アイスランド冬の絶景とオーロラをゆったり堪能10日間レンタカーの旅！アイスランド南海岸＆スナイフェルスネス半島

ようこそ、アイスランドへ！

旅はケプラヴィーク国際空港（KEF）に到着した瞬間から始まります。レンタカーを受け取ったら、南西部の壮大な景色を楽しみながらレイキャビクへと向かいましょう。

途中、火山活動が盛んなことで知られるレイキャネス半島を探索するのもおすすめです。レイキャネス・ジオパークやグンヌクヴェル地熱地帯、大陸間橋（Bridge Between Continents）など、地球の鼓動を感じるユニークなスポットが点在しています。

旅のスタートをリラックスして過ごしたい方には、ふたつの素晴らしい温泉体験をご用意しております。まずご紹介したいのは、世界的に有名なブルーラグーン（Blue Lagoon）。苔むした溶岩原に広がる地熱スパで、鮮やかな青色の温泉と癒しのひとときを楽しめます。

ブルーラグーンは、お好みに合わせて選べるパッケージ制。コンフォート・パッケージにはシリカマスク、タオル、ドリンク1杯が含まれ、プレミアム・パッケージでは追加のマスク、バスローブ、ドリンク2杯に加え、ラヴァ・レストランで食事をする場合はスパークリングワインも提供されます。

アイスランド到着が遅めの場合でもご安心ください。ブルーラグーン訪問は、後半の旅程に組み込むことも可能です。旅行コンシェルジュが柔軟に調整いたします。

また、レイキャビクから車で約15分の場所にあるスカイラグーン（Sky Lagoon）も人気の選択肢。自然との一体感を味わえるインフィニティプールと、海を望む絶景が魅力です。アイスランド伝統の7ステップ式ウェルネス体験（冷水浴、サウナ、スチームバスなど）も楽しめます。

レイキャビクに早く到着した場合は、ダウンタウンの散策がおすすめです。オールドハーバーまで足を運べば、光を受けて刻々と表情を変えるハルパ・コンサートホール（Harpa Concert Hall）が目の前に現れます。

一緒に訪れたいのは、ヴァイキング船をモチーフにした印象的な彫刻「サン・ボイジャー（Sun Voyager）」。特に夕焼け時は空の色と相まって、幻想的なフォトスポットになります。

そして忘れてはならないのが、アイスランドの地質からインスピレーションを受けて建てられたハットルグリムス教会（Hallgrímskirkja）。高さ約75メートルを誇る、国内最大の教会です。時間が許せば、エレベーターで展望台へ登ってみましょう。レイキャビクの街並みとその先に広がる自然が一望できます。

冬の澄んだ夜空が広がるこの時期は、オーロラ鑑賞にも絶好のチャンス。天気次第では、レイキャビク周辺でも神秘的なオーロラに出会えるかもしれません。

こうして充実した一日を終えたら、宿泊施設でゆっくりと体を休めましょう。明日からは、アイスランドを象徴する名所の数々があなたを待っています。

10日間の冬の旅、2日目はアイスランド西部をドライブしながら、スナイフェルスネス半島を目指しましょう。

まず立ち寄りたいのは、レイキャビクのすぐ北に位置するホゥルスフィヨルズル（Hvalfjörður）。その名も“クジラのフィヨルド”と呼ばれるこのエリアでは、迫力ある山々や滝、海が織りなすダイナミックな景色が楽しめます。

近くには、人気の温泉施設クヴァムスヴィーク温泉（Hvammsvík Hot Springs）もあります。自然に囲まれた地熱プールで、穏やかなひとときを過ごしてみてはいかがでしょう。もし今日立ち寄る時間がなければ、翌日に訪れることも可能です。

湾を回り込んだ先には、セトルメントセンター（Settlement Center）を有する街ボルガルネス（Borgarnes）があります。ここではアイスランド最初の定住者たちの歴史を、インタラクティブな展示を通して学ぶことができます。

その後は、トロール伝説が息づくトロール・トレイルにある幻想的なフォスタトゥンの滝（Fossatún）へ。ごつごつとした岩を伝って水が流れ落ちる美しい光景と、整備されたハイキングコースが魅力です。

次に目指すのは、ヨーロッパ最大級の湧出量を誇る地熱泉デイルダルトゥングクヴェル（Deildartunguhver）。地面から勢いよく立ち上る蒸気と熱気は、まさに自然の力を感じる瞬間です。

