オールインワン！アイスランド1週間の旅

2日目は日帰りバスツアーに参加してアイスランドで一番人気の観光ルート、ゴールデンサークルをご覧いただきます。

朝ガイドがバスでピックアップに回ります。全員揃ったら最初の目的地はシンクヴェトリル国立公園（Thingvellir National Park）に向かって出発です。

アイスランドに火山が多いのは島の中央を大陸プレートの境界が走っているからです。その真上にあるのがシンクヴェトリルで、更に珍しいことに大陸プレートの縁が地上に露出しています。

1000年以上前にアイスランド議会が創設されたことから、アイスランドのサーガにも登場します。

ドラマチックな谷や輝く泉、豊かな緑が広がり、周囲には火山が聳える大変美しいエリアです。

次にゴールデンサークル第二の名所、ハウカダルル地熱地帯を訪れます。英語で"geyser"といえば間欠泉を指すようになったほど有名な間欠泉、ゲイシール（Geysir）があります。

現在ゲイシールは休眠中ですが、隣のストロックル間欠泉（Strokkur）は頻繁に噴出しており、大量の熱水を空高く噴き上げています。

硫黄臭立ち込める原野には他にも大小様々な熱泉や間欠泉があり、地面はそのミネラル分で色鮮やかに染まっています。アイスランド島はまだまだ発展途上の大地なのです。

その後再びバスに乗り、ゴールデンサークル最後のスポット、グトルフォスの滝（Gullfoss）を目指します。アイスランド第二の氷河ラングヨークトル（Langjokull）を源流とする巨大な滝です。

日が差すと雲のような滝しぶきに虹がかかります。

観光だけで飽き足らない方はアクティビティをプラスすることもできます。3種類からお好きなものをお選びください。

最初のオプションはシンクヴェトリル国立公園にあるシルフラ（Silfra）という泉でのシュノーケリング体験です（シュノーケリングは水中で落ち着いていられること、自力で泳げることが基本条件です）。

水中透視度が100mを越え、世界でも指折りのダイブスポットとして知られています。真っ青な水中世界はまさに絶景です。

二つ目のオプションはスノーモービル体験です。こちらはグトルフォスの滝の駐車場から出発します。

集合後スーパージープに乗ってラングヨークトル氷河に行き、広大な雪原を駆け抜けます。晴れているとアイスランド内陸部の秘境、ハイランド地方まで見渡すことができます。

三つ目のオプションはアイスランド在来馬の乗馬体験です。馬場を出てアイスランド南西部の自然の中を歩きます。小柄なアイスランディックホースは安定感の高い独特の歩法ができるので初心者も安心です。人懐っこく愛嬌たっぷりなので経験者もきっと虜になりますよ。

レイキャビクに戻ったらゴールデンサークルの日帰りツアーは解散です。各自夕食をお楽しみください。夜の散歩やナイトライフもおすすめです。レイキャビク泊。

3日目・4日目は1泊2日で南海岸ツアーにご参加いただきます。

田舎のホテルに一泊するので、アイスランド自慢の滝や氷河、火山、海岸をたっぷり楽しめます。

朝ガイドがバスでピックアップに回ります。南海岸に出ると離島ウェストマン諸島などが見えるでしょう。

この日最初の観光スポットはセリャランズフォスの滝（Seljalandsfoss）です。細身の滝が優雅な曲線を描いて高さ60mの崖を流れ落ちています。背後に洞窟があるので裏見も人気です。

この近くにある穴場、グリューブラブーイ（Gljufrabui）の滝もご案内します。崖の襞を流れているため遠くからは見えず、知る人ぞ知る幻想的な滝です。

再びバスに乗り、ミールダルスヨークトル氷河（Myrdalsjokull）、エイヤフィヤトラヨークトル氷河（Eyjafjallajokull）を見ながら南海岸を更に東に進みます。

ソゥルヘイマヨークトル氷河（Solheimajokull）ではしばらく氷河ハイキングをお楽しみください。迫力のクレバスや氷の壁、自然の彫像を見ながら歩くと、眼下には南部アイスランドの絶景が広がります。

次の停車地はスコゥガフォスの滝（Skogafoss）です。落差はセリャランズフォスの滝と同じ60mですが、雰囲気が全然違います。

雨の後は滝幅が20mにもなり、豪快な滝しぶきが印象的です。地元の言い伝えでは、滝つぼに宝箱が隠されているとか。

続いてディルホゥラエイ（Dyrholaey）の断崖を訪れます。海に突き出した大きな岩のアーチが有名です。夏はアイスランド有数のパフィンの名所でもあります。

この少し先にあるのがレイニスフィヤラ（Reynisfjara）のブラックサンドビーチです。熱帯以外のビーチとして、世界で最も美しい砂浜の一つだと言われています。

沖合にはレイニスドランガル（Renyisdrangar）という奇岩が見えます。

アイスランドの昔話では、この岩はその昔、船にいたずらをしようとした2匹のトロールが誤って朝日を浴びてしまった姿なのだと言われています。

その後は欧州最大の氷帽ヴァトナヨークトル（Vatnajokull）を見ながら宿に向かいます。

アイスランド南西部の美しい自然の中のホテルでゆっくりとお過ごしください。

アイスランド旅行の4日目は「アイスランドの至宝」と呼ばれるほど美しいヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jokulsarlon）とダイヤモンドビーチを訪れます。

