夏のセルフドライブツアー7日間｜厳選名所巡りと氷河ハイキング

7日間のセルフドライブツアーは、ケプラヴィーク国際空港から始まります。入国手続きを済ませて、レンタカーを受け取ってください。

レイキャビク市内の宿までは、レイキャネス半島（Reykjanes Peninsula）経由で車で40分くらいです。火山や溶岩台地など、月面のような風景が広がる半島はアイスランドらしさ満点。

途中寄り道をするなら、世界のセレブも御用達のブルーラグーン・スパ温泉（Blue Lagoon spa）はいかがですか。乳青色のお湯は美肌効果が高いと言われており、シリカ泥のパックやサウナなど設備も充実。フライトの疲れを取るのにぴったりです。

レイキャビク観光もおすすめです。アイスランドの首都は街並みも美しく、博物館や美術館、グルメやショッピングなどが充実しています。郊外は自然も豊かなので、アウトドアもいいですね。

セルフドライブツアーなので、ご自由にお楽しみください！

夜はレイキャビク泊です。

2日目はレイキャビクからアイスランド西部を通って、北の都市アークレイリまでドライブします。ゆっくり観光しながら行くのもよいですし、アークレイリまで直行してアークレイリ観光を楽しんでももちろんOK。

アイスランド西部には、ボルガネス（Borgarnes）やレイクホルト（Reykholt）といった村があります。ボルガネスには、アイスランド入植の歴史を学べる博物館（Settlement Centre）があるほか、アイスランドで一番おいしいと評判のアイスクリーム屋さんもあります。

レイクホルトは中世の詩人・歴史家・酋長であったスノッリ・ストゥルルソン（Snorri Sturluson）が住んでいた場所で、スノッリの功績をまとめた博物館があります。

自然を楽しみたい方は、名所が目白押しです。クヴァールフィヨルズル（Hvalfjordur）というフィヨルドには、アイスランド一、二を争う高さのグリームルの滝（Glymur）があります。内陸には、欧州一の湧出量を誇る温泉ディルダルトゥングクヴェル（Deildartunguhver）。バルナフォス（Barnafoss）とフロインフォッサル（Hraunfossar）という双子の滝を訪れても。それぞれ個性があって甲乙つけがたい名瀑です。

北部エリアに着いたら、ヴァッツネス半島（Vatnsnes）を回るのがおすすめ。アザラシがたくさん棲息している場所で、クヴァンムスタンギ（Hvammstangi）というかわいらしい村にはアザラシ・センター（ Icelandic Seal Centre）もあります。象の形をした不思議な岩、クヴィートセルクール（Hvitserkur）があるのもこの近くです。

この日は「北の都」アークレイリに宿泊します。たくさんのお店やレストラン、バーが立ち並ぶ賑やかな町で、博物館もいくつもあります。街並みも美しいので是非お楽しみください。アークレイリから周辺の小さな漁村を訪ねることもできます。

この日はオプショナルツアーを4つご用意しています。一つ目はアイスランド西部のヴィズゲルミル溶岩洞窟探検（Vidgelmir）です。地下の世界は思いのほか美しく、感動を誘います。二つ目はラングヨークトル氷河（Langjokull）のアイストンネル見学です。入口までは改造車スーパージープで氷河を登っていきます。世界でも珍しい人工の氷の洞窟です。

三つ目は、アークレイリの郊外での乗馬体験です。アイスランド・ホースは賢くフレンドリーな気質の固有種で、初心者でも気軽にトライできます。四つ目は、ダールヴィーク（Dalvik）という村にある「ビール・スパ」です。エールのお風呂に浸かりながら、ビールを楽しむことができるユニークな温泉です！

3日目はアイスランド北部を巡ります。どこを回るかは自由ですが、おすすめは北部の魅力がぎゅっと詰まった「ダイヤモンド・サークル」ルートです。

「ダイヤモンド・サークル」の中心はミーヴァトン湖（Lake Myvatn）です。火山活動によってできた湖ですが、現在は様々な動植物が見られる自然豊かなエリアです。連なるクレーターやディムボルギル（Dimmuborgir）のような溶岩の城塞が、可憐な野の花と好対照をなしています。

