ヨークルスアゥルロン氷河湖での花火大会
こんにちは、ノリコです。
2018年8月11日にヨークルスアゥルロン氷河湖の花火大会に行ってきました。
日本では花火といえば夏の風物詩。でも、アイスランドだと花火といえば冬、ニューイヤーを連想する人が多いです。年末のカウントダウンで盛大に花火を打ち上げるんですよね。
アイスランド人に「日本ではお正月に花火上げないよ」って言うとすごく驚かれます。
そもそもアイスランドの夏は白夜なので、夜でも明るい為、花火を打ち上げてもよく見えないんですよね。
一番明るいのが夏至の頃、6月は一日中明るいです。でも7月下旬くらいから少しずつ夜が戻ってきます。8月上旬は22時過ぎても明るいので、花火を打ち上げるとなると夜23時まで待たないといけません。氷河湖での花火大会も23時からのスタートです。
ヨークルスアゥルロン氷河湖は私のお気に入りの場所の一つ。湖に氷山が浮かんでいる姿は幻想的で何度見ても飽きません。
氷河湖と花火の共演なんて綺麗に決まってる。絶対に行きたい!
でも、この花火大会は基本的に現地集合なんですよね。
すごく興味があるけど、レンタカーを借りていかないといけないし、行ったとしても花火終わる頃には深夜だし、深夜に運転してレイキャビクに戻らなきゃいけないのもしんどい。
どうしようと悩んでいたところ、こちらのツアーを見つけました。ヨークルスアゥルロゥンで花火大会!
正午に出発して、南海岸の観光スポットを訪れつつ、花火開始前に氷河湖に着くプラン。もちろんレイキャビク往復送迎付き!
私の求めていたものが全てここにある!速攻で申し込みました。
前置きが長くなりましたが、今回は氷河湖での花火大会鑑賞ツアーに参加した時のレポートです。写真と文章多めで長いです。
・その他のツアーの値段・内容の比較についてはこちら→ヨークルスアゥルロン氷河湖ツアー
・レイキャビク市内発|ヨークルスアゥルロゥン氷河湖への日帰りツアー
・ヨークルスアゥルロゥン氷河湖日帰りバスツアー|ボートツアー付き
南海岸の観光地→ヨークルスアゥルロン氷河湖での花火大会の流れです。花火の写真が気になる方は下記のクイックリンクをご利用ください。
ブログ内クイックリンク
セリャラントスフォスの滝、スコゥガフォスの滝、ディルホゥラエイ、レイニスファラ、ダイアモンドビーチ、ヨークルスアゥルロン氷河湖
ヨークルスアゥルロン氷河湖での花火大会(トクミツさんに写真をご提供いただきました)
ツアー当日、レイキャビク市内はレイキャビク・ゲイプライドの準備で賑わっていました。
パレードの為に一部道路が封鎖される為、直前にピックアップ場所が変更になりましたが、最初に希望した所からそこまで離れていなかったので、特に問題はありませんでした。
ピックアップ場所で待っていると、同じツアーに参加するフランス人カップルが話しかけてくれました。日本の文化、特に漫画やアニメが好きなそうで、話が盛り上がりました。
おしゃべりしながら待って20分位経ったころでしょうか、バスが迎えに来てくれました。
黒塗りでスモークガラスのミニバス。座席の座り心地がよかったです。スマホを充電できるUSBポートもありました。ドライバーガイドさんも気さくな方で、運転しながら観光地について説明してくれます。参加人数は全部で11人と少人数でアットホームな雰囲気でした。
ヨークルスアゥルロン氷河湖に着くまでに、南海岸にある有名な観光地も訪れました。ツアー当日の流れは下記の通りです。
クヴォルスヴォトゥルル(Hvolsvöllur)のガソリンスタンドでトイレ休憩→セリャラントスフォスの滝→スコゥガフォスの滝→ディルホゥラエイ→ブラックサンドビーチ→キルキュバイヤルクロイストゥルの売店で夕飯休憩→ダイアモンドビーチ→ヨークルスアゥルロン氷河湖→花火大会
最初のトイレ休憩でシナモンロールとコーヒーを買いました。これで 600 ISK くらいです。