さらに東へ進むと、アイスランド中世を代表する文学者スノッリ・ストゥルルソンが暮らした歴史ある村レイクホルト（Reykholt）があります。彼の功績を紹介するスノッラストファ博物館（Snorrastofa）を訪れて、その生涯に触れてみましょう。

少し足を延ばせば、個性の異なるふたつの滝にも出会えます。細く激流が峡谷を駆け抜けるバルナフォス（Barnafoss）と、溶岩原の割れ目から静かに水が流れ出すフロインフォッサル（Hraunfossar）。どちらも息を呑むような美しさで、立ち寄る価値十分です。

時間に余裕があれば、アイスランド最大級の溶岩洞ヴィズゲルミル洞窟（Víðgelmir）にもぜひ。ガイド付きツアーでのみ入場可能で、洞窟の成り立ちや地質の魅力について学べる貴重な体験となるでしょう。この日でも次の日でも予約が可能です。

または、ラングヨークトル氷河（Langjökull）に掘られた人工の氷のトンネルを歩く「アイス・トンネルツアー」もおすすめです。氷の回廊を進みながら、氷河の成り立ちや内部構造について興味深い話が聞けます。

この後、スナイフェルスネス半島までは車で約2時間の道のり。途中で気になる場所があれば、自由に寄り道しても構いません。

宿泊地に到着したら、部屋でくつろぐのもよし、夜空を見上げてオーロラを探す冒険に出かけるのもよし。
明日からは、スナイフェルスネス半島の絶景があなたを待っています！

アイスランド冬のセルフドライブ旅行、3日目はスナイフェルスネス半島（Snæfellsnes Peninsula）の魅力をじっくり堪能する一日です。

この半島は全長約90キロにわたる細長い地形で、その多様な自然から「アイスランドの縮図」とも呼ばれています。その中心にそびえるのが、氷河に覆われた火山スナイフェルスヨークトル（Snæfellsjökull）。雄大な姿は、まさにこの地域の象徴です。

訪問時期が2月〜4月、または9月であれば、オーラフスヴィーク（Ólafsvík）発のホエールウォッチングツアーに参加するのもおすすめです。穏やかな海に現れるクジラたちの姿を間近に見る、貴重な体験が待っています。

スナイフェルスヨークトル国立公園（Snæfellsjökull National Park）をさらに満喫したいなら、スナイフェルスヨークトル氷河での氷河ハイキングはいかがでしょうか。クレバスを歩きながら、周囲の絶景を一望できる冒険的なアクティビティです。

ドライブ中にぜひ立ち寄りたいのが、ジューパロンザンドゥルの黒砂海岸（Djúpalónssandur）。氷河を戴いた山々と黒い砂のコントラストが、荒々しくも魅力的な風景を生み出しています。

スナイフェルスヨークトルの近くには、約8000年前にできた溶岩洞ヴァトンスヘットリル洞窟（Vatnshellir Cave）もあります。ガイドツアーで内部に入り、独特な岩の造形を観察しながら、火山活動の歴史を学ぶことができます。氷河ハイキングと洞窟探検の両方を組み合わせれば、1日をフルにアクティブに過ごせます。

さらに近くには、海に向かってそびえる柱状節理の断崖が美しいロンドランガル展望台（Lóndrangar Viewpoint）があります。大自然がつくり出した圧巻の景観を、ぜひ間近でご覧ください。

この半島でもう一つ有名なのが、北部にあるキルキュフェットル山（Kirkjufell）。アイスランドで最も写真に撮られている山のひとつで、HBOの人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では「アローヘッド・マウンテン」として登場しました。周囲のフラウンスフィヨルズル（Hraunsfjörður）やコルグラファフィヨルズル（Kolgrafafjörður）の山並みもまた、印象的な美しさを放っています。

キルキュフェットルへ向かう途中には、アルナルスタピ（Arnarstapi）やヘルナル（Hellnar）といった海沿いの小さな村々があります。かつては漁業で栄え、現在もその名残が残る地域です。歴史ある家々や雰囲気のあるカフェを散策したり、港に出て険しい崖や山々を眺めたりと、のどかな時間を過ごせます。

1日の締めくくりには、ブージャフラウン溶岩原（Búðahraun Lava Fields）へ立ち寄ってみましょう。ブージル（Búðir）の集落や、イートリ・トゥンガ（Ytri-Tunga）の海岸に生息するアザラシのコロニーなど、見どころが点在しています。ただし冬季はアザラシの出現率が夏に比べてやや少なめです。

