アイスランドで乗馬体験|アイスランディックホースに乗ってきました!
こんにちは、ノリコです。
今回はアイスランドの乗馬体験ツアーについて紹介します。
写真提供:The Icelandic Horse 様
2018年8月に下記の乗馬体験ツアーに参加してきました。
アイスランドにはたくさんの馬が暮らしています。郊外に行くと農場で馬の姿をよく見かけます。以前、ゴールデンサークル観光に行った時に、アイスランディックホースを間近で見る機会がありました。柵から顔を出していて、少し撫でさせてもらったのですが、とてもおとなしく優しい目をしていたのが印象的でした。季節は冬だったので、もこもこの毛に覆われていて、ぬいぐるみのような見た目でとっても可愛かったです。
ゴールデンサークルツアーなどの観光ツアーに参加すると、ガイドさんがアイスランドの馬について紹介してくれたりします。「温厚で人懐っこい性格をしている」「乗馬初心者や子供でも安心して乗れる」といった話を聞くにつれ、段々と興味がわいてきました。
私もいつかアイスランディックホースに乗ってみたい!
そんな長年(といっても2年くらい)の野望をかなえてきました。めちゃくちゃ楽しんできたので、その時の体験レポートをお届けします。
※お伝えしたいことが多過ぎて長くなってしまいました。とりあえず写真だけ見てみたいという方は、どれか1枚写真をクリックすると矢印ボタンで次の写真を見れます。
・アイスランドの馬についての紹介記事→アイスランドの馬たち
・各乗馬ツアーの値段・内容の比較についてはこちら→アイスランディックホース乗馬ツアー
ツアー当日、小雨が降る中、待ち合わせ場所でピックアップのバスを待ちます。今回はホテル前でのピックアップを選択しました。私は宿泊客ではなかったのですが、ロビーで待たせてもらいました。ホテルのエントランス付近がガラス張りになっていて、ホテル前のロータリーが見渡せます。
このピックアップ待ち時間が一番そわそわします。「何時くらいに来るのかな?」「もし来なかったらどのタイミングで電話しようかな?」そんなことを考えながらロータリーの方を気にして待ちます。
私が待っている間に何台か別のバスが来たのですが、空港シャトルバスや別のツアーバスでした。
バウチャーには「The Icelandic Horse」のロゴが入ったバスで送迎するとの記載があったので、バスが来る度に車体のロゴを確認していました。
待つこと20分ほどで車体に馬の描かれたミニバスが来てくれました。
ホテルのロビーから外に出て、バスを降りてきたドライバーさんに話かけます。名前と乗馬体験ツアーに参加することを伝え、バスに乗車。その後、他の参加者のピックアップをしてから、レイキャビク近郊にある放牧地へと向かいます。
これは厩舎で撮影したものですがこんな感じです。わかりやすい。「Íslenski Hesturinn - The Icelandic Horse -」とアイスランド語と英語が併記してありますね。(2018年8月撮影)
よく見るとナンバープレートに「Horse」の文字が!(2018年8月撮影)
レイキャビクから車で20分ほどの場所なのに、赤い砂やクレーターなど、まるで異世界のような風景が広がっていてびっくりしました。ここで乗馬体験…?期待が膨らみます!(2018年8月撮影)
牧場についてバスを降りたら待合室の中へ。温かみのある木製ロッジで中にはお手洗いもあります。
壁に掛けられたお土産物のTシャツ(2018年8月撮影)
壁に飾られた羊と目が合ってビビりました(2018年8月撮影)
バケツと籠の中にたくさんの蹄鉄が(2018年8月撮影)
私はうろうろしていましたが、机と椅子があるので座って待つことも出来ます。(2018年8月撮影)
この日の参加者は5名で少人数グループ。アメリカ出身のご夫妻は乗馬経験者、中国人のカップルと私が初心者でした。雑談しながらガイドさんを待ちます。
ほどなくしてガイドのサルカ(Salka)さんがやってきました。笑顔がとってもチャーミング。最初に乗馬経験がどれくらいあるかについて聞かれたので、私は正直に「子供の頃にポニーに乗ったことがあるだけです」と答えました。それももう何年も前のことでほぼ忘れているので、経験ゼロの初心者と変わらないですね。
その後、約1時間ほどかけてレクチャーがあり、わかりやすく丁寧に説明してくれました。
右または左へ曲がる方法、手綱の握り方、あぶみに足を乗せる位置などなど、知らないことばかりなので真剣に聞き入ります。
ミルクタンクに乗りながら重心の位置について教えてくれるサルカさん。撮影許可ありがとうございます。ちなみに写真はOKだけど、動画はNGだそうです。(2018年8月撮影)
レクチャー終了後、ヘルメットが配られます。希望者にはレインコート、ブーツ、手袋の貸し出しも有ります。私は防水のジャケットを着ていたので、ブーツと手袋をお借りしました。当日は雨が降っていたので、レインコートを借りている方もいました。
馬上へカメラの持ち込みはOKだそうですが、上着のポケットに入れておくこと、ネックストラップ等で首にかけて落とさないようにする必要があります。また、撮影は片方の手で手綱をにぎりながら行うこと、カメラが壊れた場合は自己責任と注意がありました。一眼レフを持っていくかどうか悩んだのですが、雨が降っていたのと、手綱を握りながらのカメラ操作は初心者には無理があると判断して置いていきました。でも念のためにスマホだけは持っていくことに。乗馬体験ツアー中はガイドのサルカさんが写真撮影をして、希望者には後で送付してくれるそうなので、無理はせずにこのサービスを利用することにしました。
準備が完了したら厩舎にてアイスランドの馬とご対面。
私とペアを組んでくれたイザベラちゃん。美人さんですね。(2018年8月撮影)
馬にもそれぞれ個性があるので、参加者の経験に合わせて、最も適した馬を選んでくれるそうです。中には競争心の強い馬もいるとか。ちなみにイザベラちゃんも負けず嫌いらしいのですが、乗り手の意見(手綱等を使ってのコミュニケーション)には耳を傾けてくれるそうです。さてどうなることやら。
サルカさんは堂々たる風格の黒い馬が相棒のようです。(2018年8月撮影)
最初の難関はまず馬に乗ること。アイスランディックホースは小柄とはいえ、それでも鞍の位置が高くて少し怯んでしまいました。乗るときもガイドさんが補助してくれて、足のかけ方から上半身の傾け方まで丁寧に教えてもらえました。全員が馬に乗って準備が整ったら、乗馬体験ツアースタートです!
