8日間アイスランドのリングロード完走ガイド同行ツアー 〜人気アクティビティ付き

ツアー2日目は、忘れられない冒険が待つアイスランド南海岸の旅。ダイナミックな絶景と数々の名所が連なるこのエリアは、アイスランド屈指のハイライトです。

朝、宿を出発するとすぐに、美しい田園風景や蛇行する川が広がり、アイスランドならではの自然美が目の前に現れます。

右手には広大な大西洋が続き、その青い波が北欧の風景と美しく調和。道中では、魅力的な景観の数々をカメラに収めたり、ゆったりと景色を味わう時間もたっぷりとご用意しています。

最初の立ち寄りスポットは、アイスランドで最も有名な滝のひとつ、セリャラントスフォス（Seljalandsfoss）。高さは約60メートルにも及び、滝の裏側を歩けるというユニークな特徴で知られています。水の流れを裏側から見る体験は、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を味わえます。

次に向かうのは、これまた見逃せない絶景ポイント、スコゥガフォスの滝（Skógafoss）。セリャラントスフォスと同じく約60メートルの高さを誇り、晴れた日には虹が二重にかかることもあるほど、迫力と美しさを兼ね備えた滝です。滝の脇に設けられた階段を登れば、周囲の絶景を見渡すことができます。

そしてこの日はもう一つ、アドベンチャー好きにはたまらない体験が待っています。ソゥルへイマヨークトル氷河（Sólheimajökull）での氷河ハイキングです。ガイドとともにアイゼンを装着し、クレバスや氷の尾根を抜けながら、氷の大地を歩きます。運が良ければ、カトラ火山（Katla）やミールダルスヨークトル氷河（Mýrdalsjökull）を望むことも。

真っ白な雪に黒い火山灰が重なり、氷河の上には幻想的なコントラストが広がります。深く澄んだ青が印象的な氷の世界は、言葉を失うほどの美しさです。必要な装備はすべてガイドが用意してくれるので、安心してこの貴重な体験を楽しめます。

夕方には、ヴィーク（Vík）近郊にあるレイニスフィヤラのブラックサンドビーチ（Reynisfjara）へ。真っ黒な砂と大西洋の荒波が織りなす風景は、まさに異世界のよう。自然の力によって長い年月をかけて形作られたレイニスドランガル（Reynisdrangar）の海食柱は、高さ最大66メートルにもなり、南海岸でも特に写真映えする名所です。レイニスフィヤトル山（Reynisfjall）の姿が見えることもあります。

この日の宿泊地は、レイニスフィヤラからほど近いヴィーク（Vík）。アイスランド最南端の村であり、南海岸の探訪拠点として理想的な場所です。

村の中心には、地元の工芸品や個性的なお土産が並ぶかわいらしいショップが点在し、散策も楽しめます。夜は地元のラム肉や新鮮なシーフード、アイスランド名物のスキール（Skyr）など、伝統料理を味わえるレストランでゆったりとしたひとときを。

南海岸のこの1日は、大自然の驚異、迫力の氷河体験、そして地元文化との出会いが詰まった、感動と発見の連続となるでしょう。

ツアー3日目は、アイスランドの中でも特に印象的な景観が次々と現れる、まさに特別な一日になるでしょう。

まずは、スケイザルアゥルサンドゥル（Skeiðarársandur）の広大な砂原を横断しながら、スカフタフェットル国立公園（Skaftafell）の壮大な風景が目の前に広がっていきます。切り立った山稜、広がる氷原、そして緑に覆われた斜面が織りなすその景色は、まるで絵葉書の中に入り込んだかのような美しさです。

続いて訪れるのは、アイスランドで最も有名な絶景のひとつ、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jökulsárlón）。ここでは、真っ白と鮮やかな青の氷山が、ブレイザメルクルヨークトル氷河（Breiðamerkurjökull）から崩れ落ち、静かにラグーンを漂いながら海へと向かっていきます。

その幻想的な光景は、自然の力と美しさを肌で感じられる、まさに息をのむ瞬間。運が良ければ、水中で遊ぶアザラシや、氷の上でひと休みする姿を目にすることができるかもしれません。

この日さらに待ち受けるのは、一生に一度の体験ともいえる氷の洞窟探検（Ice caving）。氷河の奥深くに足を踏み入れるこの体験では、氷の内側に広がる青く輝く神秘の世界と出会うことができます。

