まるで絶叫マシン!?高速RIBボートでホエールウオッチング!
こんにちは!ノリコです。先日、RIBボート・エクスプレスツアーに行ってきました!
2019年6月撮影
アイスランド独立記念日でもある6月17日、レイキャビク市内では野外ライブや子供向けのフェスティバルが開催され、かなり賑わっていました。しかし、私はそれを横目に一路レイキャビク・オールドハーバーを目指して歩いていました。目的はRIBボートによるホエールウオッチングツアーに参加すること。
参加したのはこちらのツアーです。
レイキャビク発のホエールウォッチング体験|高速RIBボートで迫力満点!
レイキャビク発のホエールウオッチングツアーに行くのは今回が初めて。さらにRIBボートはかなりスピードが出て楽しいと聞いていたので期待度MAXでした。実は私ジェットコースターとかの絶叫系アトラクションが大好きなのです。
日本にいた頃は絶叫好きの友達とジェットコースターに乗って、きゃーきゃー叫んで楽しんでました。
残念ながらアイスランドにはそういったものはないので諦めていたのですが、どうやら陸地にないだけで海上にはあるらしいとの情報をゲットしたので行ってまいりました。
果たしてその実態はどんな感じだったのかレポートさせていただきます!
・ホエールウオッチングツアーの値段・内容の比較はこちら→ホエールウオッチングツアー
・アイスランドの動物たちについての紹介記事
午前中は曇っていたのですが、午後になって晴れてきました。
2019年6月撮影
奥に見えてるのはハルパ・コンサートホールですね。Special Tours のチケットオフィスで受付を済ませたら、お隣の建物でツアー参加の準備をします。
2019年6月撮影
チケットオフィスはこの建物の向かって右側にあります。建物内に入ったら、参加者リストに名前を書いてサインをします。そして防寒着と安全装備を身に着けていきます。
2019年6月撮影
全体的に黒で黄色のアクセントが効いている防寒着。右手前の棚に入ってる赤い筒のような物はライフジャケットです。
2019年6月撮影
全部身に着けたところで写メを撮ってみました。こんな感じで全体的にぶかぶかなので、シュノーケリングの時のことを思い出しました。おそらくどんなにスタイルの良い人でも不格好になるはずです。
この日は天気が良かったこともあって、防寒着を着た状態だと汗ばむくらいでした。しかし、海の上でしかもスピードが出ると寒いので、防寒着は必須。他にも保護メガネや手袋も借りられます。私は手袋をお借りしました。
ガイドさんに一眼レフを持っていってもいいかと聞いた所、ネックストラップが付いているものならOKとのことでした。波がかかって濡れる可能性があることと、落とさないように気を付けるように注意がありました。
2019年6月撮影
この日は私も含めて総勢10名の参加者がいました。それプラス、ガイドさんとボートを操縦するキャプテン(ボートの場合も船長と訳していいのか迷ったのでキャプテンにしておきました)。
2019年6月撮影
こちらが今回乗船するRIBボートのダグマル号です。
2019年6月撮影
座席はサスペンションシートになっていて、ボートの動きに合わせて揺れると説明がありました。シートベルトは無いので、席に座ったら自分の前の座席の手すりをしっかり握ります。
出発したらまずはパフィンの営巣地であるアクルエイ(Akurey)へ向かいます。うまく写真取れなかったのですが島の周囲にめちゃくちゃたくさんパフィンがいました。ホエールウオッチングツアー中も度々見かけました。
2019年6月撮影
2019年6月撮影
遠目に見えたパフィン。最大限ズームして撮ったのですが中距離レンズではこれが限界でした。
そして、その後はホエールウオッチングのポイントを目指してひたすら突き進みます。RIBボートはかなりスピードが出るとは聞いていたのですが、マジで速かったです。
振り落とされるかもしれないと必死で目の前にある手すりを握っていました。
