ジオシー地熱風呂の観光情報
ジオシー地熱風呂(GeoSea Geothermal Sea Baths)はアイスランド北部にある世界的な地熱スパです。地熱で海水を温めた大露天風呂と、北大西洋の絶景が自慢です。
ホエールウォッチング・ツアーや北部アイスランドのプライベートツアー(3日間)などでフーサヴィーク(Husavik)を訪れる方は、是非温泉に浸かっていっては。ジオシー温泉の入場券はオンラインで予約できます。
海水のお風呂はアイスランドでも珍しく、美しいインフィニティ風呂が大海原に溶け込むかのようです。
写真:フーザヴィークのジオシー温泉の入場券より
ジオシー地熱風呂について
ジオシー地熱風呂はフーサヴィークという美しい町にあります。2018年のオープン以来、観光客だけでなく地元アイスランド人にも北部アイスランドの温泉として人気急上昇中のスポットです。
お湯は天然のミネラルが豊富に含まれており、どんな肌質・健康状態の方でも入浴を楽しめます。地元の人の間では筋肉痛や血行によいと評判です。
寒い日に温まりたい時にも最高です。
ジオシーの特徴・施設など
ブルーラグーンやミーヴァトン・ネイチャーバスなどアイスランドの他の温泉と違い、ジオシー・バスはミネラル分豊富な海水のお風呂です。
地熱を利用して竪穴に溜まった水を38~39度前後に温めて浴槽に流しています。
三つの美しいインフィニティ・プール状の露天風呂があり、それぞれ大きさや温度が異なります。
最も大きいのがスキャゥルファンディ湾(Skjalfandi)を望むもので、湯温は低めです。海と崖の眺望が美しいため、いつも一番人気です。
一番上にあるお風呂は中くらいの湯加減で、一番小さなお風呂がやや熱めです。
インフィニティ風呂では視界に人工物がないため、自然の風景の中に吸い込まれるような感覚を味わえます。
浴槽と建物はアイスランドらしい黒い溶岩と灰色の粘板岩でできており、周囲によく馴染んでいます。
スチームルームもあります。
入浴前に必ずシャワーを浴びて身体をよく洗い、水着をつけてお風呂に入ってください。水着とタオルはレンタルもできます。
プールバーとレストランではお酒・ソフトドリンクを楽しめます。
ジオシーは年間を通じて営業していますが、営業時間は季節により異なります。夏季は11:00~23:00程度、冬季(1月~3月)は17:00~22:00です。
ジオシー地熱風呂の歴史
ジオシー地熱風呂は2018年8月にオープンしたのですが、地元フーザヴィークでは初めから温泉を作ろうとしていたわけではありませんでした。
フーサヴィークで地熱を利用する計画が持ち上がったのは今から百年以上前のことです。当初は家庭の暖房に利用したいという考えでした。穴を掘ったところ海水が出てきて、ミネラル分が多すぎるため暖房には適さないことがわかりました。そこでこのお湯でチーズを生産する計画も持ち上がりましたが、こちらも頓挫しました。
日本のように温泉文化が根付くアイスランドでは、温泉は井戸端や銭湯のように地元の人たちが集まる大切な場所。そこでやはり温泉を作ろうという話になり、できたのがジオシーなのです。
ジオシー地熱風呂で見られるもの
海岸線と海の絶景
ジオシー地熱風呂の施設はHusavikurhofdiの崖に建てられています。アイスランドの海岸線を一望する絶景スポットです。
美しいスキャゥルファンディ湾(Skjalfandi)はもちろん、海を泳ぐクジラやイルカの姿も見られるかもしれません。
海に向かって左には Husavikurvitiという現役の灯台があります。温かみのあるイエローが北欧らしいですね。
写真:Regina Hronn Ragnarsdottir.