ヴァトナヨークトル氷河（Vatnajökull）には、「東の氷の洞窟」と「西の氷の洞窟」という2つの壮大な天然氷の洞窟があり、当日の天候や視界の状況に応じて、ガイドが最適な方へ案内してくれます。どちらも息をのむほど美しく、忘れられない体験になること間違いなしです。

10月から4月に訪れる方には、特におすすめのこのアクティビティ。もしその期間外でも心配はいりません。ミールダルスヨークトル氷河（Mýrdalsjökull）にも美しい氷の洞窟があり、同様に幻想的な世界を体験することができます。

この冒険に満ちた一日を終えたら、ヴァトナヨークトル氷河近郊で宿泊となります。夏であれば、夜遅くまで沈まない白夜の光が空を照らし続け、冬には条件が整えば、夜空を彩るオーロラに出会えるチャンスも。

氷と光が織りなす大自然のドラマに包まれて、一日の終わりをゆっくりとお過ごしください。

今日は、アイスランドの中でも手つかずの自然が色濃く残る東フィヨルド地方（Eastfjords）へと足を運びます。ここは、壮大な自然と静けさに包まれた特別な場所。深く奥まったこの地域に入るにつれ、まるで自然と一体になったかのような、穏やかな心地よさに包まれていきます。

東フィヨルドは開発が最小限にとどめられており、野生動物にとって理想的な環境が広がっています。特に運が良ければ、野生のトナカイの群れが草原を自由に駆け回る姿を見ることができるかもしれません。その優雅で堂々とした姿は、一生忘れられない光景となるでしょう。

この日は、想像を超えるような絶景スポットをいくつも巡ります。

そのひとつが、神秘的な伝説に彩られたラーガルフリョゥト湖（Lagarfljót）。この湖には、地元の伝承で「湖に棲む巨大な蛇のような生き物」が語り継がれており、幻想的な風景と相まって不思議な魅力を放っています。ミステリー好きにもたまらない名所です。

フィヨルド地形そのものも圧巻。青く澄んだ海から断崖絶壁がそびえ立ち、アイスランドの自然が持つ荒々しさと美しさを同時に感じられます。

さらに、東フィヨルドならではの魅力として、素朴な漁村を訪れる機会もあります。小さな港町を散策したり、新鮮なシーフードを味わったりと、地元の暮らしと文化を身近に感じることができます。

この日をさらに特別な一日にするために、追加料金で参加できるオプション体験もご用意しています。ツアー予約時に簡単に追加できるので、ぜひご検討ください。

おすすめの一つは、アイスランド特有の馬に乗って楽しむ乗馬体験。人懐っこくおだやかなアイスランディックホースにまたがり、雄大な自然の中をゆったりと駆け抜ける時間は格別。風を感じながら見る景色は、まさに別世界です。

もう一つのおすすめは、エイイルススタジル（Egilsstaðir）近郊にあるヴォーク・バス（Vök Baths）での入浴体験。ミネラル豊富な温かい地熱の湯にゆったりと浸かりながら、目の前に広がる東アイスランドの風景を堪能できます。心も体も癒される至福のひとときです。

一日を終えた後は、東フィヨルド地方にある静かな宿泊施設でごゆっくりお休みください。都会の喧騒から離れたこの地の穏やかな空気に包まれて、今日体験した数々の感動をじっくりと振り返ってみてください。

5日目は、アイスランドのユニークさを体感できる地熱地帯、ミーヴァトン湖（Mývatn）周辺を訪れます。ブクブクと音を立てる泥の沼、幻想的な溶岩の造形など、この地域には地質学的に興味深い見どころが数多く広がっています。

「ミーヴァトン」という名前は「ハエの湖（Fly Lake）」という意味を持ちますが、冬はその由来となった虫たちも姿を消し、湖は静けさに包まれます。一方、夏になると緑豊かな自然と共に、渡り鳥たちで湖畔はにぎやかに。季節を問わず、美しい景観と火山地帯の雄大な風景が広がり、写真撮影や散策に最適なスポットです。

この地域の代表的な見どころのひとつが、ディムボルギル（Dimmuborgir）溶岩地帯です。広大なこのエリアには、まるで黒く不気味な砦のような奇岩が立ち並び、独特の雰囲気を漂わせています。

この地形は、アイスランドのクリスマスの妖精（ユールラッズ）たちの住処だという伝説もあり、神秘的な世界観をより一層引き立てています。また、映画やテレビドラマのロケ地としても使用され、その幻想的な風景が世界中の人々を魅了しています。