夜はスナイフェルスネス半島の宿泊先に戻って、ゆっくり体を休めましょう。天候に恵まれれば、空を舞う幻想的なオーロラを見られるかもしれません。

セルフドライブ旅行4日目は、アイスランドで最も人気のあるドライブルート「ゴールデンサークル」の3大名所を巡ります。全長約300キロに及ぶこのルートは、1日で効率よく絶景を楽しめるおすすめのエリアです。

最初の目的地はシンクヴェトリル国立公園（Þingvellir National Park）。世界で最も古くから続く議会制度が始まった歴史的な場所であり、北アメリカプレートとユーラシアプレートの境界が地表に現れている、世界的にも貴重な地質スポットです。

公園内には地溝谷や割れ目湖、滝、独特な岩の造形などが点在しており、その中でも特に人気なのがシルフラの割れ目（Silfra Fissure）。ここでは透明度抜群の水中をスノーケリングしながら、2つの大陸の狭間を泳ぐという、他では体験できない神秘的な時間を過ごせます。

シルフラの透明度は100メートル以上とも言われており、世界有数のダイビング＆スノーケリングスポットとして知られています。参加には泳げること、水中での快適さが求められます。

次の目的地は、ホイカダルル渓谷（Haukadalur Valley）にあるゲイシール地熱地帯（Geysir Geothermal Area）。泥がぐつぐつと煮えたぎる泥沼、蒸気を噴き出す間欠泉、硫黄の結晶が広がる幻想的な景観が広がっています。

中でも目玉はストロックル間欠泉（Strokkur Geyser）。5〜10分おきに噴き上がる熱湯の柱は、自然の力強さを間近で感じられる大迫力の光景です。

さらに東へ進むと、ゴールデンサークルの締めくくりとなる滝、グトルフォス（Gullfoss Waterfall）に到着します。アイスランドで人気のラフティング川・フヴィータ川（Hvítá）から流れ込むこの滝は、2段構造で谷底へと勢いよく落ち込みます。複数の展望台があり、さまざまな角度からこの壮大な滝を眺めることができます。

もっとアクティブな体験をしたい方は、グトルフォスから出発するスノーモービルツアーに参加してみましょう。氷と雪に覆われたラングヨークトル氷河（Langjökull Glacier）を駆け抜けながら、他の惑星に来たかのような風景を体験できます。

リラックス派の方には、ラウガルヴァトン（Laugarvatn）にあるフォンタナ温泉（Fontana Spa）がおすすめ。天然の温泉に浸かって心身を癒やすことができます。ここでは地熱を利用して地中で焼いたライ麦パンの試食体験も可能。しっとりとした食感と素朴な味わいは、アイスランドの伝統を感じられる一品です。

もう少し静かで穴場の温泉を楽しみたい方には、フルージル（Flúðir）にあるシークレットラグーン（Secret Lagoon）もおすすめです。観光客が比較的少なく、周囲の景色に囲まれた中でのんびりと温泉を楽しめます。

時間に余裕があれば、宿泊先へ向かう途中でケリズ火口湖（Kerið Crater）にも立ち寄ってみましょう。火山の噴火口にたまった鮮やかな青い湖と、周囲の赤や黒の斜面との色彩コントラストが美しいスポットです。

夜には南西アイスランドの宿泊施設でゆったりと過ごしましょう。オーロラ予報をチェックし、晴れていれば外に出て、冬の夜空を舞う神秘的なオーロラの出現を期待してみてください。

アイスランド冬のセルフドライブ旅行5日目は、ヴィーク（Vík）まで続く南海岸の絶景スポットを巡ります。このルートは、滝、火山、氷河、そして雄大な海岸線で知られ、冬のアイスランドでも特に人気のあるエリアです。

まずは、旅の序盤でアクセスしやすく見応えのある3つの滝から冒険をスタートしましょう。

最初のスポットは、セリャラントスフォス（Seljalandsfoss）。くぼんだ崖から細く高く流れ落ちるこの滝は、冬になると周囲の雪景色や氷柱と相まって、幻想的な美しさを見せてくれます。

滝の背後には遊歩道があり、内部の洞窟から滝を見上げるというユニークな体験ができますが、この道は冬季には閉鎖されるため、9月から11月初旬に訪れる方限定で楽しめるチャンスとなります。

セリャラントスフォスから少し歩いたところにあるのが、グリューフラブイ（Gljúfrabúi）という隠れた滝です。山の裂け目の奥にひっそりと流れるこの滝は見逃されがちですが、冬には岩肌に氷がまとい、霧氷とともに魔法のような風景が広がります。

