夏のアイスランド周遊バスツアー6日間・添乗員同行 | 南部・東部・北部の名所巡り

2日目は南海岸（South Coast）を旅します。まずは滝が多いアイスランドでも特に美しいと言われる二つの滝をご紹介します。セリャラントスフォス（Seljalandsfoss）は見上げるような崖の上から滝つぼに向かって一気に水が流れ落ちる姿が美しく、背後の崖の小さな洞窟から裏見ができる滝としても有名です。

スコゥガフォス（Skógafoss）は恰幅のよい滝で、背後には古代の宝が隠されているという伝説があります。霧のような水しぶきにダブルレインボーがかかることも。

次にディルホゥラエイ海食崖（Dyrholaey）を見学します。海に大きくせり出した天然の岩のアーチで、たくさんの野鳥が飛び交っており、南海岸を一望することができる名所です。

そしてレイニスフィヤラ（Reynisfjara）のブラックサンドビーチ。真っ黒い砂浜、背後にそびえる玄武岩の柱状節理や海食柱が独特の世界を作り出しています。

やがて海辺の小さな町ヴィークに着きます。

この日にアクティビティを追加したい方はカトラ火山にある氷の洞窟を探検してみては。

静かに過ごしたい方は、ヴィークの町の散策もおすすめです。

「宿泊場所」ヴィーク（Vik）の町

3日目のメインイベントはヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jokulsarlon）です。途中、天候やグループメンバーの興味を考慮しながらガイドが寄り道スポットを決めます。

ヨークルスアゥルロゥンはブレイザメルクルヨークル（Breiðamerkurjökull）という氷河の先端部分から氷が少しずつ融け落ちていくところにできた湖です。透き通った湖面には巨大な氷塊が浮かび、海に向かってゆっくりと流れていきます。白から蛍光ブルーまで様々な色や形をした氷塊は一つとして同じものはなく、中には昔の火山灰を閉じ込めています。

5月以降に参加される方は、オプションとして氷河湖のクルーズをお選びいただけます。氷塊を間近で見ることができ、水陸両用船は家族連れや団体旅行にもぴったり。一日に湖に出られるボートの数は限られているので人気が非常に高いため、お申し込みはお早めに。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の氷塊はやがて海に流れ出ますが、一部は再び砂浜に打ち寄せられます。そのかけらがきらきらと輝く「ダイヤモンドビーチ」という砂浜もご案内します。

その後はスカフタフェットル（Skaftafell）自然保護区へ。このエリアはヴァトナヨークトル国立公園内にあり、南海岸の美しい自然を堪能することができます。

ここで氷河ハイキングを行います。万年雪をアイゼンで踏みしめ、アイスランドの氷河の世界をお楽しみください。

「宿泊場所」ヨークルスアゥルロゥン氷河湖エリア

４日目はアイスランドの東の果て、ワイルドな自然が魅力のイーストフィヨルド（Eastfjords）を回ります。展望スポットやガイドおすすめの場所に寄り道をしながら、フィヨルドの入り組んだ海岸線をのんびりと進みます。色とりどりの小石が美しいビーチも見られます。

アイスランドの中でも人口が少ない地域ですが、昔ながらの漁村が残っており、それぞれ独特の個性をもっています。

まずはオイズンさんの鉱物博物館（Auðun’s Rock Museum）を訪ねます。デューピヴォーグル（Djupivogur）という村にあり、地元の石を集めた個人のコレクションで、美しくカットされたクオーツや、丹精に磨き込まれためのう、水晶、ゼオライトなどを見ることができます。

こうした古き良きアイスランドもご紹介しつつ、東部最大の町エイイルススタジル（Egilsstaðir）に向かいます。近くにはハットルオルムススターザスコゥガル（Hallormsstaðaskógar）というアイスランド最大の森林地帯と、ネッシーのような怪物が棲むという伝説を持つラーガルフリョゥト湖（Lagafljót）などの見どころもあります。

ヴァイキング気分で東部の自然を楽しめる乗馬体験もオプションとしてご用意しています。希望者は是非お申し込みください。

「宿泊場所」エイイルススタジル

5日目はヴァトナヨークトル国立公園（Vatnajökull）を横切り、アイスランド北部に入ります。その前に、希望者はヴォーク・スパ（Vok Spa）で温泉をお楽しみください。

さて、この日最初の停車地は欧州で最もパワフルな滝、デティフォス（Dettifoss）です。遠くからもよく見えるその水しぶきはまるで雲のよう。その圧倒的な存在感から、ハリウッドの大ヒット作『プロメテウス』をはじめ数々の映画やドラマのロケでも使われています。

次に訪ねるのはアウスビルギ（Ásbyrgi）です。この馬蹄型の巨大な渓谷はノース伝説にも登場します。曰く、主神オーディンが愛した八本足の馬、スレイプニルの足跡なんだとか。

そして温泉で有名なミーヴァトン・エリア（Mývatn）へ。ミーヴァトンは「羽虫の湖」という意味ですが、この辺り一帯は地熱活動が非常に活発で、特にナゥマスカルズ（Námskarð）付近では湯気が立ち上る噴気孔や煮えたぎる泥湯など、地球のエネルギーを目の当たりにすることができます。

次にゴーザフォスの滝（Goðafoss）へご案内します。その昔、アイスランド人がキリスト教に改宗した証として、土着の神々の偶像をこの滝に投じたと言われている場所です。

夜は「北の都」アークレイリ（Akureyri）に宿泊します。

「宿泊場所」アークレイリの町

周遊バスツアーの最終日は、寄り道をしながらレイキャビクに戻ります。

まずはホイガネス（Hauganes）という小さな村へとご案内致します。ここではホエールウォッチングをお楽しみください。この辺りの海にはたくさんのクジラやイルカ、海鳥がすんでいます。

そしてクヴィートセルクール（Hvitserkur）へ。「北西アイスランドのトロール」と呼ばれる、高さ15メートルの奇岩です。地元の伝説では、遊びすぎたトロールが朝日を浴びて岩になってしまったのだと言われています。とてもフォトジェニックな場所なのでカメラをお忘れなく。

その後はレイキャビクに戻ります。最後まで車窓の景色をお楽しみください。