ガイドさんが先頭を走り、さらにもう一人職員の方がグループの最後尾についてくれました。2人体制で馬への指示の出し方を教えてくれたり、遅れている馬がいたら発破をかけてくれたり、道からそれないように誘導してくれたので安心でした。
馬たちは道端に生えている草を食べたがるので、馬が草に興味を示したら、手綱を引いて注意しなければいけません。イザベラちゃんは食いしん坊なのか、ちょくちょく草を食べようとしていました。その度に「イザベラちゃんだめだよー」と手綱を引きます。最初は馬の力強さに翻弄されて大変だったのですが、何回か繰り返しているうちに言うことを聞いてくれました。馬と意思疎通が出来た瞬間です。ちょっと感動しました。
先ほど溶岩大地について触れましたが、乗馬体験をするコースも壮大な景色の中にあります。写真をいくつか紹介しますね。
右奥のピンク色のジャケット着てるのが私。その後ろは最後尾についてくれた職員の方。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
先頭にいる青いジャケットの方は経験者です。スマホを見る余裕があるのがすごい。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
ヘルメットに隠れてしまっているので分かりにくいかもですが、私の表情めっちゃ固いですね!口元が歪んでいて必死。イザベラちゃんに全神経を集中しています。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
少しずつイザベラちゃんと意思疎通が出来るようになり、中盤からは景色を楽しむ余裕が出てきました。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
当日は必死だったので気付かなかったのですが、こうして見返してみるとかなり傾斜がありますね。私の操縦はおぼつかなくても、馬たちは経験があるので、この時もイザベラちゃんがなんとかしてくれました。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
生憎の雨だったのですが、ガイドさん曰く乗馬は雨天の方が快適なのだそうです。晴天で道が乾いていると砂ぼこりが舞い上がって、ツアーの後は全身砂まみれになるんだとか。雨にも良いところがあるのですね。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
コースの途中で記念撮影をする時間がありました。参加者一人ずつ(ご夫婦やカップルの場合は二人で)撮影をします。ちなみに写真はガイドのサルカさんです。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
まだ表情は固いものの笑う余裕が出てきた私&涼しい顔のイザベラちゃん。背景の岩も雰囲気があってよい感じですね。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
乗馬体験は1時間ほどでした。ツアー終了後は厩舎に戻ります。馬から降りる時もガイドさんが補助してくれました。
馬具を外して、リラックスする馬たち。(2018年8月撮影)
馬同士でグルーミング。仲良しですね。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
地面に寝転がってごろごろする馬。なんだか犬みたいですね。馬ってこんなことするんだ!とびっくりしました。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
しばらく馬が戯れる様子を見学してから、お世話になった馬たちとお別れしました。(写真提供:The Icelandic Horse 様)
待合室に戻って、ヘルメット等お借りしていたものを返却、身支度を整えます。ガイドさんが乗馬中に撮影した写真を送って欲しい人は、ここでメールアドレスを登録します。The Icelandic Horse 社のパソコンに、氏名、メールアドレス、乗った馬の名前等を入力していきます。写真データの送信には少し時間がかかることもあるそうですが、だいたい数週間後には送ってくれるそうです。壁に飾られているTシャツ等のおみやげが欲しい人はこの時に購入出来ます。その後、レイキャビクへの送迎があります。午後出発の回に参加して、ツアー終了後にレイキャビクに戻ったのは17時半頃でした。半日のツアーでしたがとても充実していて中身の濃い体験ができました。
ツアーから2週間後くらいに The Icelandic Horse 社からメールが届きました。メール本文にあるリンクからオンラインの写真データにアクセスしダウンロードすることが出来ます。かなり枚数があったので厳選してブログに掲載しました。ブログへの掲載許可もいただきありがとうございます。
初心者なので不安だったのですが、スタッフさん達がみんな親切だったこともあり、乗馬体験ツアーとっても楽しめました!そして、ますますアイスランディックホースが好きになりましたよ。皆様にもお勧めしたいツアーです。機会がありましたらぜひご参加ください!
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