3つ目の滝はスコゥガフォス（Skógafoss）。高さ60メートル、幅広く力強く流れ落ちるこの滝は、圧倒的な存在感を放ちます。晴れた日には立ち上る水しぶきに虹がかかることもあり、訪れる人を魅了してやみません。

冬のスコゥガフォスでは、滝壺の周囲に氷のベールができることがあり、その神秘的な光景は写真愛好家や自然を愛する旅行者にとって格別の被写体となります。

滝と滝の間をドライブしていると、アイスランド南部の象徴的な氷河、エイヤフィヤトラヨークトル（Eyjafjallajökull）が現れます。2010年にこの火山が噴火し、世界中の航空機運航に混乱をもたらしたことで有名です。晴れていれば、右手の沖にヴェストマン諸島（Westman Islands）の姿も見えるかもしれません。

さらに冒険を求める方は、ヴィーク周辺での氷河アクティビティもおすすめです。ソゥルヘイマヨークトル（Sólheimajökull）の氷上ハイキングや、ミールダルスヨークトル（Mýrdalsjökull）でのスノーモービル体験では、氷の世界を安全に満喫しながら、その地形の成り立ちについてガイドから学ぶことができます。

次に立ち寄りたいのは、ソゥルヘイマサンドゥル（Sólheimasandur）の飛行機残骸。かつてアメリカ海軍の飛行機が不時着した場所で、風が吹き抜ける広大な黒砂の大地に、機体が静かに佇んでいます。

続いて、ディルホゥラエイ（Dyrhólaey）の断崖へ。この場所からは、荒々しい南海岸と果てしない大西洋を見渡すことができ、壮観なパノラマが広がります。

その後、レイニスフィヤラ・ブラックサンドビーチ（Reynisfjara Beach）へ。真っ黒な火山砂と、沖にそびえるレイニスドランガルの海食柱（Reynisdrangar Sea Stacks）が織りなす風景は、どこか神秘的で静けさに満ちた美しさを湛えています。

この日の最後は、南アイスランドの快適な宿泊施設で体を休めましょう。晴れていれば、夜空に舞うオーロラの輝きを見るチャンスがあるかもしれません。

冬のアイスランド旅行6日目は、南海岸の残りのエリアを巡りながら、風景の多様さを存分に味わう1日となります。ドラマチックな海岸線、広大な農地、そして異世界のような黒砂の砂漠が続く道を東へと進んでいきます。

ヴィーク（Vík）から出発したら、まずは幻想的なカトラ氷の洞窟（Katla Ice Cave）へ。青と黒が混じり合う氷の層や波打つような模様が織りなす世界は、まるで別世界。氷の中に迷い込んだような不思議な感覚を味わえます。

この氷の洞窟は常に変化する自然環境の中にあるため、ガイド付きツアーでの訪問が必須です。専門ガイドが安全面をサポートしながら、洞窟の成り立ちや氷河の知識など、興味深い情報を紹介してくれます。

南アイスランドを後にし、旅はさらに東へ。やがて目の前に現れるのは、アイスランド最大の氷河ヴァトナヨークトル（Vatnajökull）の巨大な氷舌。これが見え始めると、スカフタフェットル自然保護区（Skaftafell Nature Reserve）が近い証です。

スカフタフェットルは、氷河と尖った山々に囲まれ、森林や豊富なハイキングルートが整備されたエリア。ここはアイスランドでも有数の氷河ハイキングスポットとして知られており、果てしなく広がる雪原とゴツゴツとした氷の地形が魅力です。

希望すれば、現地発のガイド付き氷河ハイキングに参加することも可能です。アイゼン（アイススパイク）を装着して氷の大地を歩きながら、間近で氷河の雄大な姿を体感できます。安全面のサポートはもちろん、ガイドによる地形や気候に関する解説が旅の満足度をさらに高めてくれます。

さらに東へと進むと、アイスランドで最も人気のあるスポットの一つ、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jökulsárlón Glacier Lagoon）に到着します。ここでは、氷河の先端から崩れ落ちた巨大な氷山が静かに浮かび、幻想的な景観を作り出しています。

時間が許せば、ヴァトナヨークトル氷河でのクリスタルの氷の洞窟ツアー（Crystal Ice Cave Tour）もおすすめです。明るい青に輝く氷の洞窟内は、氷の彫刻のような模様や曲線が広がり、非日常的な体験を提供してくれます。このツアーは今日でも、翌日でも参加可能ですので、天候や旅程に応じて調整できます。