セリャラントスフォスの滝:
滝の裏側に回り込めることで有名な滝です。裏側に行くとびしょ濡れになります。私は何回かチャレンジしたことがあるので今回は遠慮しておきました。
滝に向かって左側にもいくつか滝があります。この風景もまたいいですね。
セリャラントスフォスの滝の近くにある売店。このブランケットがアイスランドカラーですごく可愛いです。
スコゥガフォスの滝:
ご覧の通り水量がものすごいです。近付けば近付くほど濡れます。(全く同じことをグトルフォスの滝の紹介でも言いましたね)
この日は風向きの関係であまり濡れずにかなり接近できました。普段はここまで近づかないので、こんなに至近距離で見るのは私も初めてでした。たまたま傍にいた観光客の女性の記念写真を撮ってあげたら、お礼に私の写真も撮ってくれました。
こんな感じです。ちなみにこの防水のジャケットとパンツですが3年くらい着続けているので薄汚れてきて、段々と防水機能が落ちてきました。そろそろ買い替え時かもしれません。この後、すぐに風向きが変わって、水をかぶったので急いでその場を離れました。
バスに戻るとドライバーガイドさんが、ドリンクと小さめのパンを配っていました。私はリンゴジュースとチーズパンを選んだのですが、他にオレンジジュース、ココア、ピザパンなどもありました。ちょうど小腹が空くころだったので、ナイス心遣いですね。
この時、私の他にも日本人の参加者の方がいたので少しお話をしました。トクミツさんというご家族で、ご両親と息子さんで海外旅行されているそうです。お話を聞いて、世界中飛び回っているアクティブさに感銘を受けました。海外で生活している私のことも気遣ってくださって、お優しい方達でした。こういう出会いは嬉しいですね。
ディルホゥラエイ:
わかりにくいんですが、海に突き出している岬にはぽっかりと穴が開いています。昔この穴の中をセスナ機で通り抜けた人がいたそうです。
特徴的な溶岩岩の形。自然にこんな形になったそうです。
ブラックサンドビーチの方とつながっています。右奥に見えるのがレイニスドランガル岩柱群。
ディルホゥラエイにはパフィンがいました。可愛い!
レイニスファラ(ブラックサンドビーチ):
人気の観光スポットなのでいつも駐車場が混み合っています。道端に駐車している車もいくつかありました。もっと大きい駐車場があればいいのに。
今度は別の角度から右奥にディルホゥラエイが見えます。
ブラックサンドビーチには天然の洞窟があり、溶岩が作り出した自然の造形を楽しむことができます。
キルキュバイヤルクロイストゥル:
夕飯休憩をとった売店のあるガソリンスタンドです。自由時間は30分だったので、少し急いでご飯を食べる必要がありました。私はお弁当を持ってきていたので、特に何も買いませんでした。
時間があまったので近くをお散歩。川が流れていました。この日は曇りがちだったのですが、遠くには青空が見えます。花火大会への期待が膨らみます。ここからヨークルスアゥルロン氷河湖まで約120kmのドライブです。ドライバーガイドさんが車を飛ばしてくれている間、私はうとうとしていました。
ダイアモンドビーチ:
ダイアモンドビーチに着いたのは夜21時半くらいでした。ここにある氷の塊はヨークルスアゥルロン氷河湖から流れてきたものです。黒い砂浜と青い氷のコントラストが美しい。
夕焼けで空にピンク色が混じって綺麗でした。
ダイアモンドビーチに打ち上げられた氷、海に流されていく氷塊を背景に。
ヨークルスアゥルロン氷河湖とダイアモンドビーチはお隣にあるのですが、ダイアモンドビーチ側の駐車場に入る時に、係員に呼び止められました。花火大会は有料のイベントなので、鑑賞するには入場券が必要なのです。ドライバーガイドさんが係員からチケットを入手、一人一人に配られました。
