8日間オーロラ・パッケージ｜アイスランドの氷の洞窟＆国立公園

2日目はゴールデンサークル巡りです。

朝、地元ガイドや他の参加者と合流してください。最初の停車地はUNESCO世界遺産にも登録されているシンクヴェトリル（Thingvellir National Park）。アイスランドに三つある国立公園のうちの一つです。

シンクヴェトリルは、10世紀に世界初の議会が設立された場所です。今でもヴァイキングたちが使った議場跡を見ることができます。また、アイスランド最大の自然湖であるシンクヴァトラヴァトン湖（ Thingvallavatn）など、自然の見どころもたくさんあります。

更に、このエリアにはシルフラ（Silfra）という裂け目があり、伏流水がしみ出して信じられないほど透明な流れを作っています。この裂け目はユーラシア大陸プレートと北米プレートの境目にあり、地殻変動の跡を間近に見ることができる非常に珍しい場所です。興味がある方はシュノーケリング体験に是非お申し込みください。

次に、ホイカダルルの谷（Haukadalur）にあるゲイシール地熱地帯（Geysir geothermal area）を訪ねます。

ゲイシールは英語の「間欠泉」（geysir）の語源となった、大間欠泉です。現在は休眠中ですが、隣には5～10分おきに噴出するストロックル（Strokkur）という間欠泉があります。他にも噴気孔や熱い泥沼など、地熱のパワーが溢れています。

ツアーの最後はグトルフォス（Gullfoss）です。氷河の雪解け水が流れる美しい滝で、展望台があるので迫力満点の景色を見ることができます。氷雪を吹き飛ばすほどの滝しぶきが豪快です。

アクティビティをプラスしたい方は、スノーモービル体験はいかがですか。グトルフォスの滝の駐車場からラングヨークトル氷河（Langjokull）に向かい、広大な氷冠をハイスピードで疾走します。

乗馬ツアーもあります。独特の歩法を持つことで有名なアイスランド在来馬はとても気性が穏やかで、誰でもすぐ仲良くなれます。馬場の外を歩くので、アイスランドの田舎の景色も楽しめて一石二鳥です。

一日観光を楽しんだら、レイキャビクに戻ります。バスからオーロラが見えるかもしれませんので、空を見上げるのを忘れずに。

夜はレイキャビク・ダウンタウンエリアの宿に連泊します。

この日は、アイスランドの氷河の中にある、天然の氷の洞窟を見学します。

宿で朝食を済ませたら、再びグループで集合し、スーパージープでヴァトナヨークトル氷河（Vatnajokull）に向かいます。スーパージープとは、アイスランドの原野や氷河も走れるよう改造したオフロード用の車で、乗っているだけでアドベンチャー感があります。

駐車場から氷の洞窟まで、少し氷河の上を歩きます。しっかりしたハイキングブーツでお越しください。足首まで覆うタイプがベストです。足首が安定するだけでなく、水濡れを防げます。

氷の洞窟（アイスケーブ）は夏には溶けてなくなってしまうので、アイスランドでは冬になると毎年、専門家チームが氷冠を歩き回り、安全に入れる洞窟を探します。冬でも氷河は溶けて、凍って、を繰り返しているので、氷の洞窟は常に変化しています。アイスケーブとの一期一会の出会いをどうぞお楽しみに。

洞窟に一歩足を踏み入れると、クリスタルブルーの世界が広がっています。レース編みのように繊細な霜や、自然の気まぐれで形作られた氷の彫刻や、輝く氷柱も見られます。45分ほどの見学を予定していますので、写真撮影の時間もたっぷりあります。

その後は再びヨークルスアゥルロゥン氷河湖に戻ります。気象条件や訪れる時間帯が違うと、氷河湖はまた違った表情を見せてくれます。

これで南海岸観光はひとまず終了です。来た道を通ってレイキャビクに戻ります。レイキャビクには夕食前に着く予定です（移動中にオーロラが現れたら、停車して鑑賞します）。

夜はレイキャビクの宿に宿泊します。

アイスランド旅行の6日目は、西部アイスランドの名所をご案内します。

まず、前日スナイフェルスネス半島の宿に宿泊された方は、キルキュフェットル山とキルキュフェットルスフォスの滝（Kirkjufellsfoss）を訪れます。人気テレビドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のファンなら、壁の北の「矢じりのような形をした山」として見覚えがあるのではないでしょうか。

その後は西アイスランドに向かい、ボルガルネスの町に立ち寄ってボルガルフィヨルズル（Borgarfjordur）というフィヨルドを堪能します。

次にご紹介するのはフロインフォッサルとバルナフォスという二つの滝です。フロインフォッサル（Hraunfossar）は溶岩台地から染み出た水がレースのカーテンのように崖を流れる滝で、バルナフォスは谷間を勢いよく流れる力強い滝です。

西アイスランドでは欧州最大の湧出量を誇るディルダルトゥングクヴェル（Deildartunguhver）も見逃せません。この地域では、豊富な地熱エネルギーを家庭暖房に活用しています。

木道を歩くと、源泉を見られます。お湯は約97℃なので入浴はできませんが、ガイドがアイスランドの地熱発電について解説します。

ここから内陸に向かい、レイクホルト（Reykholt）という古い村を訪ねます。中世の偉大な政治家、詩人、学者であるスノッリ・ストゥルルソン（Snorri Sturluson）が住んだ村です。スノッリは古代北欧の神話や信仰を現代に伝える貴重な文献、「散文エッダ」の作者でもあるとされています。

レイクホルト観光の後はレイキャビクに戻ります。近くのパブでナイトライフを満喫するもよし、宿でゆっくり休むもよし。ご自由にお過ごしください。