フーサヴィークを囲む山々も見えます。西に見える雪をかぶった山はKinnarfjollと Viknafjollです。北の地平線に広がるのは北極圏です。
アイスランドのオーロラ
ジオシーは標高49メートルの崖の上にあるため、オーロラ探しにうってつけのロケーションです。アイスランドでは毎年9月から翌4月の約8か月間、オーロラを見ることができます。雲のない、晴れた夜が狙い目です。
フーサヴィークの近くにあるアークレイリ(Akureyri)などから出発するオーロラツアーもあるので、冬に旅行される方は是非チェックしてみては。例えばアークレイリ発少人数制オーロラハンティング・ツアーなど。こうしたツアーではプロのガイドが案内してくれるので、自力で探すよりも成功率が高まります。
ジオシー地熱風呂とフーサヴィークへの行き方
ジオシーへは車、飛行機など様々な方法で訪れることができます。レイキャビクから行くなら、一番速いのは飛行機ですが、アイスランドの美しい景色を楽しみながらのドライブもおすすめです。
飛行機なら、Eagle Air航空でレイキャビク国内線空港からフーサヴィーク(Husavik)に行きましょう。毎週複数回就航しており、フライト時間はわずか1時間です。
車なら、レイキャビクからジオシーまでは約464kmのドライブです。アイスランド北部とダイヤモンド・サークルを巡るセルフドライブ・ツアーを利用するのがおすすめ。レンタカーと宿がセットになっていて、北部アイスランド6泊7日セルフドライブのようなプランがあります。
フーサヴィークの町にはお店や宿もたくさんあるので、フーサヴィークに宿泊するのもおすすめです。
ジオシー地熱風呂周辺の見どころ・アクティビティ
フーサヴィークやアイスランド北部にはジオシー地熱風呂以外にもたくさんの名所やアクティビティがあります。
パフィン&ホエールウォッチング・ツアー
フーサヴィークで最も人気のアクティビティはホエールウォッチングです。特に夏は、スキャゥルファンディ湾の豊富なエサを求めてたくさんのクジラがやってきます。
アイスランドのホエールウォッチングツアーには様々なタイプがあり、典型的なツアーは例えばこちらの少人数制ホエールウォッチング・ツアー。美しい帆船に乗ってクジラを探しに行く3.5時間のツアーもあります。
このようなツアーで最もよく見られるのは豪快なパフォーマンスがトレードマークのザトウクジラですが、他にもミンククジラ、ハナジロカマイルカ、ネズミイルカなども見られます。運が良ければシロナガスクジラやシャチ、マッコウクジラ、ゴンドウクジラを見られる可能性も。
一方、野鳥が好きな方はフーザヴィークのパフィンウォッチングもおすすめです。フーサヴィーク沖には地元の人たちが「パフィン島」と呼ぶグリムスエイ島(Grimsey)があります。
毎年5月から8月の間は何千羽というパフィン(ニシツノメドリ)がこの島に営巣にやってきます。大規模なコロニーはまさに壮観です。
ホエールウォッチングやパフィンウォッチングを楽しんだ後にジオシーでゆっくり休むのもいいですね。
ダイヤモンドサークル観光
フーサヴィークはダイヤモンド・サークルという全長260kmの観光ルートに含まれる名所です。他にはミーヴァトン湖、デッティフォスの滝、アゥスビルギ渓谷などが含まれます。
ミーヴァトン(Mývatn)は湖畔に偽クレーターが点在する美しい火山性の湖です。13種類のカモを始めとするたくさんの野鳥が見られ、ミーヴァトン・ネイチャーバス温泉があります。
デッティフォス(Dettifoss)は欧州最大で最もパワフルな滝で、毎秒193㎥の水が流れています。幅は100メートルもあり、大迫力です。
その北にはアゥスビルギ渓谷(Asbyrgi)があります。馬蹄型の巨大な谷は緑が豊かで、眺望も最高です。
北欧神オーディンの八本足の愛馬が地上に足をついた拍子にできた谷だと言われています。
ダイヤモンドサークルは7日間リングロード周遊ドライブや、レイキャビク発10日間ガイド同行周遊パッケージのようなプランで訪れることができます。
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