アイスランドでの運転

アイスランドでの運転

Kuna Yoon
작성자: Kuna Yoon
인증 받은 지역 주민

☆2018年2月12日アップデート☆

★はじめに★

レンタカーについては運転に自信のある方にのみお勧めします。

アイスランドは日本と違い右車線です。当然運転席も反対側です。必読ガイドも合わせて読んでみましょう。

このブログはアイスランドに住んでいる立場で気づいたことを書いてますので参考にどうぞ。

レンタカーがあれば、好きなところでオーロラ観察も

アイスランドではレンタカーで観光地をめぐるというのが結構人気です。

さすが小国アイスランド!電車というものは存在せず、公共のバスも使い勝手が悪い。

そうするとこの人口密度の低い国を移動するにはどうしても観光客向けのツアーバスに頼るか、自分で車で移動することになります。

となれば、やはり自分のペースで移動したり、好きな場所に行けるレンタカーでの観光というのは、やはりアイスランドを満喫するにはとっておきの方法ではないでしょうか。

レンタカーを探してる人はレンタカーのページをチェック。複数の会社の中から車種別に検索することもできます。

レンタカーも興味あるけど、どこに行ったらいいかわからないという人にはセルフドライブツアーがお勧めです。観光スポットについての情報も一緒についてくるので、自分でゼロから計画する手間が省けます。

レンタカーについて

☆レンタカーをレンタルするにはクレジットカードが必要です。忘れないように!

☆ところで昼間でもスモールライトの点灯が義務付けられています。エンジンを入れたら自動で点灯するようになっている車が殆どです。昼間だからといって消さないように。

☆シートベルトは後部座席の乗客も着用する必要があります。お子様はチャイルドシートが必要です。

☆レンタカーを借りたら、必ず車体や車内をチェックし、傷や破損が無いか確認しましょう。動画を撮ったり、車体の写真を証拠として撮っておくことも大切です。また返却時も同様です。

☆レンタカーの契約はお客様とレンタカー会社の直接の契約(英語)となります。Guide to Icelandは検索・予約サイトであり、実際の契約内容には責任を負いかねます。在アイスランド日本大使館からのお知らせもご覧ください。(ワードファイルがダウンロードされます。)

☆契約内容や、レンタカーについて不備や疑問があれば、迷わずレンタカー会社に連絡をしましょう。アイスランドでは、自分の意見をはっきりと主張するという文化があり、文句を言われなければ問題なしとみなされる傾向があります。

☆レンタカーの契約や、レンタカー会社スタッフとのやりとりは英語です。英語が話せないという方、もしもの時に英語でのやり取りが難しいと感じる方には、レンタカーを本当に借りたいかどうか、もう一度考えていただきたいと思います。レンタカーを借りることにはそれなりのリスクが伴います。

☆アイスランドではディーゼル車も少なからず流通しています。ガソリンスタンドでは注意してください。また、ガソリンスタンドが少ないエリアもありますので、次の給油場所はおさえておきましょう。

☆マニュアル車だけでなく、オートマ車もあります。予約時には必ずどちらなのか確認しましょう。

☆「借りてみたらボロボロでした」という声もたまに聞きますが、モデル年式は何年になっていますか? アイスランドのロードトリップは、とにかく長距離になりがちで、あまり年数がたってなくても、レンタカーはかなりの距離を走っているはずです。メインテナンスはされていますが、それ以上に内装などが気になる方には新しい車がお勧めです。

☆デポジットが必要な場合があります。車の種類やレンタカー会社、保険の種類などによって金額やデポジットの有無が変わります。

免許証について

一番良いのは日本の免許証と国際免許証を持ってくることです。

日本の運転免許を保持していれば、アイスランドでも運転できるようですが、問題となるのが、日本の免許証、それ自体です。

日本の免許証には英語での表記や説明が一切ありませんので、公式な翻訳の書類が必要なのだそうです。日本では公式な翻訳文というものの発行が面倒(らしい)ので、国際免許証を取得するというのが一番手っ取り早い方法です。

カナダやアメリカ、イギリス、その他の国発行で、英文で書かれている有効な免許証があればそれでも大丈夫です。(ただし、その国発行の免許が有効かは各自確認してください。)

既に海外にいて国際免許証が無い場合には、最寄りの在外日本大使館へ尋ねてみましょう。時間はかかりますが、翻訳文を発行してくれるかもしれません。

借りられる人について

運転免許を取得していることはもちろんのこと、20歳以上であること、4x4やジープなどの車の場合には23歳以上であること、契約開始日に免許取得から1年以上経過していることなどが必要です。これは追加ドライバーの人も同様です。