早いだけでなく、波の上を通過する時に、ボートも一緒に跳ねます。サスペンションシートが衝撃を吸収してくれるのですが、かなり激しい揺れなので最初はビビりました。リアルに「うぉっ!?」ていう可愛くない声が出ました。
でも、しばらくすると慣れてきて、比較的大きな波を超える時は「あ、来るな」と予測できるようになってきました。そして、これがジェットコースターみたいで楽しいのです。波で激しく揺れる度に、他の参加者と一緒に「きゃーっ!」とか「うわぁーっ!」とか叫んで、「アッハッハッハ」と笑ったりしていました。これってすごいストレス発散になるんじゃないでしょうか。
2019年6月撮影
沖合にでると綺麗な海の姿が見えてきました。鯨が観測出来る場所にいくまで少し時間がかかるのですが、その間に見える風景も楽しめます。この日は晴天だったこともあって、青い空と青い海に挟まれ、どこまでも青い空間が続いていて不思議な感じがしました。
2019年6月撮影
どうやらここが良いポイントらしくホエールウオッチングツアーの船が集まっていました。いよいよかと期待が高まります。
この日はラッキーなことに何回か鯨が見られたので、何枚か写真を紹介します。夢中になってシャッターを切っていたので、カメラの設定のことはすっかり忘れていました。ブレてたりピントが甘いものもあるのですがご容赦ください。
2019年6月撮影
最初に見えたのは鯨のヒレ部分。水中からぴーんと伸びていて、まるでこちらに手を振ってくれているようにも見えますね。
2019年6月撮影
ボートの近くに鯨が現れました!一度水中に潜ってもまた近くに現れるかもしれないので、みんなで注意して海面を見張ります。
2019年6月撮影
鯨が現れたらファインダーをのぞきこんで連写していたので、これが撮れたのはまったくの偶然です。データ確認してびっくりしました。たぶん鯨の頭部ですよね。
2019年6月撮影
手前の波の感じとか、船が傾いている感じとか、臨場感伝わりますでしょうか。
2019年6月撮影
船と比較してのサイズ感をお伝えしたかったのでこの写真を選びました。かなり大きい個体のようです。
2019年6月撮影
この時は私たちが乗っていたRIBボートと並走するような形で泳いでいました。たまに海面に姿を見せると大きいというよりも「え、長っ!?」という印象の方が強かったです。
2019年6月撮影
鯨に合わせて船も移動していたので、船の目の前に姿を現すことも多かったです。
しばらく鯨を観察したのちにまたハイスピードでレイキャビクへと戻りました。大きな鯨に遭遇した興奮もあってか、(私を含めた)ツアー参加者はキャーキャー叫んだり笑ったりして楽しい帰路でした。
2019年6月撮影
大興奮のツアーを終えてレイキャビクの港へと戻ってきました。
さてガイドさんによると、今回のツアーで見えた鯨の種類は、
ミンククジラ(minke whale)、ザトウクジラ(humpback whale)、
そして最後に見えた大きな鯨はおそらくシロナガスクジラ(blue whale)だろうということでした。
シロナガスクジラがこの海域で目撃されることは滅多にないらしく、ガイドさんもキャプテンも興奮気味。お客さんからの「これまでに何度シロナガスクジラを見たことがありますか?」という質問に、ガイドさんは「1回もないよ。ゼロ回だよ!これが初めて!!」と回答していました。
港に戻ったらチケットオフィスのスタッフさん達もシロナガスクジラ出現のニュースに大興奮していました。偶然にも奇跡的な瞬間に立ち会えてしまったようです。私もなんだか圧倒されてしまって、ツアー終了後は足元がふわふわして現実感が無いような変な感じがしました。
高速RIBボートでのホエールウオッチングツアーは鯨が見られただけでなく、スピード感も楽しめました。まさかアイスランドにこんなジェットコースター並みのアトラクションがあったとは新鮮な驚きでした。絶叫マシンが好きな方にはぜひお勧めしたいです。
興奮しすぎたのかツアーの翌日は筋肉痛になりましたが、機会があれば私もまた参加したいです!
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