ヨークルスアゥルロゥンのすぐ近くには、ダイヤモンドビーチ（Diamond Beach）があります。黒い火山砂の上に打ち上げられた無数の氷塊が、太陽に照らされて宝石のように輝き、海へと溶けていく光景は、まさに自然が創り出すアートです。

この日の宿泊は、南東アイスランドのホテルやゲストハウスにて。夜になり空が晴れていれば、オーロラが再び姿を現してくれるかもしれません。北の空を見上げるのをお忘れなく。

アイスランド冬のセルフドライブツアー7日目は、ヴァトナヨークトル国立公園のさらなる絶景があなたを待っています。ヨーロッパ最大の氷河であるヴァトナヨークトルは、アイスランドの国土の約10％を覆うほどの広大な氷の世界です。

この冬、ヴァトナヨークトル国立公園では2つの美しい氷の洞窟が公開されています。氷の洞窟は冬の中頃にしか形成されず、その幻想的な姿を見られるチャンスは非常に貴重です。

もし昨日まだ体験できていなければ、この日は一生に一度の経験になること間違いなし、氷の洞窟探検に参加できる絶好の機会です。天候や視界に応じて、その日に最も状態の良い洞窟を厳選して案内してもらえます。

洞窟内では、白く輝く氷や透明な結晶、深い青や黒といった色彩豊かな氷の壁に囲まれた神秘的な世界が広がります。ガイドにお願いすれば、この氷がどのようにしてできたのか、自然の秘密についても教えてくれるでしょう。

また、昨日氷河ハイキングを逃した場合でも、今日はまだ参加するチャンスがあります。アイスクライミングを含むプランも選択でき、どちらもヴァトナヨークトル氷河を歩く中で、息を呑むような景色を楽しめます。

アイスクライミングでは、ガイドのサポートを受けながら氷の壁を登るスリル満点の体験が可能です。いずれのツアーにも、安全のためにヘルメットやアイゼンなどの装備が用意されています。

また、異なる視点からこの地を楽しみたい方には、スカフタフェット自然保護区発のフライトツアーがおすすめです。ヴァトナヨークトル氷河上空を飛ぶ15分間の遊覧飛行や、より長く景観を満喫できるヘリコプターツアーがあります。

再訪する価値のある場所としては、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖やスカフタフェット自然保護区があります。光の加減や天候によって景色は大きく変化し、前日とはまた異なる表情を見せてくれます。

スカフタフェットでは、黒い玄武岩の柱状節理が美しい背景を作り出すスヴァルティフォス滝（Svartifoss）までのハイキングもおすすめです。

その後は、漁港の町ホプンにも立ち寄りましょう。美しい港を散策したり、新鮮なロブスター料理を堪能したりできます。近くには、写真映えする名峰ヴェストラホルン山（Vestrahorn）やエイストラホルン山（Eystrahorn）がそびえ、ドラマチックな風景を演出してくれます。

もし氷河体験や氷の洞窟探検をスキップする場合、さらに東へ進み、人の少ない静かで美しい南東部のエリアを探訪することもできます。歴史ある村ディユーピヴォグルに立ち寄って「エッグス・オブ・メリー・ベイ」を訪れ、ダイナミックな海岸風景を楽しんでみてください。

充実した一日を終えた後は、昨晩と同じ宿泊先で休みましょう。夜空が晴れていれば、街の光に邪魔されないこの地域は、空に舞う幻想的なオーロラを観察する絶好のロケーションです。星空とオーロラに包まれて、忘れられない夜をお過ごしください。

冬のセルフドライブツアー8日目は、南西部へ戻る旅路です。この日は、東に向かう途中で見逃した場所を訪れたり、お気に入りのスポットを違った光の中で再訪したりする絶好の機会です。

前日に氷の洞窟ツアーに参加できなかった場合は、今日が最後のチャンスです。あるいは、スカフタフェットルでの氷河ハイキングに参加するのもおすすめ。氷の世界を歩くこの体験は、きっと忘れられない思い出になるでしょう。

旅を南海岸沿いに進めながら、まずは歴史ある町キルキュバイヤルクロイストゥル（Kirkjubæjarklaustur）に立ち寄りましょう。ここでは、冬の寒さで凍結し幻想的な姿を見せるシストラフォスの滝（Systrafoss）が見どころです。

