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フーサヴィークでのホエールウォッチング
フーサヴィークは「ヨーロッパのホエールウォッチングの都」とも呼ばれ、夏のシーズンにはほぼ100%の確率でクジラに出会えることで有名です。
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スキャルファンディ湾で最もよく見られるのはザトウクジラです。これらの優雅な巨体は、ダイナミックな尾びれの動きやジャンプ、胸びれで水面を叩くなど、観察していてとても楽しいクジラとして知られています。
湾内には他にも、ハナジロカマイルカやネズミイルカが生息しています。運が良ければ、ナガスクジラやシロナガスクジラ、シャチやベルーガに出会えることもあります。
多くのホエールウォッチングツアーでは、パフィン(ニシツノメドリ)観察もセットになっています。
フーサヴィークのその他のアクティビティ

フーサヴィークには、1907年に建てられた美しい木造教会「フーサヴィーク教会」や、文化と生物学をテーマにした市立博物館があります。ここでは、剥製のホッキョクグマや古い船など、アイスランドの海洋史を物語る展示が見られます。
また、探検の歴史や宇宙開発までを紹介する「エクスプロレーション・ミュージアム」もあります。
フーサヴィークの近くには、豊かな自然と地質学的な見どころが多いミーヴァトン湖エリアや、北部の中心都市アークレイリもあります。
町には可愛らしいカフェやレストランもあり、美味しい料理とスキャルファンディ湾の絶景を楽しめます。ホテルからキャビン、ホステルまで、さまざまな宿泊施設も充実しています。
フーサヴィーク・ホエール博物館
ホエールウォッチングの拠点として有名なフーサヴィークには、フーサヴィーク・ホエール博物館もあります。港にあるこの非営利の博物館では、シロナガスクジラの全身骨格をはじめとするクジラの骨格標本が展示されており、海で見られるクジラたちをより深く知ることができます。ツアーと合わせて訪れるのがおすすめです。さらに詳しくは、フーサヴィークのおすすめ観光スポットガイドもご覧ください。
GeoSea ジオシー地熱海水温泉
2018年、港の北にあるフーサヴィークルホフジの崖の上に、GeoSea ジオシー地熱海水温泉がオープンしました。ミネラル豊富な天然温海水を引き込んだインフィニティプールからは、スキャルファンディ湾を一望できます。2019年にはTIME誌の「世界の素晴らしい場所」にも選ばれました。晴れた日には、クジラ観察船が行き交う海を眺めながら温泉に浸かることができます。GeoSea温泉のチケットは事前予約がおすすめです。
現地のおすすめ:夕方の温泉でクジラ船を眺めよう
多くの人は日中にGeoSeaを訪れますが、実は夕方が一番のおすすめです。夏のディナー後、長い北国の夕焼けが水面を銅色に染め、観光客も少なくなります。インフィニティプールの縁からはスキャルファンディ湾を一望でき、タイミングが合えば、温かい海水に浸かりながら最後のホエールウォッチング船が港に戻る様子を眺めることができます。この時間帯は特に静かで、追加料金もかかりません。お土産ショップの行列より、素敵な思い出になるはずです。
フーサヴィークとユーロビジョン映画
2020年、フーサヴィークはNetflixのコメディ映画『ユーロビジョン歌合戦 ~ファイア・サーガ物語~』で、架空のバンド「ファイア・サーガ」の故郷として世界的に有名になりました。主演はウィル・フェレルとレイチェル・マクアダムス。映画のラストを飾るバラード「Húsavík (My Hometown)」は、スウェーデンの歌手モリー・サンデーンが歌い、第93回アカデミー賞で主題歌賞にノミネートされました。
町もこの話題を大いに盛り上げ、2021年の授賞式前には「フーサヴィークにオスカーを!」というキャンペーンが行われました。映画の中で繰り返し流れる「Ja Ja Ding Dong」は、今や町の名物ジョークとなり、観光客からもよくリクエストされます。映画を観た方なら、港やカラフルな家々、湾の向こうの山々が見覚えのある風景として映るでしょう。
フーサヴィークへのアクセスと周辺観光
フーサヴィークはアイスランド北東部に位置し、北部の中心都市アークレイリから車で約1時間です。「ダイヤモンド・サークル」観光ルートの拠点でもあり、ミーヴァトン湖エリアや、迫力あるデティフォスの滝、馬蹄形のアゥスビルギ渓谷なども近くにあります。
レイキャビクからは2つのアクセス方法があります。1つはリングロード(国道1号線)を北上するルートで、約480km、休憩なしで約6時間ですが、途中でボルガルネースやアークレイリなどに立ち寄るのが一般的です。
もう1つは、レイキャビクからアークレイリまで飛行機で約45分、その後レンタカーやバスで東へ1時間ほどでフーサヴィークに到着します。すでに北部を観光中、またはリングロードを時計回りに回っている場合は、アークレイリの後に国道85号線に入れば、スムーズにフーサヴィークへアクセスできます。
フーサヴィークの歴史
フーサヴィークは「家々の湾」という意味で、伝説によれば、アイスランドの公式な入植年(874年)よりも前に人が住み始めたとされています。
スウェーデン人のガルザル・スヴァヴァルソンは、870年の冬にアイスランドに滞在しました。伝説やサガによると、彼はナットファリという男性と2人の奴隷を残してこの地に農場を任せたとされ、町の名前も家々に由来すると言われています。
フーサヴィークは、長い道のりをかけて訪れる価値のある町です。クジラ、崖の上の温泉、映画『ファイア・サーガ』の舞台など、どの目的で訪れても、ダイヤモンドサークルを巡る旅の途中でゆっくり滞在したくなる魅力があります。