続いて訪れるのは、ナゥマスカルズ峠（Námaskarð）地熱地帯。ここでは、泥の沼が沸き立ち、蒸気孔からは熱気が勢いよく吹き出します。鮮やかな大地の色彩と、地中から立ち上る湯気、硫黄の香りが、アイスランドの自然の力強さを五感で感じさせてくれます。

この地域では、地熱の熱を活用してライ麦パンを焼くというユニークな伝統も残っています。パン生地を地面に埋め、24時間かけてじっくりと焼き上げるこの「地熱パン」は、ほんのり甘く、しっとりとした食感が特徴。リングロードの旅の途中でぜひ味わっていただきたい一品です。

ミーヴァトンの地熱の驚異を満喫した後は、「神々の滝（Waterfall of the Gods）」として知られるゴーザフォスの滝（Goðafoss）へ。半円形に広がるこの美しい滝は、アイスランドの歴史においても非常に重要な場所です。西暦1000年、当時の法律制定者が古代北欧神話の神々の像をこの滝に投げ入れ、国としてキリスト教に改宗することを示したという逸話が残っています。

その後はヴィクルスカルズ峠（Víkurskarð）を越え、エイヤフィヨルズル（Eyjafjörður）と雪をかぶった山々が織りなす絶景が目の前に広がります。途中で景色を楽しむ小休止を挟みながら、次なる目的地へ。

本日の宿泊地は、「北の首都」と呼ばれるアイスランド第2の都市、アークレイリ（Akureyri）です。豊かな文化と歴史を持つこの町では、アークレイリ教会（Akureyrarkirkja）から町やフィヨルドを一望したり、博物館やショップ、カフェを巡ってアイスランドの暮らしに触れたりと、楽しみ方はさまざま。

夜には、空が晴れていればオーロラを目にするチャンスも。色とりどりの光が夜空に揺れる姿は、言葉を失うほどの美しさです。

夏の訪問であれば、白夜の光に包まれながら、夕方以降もゆったりと町歩きを楽しむことができます。

6日目は西に向かいます。朝は北部観光の仕上げに、ホイガネス（Hauganes）の村へ。

ホイガネスは人口わずか140人ほどの小さな集落ですが、とてもチャーミング。波の音が響く静かな黒い砂浜や海に浮かぶ漁船は北欧ムード満点です。

ホエールウォッチングもできます。船に乗って、野生のクジラやイルカを探しに行くアドベンチャーです。

この海域でよく見られるのはザトウクジラやミンククジラ、ネズミイルカやハナジロカマイ

その後は宿のあるボルガルネス（Borgarnes）エリアに向かいます。

ホテルのホットタブでゆっくりと旅の疲れを癒しながら、オーロラを探すのも一興です。運が良ければ、ゆらめくリボンのような光の帯が見られるかもしれません。

ボルガルネスの夜空を楽しんだら、明日に備えてゆっくりとお休みください。

この日は、アイスランドでも特に魅力的なエリアのひとつ、スナイフェルスネス半島（Snæfellsnes）を巡ります。この地域は「アイスランドの縮図」とも呼ばれ、アイスランドの自然の魅力がギュッと詰まった場所。そびえ立つ山々、巨大な氷河、荒々しい断崖、歴史ある漁村、そして豊かな鳥類など、多彩な風景が一度に楽しめます。

まず訪れるのは、ゲルズベルグの崖（Gerðuberg Cliffs）。高さ7〜14メートルに及ぶ六角形の玄武岩の柱が美しく並ぶ、自然が作り出した驚異の景観です。火山活動によって何千年もかけて形成されたこの幾何学的な岩の造形美は、まさに地球の芸術。立ち止まり、石の模様ひとつひとつに込められた地質の歴史に思いを馳せてみてください。

次に向かうのは、イートゥリ・トゥンガ（Ytri-Tunga）のビーチ。アイスランドでは珍しい金色の砂浜が広がるこの海岸は、一般的な黒砂の海岸とはまったく異なる景観を楽しめます。ここでは、日差しの中でくつろいだり、水辺を泳いだりする愛らしいアザラシたちにも出会えるチャンスがあります。

さらに旅を進めると、ヘルナール（Hellnar）やアルナルスタピ（Arnarstapi）といった美しい漁村を通り、デューパロンサンドゥル（Djúpalónssandur）のブラックビーチへと向かいます。黒い丸石が敷き詰められたこの海岸は、奇岩が点在する溶岩地帯に囲まれ、まるでおとぎ話のような幻想的な雰囲気。溶岩の柱が林立する迷路のような小道を進んでいくと、海岸へとたどり着きます。

