アイスランドの白夜について
アイスランドの白夜を完全解説。太陽が沈まないってどういうこと?白夜を体験できる時期や日の出・日の入りの時間、外が明るくて寝られない時のアドバイスなどをご紹介します。
北極圏に近いアイスランドでは、日が沈まない「白夜」と呼ばれる現象がおきます。夜が真っ暗になることはなく、一晩中空が赤、ピンク、紫に染まったまま朝焼けを迎えるんです。この自然の不思議を体験したい方は是非アイスランドの白夜を楽しむツアーをチェックしてみて!
外が明るいので、夜通し遊んでいることができます。白夜のアイスランドでレンタカーを借りてドライブ旅行はいかが。アイスランド各地のホテルを個別手配してもいいですし、倹約したい方、プランニングが面倒な方はレンタカーと宿がセットになったセルフドライブ・ツアーを利用するのもおすすめ。この記事では、白夜が起きる理由や白夜の時期に行われるイベントや人気のアクティビティ、一年間の日の出・日の入りの時間も解説します。
白夜早わかりガイド
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白夜(びゃくや)は北極や南極付近で起こる自然現象です。
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アイスランドでは夏至となる6月21日あたりに24時間の日照時間となります。
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その前後、5月下旬から8月上旬には太陽が沈みますので白夜ではありませんが、非常に長い日照時間となります。
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白夜を体験できる地域はアイスランド、グリーンランド、アラスカ、カナダ、ノルウェイ、スウェーデン、フィンランド、ロシア北部、北極、南極です。
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反対に冬には日照時間が短くなり、冬至には数時間の日照時間しかありません。これを極夜と呼びます。
白夜とは高緯度の地域で観察できる太陽が沈まない自然現象を指します。地球の自転軸が斜めに傾いていることで季節が生まれます。夏には日が伸び、冬には日が短くなります。また太陽の高度も変わります。
日本を含め地球の多くの場所では、季節による太陽の変化を感じることができると思いますが、アイスランドではこれがより極端な変化として現れます。
アイスランドの夏には太陽が沈まず1日中明るいままです。太陽の日照時間が一番長いのは夏至の日で、太陽は24時間沈みません。また5月や8月でも日照時間は長く、夜中過ぎまで明るいまま。花火や星の観察はできません。
反対に極夜となる冬には、数時間の日照時間があるだけ。暗いうちに会社に到着、大学では1限目が終わっても暗いままです。ですがオーロラという楽しみもあるので、アイスランドの冬は悪いことばかりでもありません。
日が沈まないのにどうやって寝るの?
アイスランドの夏、「眠れなくなってしまうよー」という人は、実際いるんです。ですがこのご時世、遮光カーテンというものもありますし、そのうち慣れてくるので大丈夫です。
それに実際のところ、睡眠時間は短めになりますが、明るいので疲れはあまり感じないのです。
夜更かしが簡単になる。そんな感じです。「一晩中明るいなんて変な気分じゃない?」という質問もあります。突然白夜のアイスランドに来たら、それはもう体内時計が大変なことになって、変な気分になってしまうでしょう。でもアイスランドに住んでいたら、白夜もオーロラも、もう生活の一部です。
白夜の時に、特別にやったらいいことってありますか?
白夜だからといって、特別に心配したり準備をしたりする必要はありません。白夜とは、つまり一日中昼間ということです。もちろんお店や博物館はずーっと営業しているわけではありませんが、アイスランドのメインの観光は大自然。ということはいつ観光してもいいということです。
白夜の間は昼間ではなく、夜や真夜中に訪れることもできるんです。特に夏のアイスランドは多くの観光客で賑わう季節。昼間の喧騒を避け、人の少なくなる夜の時間を狙って旅するのもお勧めです。
太陽は昇ったままなので、日没や夜の訪れを心配する必要がありません。
またキャンプをする人にも白夜の夏は嬉しいもの。夜も明るいので懐中電灯は不要です。時間を気にすることなく自然を楽しむことができます。星空とオーロラは観察できませんが、冬は雪で閉ざされてしまうハイランドにも夏の間なら行くことができます。気ままに旅してキャンプをする、アイスランドならではの魅力があります。
キャンプではなく、レンタカーを借りてホテルに泊まりながらのロードトリップをする人にも、白夜の夏はお勧めです。
日暮れを気にせず観光ができるので、気になる場所には好きなだけ寄ることができます。
アイスランドの夏至と冬至
地球の南と北の極地付近に近づけば近づく程、夏至や冬至の太陽の影響が大きくなります。アイスランドで一番日が長い日、夏至は6月21日頃です。この日レイキャビクでは午前0時少し前に日が沈み、午前3時には日の出となります。
太陽は東から登り西へと沈む...アイスランドの夏には、ほぼ北から登り東、南、西の空を通り、そしてまた北の地平線へと沈んでいきます。そして日が沈んだと思えば、すぐに朝焼けとなるんです。
アクレイリやイーサフィヨルズルなど北部の町に行くと、太陽の出ている時間はさらに長くなります。
反対に日が最も短い冬至は12月21日頃です。レイキャビクでは日の出が午前11時半頃、日の入りは午後3時半頃で、こちらもまた北に行くほど日は短くなります。
冬至から夏至までの期間は、数分単位で刻々と日が長くなっていったり、短くなっていきます。ですので同じ月でも上旬と下旬では大きな違いがあります。3月21日と9月21日はそれぞれ春分の日、秋分の日ですから昼夜の時間はほぼ同じになります。
冬の間はイメージがしやすいでしょう。夜明けは10時、そして15時には夕焼けとなります。ですがこの間にもアイスランドの人々の生活は普段通り行われます。時計を見ながら毎日暗闇の中起床して、通勤通学します。冬には逆に眠くて仕方がないという人もいます。冬の疲れは太陽に当たる時間が少ないためだという認識が一般化しているので、太陽光を補う特殊ランプを利用する人もいます。
日の入りから日の出までの時間はどれくらい?
厳密に言うと、レイキャビクで本当に白夜になるのは6月19日から29日の間だけです。この数日間だけ、太陽は日付を越えてから沈んでいきます。ただ太陽がまた数時間後には昇ってきますので、太陽が地平線上に無くても、周囲は明るいままです。なんとなく理解できますか?この、夜になっても明るいという現象は約3ヶ月続きます。(6月21日から前後して1ヵ月半程です。)
このゆっくり時間をかけて起こる日の入りや日の出は、アイスランドの大空を言葉に表せないほどの美しい色で染め上げます。8月の初旬にはだんだんと暗くなり始めますが、それでも真っ暗な夜が訪れるわけではありません。
太陽の光を長い間浴びていたい!という人には夏のアイスランドはお勧めの国です。8月下旬から9月初旬になるとようやく真っ暗な夜が訪れ、オーロラを迎える夜空がやってきます。
夏のアクティビティは沢山あります。白夜ツアーや、ゴールデンサークルツアーのほか、リングロードでアイスランドを一周することもできますよ。自由にアイスランドの夏を満喫するロードトリップもお勧めです。
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