氷の洞窟からブルーラグーンまで冬のアイスランドを楽しみ尽くす！9日間オーロラパッケージツアー

この日はアイスランドで最も人気のある観光地、ゴールデンサークルから冒険を始めます。ゴールデンサークルとはシンクヴェトリル国立公園（Thingvellir National Park）、ゲイシール地熱地帯（Geysir geothermal area）と、グトルフォスの滝（Gullfoss）を巡る定番ルートです。

この日乗馬体験オプションを選択された方は、乗馬体験後にシンクヴェトリル国立公園に向かいます。

シンクヴェトリル国立公園は、地殻の驚異的な圧力と変動によって引き裂かれた大西洋中央海嶺上の地溝帯にあります。北米大陸プレートとユーラシア大陸プレートは毎年少しずつ離れていっており、その大陸の境界にある深い峡谷を歩くことができます。

大地を引き裂き、動かす力は深い亀裂を生みました。その代表的なものがシルフラ（Silfra）です。ここでは澄んだ水の中に潜り、ダイビングやシュノーケリングで地下の地層を見ることができます。シルフラはアイスランド最大の自然湖、穏やかなシンクヴァトラヴァトン（Thingvallavatn）のほとりにあります。ご希望の方はシュノーケリングオプションをお申し込みください。但し、水中で落ち着いていられること、自力で泳げることが条件となります。

この広々とした土地は、930年に始まった世界最古の現役議会にとっても恰好の集会場所となりました。このことからシンクヴェトリルはUNESCO世界遺産に登録されています。かつてアイスランド各地のヴァイキングたちがここに集い、情報を交換したり法律について議論したりしていたのです。

ゴールデンサークルの２つ目のスポットもやはり、地球の深部から湧き上がる熱とパワーが満ちています。

蒸気や硫黄ガスがベントやフマロールから立ちのぼり、熱くなった水が岩の上を流れています。歩くと地面が温かいのがわかるでしょう。

ここにはたくさんの小さな温泉や間欠泉がありますが、主役は一万年の活動を経て現在休眠中の大ゲイシール（Geysir）と、数分ごとに20メートルもの高さの湯の柱を噴き上がるストロックル（Strokkur）です。

最後に「黄金の滝」と呼ばれるグトルフォスの滝（Gullfoss）を訪れます。力強い滝が跳ね上げる水しぶきに太陽の光があたると、金色に美しく輝いて見えることから、この名が付いたそうです。冬には氷河を源流とする水が雪や氷を突き破り、眼下の峡谷に向かって激しく流れ落ちる様子は壮観です。

ここでは、ラングヨークトル氷河（Langjokull）で行われるスノーモービルツアーを追加することもできます。

ゴールデンサークル観光をたっぷり楽しんだ後は、レイキャビクに戻る途中でブルーラグーン温泉に立ち寄り、アイスランドならではのリラクゼーション体験をお楽しみいただきます。手足を伸ばしてゆったりとくつろげば、ミルキーブルー色のお湯が疲れた筋肉や関節を癒してくれるでしょう。

尚、ゴールデンサークルツアーに追加アクティビティ（シュノーケリング、乗馬、スノーモービルなど）をアレンジしている場合は、ブルーラグーン温泉は到着日または出国日に手配させていただきます。温泉の効能を十分にお楽しみいただくためです。

ブルーラグーン温泉はミネラル分が豊富で、癒し効果が高いと世界的に評判の名湯ですので、焦らずゆっくりとご入浴ください。

夜はレイキャビクの宿に戻ります。

まだオーロラを夢見ている方はバスツアーを追加して、一番オーロラが見られそうな郊外のスポットに連れていってもらいましょう。

今日はアイスランドで最もレアで最も感動的な体験の一つ、氷河の氷の洞窟探検にご参加いただきます。

この体験ではまず、険しいアイスランドの冬の大地を走れるよう特別に改造されたトラックに乗り、スリリングなドライブを楽しみます。

トラックの駐車場から氷の洞窟までは少しハイキングをしますので、朝の冷たい空気の中を歩く準備をしておいてください。溶けた雪で靴下が濡れないよう、足首を覆うしっかりしたハイキングブーツに、渡されたアイゼンがきちんと装着できているかをご確認ください。

アイスランドでは毎年秋になると、専門家チームが島内最大の氷河であるヴァトナヨークトル周辺を探索し、安全に見学できる氷の洞窟を探します。

氷の洞窟は冬の間中、温度の変化により融解と凍結を繰り返しているため、その姿かたちは常に変化し続けています。天然の氷の洞窟は１つとして同じものはなく、常に移ろい、まさに一期一会の美しさを見せてくれます。

この冬、ヴァトナヨークトル国立公園の西と東で2つの美しい氷の洞窟が発見されました。天候や視界などのコンディションを見極めながら、その日最高の状態の氷の洞窟へとご案内します。

約45分間、知識豊富なガイドのサポートを受けながら氷の洞窟を探検します。必要装備は全て貸し出します。防寒対策をしっかりし、ヘルメットの下に着用する薄手のニット帽もお持ちください。

一生に一度の遠を楽しんだら、夜にはレイキャビクに戻ります。途中もう一度、ヨークルスアゥルロン氷河湖に立ち寄ります。時折アザラシが氷山の上で日光浴をしているので、是非探してみてください。

帰り道ではオーロラが現れるかもしれませんので、空を見上げることを忘れずに。

スナイフェルスネス半島2日目は、その不思議な地形の魅力にさらにどっぷり浸かってみましょう。

この日はスナイフェルスネスを代表する絶景スポットを巡りますので、アイスランド旅行の思い出を素敵な写真に収める絶好のチャンスでもあります。

例えば、特徴的な矢じりのような山キルキュフェットル（Kirkjufell）。非常に存在感があります。『ゲーム・オブ・スローンズ』を見た方はこの特徴的な山に見覚えがあるかもしれませんが、ファンタジーの世界を越えて見る者を虜にする魅力があります。

続いてゲルズベルグ（Gerduberg）では、巨大な柱で装飾したような素晴らしい岩壁をご覧いただきます。六角形の柱が繊細な模様を織りなし、自然の生み出した芸術に感動必至です。

ボルガルフィヨルズル（Borgarfjordur）というエリアでは、フロインフォッサル（Hraunfossar）とバルナフォス（Barnafoss）という二つの滝を見学します。バルナフォスは「子どもたちの滝」という意味で、20世紀初頭に二人の子供がこの急流で溺れてしまった悲劇からこのように呼ばれるようになりました。

この日最後の冒険は、欧州最大の湧出量を誇る源泉ディルダルトゥングクヴェル（Deildartunguhver）の見学です。絶大な地熱の力を目の当たりにし、私たちの足元に眠るとてつもないエネルギーを感じてみてください。

レイキャビクに帰る途中、ボルガルネス（Borgarnes）という古い町を訪れます。都会に戻る前に、しばし地元の雰囲気に浸ってみましょう。

また、夜には再びオーロラツアーに参加するのもいいでしょう。運が良ければ、夜空にゆらめく色と光の感動的なショーを見ることができるかもしれません。

夜はレイキャビクの宿でゆっくりと休み、明日の更なる感動体験に備えましょう。まだまだ、アイスランドの冒険は続きます。