夏の4日間ドライブ旅行プラン | ゴールデンサークルと南海岸

レイキャビクを少し楽しんだら、いよいよロードトリップに出発です。Nesjavellir地熱発電所を通り過ぎましょう。山に囲まれた美しいルートを走っていき、徐々に周りが開けてきたら、アイスランド最大の湖シンクヴァットラヴァトンに着きます。

ここから先はアイスランド議会発祥の地であり、ユネスコ世界遺産に登録されているシングヴェトリル国立公園（Thingvellir National Park）です。

この国立公園は離れ合う二つのプレートに挟まれた谷にあります。二つのプレートが動くと大地に巨大な渓谷や亀裂ができます。シンクヴァットラヴァトン湖にはそうした亀裂のひとつ、シルフラがあります。シルフラには非常に透明な水が満ちており、水中視界がなんと100メートルにもなるので、シュノーケリングに恰好のスポットとなっています。

この割れ目でクリスタルのように澄んだ水の中を探検してみたい方、大陸の狭間を泳いでみたい方はこの日、シルフラのシュノーケリング・ツアーに参加するオプションを選べます。参加には水中で落ち着いていられること、泳げることが条件となります。

シンクヴェトリル国立公園からそう遠くないところに、大いなるゲイシール間欠泉（Geysir）と、その活発な相棒、ストロックル間欠泉があります。ゲイシールはかつてのように噴出しなくなってしまいましたが、ストロックルは今でも約5～10分おきに噴出し、沸騰した湯を20メートルもの高さまで噴き上げています。

そのすぐ隣にはアイスランドで最も有名な滝、グトルフォス（Gullfoss）があります。ここでは滝口まで散策し、峡谷に囂々と流れ込む川の壮大な力を感じることができます。

どきどきするような体験をご希望の方は、ラングヨークトル氷河のスノーモービル・オプションに参加しては。グトルフォスの滝から送迎があります。この日は乗馬ツアー・オプションもあります。

その後幹線道路に戻り、極彩色が目に眩しいケリズ火口湖（Kerid）に寄っていきましょう。火山岩の錆びたような赤い色と、その内に佇む静かな湖の澄んだ青緑色のコントラストが見事です。

夜はアイスランド南西部の静かなエリアに宿泊します。

アイスランドの夏の冒険も出国日を除けば今日が最後です。この日は雄大な南海岸を探検します。北大西洋の荒波に縁どられたこのエリアでは多種多様な自然の景観が見られます。

まずはセリャランズフォスの滝（Seljalandsfoss）と、その隣のちょっとマイナーな滝、グリューフラブーイ（Gljufrabui）を目指しましょう。60メートルの高さから水が流れ落ちるセリャランズフォスは圧巻です。水のカーテンの背後には徒歩で回り込める小さな洞窟があり、壮大な滝の裏見が楽しめます。

その数分先には豪快なスコゥガフォスの滝（Skogafoss）と、この地方の歴史に関する優れた展示を擁するスコゥガル民俗博物館があります。

スコゥガフォスの滝はセリャランズフォスと高さは同じですが、滝口が広く25メートルもあります。運と晴天に恵まれれば、大量の滝しぶきにかかる二重の虹を見られるかもしれません。

今日はソゥルヘイマヨークトルの氷河ハイキングツアーや、ミールダルスヨークトル氷河のスノーモービル体験にも挑戦できます。また、ミールダルスヨークトル氷河にある唯一無二の壮麗な氷の洞窟を見学するオプションもあります。氷の洞窟で通年アクセスできるのはここだけです。

今日最後の観光スポットははっとするほど美しいレイニスフィヤラ（Reynisfjara）の黒砂海岸と、穏やかなヴィーク村（Vik）です。ビーチを散策し、妖艶な玄武岩の柱状節理の崖をご覧ください。但し波が非常に荒く、あっという間に足をすくわれて沖に流されてしまうのでくれぐれもご注意ください。

ヴィーク村からはレイニスドランガルの断崖の景色を楽しめます。その後レイキャビクに戻ります。白夜で明るいので、夜遅くても街を観光できます。

この個性的な首都をぶらぶら歩いて、文化、食事、ナイトライフなどをお楽しみください。アイスランドの最後の夜は、レイキャビクのダウンタウン・エリアにある宿に宿泊します。