オクスアルアゥルフォスの滝の観光情報
オクスアルアゥルフォス(Öxarárfoss)はアイスランド南東部のシンクヴェトリル国立公園内にある滝です。
このエリアの観光にはゴールデンサークル巡りツアーが便利です。
オクスアルアゥフォスは二段の滝で、オクスアルアゥ川(Öxará)が北米大陸プレートとユーラシア大陸プレートを隔てるアルマンナギャゥ峡谷(Almannagjá)に差し掛かる地点にあります。
滝の基本情報
オクスアルアゥフォスは落差13メートル、幅およそ6メートルの滝です。滝つぼには滑らかな岩が散らばっており、冬は岩に氷が張ってきらきらと光っています。滝は通年訪れることができますが、夏はやや混雑することもあります。
真冬は完全に凍結します。アイスクライミングで氷瀑を登った人ももいますが、危険なので挑戦したい方は必ず専門のガイドと一緒に行ってください。
一帯と歴史
オクスアルアゥルフォスはアイスランド有数の観光名所、シンクヴェトリル国立公園(Þingvellir National Park)で最も人気のあるスポットの一つです。この国立公園はグトルフォスの滝、ゲイシール地熱地帯と共に「ゴールデンサークル」と呼ばれています。
シンクヴェトリルを訪れる人が絶えない理由の一つは、地質学的に非常に珍しい場所だからです。上述の通りシンクヴェトリルは大陸プレートの狭間にあります。二つの大陸プレートが引っ張り合ってできた大地の割れ目をたくさん観察することができます。
中でも有名なのはシルフラ(Silfra)でしょう。割れ目には湧き水が流れているものがたくさんあるのですが、シルフラではシュノーケリングやダイビングをすることができるのです。
シルフラを始めとする亀裂を流れる水は、やがてシンクヴァトラヴァトン湖(Þingvallavatn)に流れ込みます。この湖にはオクサルアゥ川も流れ込んでいます。
シンクヴェトリルが有名なのはその珍しい地形のためだけではありません。もう一つ、歴史的な理由があります。西暦930年にアイスランド議会、アルシンギ(Alþingi)がここで創設されたのです。19世紀に「アイスランド国会」としてレイキャビクに移るまで実に9世紀もの間、この谷でアルシンギが開かれていました。
アルシンギでは各地の代表が法律を決めたり、争い事を解決したり、情報を交換したりしていました。全ての人が直接・間接に参加することができたり、いち早く女性に離婚する権利を認めたりと非常に進歩的な一方で、戦の場となったり魔女狩りが行われたりと暴力的な面もありました。
このような背景があり、シンクヴェトリルは多くのサーガに登場します。オクスアルアゥルフォスの滝も様々な出来事を目撃してきたことでしょう。
ちなみにオクスアルアゥルフォスの滝には不思議な言い伝えがあります。次の年を占う力を秘めているというのです。12月31日の真夜中に、滝がワインか血の色で真っ赤に染まるといい、それがワインならば吉兆、血ならば翌年戦が起きる、というのです…。
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