ヨークルスアゥルロゥンは低地に伸びたヴァトナヨークトル氷河（Vatnajokull）の先端にあり、細い川で海につながっています。氷河から次々と氷の塊が崩れ落ちるので、青い湖面には常に巨大な氷山が浮かんでいます。

氷山は真っ白だったり、蛍光ブルーに輝いていたり、大昔の噴火で積もった火山灰の層が走っていたり、見ていて飽きません。

アザラシが寝そべっていることもあります。

湖畔から眺めているだけで大変美しい景色ですが、氷山を近くで見てみたい方は是非クルーズに参加してみてください（オプション）。

水陸両用船に乗って、手を伸ばせば届くほど氷山に近づくことができます。陸から見るのとはまた違った趣があります。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の傍には黒い砂浜があり、海に流れ出た氷山のかけらが打ち寄せられています。波に洗われた氷が宝石のように輝いているのでいつしかダイヤモンドビーチと呼ばれるようになりました。

かなり大きなものもあり、黒い砂と透き通った氷、光のコントラストが美しいのでカメラ遊びに最適です。

氷河湖とダイヤモンドビーチで数時間過ごしたら、バスでレイキャビクに戻ります。

来た時と同じ南海岸の道ですが、天気や時間帯、見るアングルによって同じ風景も全く違って見えます。おすすめスポットで休憩を挟んでいきますので、バスの旅をお楽しみください。

夜はレイキャビク泊です。

5日目はアイスランド西部の休眠火山スリーフヌカギクル（Thrihnukagigur）の中へご案内します。

かつてはマグマで満ちていた空間に入れる、世界でも大変珍しい体験です。

朝ガイドがレイキャビクにお迎えに上がります。バスで溶岩原に行き、そこから火口までハイキングをします。火口には炭坑用のリフトが設置されています。

安全装備の貸出と簡単な説明を受けたらリフトに乗ります。火口の中に降りて行くと、目の前に不思議な世界が広がります。

通常、マグマが噴出した後のマグマ溜まりは支えを失って崩壊します。ですがスリーフヌカギクルでは自由の女神がすっぽり入るほどの洞窟がきれいに残っているのです。

地底から湧き上がったマグマは驚くほど鮮やかな赤や緑、黄色に輝いています。洞窟内はライトアップされているので細部までじっくり観察することができるはずです。

リフトがマグマ溜まりの底に到着したら、リフトを降りて自由に歩き回ってみてください。

一生に一度の貴重な体験の後は、レイキャビク観光タイムです。

自然に興味がある方はペルトラン博物館（Perlan）を訪れてみては。アイスランドの自然をテーマにしたインタラクティブな展示が評判です。

現代建築に興味がある方はハットルグリムス教会（Hallgrimskirkja）を訪ねてみましょう。塔には展望台があり、レイキャビクの街並みを一望することができます。

夜はレイキャビク泊です。

6日目は自由日です。ガイドは付きませんので、自由にレイキャビク観光をお楽しみください。アクティビティに挑戦したい方はオプションをご検討ください。

一つ目のオプションはレイキャビク旧港発のホエールウォッチングです。

夏のアイスランドはホエールウォッチングの名所として世界的に有名で、ミンククジラやザトウクジラなどがよく見られます。シロナガスクジラ、ナガスクジラ、シャチが姿を現すこともあります。

ハナジロカマイルカやパフィンを始めとする海鳥も見られるでしょう。

二つ目のオプションはレイキャビク国内線空港発のヘリコプター遊覧飛行です。

カラフルなトタン屋根、ハットルグリムス教会の塔、ハルパ・コンサートホールを見ながらレイキャビクの大空を飛びます。世界最北の首都の大パノラマをお楽しみください。

三つ目のオプションはレイキャビク郊外のMosfellsbaerという谷を歩く乗馬ツアーです。

アイスランド在来馬に乗って自然の中を歩きます。二日目に乗馬をしなかった方、乗馬が大好きな方は是非検討してみては。

レイキャビクはとてもコンパクトなので、街歩きにも最適です。

ショッピングならロイガヴェーグル通り（Laugavegur）がいいでしょう。バーでライブ演奏を聴いたり、レストランでアイスランド料理を味わったりしてもいいですね。博物館を訪れたり、ノイトホゥルスヴィーク（Nautholsvik）という地熱ビーチでまったりするのもおすすめです。

白夜を楽しみつくしたら、レイキャビクの宿でゆっくりとお休みください。

アイスランドの夏休みもいよいよ最終日です。

各自朝食を済ませたら、フライトの時間に合わせてFlybusに乗り、ケプラヴィーク国際空港に向かってください。

早朝のフライトで出国される方は時間に遅れないように空港に向かいましょう。空港の免税エリアにもレストランやバー、お店があります。

初日にブルーラグーン温泉に行かなかった方は、この日空港に向かう途中に立ち寄ることもできます。

ブルーラグーンは旅の疲れを癒しつつ、火と氷の国の旅の思い出を振り返るのにぴったり。フライト時間に合わせてブルーラグーンのチケットを手配しますので安心してお任せください。

フライトの時間まで余裕がある方は最後までレイキャビク観光をどうぞ。美術館やアイスランド名物・地熱温水プールを訪ねてみては。

現代建築巡りもいいですし、公園や海辺を散策しながらエシャン山（Esja）、ファクサフロゥイ湾（Faxafloi）を眺めるのもおすすめです。

空港に着いたらこのサマーパッケージは解散です。お疲れさまでした。どうぞお気をつけてお帰りください。