で、美肌効果もあると言われています。周囲の溶岩台地もアイスランドらしさ満点。明日からの本格的なドライブに備え、入浴を楽しんでは？時差ぼけ解消にもおすすめです！

この日ブルーラグーンに立ち寄る時間がない方は、別の日に入場券をアレンジすることもできますのでご安心ください。

レイキャネス半島には他に、クリースヴィーク地熱地帯（Krysuvik）や灯台などの名所があり、海岸線のドライブもおすすめです。

レイキャビクに着いたら宿にチェックインし、街歩き、美術館巡りなど自由にお過ごしください。

2日目はアイスランド西部にあるスナイフェルスネス半島（Snaefellsnes Peninsula）をドライブします。

まるで魔法の国のような印象的な場所です。アイスランドのあらゆる地形が揃っているため、「ミニ・アイスランド」と呼ばれることもあります。

レイキャビクから北に向かいましょう。半島の真ん中にはスナイフェルスヨークトル（Snaefellsjokull）という氷河があります。火山の上にできた氷河で、ジュール・ヴェルヌの名作『地底旅行』には、地底世界の入り口として登場します。

半島のもう一つの人気スポットはキルキュフェットル山（Kirkfell）です。標高463メートル、ラッパをひっくり返したような不思議な形をしています。HBO制作の連続ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では、「矢じりのような形をした山」として描かれました。

ヘトルナル村（Hellnar）やアルナルスタピ村（Arnarstapi）などもおすすめです。山の麓に佇む小さな漁村で、自然が美しく、田舎の質素な暮らしぶりを垣間見ることができます。

スティッキスホゥルムル（Stykkisholmur）で休憩をしてもいいでしょう。教会を見学して、カフェでほっと一息したら、海辺を散策してみては。

アクティビティを追加したい方は、溶岩洞窟探検にお申込みいただけます。ヴァッツヘットリル（Vatnshellir）はおよそ8000年前の噴火の際にできた洞窟で、この体験では当時マグマが流れたトンネルを実際に歩くことができます。

夜はスナイフェルスネス半島の宿に宿泊します。

3日目はゴールデンサークルへ向かいます。アイスランドで最も人気の観光ルートです。

西から行くと最初に着くのがシンクヴェトリル国立公園（Thingvellir National Park）です。ユーラシア大陸と北米大陸のプレートの境界にある谷です。この場所で西暦930年にアイスランド議会が創始されました。歴史的にも地質学的にも重要な場所のため、ユネスコ世界遺産にも登録されています。

シルフラ（Silfra）という大地の割れ目には、100年以上かけてろ過された氷河の雪解け水が湧いています。ここではシュノーケリング体験ができます。少しずつしみ出ているため、シルフラの水温は一年を通して2℃くらいに保たれており、ドライスーツを着れば冬でも快適に水に入れます！シュノーケリングは水中で落ち着いていられること、自力で泳げることが基本条件です。

次の目的地、地熱地帯であるホイカダールル (Haukadalur）の谷では間欠泉を見学できます。アイスランド語で間欠泉はゲイシール（Geysir）といい、これは英語の geyser の語源になったと言われています。地球が生きていることを感じさせてくれるパワースポットです。ゲイシールは残念ながら現在休眠中ですが、近くのストロックル間欠泉は数分おきに噴出する様子を見学することができます。

ゴールデンサークル三番目の名所はグトルフォスの滝（Gullfoss）です。ラングヨークトル氷河（Langjokull）を水源とするクヴィータアゥ川（Hvita）が奈落の底へ落ちて行く、大迫力の二段滝です。

観光だけでは飽き足りない方は、スノーモービルに乗ってアイストンネル見学に行くことができます。グトルフォスの滝の駐車場で集合し、ガイドの運転する改造車スーパージープに乗ってアイスランドで二番目に大きな氷河ラングヨークトルに向かいます。その後スノーモービルに乗り換えて、アイストンネルに向かいます。氷の世界を見学後、駐車場に戻って解散します。

夜はゴールデンサークル周辺に宿泊します。

4日目は氷河アドベンチャーの日です！アイスランドの南海岸へ向かいましょう。

南海岸には有名な滝が数多くありますが、セリャラントスフォス（Seljalandsfoss）とスコゥガフォス（Skogafoss）は要チェック。

セリャラントスフォスは洞窟の前を流れる高さ60メートルの滝です。冬は背後の洞窟にできないので裏見はできませんが、氷雪に縁どられてファンタジー映画に出てきそうな雰囲気を楽しめます。

その近くにあるスコゥガフォスはアイスランドで最も大きな滝の一つで、高さ60メートル、幅は25メートルもあります。冬は一部凍結することもあります。

そのまま南海岸のドライブを続けると、エイヤフィヤトラヨークトル氷河（Eyjafjallajokull）が見えてきます。2010年に噴火した火山です。現在は噴火の心配はないのでご安心ください！

しばらくするとミールダルスヨークトル氷河（Myrdalsjokull）が立ち現れます。アイスランドで四番目に大きな氷帽で、カトラという巨大な火山の上にできた氷河です。

もっと氷河に近づいてみたいという方は、是非氷河ハイキングにお申し込みください。装備の貸出あり。専門ガイドがご案内します。万年雪を踏みしめて登っていくと四方に大パノラマが広がります。

もう少しスリル感を求める方には、ミールダルスヨークトル氷河のスノーモービルツアーもあります。

やがて南海岸の静かな村、ヴィーク（Vik）に着きます。この近くにあるのがアイスランドで最も有名な砂浜、レイニスフィヤラ（Reynisfjara）です。『ゲーム・オブ・スローンズ』や『スターウォーズ：ローグワン』など数々のテレビドラマや映画のロケが行われました。