このエリア全体が、スナイフェルスヨークトル氷河（Snæfellsjökull）の雄大な存在感のもとに広がっています。この氷河は、ジュール・ヴェルヌの小説『地底旅行』で地球の中心へ向かう入り口として描かれたことでも有名で、物語の世界に迷い込んだような気分を味わえます。

そして、この日の旅を締めくくるのは、アイスランドで最も写真に撮られている山として名高いキルキュフェットル山（Kirkjufell）。その独特な三角形のシルエットは、テレビドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』でも「矢じりのような山」として登場し、一気に世界中に知られる存在となりました。

近くにはキルキュフェルスフォスの滝（Kirkjufellsfoss）もあり、山とのコントラストがドラマチックな風景を作り出しています。ぜひ時間をとって写真を撮ったり、静かにその美しさを堪能してください。

1日の終わりには、ボルガルネス（Borgarnes）近郊の宿へと戻り、旅の疲れを癒しながらこの日の感動を振り返りましょう。スナイフェルスネス半島での体験は、きっと旅が終わった後も心に残り続けるはずです。アイスランド周遊8日間ツアーの中でも、ひときわ印象深い一日となることでしょう。

8日間にわたるリングロード周遊ツアーも、いよいよ最終日。今日は西アイスランドの魅力を満喫しながら、旅の締めくくりにふさわしい一日を過ごします。美しい景観と歴史ある名所の数々が、最後まで心に残る思い出を届けてくれることでしょう。

まず訪れるのは、ヨーロッパ最大の湧出量を誇るディルダルトゥングクヴェル（Deildartunguhver）温泉。地中深くから勢いよく噴き出す高温の湯と、ミネラルによって赤く染まった地面、立ちこめる蒸気が大地のエネルギーを体感させてくれます。アイスランドの活発な地熱活動を象徴するこの光景は、まさに西アイスランド探訪の幕開けにふさわしいスポットです。

続いて向かうのは、歴史的に重要な村・レイクホルト（Reykholt）。ここは、中世アイスランドの著名な詩人・歴史家・法律家・族長であったスノッリ・ストゥルルソン（Snorri Sturluson）の居住地として知られています。

『散文のエッダ（Prose Edda）』の著者としても名を残すスノッリは、アイスランド文化と文学の発展に大きな影響を与えました。彼がこの地で過ごした時間は、レイキャホルトを当時の知的中心地のひとつへと押し上げたのです。歴史と物語が息づくこの村では、中世の面影を感じることができるでしょう。

次に訪れるのは、並んで位置する2つの美しい滝、フロインフォッサルの滝（Hraunfossar）とバルナフォスの滝（Barnafoss）です。

フロインフォッサルの滝は、溶岩原の間から湧き出す無数の清らかな流れが連なる、まるで絵画のような景観を作り出しています。透き通る水が岩の隙間から静かに流れ出す姿は、心が洗われるような美しさです。

それとは対照的に、バルナフォスの滝は細い峡谷を力強く流れる、エネルギッシュな滝。鮮やかな青の水が激しく岩にぶつかる様子は迫力満点で、穏やかなフロインフォッサルとの対比が見る者を魅了します。

その後は、森に囲まれた静かな村・フーサフェットル（Húsafell）を通過することもあります。周囲には温泉やハイキングコースが点在し、自然を満喫するには最適な場所です。

そして、旅の最後のアドベンチャーとしておすすめなのが、追加料金で参加できるヴィズゲルミル（Víðgelmir）溶岩洞窟の探検。西アイスランドでも指折りの規模を誇るこの溶岩トンネルは、氷の彫刻や鍾乳石、火山が生み出したダイナミックな地形が連なる、まさに「火と氷の芸術空間」です。

内部は安全に整備されており、どなたでも安心して探検を楽しむことができます。地上とはまったく異なる地底の世界を体験できる、特別な締めくくりとなることでしょう。

その後は、レイキャビクへと戻ります。道中、これまでの旅を思い返しながら、静かに余韻に浸る時間をお過ごしください。

到着後は、レイキャビクの地熱プールで心と体を癒したり、海を眺めながら温かなお湯に浸かるひとときもおすすめです。

夜は、仲間とパブで旅の思い出を語り合ったり、地元で人気のレストランでアイスランド料理を楽しんだりしてみてはいかがでしょうか。北欧ならではの活気ある雰囲気に包まれながら、この8日間の忘れられない旅を心に刻んでください。