北アイスランド4日間のロードトリップ
アイスランドの夏休みといえば、海外旅行かロードトリップ。アイスランドには遊園地やテーマパークがないので、国内でのバケーションといえばロードトリップに行ったりキャンプに行ったり自然の中で過ごすのが定番です。
今年は3泊4日のアークレイリやミーヴァトン湖観光に出かけてみました!
前日
ロードトリップには準備が欠かせません!洋服や身の回りの品だけでなく、今回はサマーハウスを利用するので食料も買い出しに行きました。今年できたコストコに行き、ピザやパンなどを購入。途中の町でも買い物はできますが、とりあえず食べ物があるというのは安心ですよね。
そしていきなりですが反省点があります。ロードトリップといえば、ほぼ毎日違う場所に泊まるのですよね。でも、荷物の全てを1日で使うというわけではなく、今日必要なもの、今日はいらないもの、という具合になるわけです。
この辺りを何も考えず、4日分のインナー、4日分のセーター、4日分の要冷蔵食品、4日分のお菓子、などとアイテム別に分けてしまったのですが、大きな間違いでした。いちいち、全てのものを車から取り出さないといけないことになり、大変でした。
ロードトリップには1日目に使うもの、2日目に使うもの、というように分けたほうが良さそうです。アイスランドは比較的安全ですので、使わないものは車の中に残しておいて大丈夫です。
1日目
レイキャビクから宿泊場所のブロンドゥオゥス(Blonuós)までは約4時間。せっかくなのでボルガルフィヨルズルにあるフロインフォッサルの滝、バルナフォスの滝を見学。
そして、途中にはお決まりの馬。ずーっと見つめられていました。
朝8時に出発し、15時くらいにはブロンドゥオゥスへ到着しました。お天気も良く、サマーハウスの隣のキャンプ場でゴロゴロして過ごしました。
ブロンドゥオゥスは特筆する観光スポットではありませんが、アークレイリの町に行くのに調度よい休憩場所です。アイスランドの普通の小さな町はこういうものか、思う場所です。サマーハウスについては別のブログエントリーにて紹介しています。
2日目
直接アークレイリに行くのも勿体ないので、スカガフィヨルズルを通り、ホフスオス(Hofsós)の町へ。この町のプールは海に面していて眺めが素晴らしいことで有名です。とても小さなプールですが、眺めはまさに絶景。対岸にはウェストフィヨルドが見えます。風が冷たく寒かったのが難点ですが、アイスランドなので仕方ありません。
ホフスオスからさらに北上し、スカガフィヨルズル半島をぐるっと回ります。途中にはシグルフィヨルズル(Siglufjorður)というお洒落な港町もあり、フィヨルドの海と山の素晴らしい景色が待っています。
この日もサマーハウスには15時頃到着。早めの到着ですが、17時からの乗馬ツアーがあるのでゆっくりはできません。
荷物を降ろしたらそのまま車に乗り込みアークレイリへ。町の手前にあるスカルブレイズ農場で乗馬を堪能。景色が素敵なのでおすすめです!乗馬ツアーの感想もどうぞ。
夜遅い夕焼けをみながら周囲を散策。ひたすらのんびりとリラックスして過ごしました。
3日目
この日はアークレイリから1時間ほどの距離にあるミーヴァトン湖周辺の観光へ。
出発すると、敷地内でいきなり羊とライチョウに遭遇。わかりますか?
アークレイリの町を過ぎると、やがてゴゥザフォスの滝が現れます。
その後ミーヴァトン湖を通り過ぎてナゥムスカルズへ。硫黄の匂いが立ち込める地熱活動の活発な場所です。くれぐれも遊歩道から離れて歩かないように!
ナゥムスカルズの山の反対側にはミーヴァトンネイチャーバスがあります。それほど大きな温泉ではありませんが、ブルーラグーンのような美しい青いお湯で、ミーヴァトン湖観光の最後にはピッタリです。
今回はネイチャーバスは行かず、道向かいの池だけのぞいて終了。
この間、ハンドブレーキをかけ忘れた車がこの池に落ちるという事件がありましたが、実はヨークルスアゥルロゥン氷河湖でも同じような事件がありました。車の扱いにはご注意を!
その後ひたすらドライブをしてデッティフォスの滝へ。
かなり場所が離れていますが、その迫力はゴゥザフォスの比ではありません。対岸にいる、小さな人の姿わかりますか?10分ほど駐車場から歩きますが、時間が許すのであればぜひ行ってみましょう。
ジープなどがあれば、ここからアゥスビルギ渓谷へ行くこともできますが、私の車は普通のセダン。アゥスビルギ渓谷へは遠回りで行くことにして、ミーヴァトン湖へ戻りました。
ミーヴァトン湖は大きな湖で特にココ、というポイントはありません。ですが道路が湖のすぐそばを走っているのでビューポイントはたくさんあります。小さな丘は火山クレーター。昔の火山活動の跡が見れます。
ミーヴァトン湖を離れてディンムボルギルへ。ここは溶岩でできた沢山の石柱があります。その岩々をめぐるコースが10分コース、30分コース、1時間コースというように色分けされています。
コースの途中には穴のあいた溶岩の岩や、塔のようなもの、洞穴があるものなど、いろいろな形の岩があり見学できるようになっています。
ディンムボルギルを後にして、来た道をアークレイリ方面へと戻ります。アゥスビルギ渓谷に行きたかったことはすっかり忘れ、そのままサマーハウスへ。静かなサマーハウス周辺を散歩して過ごしました。
4日目
サマーハウスのチェックアウトは12時なので、ひたすらダラダラして午前中を過ごしました。
アイスランドのサマーハウスで、皆何をしているんだろう? というのは結構素朴な疑問ですが、ほとんどの人は何もしていません! 散歩に出かけたり、ジャグジーに入ったり、本を読んだりと、ひたすらリラックスして特に何もしていません。
アイスランドの夏は天気が良くて暖かいといっても、暑くはないので編み物もできますよ。日本の蒸し暑い夏にはウールの毛糸なんて見たくもありませんが、アイスランドは1年中編み物天国です。
アークレイリからレイキャビクまでは約6時間。こんな風景を名残惜しく眺めながらこ帰宅の途につきました。
感想
3泊4日の旅程というのは、かなりゆっくりペース。フロインフォッサルの滝への寄り道をしなければ、ブロンドゥオゥスでの宿泊を省き2泊3日でも行ける距離です。アゥスビルギ渓谷やフーサヴィークの町まで行く予定でしたが、途中で疲れてしまい行かないことに。ですが、それはそれで無理のないゆったりした旅になり、4日目の最後には元気になって家に帰ることができました。
レイキャビクからアークレイリ周辺へのロードトリップお勧めしますよ!
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