ちなみにこちらがそのチケットです。花火大会への入場料はツアー代金に含まれているので別途支払う必要はなかったのですが、通常は一枚 1000 ISK で販売しているそうです。
ヨークルスアゥルロン氷河湖:
曇り空でも迫力がありますね。雲の隙間から光が差し込んでいるのが幻想的です。
氷河湖周辺は氷の冷気が漂っているのでとても寒いです。本気の冬装備で行かれることをオススメします。私は念のためにセーターを持っていったのですが、それでも寒くて凍えていました。
写真を撮っていたら、一緒のツアーに参加していた中国人の女の子が話しかけてくれました。その後、写真を撮りあったりしました。
その子の提案で横を向いて撮ることに。ジャケットの下にセーターを着こんでいるので、少し着ぶくれてますね。
彼女は一人旅だったので、一人参加の私に興味を持ってくれたみたいです。23時になっても花火が始まらなくて、寒い中で待たされていたので「早く始まってくれー!」と言いながらその場でジャンプしたりしていました。寒かったので運動したら暖かくなるかなと思ったんですよね。結果はあまり変わりませんでした。
ヨークルスアゥルロン氷河湖での花火大会:
予定時刻より遅れること約10分、いよいよ花火大会が始まりました。ちなみに私は写真を撮るのに失敗してしまった為、同じツアーに参加していたトクミツさんに写真の掲載許可をいただきました。トクミツさんありがとうございます!その節は花火の撮り方もレクチャーしていただいたのに、上手くいかずすみませんでした。この失敗は次に生かそうと思います!
ちなみに私が撮った写真はこんな感じ。これでもマシな方です。他の写真は明るすぎたり、タイミングが合わなくて何がなんだかわからない物ばかりでした。途中で一眼も動かなくなってしまったので、諦めてスマホで撮ったりなどしていました。きちんと対策してくるべきでしたね。反省します。
そして、ここからがトクミツさん撮影による綺麗な写真です。お楽しみください!
写真提供:トクミツ様
写真提供:トクミツ様
写真提供:トクミツ様
写真提供:トクミツ様
写真提供:トクミツ様
当日は曇りときどき雨といった天候だったのですが、空気を読んだのか部分的に晴れてくれました。花火が始まるまでは「寒い寒い」と文句を言っていたのですが、いざ始まったら感嘆の声しか出ませんでした。花火の光が水面に反射して、氷山が光に照らされて闇の中に浮かび上がって、より幻想的な光景になっていました。ブログを書いている身で、こんなこと言ってはいけないのですが、言葉では言い表せない美しさでした。
打ち上げ花火が終わった後、後方にある橋の下からも花火が出ていたのですが、不意打ちだったので撮影できませんでした。背後で何かが行われているのに気付いて、そちらに向かっている間に一瞬で終わってしまいました。
花火大会終了後は一路レイキャビクへ。車内では参加者はみんな眠っている中、ドライバーガイドさんはノンストップでレイキャビクまで車を走らせてくれました。たまに目を覚まして窓の外を見ても、どこまでも真っ暗でした。街頭がない道路も多いので、この中を自分で運転するのは怖いなぁと思いました。レイキャビクに着いたのは早朝4時半、ドライバーガイドさんにお礼を言って握手をしてお別れしました。とても良くしてもらったので本当はチップを渡したかったのですが、現金を持ってくるのを忘れて(アイスランドはキャッシュレス化が進んでいる為、クレジットカードがあれば少額な物でも購入できちゃいます)、渡せなかったのが悔やまれます。ツアーに参加する時の持ち物リスト作っておこうと思います。
長時間のツアーでしたが、南海岸の景色をゆっくと堪能でき、素適な出会いもあり、もちろん花火大会も楽しめました。とても良い思い出になりました。日程がピンポイントなので難しいかもしれませんが、皆様にオススメしたいツアーです!
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