湖周辺には緑豊かなオアシスが広がる一方、ミーヴァトンには地獄谷のようなドラマチックな場所もあります。例えばナウマスカルズ峠（Namaskard Pass）では、火山性の有毒ガスを吐き出す蒸気孔が広がっています。

ミーヴァトン湖に向かう途中には、ダイヤモンド・サークルのもう一つの名所、ゴーザフォスの滝（Godafoss）もあります。また、ミーヴァトン湖の手前で北に行くと、世界有数のホエールウォッチング・スポットとして知られるフーサヴィーク村（Husavik）です。

ダイヤモンド・サークルの最後の観光地は、東のデッティフォスの滝（Dettifoss）です。

大昔の地殻変動によってできた渓谷にダイナミックに流れ落ちる滝で、その水量は欧州一だとか。近くのアウスビルギ（Asbyrgi）は美しい馬蹄型の渓谷で、豊かな森林におおわれており、ハイキングにおすすめのスポットです。

アイスランド北部の観光を楽しんだら、再びリングロード沿いに走りましょう。ヴァトナヨークル国立公園（Vatnajokull National Park）の壮大な景色を眺めながら、東アイスランド最大の町エイイルスタジル（Egilsstadir）を目指してください。

観光に疲れたら、温泉で一休み。この日はおすすめの温泉が二つあります。ミーヴァトン・ネイチャー・バス（Myvatn Nature Baths）は設備が整っており、ブルーラグーンとも並び称される美肌効果のある温泉です。一方、東部の湖畔にあるヴォーク・バス（Vok Baths）はエイイルスタジルの少し手前にあり、一日の疲れを癒すのに最適のロケーションです。

この日はエイイルスタジルに宿泊します。

セルフドライブ・ツアー4日目は秘境・イーストフィヨルド地方を旅します。

リングロード沿いに走るだけでもたくさんの美しいフィヨルドを見ることができますが、エイイルススタジルから北に迂回するのもおすすめ。Borgarfjordur Eystriなど、観光客がほとんどいない美しい風景が見られます。

海岸に出る前に、アイスランド最大の森、ハットルオルムススターザスコゥガル（Hallormstadasskogar）や、伝説の湖ラーガルフリョゥト（Lagarfljot）に寄り道しても。

海沿いの道はアップダウンのある細い道ですが、雄大な景色に圧倒されることでしょう。きらめく入り江、ドラマチックな山、小さな村…どこを切り取っても絵になる光景です。崖や岩場には海鳥やアザラシもいるので、是非探してみてください。トナカイの群れも見られるかもしれません。イーストフィヨルド地方は、アイスランドで唯一野生のトナカイのがいるエリアなのです。

イーストフィヨルドの南端には、Eystrahorn とヴェストラホルン山（Vestrahorn）があります。是非見ておきたい名山です。

この日は南東部の宿に泊まります。

5日目は、絶景の続く南海岸をドライブします。最初の見どころは、有名なヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jokulsarlon glacier lagoon）です。

欧州最大の氷河、ヴァトナヨークトル（Vatnajokull）の氷舌が作る谷間にある湖で、水面には白や鮮やかなブルーの氷山が浮かんでいます。昔の火山灰の層が見えるものや、3階建てのビルほどの大きさのものもあります。

氷河湖ムードに更に浸りたい方は、是非クルーズにお申し込みを。水陸両用船とゾディアックボートの二種類のボートツアーがあります。

小さくなった氷山は、湖の出口から海に流れていきます。そのかけらが打ち寄せられるのが通称「ダイヤモンド・ビーチ」です。黒い砂浜に氷が輝く様が本当に美しいので、是非散策してみてください。

リングロードの次の見どころは、スカフタフェットル自然保護区（Skaftafell）です。氷河や氷舌、有名なスヴァルティフォスの滝（Svartifoss）などを見られるハイキングコースがたくさんあります。