Guide to Icelandでも提携しているIce Rental Carsでも上記のように明記しています。(英語で目が回る!という人もこの際頑張って利用規約を読んでみましょう。)

保険について

保険はCDWという基本的な保険への加入が義務付けられています。そのためレンタル料金に込みになっています。ただし保険の内容は一律ではなく、各レンタカー会社によって異なります。スーパーSCDWやプレミアム保険など様々な付帯保険がありますが、どの保険についても飲酒運転による事故や、不注意による事故などは保険が適用されないこともあります。また、保証されないパーツや車体部分もあります。どの保険も自己負担がなくなるわけではありません。保険の内容にもよりますが、高額な修理代や諸費用の自己負担金額があくまで減るだけで、ある程度の金額(後にならないとわからない)は自己負担になるようです。

ちなみに、私がレンタカーを借りるときにはマックスで保険を掛けます。万が一事故にあって、あの保険があれば~涙、とは思いたくないので。それなりの出費は覚悟の上です。

道路情報

日本語での詳細な道路情報は手に入りません!

raod.isのウェブサイトで英語で調べることができます。見方はこちら↓

Vegagerdinホームページ

メインページ上の地図、各地方に分かれているので調べたいブロックをクリックします。

道の状態がチェックできる

このように、主要道路の道路状況が一目でわかります。道路番号などはないので、手元に別の地図が必要かもしれません。

左上の色や記号の意味は下の表にざっくりと翻訳しています。

道の状態は色別で示される

2016年2月4日南海岸沿いに嵐となった日。南海岸沿いの1号線のほか、ゴールデンサークルに向かう道も閉鎖となりました。かつて、ケプラビーク空港に向かう道と北部に向かう道も同時に閉鎖になったことがあり、レイキャビク完全封鎖になったこともあります。一年に何度もあるわけではありませんが、ある時にはあります。台風のようなものです。

孤立状態となったレイキャビク

舗装道路と未舗装道路、山岳道路

驚くことに、アイスランドには多くの未舗装道路があります。それもメインの道路と記されていても舗装されていないことがあるので、注意が必要です。(私は砂利道を走るのが嫌いなので、特に気を付けます。)

舗装状況については、Road.isのサイト内、Road info viewerで見れます。舗装されていない道でも、それぞれ大きく差があり、ちょっと砂利道のところもあれば、スイカを半分にしたような穴が開いていたり、こぶし大の石が落ちている道もあり、それぞれ状況に応じて慎重に運転してください。私の車は、ウェストフィヨルドの未舗装道路であまりの砂埃のためにエンジンランプが点灯したことがあります。Fで始まる道はMoutain Road、F-Roadとも呼ばれる山岳地帯の道。整備はほとんどされておらず、橋が無い川もあり、また保険も一切適用されません。小さい車で進入した場合、罰金となりますので、ご注意ください。

未舗装道路もまだまだ多いアイスランド

基本的にアイスランドの田舎は一本道なので、迷子になることはないです。ただし、次の曲がり角まで何キロとか次の集落まで何キロとかわかったほうが安心かもしれませんね。自分の位置を確認するためのGPSです。

レイキャビク郊外でもこの通り、無人地帯

アイスランドを一周する幹線道路はRing roadとかRoad number 1とか言われています。

幹線道路は80キロから90キロの速度制限があります。カメラで監視してたりするので、速度超過に気をつけてください。

また、道路標識がとても小さいです。90キロで走っていると、地名を読み終える前に通り過ぎてしまうので注意が必要です。通り過ぎてしまった場合も、急停車などはせず、後方を確認して路肩に寄せてください。道の脇も特に駐車できるスペースはないので、半分車道に車体がでたまま停車することになると思います。あまり良いことではないので、どうしても停車しなければならない時は、まずはスペースを見つけましょう。

そして、ラウンドアバウトという円形交差点がありますので、気をつけてください。ラウンドアバウトに進入する前は速度を落とします。必要であれば一時停止します。ラウンドアバウト内の通行優先ですので、無理に進入してはいけません。Uターンに使う場合や左手方向に出たい場合=半分以上ぐるっと周る場合は、2車線あるうちの内側の車線を使用します。(これだと出るとき大変なんですが。)動画を検索してみるのもいいかもしれません。私はラウンドアバウトが一番苦手です。

