6日間でアイスランドをぐるっと一周！リングロード早回りアクション満載ガイド付きパッケージ

旅の2日目から、アイスランド一周の冒険―4日間にわたるリングロードの旅が始まります。ガイドが宿泊先までお迎えにあがり、ここで旅の仲間たちとも初対面。いよいよ、一生の思い出に残る旅のスタートです。

この日は、絶景が続く南海岸を巡ります。まず訪れるのは、絵のように美しいセリャラントスフォスの滝（Seljalandsfoss）。道が安全であれば、すぐ近くにひっそりと隠れたグリューブラブーイ滝（Gljufrabui）にも足を運んでみましょう。次に向かうのは、圧倒的なスケールを誇るスコゥガフォス滝（Skogafoss）。どの滝もそれぞれに個性があり、写真映えも抜群です。

スコゥガフォスの間近まで近づいて、舞い上がる水しぶきを顔に感じたあとは、レイニスフィヤラ（Reynisfjara）のブラックサンドビーチへ向かいます。この幻想的な黒砂の海岸は、迫力ある地形で知られています。海から突き出す奇岩群レイニスドランガル（Reynisdrangar）や、西側に見える巨大な岩のアーチ、ディルホゥラエイ（Dyrhólaey）にも注目です。

その後、ヴィーク（Vík）で昼食をとったら、旅はさらに東へ。黒い砂漠のような風景から緑豊かな農村風景へと、周囲の景色が目まぐるしく変化していきます。やがて視界に飛び込んでくるのが、ヨーロッパ最大の氷河、ヴァトナヨークトル氷河（Vatnajökull）。その一部は国立公園に指定されており、その中にあるスカフタフェットル自然保護区（Skaftafell）を訪れます。

この自然保護区は、アイスランドならではの絶景が凝縮された場所。氷河湖や滝、川、溶岩原など、多彩な自然美を楽しめます。中でも圧巻なのが、スヴィーナフェルスヨークトル氷河（Svínafellsjökull）の流氷河。パッケージ予約時に、ここでの氷河ハイキングツアーを追加することも可能です。

氷河ハイキングは、アイスランドの大自然を全身で体感できるアクティビティ。非日常の景観の中を歩く冒険は、一生忘れられない思い出になるでしょう。

こうしてリングロードの旅は、アクティブで濃密な幕開けを迎えます。夜は、アイスランド南東部のホテルまたはゲストハウスにて、ゆっくりとお休みください。

アイスランドの忙しい旅3日目、朝食の後は、国内でも最も有名で人気の観光スポットのひとつへ向かいます。ヨークルスアゥルロン氷河湖（Jokulsarlon）は、大きく鮮やかな青い氷山が神話の世界から引き抜かれてきたかのように浮かぶ広大な湖です。その湖畔を歩けば、まるで別世界にいるような壮観な風景が広がります。夏季には、ゾディアックボートツアーを予約して氷山の間近で迫力満点の景色を体感することもできます。

ヨークルスアゥルロンのもうひとつの魅力は、氷山の間を泳いだり、その上でのんびりとくつろいだりするアザラシたちです。この幻想的な風景に命の息吹を与えてくれる存在で、動物好きもきっと夢中になるはずです。湖畔は写真愛好家にとって絶好のロケーションなので、思い出に残る一枚をおさめるチャンスをお見逃しなく。

ヨークルスアゥルロンを出発する前に、ダイヤモンドビーチへ立ち寄るのがおすすめです。黒い砂浜に、氷河湖から流れ出た小さめの氷山が点在し、太陽にきらめく姿がまるでダイヤモンドのようだと、この名前が付けられました。

その後は、アイスランドでも観光客がまだ少ない東部フィヨルド地方（Eastfjords）へと向かいます。レイキャビクから遠いため訪れる人は少ないものの、その美しさは格別。どの観光地も混雑知らずで、より特別な時間を過ごせます。

多くの旅行者が東アイスランドを気に入る理由は、手つかずの自然景観です。きらめくフィヨルド、そびえ立つ山々、かわいらしい小さな村や人里離れたビーチ、さらにはヴァトナヨークトル氷河も間近に望めます。大地と海には野生のトナカイや海鳥、アザラシをはじめとする豊かな生き物たちが息づいています。

さらに東アイスランドは文化遺産も豊かで、歴史ある漁村や民俗博物館、灯台が点在し、地域の海洋文化を今に伝えています。

湾曲した美しいフィヨルドを巡る絶景ドライブの後、東アイスランドの快適な宿泊施設でごゆっくりお休みください。

旅の4日目は、東フィヨルド地方を後にして、北アイスランドへと向かいます。ここでは、信じられないほど多様で壮大な景色が広がっています。

まず現れるのは、まるで別の惑星に降り立ったかのような、溶岩に覆われた荒涼とした大地。しかし、少し走るだけで、緑あふれる草原と青く輝く湖が広がるミーヴァトン（Mývatn）周辺にたどり着きます。この湖のほとりには豊かな動植物が息づいていますが、そこからわずか数キロ先のナゥマスカルズ峠（Námaskarð）では、火山ガスが大地を毒し、生命の気配さえ感じられない不毛な世界が広がります。

過去の大噴火によって形成されたドラマチックな火口群と、ミーヴァトン湖畔に点在する美しい偽クレーター。色鮮やかで風光明媚なピクニックスポットの背後には、ダークで不気味な雰囲気を漂わせるディムボルギル（Dimmuborgir）の溶岩の迷宮がそびえます。この“要塞”のような場所には、高くそびえる奇岩群が複雑に入り組み、古代の伝承や神話を思わせる神秘的な空間が広がっています。

