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アイスランドのクジラとパフィン
アイスランドには暖かい水と冷たい水が混ざり合うフィヨルドがたくさんあります。夏の白夜の間は日が昇っている時間も長いので、クジラの餌となるオキアミや魚が多く集まり、クジラにとっては理想的な環境です。
アイスランド沖では小型のネズミイルカから大きなザトウクジラまで、20種以上のクジラ類を見ることができます。野生のクジラを見てみたい方は、是非ホエールウォッチングツアーに参加してみては。アイスランドにはクジラだけでなくパフィンも見られるツアーもあります。
日本と同じく商業捕鯨を行うアイスランドでは、クジラと人間の関係はちょっと複雑です。ですが捕鯨された鯨肉のうち、国内で販売されるのはわずか2%。そしてアイスランド人の大半が、クジラを愛すべき生き物だと感じています。実際、ホエールウオッチング船に転用されている捕鯨船は少なくありません。ホエールウォッチングでは、安定感がありガイドの解説も聞きやすい大きめの船と、スピード感があって少人数で楽しめる双胴船で行くツアーがあります。
ホエールウォッチング・クルーズは様々な港から出ています。レイキャビク発のホエールウォッチング・ツアーでは、ハナジロカマイルカやミンククジラ、ザトウクジラなどがよく目撃されています。逆にシャチ、ナガスクジラ、ゴンドウクジラはあまり見られません。世界最大の動物、シロナガスクジラはフーサヴィーク(Húsavík)のそばのスキャルファンディ湾(Skjálfandi Bay)沖に時折姿を現します。シロナガスクジラを見てみたい方はフーサヴィーク発のホエールウォッチング・ツアーを選ぶといいでしょう。クジラを探しながら海釣り体験ができたり、獲れたての魚を調理してくれるツアーもあります。
クジラ以外にも、アイスランドを代表する動物であり、マスコット的な存在になっているパフィン(ニシツノメドリ)に会いに行くツアーもあります。パフィンはアイスランド沿岸の在来種で、ヨーロッパに生息するパフィンの半数以上が夏の間はアイスランドに営巣・子育てにやってきます。アイスランドはたくさんのパフィンを間近で見られる夢の国なんです。
その剽軽な顔つきと鮮やかな色彩でお土産屋さんでも人気のパフィンは、動物好きでなくても魅了されてしまいます。
ですがその愛らしさに騙されてはいけません。パフィンは実は身体能力が高く、一生の大半を海の上で過ごします。泳ぎに長けているだけでなく、1分間に400回以上羽ばたくこともできるんです。しかしその生態はまだ謎も多く、最近の研究では、くちばしに紫外線を当てると発光することが発見されました(理由はまだ解明されていません)。
ボートでパフィンを見に行くツアーもありますが、陸では断崖の上で見られます。ウェストフィヨルドのラゥトラビャルグの崖(Látrabjarg)でパフィンを観察される場合は、崖の端に近づきすぎないよう、十分注意してください。崖の端はパフィンや海鳥の巣穴で崩れやすくなっているので、大変危険です。ウェストフィヨルド以外では、ヴェストマン諸島のガイド付きボートツアーがおすすめです。離島ならではの海の絶景が楽しめます。
パフィン&ホエールウォッチングのツアーは子供から大人まで楽しめるので、家族旅行にもぴったりです。ツアーの所要時間は平均3時間。アイスランド各地で催行されているので、是非参加してみてください。