雪の日は、黒砂と白い雪のコントラストがまるで美しいモノクロ映画のようです。波が非常に強いので、海に近付きすぎないように注意して散策をお楽しみください。カメラをお忘れなく。

夜はアイスランド南部の宿に宿泊します。

5日目は氷河を見ながら更に東に向かい、スカフタフェットル自然保護区とホプン村を訪れます。

朝食を済ませたら早速スカフタフェットル自然保護区（Skaftafell Nature Reserve）を目指しましょう。欧州最大の氷河ヴァトナヨークトル（Vatnajokull）の麓にあるエリアです。

数多くのハイキングコースがあり、初心者にも経験者にも人気があります。もちろん氷河ハイキングも出来ます！

この日は氷河系のアクティビティを二つご用意しています。

一つ目はスカフタフェットルでの氷河ハイキング（3時間）です。午前発、午後発があります。ベースキャンプでガイドと合流し、白銀の氷河を登ります

頂上から望むアイスランドの広大な原野の眺望は最高です。

もう一つのオプションは、カトラ（Katla）の氷の洞窟探検です。経験豊富なガイドが運転する改造車スーパージープに乗ってカトラのすそ野に広がる溶岩台地を抜け、アイスケーブのある氷河エリアまで行きます。

氷の洞窟は氷河の周縁にできます。その正体は、氷河が自然に凍結・融解を繰り返す中で形成される水の通り道です。毎年冬になると、ベテランガイドが氷河を探検し、観光客が入っても安全な洞窟を探します。

氷の洞窟に入れるのは本当にラッキーなことです。しかも夏になると解けてなくなってしまうので二つとして同じものはなく、どれも一期一会の体験なのです。

氷の洞窟ツアーでは、ガイドがアイスケーブの出来方やその特長について解説します。摩訶不思議な造形、青や白に透ける壁、水晶宮のような輝きはこの世のものとは思えません。ゆっくりと見学・撮影を楽しんだら、ベースキャンプに戻って解散です。

その後は再びレンタカーを東に走らせて、アイスランド南東部の宿に宿泊します。

6日目はヨークルスアゥルロン氷河湖（Jokulsarlon）を訪れることができます。

ヨークルスアゥルロゥンはアイスランドで最も深い氷河湖で、アイスランドの至宝と呼ばれています。

水源はヴァトナヨークトル氷河です。湖に突き出した氷河の先端から大きな氷の塊が崩れ落ち、湖面を漂っています。静かに漂う氷山はまるで青や白に発光しているようです。

氷山の間を泳ぐアザラシの姿が見られることもあります。　

9月・10月に旅行予定の方は遊覧船に乗ることもできます。水陸両用船で湖面に出て、氷山を間近で見てみては。

小回りの利くゾディアックボートを選ぶと、更に氷山に近づくことができます。

すぐ近くにはダイヤモンドビーチという名所もあります。海に流れ出た氷山の一部が漂着する浜です。黒い砂浜の上で氷のかけらがまるで宝石のように輝きます。

その後はレイキャビクに戻ります。新しい場所に寄り道したり、お気に入りの場所を再訪したりしながら、自由に帰路のドライブをお楽しみください。

7日目は世界最北の首都レイキャビク観光をお楽しみください。

レイキャビクは優れた現代建築やカラフルな建物、ストリートアートなどがある個性的な街です。

グルメも充実していて、アイスランド料理屋さんをはじめ様々なレストランやおしゃれなカフェがあります。

お土産のショッピングならロイガヴェーグル通り（Laugavegur）がおすすめです。

博物館や美術館もたくさんあります。ヴァイキングによる入植の歴史や、アイスランド史の英雄などについて学んでみては。Einar Jonsson美術館も人気です。

この日のオプショナル・アクティビティは乗馬体験、又はヘリコプター遊覧飛行をご用意しています。

アイスランド在来馬はとてもフレンドリーで、「トルト」という他の馬種にはできない独特の歩き方ができます。馬場の外に連れて行ってもらえるので、馬が好きな方はもちろん、郊外の大自然を楽しみたい方は是非チャレンジしてみては。

ヘリコプター遊覧飛行では、レイキャビク上空を飛びます。空から見ると、アイスランドの自然の大きさがよくわかります。

最後の夜は郊外に出てオーロラハンティングに挑戦するのもいいですね！ネオンの届かない海の上からオーロラを探す、レイキャビク発のオーロラクルーズもあります。

最後の一日を心ゆくまでお楽しみください。夜はレイキャビク泊です。

楽しい時間が過ぎるのは早いもの。いよいよ最終日です。各自フライトの時間に合わせて空港に向かってください。

時間に余裕がある方はこの日にブルーラグーン温泉を訪れることもできます。旅の疲れを癒しつつ、火と氷の国の旅の思い出を振り返るのにぴったりです。

レイキャネス半島には北米大陸プレートとユーラシア大陸プレートを結ぶ「二大陸間の橋」というスポットもあります。記念撮影にぴったりです。

ファグラダルスフィヤットル山（Fagradalsfjall）の噴火跡もおすすめです。2021年と2022年に、約6000年間ぶりに噴火しました。再び休眠に入ったので、ハイキングをしてま新しい溶岩原を見に行くことができます。

空港でレンタカーを返却したら、セルフドライブ・ツアーは解散です。お気をつけてお帰りください。またアイスランドでお会いできるのを楽しみにしています。