
「エイヤフィヨルズルの真珠」とも称されるフリースエイは、その美しい自然と静けさ、興味深い歴史と文化、地元の人々の温かいおもてなし、豊かな野鳥、そして素晴らしい景色で、多くの旅行者にとって欠かせない観光スポットとなっています。
アイスランドのセルフドライブツアーで、このエリアをぜひ訪れてみてください。
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歴史と文化
フリースエイは、アイスランドの入植時代から人が住んでおり、『ランドナーマボーク』や『ヴィーガ=グルームスのサガ』にもその名が登場します。
古くから漁業と交易が島の経済の中心であり、19世紀にはノルウェー人やスウェーデン人がニシンの塩漬け工場を設立し、雇用が増えました。その後、地元の人々も独自のニシン産業を発展させ、1930年から1950年にかけて最盛期を迎えました。
しかし、アイスランド周辺の乱獲により1960年代に漁業は急激に衰退し、フリースエイにあった最後の魚の冷凍工場(エイヤフィヨルズル協同組合所有)も1999年に閉鎖されました。現在、地元の人々は漁業と観光業を中心に生計を立てています。
フリースエイには美しい家々が多くありますが、その中でも「サメのヨールンドゥルの家(the house of Shark-Jorundur)」(1885~1886年建築)は、19世紀に最盛期を迎えたアイスランドのサメ漁についての展示があり、見どころの一つです。サメ漁は非常に危険で多くの命が失われましたが、サメの肝油は石油が普及するまで街灯の燃料として使われていたため、非常に利益の大きい産業でもありました。
1913年に建てられたアルダ・ハルドールスドッティル(Alda Halldórsdóttir)の家には地域博物館があります。また、かつての漁業基地は手工芸ギャラリーに生まれ変わり、編み物や手作りキャンドル、絵画、貝殻を使った工芸品、土産物などが展示・販売されています。
自然好きの方は、バードハウスや灯台もぜひ訪れてみてください。灯台からは素晴らしい景色が一望できます。
自然
島の大きさは全長約7km、幅2.5kmほどで、比較的平坦な地形です。最高地点でも標高110mしかありません。島は玄武岩でできており、その上層は氷河の堆積物(モレーン)で覆われ、豊かな植生が広がっています。島内にはヤナギ、セイヨウネズ、コケモモ、ヒメカバノキなど多くの植物が自生しています。
島には地熱による暖房と温水供給があり、海岸には60℃の温泉もあります。満潮時には海水に沈みます。
また、フリースエイはバードウォッチングの名所としても知られ、40種以上の野鳥が観察できます。特にライチョウが多く、ヨーロッパ最大規模のアジサシの繁殖地もあり、他にも多くの湿地性の鳥が生息しています。
交通とサービス
島へ行くには、エイヤフィヨルズル西岸のアルスコーグサンドゥル村(Árskógssandur)からフェリー「セイヴァル号(Sævar)」に乗ります。フェリーは2時間ごとに運航しており、所要時間は約15分です。アークレイリから村まではバスが運行しており、車で約30分です。
フリースエイには、博物館やギャラリー、灯台のほか、銀行、レストラン、ショップ、郵便局などの施設があり、宿泊施設も複数あります。
また、島内には素晴らしい散策コースが整備されており、「エイヤフィヨルズルの真珠」と呼ばれるこの島の静けさと美しさを存分に楽しめます。
伝説・民話
伝説によると、18世紀にこの地で魔術師が恐ろしい怪物の幽霊を呼び出したとされています。その幽霊は、子牛の皮を剥いで尻尾で引きずり、さらに人間、猫、犬、空気、鳥、ネズミ、2種類の海の生き物の要素を加えて、さまざまな姿に変身できるように作られたと言われています。
別の話では、魔術師が剥いだ子牛の頭に犬の足を入れ、呪文を唱えたことで怪物が生まれたとも伝えられています。
この幽霊は、魔術師に恋を拒まれた女性を苦しめるために呼び出されましたが、次第に力を増し、制御できなくなったといいます。
その後も幽霊は創造者の家系を長く追い続け、今でもその子孫を悩ませているという言い伝えもあります。