そこから車で少し走ると、フォイザルアゥルグリューブル峡谷（Fjaðrárgljúfur）があります。この渓谷は、その劇的な断崖風景からフォトスポットとして人気を集めており、2015年にポップスターのジャスティン・ビーバーがミュージックビデオを撮影したことで、一躍有名になりました。

道中には、アイスランド最古のプール、セルヤヴァットラロイグ（Seljavallalaug）もあります。長旅の疲れを癒すにはぴったりの場所です。入場料は無料ですが、維持管理のために寄付をすることもできます。

また、もし南海岸の名所をもう一度訪れたい場合は、ヴィク（Vík）の町、セリャランズフォスの滝（Seljalandsfoss）、スコゥガフォスの滝（Skógafoss）などを異なる角度から楽しむことも可能です。旅の思い出として、写真もたくさん撮っておきましょう。

セルフォス（Selfoss）の町に到着する前に、ヘトラ（Hella）でひと休みするのもおすすめです。ローカルカフェで軽食をとり、落ち着いた町の雰囲気を楽しみましょう。時間に余裕があれば、アイスランドの名高いアイスランディック・ホースに乗る乗馬ツアーも体験できます。広大な田園風景を馬に乗って巡る時間は格別です。

セルフォスでは町を散策し、地元の人々と交流しながらアイスランドの文化を感じてみてください。特に訪れたいのは、旧酪農場を改装したフードホール「オールド・デイリー・フードホール（Old Dairy Food Hall）」です。ここには8つの多様なレストランが並び、やわらかいラム肉、名物のホットドッグ、地ビール、そしてクリーミーなスキールなど、アイスランドならではの美味しい料理が味わえます。

夜には空を見上げて、オーロラが現れるかもしれないチャンスをお見逃しなく。そして、南西アイスランドの宿泊施設で、充実した一日の疲れをゆっくりと癒してください。

冬のセルフドライブツアー9日目は、南西アイスランドの宿泊地からレイキャビクへ戻る旅程です。この日は、これまでの旅で見逃したスポットを再訪するチャンスでもあります。旅程表を参考にして、立ち寄りたい場所を選びましょう。

たとえば、まだ訪れていない場合は、ユネスコ世界遺産に登録されているシンクヴェトリル国立公園に立ち寄るのがおすすめです。ここでは、クリスタルのように澄み切った水をたたえるシルフラの裂け目でシュノーケリングが楽しめます。シルフラは、ユーラシアプレートと北アメリカプレートの間に位置する世界的にもユニークな地形で、100メートル以上の視界を誇る水中世界が広がります。

別の選択肢としては、ラウファルホウルシェトリル溶岩洞窟（Raufarhólshellir）を訪れるのもおすすめです。アイスランドで最も長く、よく知られている溶岩洞の一つで、古代の火山活動によって形成されたトンネル内をガイドと共に歩き、色とりどりの溶岩模様や洞内の神秘的な雰囲気を体感できます。

レイキャビクに戻ったら、アートギャラリー、博物館、歴史的名所、カフェ、バー、レストランなどを巡って、首都ならではの文化を楽しみましょう。コンパクトな街ながら、レイキャビクには活気ある文化が息づいており、きっと何か面白い体験が見つかるはずです。

ホエールズ・オブ・アイスランド（Whales of Iceland）博物館や、絶景を体感できる「フライオーバー・アイスランド（FlyOver Iceland）」ライドなど、インタラクティブなアトラクションの入場予約も可能です。専属の旅行エージェントが予約をサポートするほか、旅行の予約時に簡単に追加できます。

また、アイスランドの豊かな歴史に触れたい方は、ガイド付きのヴァイキング・ウォーキングツアーに参加してみましょう。歴史的な名所を巡りながら、ヴァイキング時代の興味深い逸話を学ぶことができます。

グルメに興味がある方には、アイスランドの伝統料理を味わえるフードツアーがおすすめです。新鮮な魚介類、ラム肉、スキール（Skyr）など、地元の食文化を体験できます。

日中の冒険を終えたら、レイキャビクから車で約20分のスカイラグーン（Sky Lagoon）でリラックスしましょう。温かい地熱の湯に浸かりながら、サウナや静かな雰囲気の中で心身を癒すことができます。

そして最後の夜を特別なものにするために、ガイド付きのオーロラ観賞ツアーに参加するのもおすすめです。天候や条件に応じて最適な観測スポットへ案内してくれるので、夜空に舞う幻想的な緑や紫、ピンクの光を目にするチャンスが広がります。