ファットバイクが収納されているコンテナ

DC-3 飛行機の残骸|アイスランド南海岸

Noriko
執筆者: Noriko
認証済み現地在住者

こんにちは、ノリコです!

先日、念願の DC-3 飛行機の残骸を見てきました!

 

不思議な貫禄のあるDC-3飛行機の残骸

2018年7月撮影

 

この飛行機の残骸がどこにある知っていますか?

正解はアイスランド南海岸です。

1973年にアメリカ軍の飛行機がヴィークの町の近くにある砂浜に不時着しました。奇跡的に死者は出なかったそうです。墜落事故があった後も、飛行機は撤去されずにこの場所に残されました。ジャスティン・ビーバーのPV撮影地になったことでも有名です。

アイスランドの南海岸には何度か行ったことがあるのですが、この場所には寄ったことがありませんでした。なぜならば、この飛行機の残骸は私有地にあって、車で近くまで行くことが出来ないからです。アイスランドの国道一号線沿いにある駐車場で降りて、そこから約1時間のハイキングでようやくここにたどり着けます。南海岸にはセリャラントスフォスの滝やスコゥガフォスの滝、ブラックサンドビーチなど見所がいっぱいあって、通常のツアーではそちらに訪れます。そりゃそうですよね。私も南海岸の自然風景大好きですし。

なので、ツアーバスでこの辺りを通る時に

「えー、ここからその姿は見えないのですが、この駐車場のはるか先にDC-3飛行機の残骸があります。海岸に向かって歩いている人の列をご覧いただけるかと思います。飛行機の残骸がある場所までは歩いて1時間ほどかかります。ですので、残念ながらこのツアーでは行く時間がありません

なんてアナウンスされたりしていました。そんなこと言われたら余計に興味がわくってものです

そんな訳で、DC-3飛行機の残骸は、私のアイスランドで訪れたい場所リストに入っておりました。そして、念願かなってついに行くことが出来たのです!(まだまだ他にも行きたい場所はあるので、ちょっとずつ野望を果たしていこうと思います。)

いつも前置きが長くてすみません。ここから本題です。いつも通りここから写真が多くなるのでご安心ください。

さて、先ほども言いましたが、南海岸ツアーの中で「飛行機の残骸も見に行くよ!」ってツアーは無かったんですよね。そんな中ファットバイクに乗って飛行機の残骸を見に行くツアーを発見したので参加してきました!

残念ながら私が参加したツアーは中止になってしまったようなので、参考までに他のツアーのリンク貼っておきますね。

南海岸の撮影スポット巡り|氷河ハイキング、溶岩洞窟探検付き

私が参加したものより所要時間が長いのですが、こちらも面白そうですね。

 


・南海岸ツアーの値段・内容の比較についてはこちら→南海岸ツアー

・南海岸についての紹介記事→【完全ガイド】アイスランドの南海岸


 

私が参加したツアーでは、南海岸の自然観光名所(セリャラントスフォスの滝、スコゥガフォスの滝、ブラックサンドビーチ)を訪れた後、最後の目的地がDC-3飛行機の残骸見学でした。最寄りの駐車場を降りるとゲートがあって、そこから長い道が続いています。周辺はずっと黒い砂地が続いていて、歩道の色とそう大差がないので、目印の黄色いポールがなかったら道がわからなくなってしまいそうです。(以前、レンタカーで一人で訪れた方が、迷子になって遭難したという話を聞きました。怖い。)

飛行機の残骸へと至る道

左奥に写っている自転車に乗っているのは、同じツアーに参加した方です。私もこの写真を撮った時はファットバイクに乗っていましたが、一度降りて撮影しました。自転車でも20~30分くらいかかったので、歩いていた人たちは大変だったと思います。そして、足元が悪い。写真でもわかると思いますが、ごつごつした大きい石が転がっていて歩きにくいです。また、自転車のサドルにダイレクトに揺れが伝わってくるので途中でお尻が痛くなりました。

黒い荒野に佇むDC-3飛行機の残骸

そんな苦難を乗り越えて、やっとたどり着きました!周りに何も無いところに急にぽっと現れるので、「えーと、もしかして、あれ…かな??」と不安になるレベルです。あまり主張が激しくないというか、とっても慎ましやかですね。

DC-3飛行機の残骸を反対側から撮影

反対側からも撮ってみました。めっちゃラクガキされてます。これは一時期アイスランドでも話題になった観光客の迷惑行為の一つですね。

DC-3飛行機の残骸内部、骨組みが見える

柵で囲われてたりしないので、すごく近くまで行けます。中に入ることも出来ます。飛行機の上に乗って記念撮影をしてる人もいましたが、万が一すべって落ちてケガをしても自己責任だそうです。リスクが高いので私はやりませんでした。自分の身の安全は自分で守るしかない。

DC-3飛行機の残骸内部、壊れた窓から日が差している

飛行機の後部から中に入ってみました。床も抜けてるので、鉄骨の上を慎重に進んでいきます。ケガしたくないので、壁につかまりながら進みました。一部尖っているところあるので危ないです。

さっきから周りに何も無いって繰り返し言ってますが、これからどれだけのレベルかお見せしますね。

DC-3飛行機の残骸と黒い砂地

これくらいなんも無いです。背景に見えているのは氷河です。ミールダルスヨークトル氷河ですね。

DC-3飛行機の残骸、後方にはミールダルスヨークトル氷河

さらに引いて撮ってみました。ひっそり具合がわかるかと思います。機体の色も灰色なので、なんとなく風景に溶け込んじゃってますね。観光客が着ているカラフルなジャケットの方が目立ちます。

DC-3飛行機の残骸近くの風景

海側にもカメラを向けてみました。この山の形も独特で趣がありますよね。そして、やっぱり何もない

ファットバイクとDC-3飛行機の残骸

ちなみに乗っていた自転車はこんな感じです。ここまで乗ってきた記念に飛行機を背景にして撮ってみました。

DC-3飛行機の残骸の見学のお供ファットバイク

最初にファットバイクって聞いた時はぴんとこなかったんですが、その名の通りタイヤが太い(ファット)自転車なんですね。マウンテンバイクの一種なのかな?

DC-3飛行機の残骸からの帰り道

見学が終わったら来た道を戻ります。また、あのラフロードが待ち受けています。

アイスランド南海岸にて、青空が垣間見えた

この日は、雨時々曇りといった天気だったのですが、ちょっとだけ青空が見えました!嬉しかったので自転車を降りて撮影。もはや、このなんも無くて、ひらけた空間が好きになってきました。これもアイスランドの魅力のうちの一つかと思います。

ラフロードを走り抜け、痛むお尻をたまに休ませつつ、駐車場に戻りました。

ファットバイクが収納されているコンテナ

ファットバイクはこちらのコンテナに収納されているみたいです。コンテナにほどこされたアートが個性的ですね。

参加したのは2018年7月だったのですが、時折雨が降る中のツアーだったので少し寒かったです。アイスランドに来るなら夏でも防寒着は必要ですね。特に手袋と帽子は大事です。手袋と帽子を着用するだけでかなり体感温度が変わります。

ちなみに、バギーに乗って飛行機の残骸を見に行くツアーもあるようです。

南海岸の名瀑と四輪バギーで行くDC-3飛行機の残骸見学

ツアーページに川を乗り越えている写真があるのですが、私がファットバイクで通った道に川はなかったので、おそらく別ルートで向かうのではないかと思われます。バギーで小川を越えるのも面白そうですね。
 

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