滝もまた、それぞれに異なる魅力を持っています。穏やかな田園に囲まれた美しいゴーザフォスの滝（Goðafoss）、そしてヨーロッパ最強の水量を誇るデティフォスの滝（Dettifoss）。轟音を立てながら岩の渓谷へと落ちるデティフォスは、アイスランドの自然の力強さを体現する存在。一方でゴーザフォスは、静寂と調和のとれた風景が広がります。どちらも、火山島アイスランドのダイナミックな自然を象徴する絶景です。

観光の後は、ミーヴァトン・ネイチャー・バス（Myvatn Nature Baths）でひと休み。比較的静かで落ち着いた雰囲気のこのスパでは、豊富なミネラルを含む地熱温泉に浸かりながら、溶岩原と丘陵に囲まれた雄大な景観を一望できます。心身ともに癒される贅沢な時間をお過ごしください。

1日の締めくくりには、アイスランド第2の都市、アークレイリ（Akureyri）へ。エイヤフィヨルズル（Eyjafjörður）を望む美しい港町で、文化や景観を堪能した後は、北アイスランドの快適な宿泊先でゆっくりとお休みいただけます。

アクティブなアイスランド旅行もいよいよ5日目。今日は北アイスランドの見どころをさらに巡った後、美しい風景が広がる西アイスランドを経由してレイキャビクへ戻ります。

最初の目的地は、アークレイリからほど近い小さな港町、ダルヴィーク（Dalvík）。ここは国内でも有数のホエールウォッチングスポットとして知られており、海洋生物好きにはたまらない場所です。

事前にホエールウォッチングをオプションでお申込みいただいている場合は、雄大なフィヨルドの海へとクルーズに出発。高確率で、地球上でもっとも美しい生き物たちに出会えるでしょう。夏季には、ザトウクジラやハナジロカマイルカ、ニシツノメドリがこの海域に生息し、時にはシャチ、ベルーガ、シロナガスクジラなどの姿が見られることもあります。

4月から10月の間にご旅行される場合は、このクルーズの後、コゥルグリューブル渓谷（Kolugljúfur）へ向かいます。険しい岩壁に囲まれたこの渓谷には力強い滝が流れ落ち、轟音とともに谷を満たすその光景はまさに壮観。大自然のダイナミズムを肌で感じられるスポットです。

それ以外の季節には、北アイスランドのもうひとつの動物観察地として知られるヴァッツネス半島（Vatnsnes Peninsula）へ。この地域ではアザラシのコロニーが海岸でのんびりと過ごしている姿を間近で観察でき、周辺の海では水遊びをする様子も見られます。最大の町クヴァムスタンギ（Hvammstangi）には、アイスランド・シールセンター（Icelandic Seal Centre）もあり、アザラシに関する情報を深く学ぶことができます。

ヴァッツネス半島には、もうひとつの有名な見どころ、奇岩クヴィートセルクル（Hvítserkur）もあります。まるで湾の浅瀬で水を飲んでいるゾウのような形をしたこの巨大な岩は、写真愛好家たちにとって人気の被写体。満潮時には海から突き出す孤高の巨像のように、干潮時には間近まで歩いて行け、周囲で営巣する海鳥たちの姿も観察できます。

見どころを満喫したあとは、再び南へ。レイキャビクへ戻る道中、西アイスランドならではの多彩な風景が車窓を彩ります。のどかな牧草地、溶岩台地、連なる山々や火山、遠くに見える氷河、そして雄大な海岸線。まるで絵画のような景色を眺めながら、ゆったりと帰路を楽しめるでしょう。

レイキャビクには夜遅く到着予定。元気があれば、賑やかなナイトライフをのぞいてみるのもおすすめです。その後はホテルでゆっくりお休みください。

いよいよ旅の最終日、6日目です。フライトが遅めであれば、出発までの時間を使ってレイキャビクをじっくり散策してみてはいかがでしょうか。芸術や建築、緑豊かな公園、数々の文化施設など、この街には見どころが満載です。美術館やギャラリーを訪れたり、地元のプールでひと泳ぎするのもおすすめです。

アート好きの方には、レイキャビク美術館（Reykjavik Art Museum）がおすすめ。市内3か所に分かれており、アイスランドの現代美術から伝統的な作品まで、多彩な展示を楽しめます。歴史に興味がある方には、レイキャビク海洋博物館（Reykjavik Maritime Museum）がおすすめ。海洋国家としてのアイスランドの歩みを深く知ることができます。

街歩きのあとは、ロイガルダルスロイグ温泉プール（Laugardalslaug）で旅の疲れを癒しましょう。市内最大級のこの地熱プール施設には、複数のホットタブやスチームバス、大きな屋外プールが揃っており、地元の人々にも大人気です。

また、アイスランドならではのアイテムを探すショッピングのラストチャンスでもあります。自然の中を旅してきた5日間のあと、街のブティックをゆっくり歩けるのはこの日が唯一の機会かもしれません。アイスランド産のウール製品や手作りのジュエリー、クラフト雑貨など、旅の思い出にぴったりな一品がきっと見つかるでしょう。

あるいは、到着日に行く時間がなかった方は、この日を利用してブルーラグーンでゆったり過ごすのも素敵です。アクティブな旅の締めくくりに、心も体もリラックスできる最高のひとときです。

ブルーラグーンは、ミネラル豊富な地熱温泉で知られるスパ施設。蒸気が立ち昇る青白い湯と、黒い溶岩原のコントラストが非現実的な美しさを生み出しており、肌に良いとされる効能も魅力です。館内にはスパ設備も整っており、極上の癒しを体験できます。

その後は、シャトルバスで空港へ向かい、帰国の途へ。アイスランドで過ごした1秒1秒が、きっと一生の思い出になるはずです。よい旅を。