駐車場はダウンタウンでは有料の場所がありますが、そのほかは無料です。ガレージや私有道路の前をふさいだり、バスのみ通行OKの場所、車椅子マークのところに駐車してはいけません。わからない場合はホテルの人に聞いてみましょう。有料の場合、駐車スペースのそばに、P1、P2、P3などのサインがあり、パーキングメーターがあります。支払いは現金、カードでできます。支払いが済むと、レシートが印刷されるのでダッシュボードに見えるようにおいておきましょう。パーキングの仕方の記事もあわせてどうぞ。

アイスランドの天気についてはアイスランドの天気と服装の記事もご覧ください。

夏のアイスランド

夏は白夜ですから夜になっても日が沈むことはなく、薄暗くなる程度です。したがって田舎道で街頭がなくても問題ありません。

天候もひどく悪くなることはないので、予定通りの運転ができると思います。ただし、日が長いからといって長時間運転し過ぎないようにしてくださいね。

また、時折鳥が飛び込んできたり羊が飛び込んで来たりしますが、変によけないでください!対向車線によけてしまってあなたが別の車と正面衝突しまったら、そっちのほうが大事故です!生き物との衝突、割とよくあることですが、レンタカーの保険ではどうやら保障されないようです…。
我が家の車は80キロで走行中に鴨が飛び出してきて衝突、前方のグリルと呼ばれる部分に大きな穴ができてしまいました。

動物の飛び出しにも気を付けたいアイスランド

道路脇には羊が沢山。初夏には子羊に注意。

また、最近はレンタカーで旅行する外国人旅行者も増え、ゴールデンサークルや南海岸は、初めてアイスランドで運転する人たちで溢れています。景色を眺めているのか、走る速度が遅かったり、急ターンや急停止(羊を見るために)したりと、危なっかしい場面も少なくはありません。周りの車にも十分に注意してドライブしてください。

冬のアイスランド

全てのレンタカーはスノータイヤになっていますが、雪道の運転に慣れている方以外にはお勧めしません。突然の吹雪に見舞われることもありますので、良く検討してください。

秋や春に来るけど、雪道は不慣れという方はこちらのJAF作成の雪道ドライブの基本の「き」も読んでおくといいですよ。

アイスランドでは日本の豪雪地帯ほどの雪は降りませんし、初冬や春先は「もしかしたら雪かも、でも殆どは雨」というような状況だったりします。旅行中に、ちょうど雪が降ったり道路が凍結したりすることに備え、基本の「き」を知っておくことは大切です。

アイスランドの冬は11月から3月の5ヶ月だといわれています。冬は日が短く、郊外では街灯がありませんので朝や夕方には暗闇の中の運転になるかもしれません。レイキャビクで雪が積もっていなくてもちょっと郊外に出ると相当の雪が積もっていることが多いです。また、積雪がそれほどでなくても道が凍っていて滑りやすかったりします。

路面の凍結は目では見えないので、ヒヤッとすることがあります。

Road.isのウェブサイトにある地図をチェックすれば、道路状況が一目でわかります。(詳しくはブログ前半にあります。)

天候が悪いときには主要道路も封鎖されます。

3月の吹雪

あまり写りが良くありませんが、しばらく前の写真が見つかりました。どうやら3月6日に吹雪だったようです。これはレイキャビク市内で朝9時くらいだと思います。

大雪のため普段は交通量の少ないところも渋滞になっていました。

下は10月後半に撮影。標識の前後を撮影しました。軽い吹雪のため片面は雪が張り付いています。風が強いので雪は降り積もらず、横に流れていきます~~。しかし積もらないので、気温の高い日が続けばあっという間に溶けます。ただし、溶けた後に気温が下がると一面が凍結しますので、ご注意を!

雪で読めなくなった標識

必ず天気予報をチェックしながら移動してください。1日中移動ができないという可能性もありますので、日程には余裕を持たせるといいと思います。表示される風速を見れば、静かに降る雪なのか、吹雪きなのかわかります。風速10m/秒はアイスランドでは普通です。

お天気が安定していればゴールデンサークルや南海岸などの観光地は問題なく運転することができます。

どの程度の頻度で吹雪や嵐になるか。旅行するうえで気になる質問ですが、こればかりはお答えできません。一日中レイキャビクでも外出できないほどの嵐になることもあれば、何週間も大きく天気が崩れることなく、予定通りに旅行できることもあります。

 

私も冬の運転はお天気次第です。お天気が良ければ時間に余裕をもってゴールデンサークル一周くらいなら楽しいものですが、悪天候の場合には市内の友達に会う予定をキャンセルすることもあります。

こちらのアイスランドの運転必読ガイドはもう読みましたか?まだの人は読んでみましょう。準備万全でアイスランドの旅をエンジョイしてくださいね!

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