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セイジスフィヨルズルの観光情報

4.6
15 体験者の声
タイプ
滝, 山, 谷, 川, フィヨルド, 文化, ビーチ, バードウォッチング, 自然保護区, 奇岩
場所
9CQ876VV+QV
繁忙期
Autumn
家族向け
あり
面積
213 ㎢
レビュー平均点
4.6
ユーザー評価数
15

Seydisfjörður is in east Iceland, and a beautiful town.

セイジスフィヨルズル(Seydisfjordur)は、同名のフィヨルドの奥に位置する、人口約668人の東アイスランドの町です。

アイスランドのセルフドライブツアーでこの地域を探索してみましょう。この魅力的な町に滞在予定の方は、セイジスフィヨルズルでの宿泊予約をお忘れなく。

雪をかぶった山々と滝に囲まれたこの町で、最も目立つ自然のランドマークは、西側にそびえる標高1,085mのビョルフル山(Mt. Bjólfur)と、東側の標高1,010mのストランダルティンドゥル山(Strandartindur)です。この2つの山は、アイスランドの「7峰ハイキング」のコースの一部となっています。

経済

Seydisfjordur is a popular fishing town

セイジスフィヨルズルの主要な産業は、歴史を通じて漁業が中心でしたが、近年は観光業が増加しています。町には大きな港があり、ここからスカンジナビアへ向かうノッラエナ(Norraena)フェリーが運航されています。

セイジスフィヨルズルは、宿泊施設をはじめとする多くの旅行者向けサービスを提供しており、毎年開催されるLungA art festivalでも、その人気は高まっています。

文化と歴史

Walk through the charming streets of Seydisfjordur

セイジスフィヨルズルの集落は、1848年に住民たちが「海の銀」と呼ばれるニシンで富を築き始めたことで、商業の中心地として発展し始めました。長く伸びた保護的なフィヨルドのおかげで、の漁師たちは近隣地域に比べて有利な立場にあり、そのため東アイスランドで最も繁栄した町の1つへと成長しました。セイジスフィヨルズルを特徴づける、カラフルな木造建築物は、この時期にノルウェーの商人や捕鯨業者によって建てられました。ヴェストダルスエイリ(Vestdalseyri)にある彼らの捕鯨基地の跡は、今でもセイジスフィヨルズルの海岸沿いで見ることができます。

近代では、第二次世界大戦中、セイジスフィヨルズルは連合軍の基地となりました。アイスランド沖で記録された唯一の攻撃は、フィヨルドに停泊していたイギリスのタンカー、El Grilloに対するものでした。ノルウェーに駐留していたドイツ軍機による激しい爆撃を受け、船長は自沈を決断しました。El Grilloは人命を失うことなく沈没し、現在はフィヨルドの底に眠っています。この沈没船は現在、スキューバダイバーたちに人気のスポットとなっています。

アイスランドで最も古い発電所が、セイジスフィヨルズルの町の近くにあります。

この町には活気のある文化シーンがあります。アーティストのDieter Rothのためのレジデンスがあり、そのほかにもアートスタジオ、通信博物館、アートセンター、東アイスランドにある2つの映画館のうちの1つ、そして先ほど触れたLungA festivalが開催されています。

Seydisfjörður has beautiful wooden houses, found in east Iceland.Photo by Midorie Villeneuve Chassé

LungA arts festivalは7月中旬に開催されます。これは若者のアートを祝う祭典です。フェスティバルの名称は、アイスランド語で「アート」を意味する「lista」と「若い」を意味する「ungur」を組み合わせたものです。ワークショップ、展示会、ファッションショー、コンサートなどが行われ、アイスランドの著名なミュージシャンの多くがこのフェスティバルに参加しています。

自然と周辺環境

The monument to Þorbjörn Arnoddsson is a nice Seydisfjordur view point

セイジスフィヨルズルは、山々、滝、美しい海の景色など、素晴らしい自然に囲まれています。町から約17キロメートルのところには、科学研究や自然保護活動の拠点となっているスカラネス自然保護区(Skalanes)があります。1,200ヘクタール以上の広さを持つこの保護区は、豊かな野生生物で知られ、47種類の鳥類、4種類のアイスランドの哺乳類、150種類以上の植物が生息しています。

この地域にはトナカイが生息し、アザラシやネズミイルカが頻繁に海岸に姿を見せます。また、90か所以上の考古学的遺跡があり、その多くは先ほど触れた戦時中のものです。自然保護区内には魅力的なゲストハウスもあります。

淡水湿地、潮間帯、崖、草地など、さまざまな生息地を含むこの保護区は、海外からの研究者たちを魅了し、スカラネスは国際的・学術的な協力の完璧な例となっており、考古学、人類学、言語学、環境保護など、幅広い分野での研究成果が生まれています。

地理

The winding road to Seydisfjordurセイジスフィヨルズルは急斜面の谷のため、この町は雪崩が起きやすい地形となっています。1885年の雪崩では24人が亡くなり、この若い国の歴史の中で最悪の雪崩災害となりました。現在、町には破壊された工場の梁を使って作られた犠牲者のための慰霊碑が建てられています。比較的最近では、1996年に別の地元工場が雪崩で倒壊しましたが、幸いにも負傷者は出ませんでした。その後、町の周りには高さ20メートルにもなる雪崩防護ダムが建設されています。

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