ツアーご予約時に氷河ハイキングのオプションを追加していただくと、スヴィナフェットルスヨークトル（Svinafellsjokull）という氷舌でハイキングをお楽しみいただけます。天然の氷の彫刻あり、クレバスありの絶景コースです（装備貸出あり）。

南海岸の次の見どころは、レイニスフィヤラ（Reynisfjara）です。柱状節理の崖に縁どられ、黒い浜に大西洋の大きな波が寄せては砕けるミステリアスな雰囲気のビーチです。沖合にはレイニスドランガル（Reynisdrangar）の双子岩も見えます。地元の伝説によれば、夜の舟遊びから帰ろうとしていたトロールが朝日を浴びてしまい、岩に変えられてしまったのだとか。

レイニスフィヤラの隣には、ディルホゥラエイ（Dyrholaey）の岩のアーチがあります。いつ訪れても美しい海食崖ですが、夏は何千羽ものパフィンが巣を作っているので、特に必見です。

南海岸最後の見どころは、三つの滝です。スコゥガフォス（Skogafoss）は高さ60mの断崖から流れ落ちる男前な滝です。セリャラントスフォス（Seljalandsfoss）も落差は60メートルですが、やや細身。背後の崖面がえぐれており、裏見ができる華麗な滝です。グリューブラブーイの滝（Gljufrabui）はリングロードから見えず、訪れる人の少ない穴場。大きな岩の上から、おとぎ話に出てきそうな洞窟の中に落ちていく不思議な滝です。狭い峡谷を少し歩いていくとみることができます。

この日はセルフォス（Selfoss）エリアに宿泊します。

ドライブ旅行6日目は、アイスランドの鉄板観光ルート、ゴールデン・サークル巡りです。

一つ目の名所は、大迫力の二段滝グトルフォス（Gullfoss）です。発電所を建設する話が持ち上がった際、地元農家の娘が滝を救ったというエピソードがあり、アイスランドの環境運動の先駆けと言われています。夏は遊歩道を通って滝のすぐ近くまで行くことができます。

二つ目の名所はゲイシール地熱地帯（Geysir）です。ストロックルという間欠泉が5～10分置きに熱湯を噴き上げています。他にもたくさんの温泉や噴気孔、ぶくぶくと沸騰する泥沼が点在しています。

そして三か所目は、アイスランドに三か所ある国立公園のうちの一つ、シンクヴェトリル国立公園（Thingvellir）です。高く隆起した大陸プレートに挟まれた谷には泉や森、滝や史跡などがあります。

この日は、オプショナルツアーを二つご用意しています。一つは、シンクヴェトリル国立公園にあるシルフラ（Silfra）のシュノーケリング体験です。ドライスーツを着用して、二つの大陸プレートの狭間に湧く透明度抜群の泉を泳ぎます。

もう一つのオプションは、スノーモービル体験です。グトルフォスの滝の駐車場から、ガイドが運転するスーパージープに乗り換え、ラングヨークトル氷河に着いたら、スノーモービルで銀世界を駆け抜けます！

ゴールデンサークルを満喫したら、文化の町レイキャビクで街歩きを楽しみましょう。ネイチャー派はケリズ（Kerid）というクレーター湖や、シークレットラグーンなどマイナーな観光地を訪れても。

最後の夜はレイキャビク泊です。

いよいよアイスランド旅行最終日です。各自フライトの時間に合わせて空港でレンタカーを返却してください。

時間がある方はアートや美術館巡り、現代建築やショッピングなど、レイキャビク観光をお楽しみください。レイキャネス半島（Reykjanes）やエシャン山（Mount Esjan）など郊外の自然を楽しんでも。

初日にブルーラグーン温泉に行かなかった方は、この日に訪れることもできます。ミネラル分豊富なお湯で是非、一週間の旅の疲れを癒し、飛行機に備えては。

どうぞお気をつけてお帰りください！