観光情報:アクラフャットル山
画像:Wikimedia, Creative Commons, by Diego Delsoより。未加工・未編集
アクラフィヤットル(Akrafjall)はアイスランド西海岸のアクラネス半島(Akranes)にある山です。
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アクラフィヤットル山はクヴァールフィヨルズル(Hvalfjörður)というフィヨルドとレイラゥルヴォグル湾(Leirárvogur)の間に聳える独立峰です。山裾は海岸に迫り、半島の大部分を占めています。最も高いのは標高643メートルのGeirmundartindurという峰です。
地質学と歴史
アクラフィヤットルの独特の形は最終氷期に形成されました。現在の山頂は氷河に覆われていました。氷が溶けたとき、急斜面はそのまま残ったのですが山の真ん中に大きなくぼみができました。
山の南側(クヴァールフィヨルズル側)は単一の急斜面から成っています。一方、北側(アクラネスの町側)から見ると二つの峰が見えます。その間の谷はBerjadalurと呼ばれています。
最近の研究で堆積層に海浜台跡が見つかり、氷河が退行する前は小さな島だったのではないかと考えられています。アクラフィヤットルを形成する溶岩は主に玄武岩で、450万~300万年前のものです。
アクラフィヤットル山のハイキング
アクラフィヤットル山は比較的容易に登れます。頂上からは西部アイスランド有数の眺望が望めます。出発点はAkranes Water Worksの駐車場です。2時間~5時間くらいで登れるルートが何通りかあります(標識あり)。
Berjadalsá川の両側に2か所、駐車できる場所・ルート起点があるので、よく確認してから出発しましょう。
アクラネスから見て右側(南側)の峰は Háihnúkurと言い、標高は555メートルです。一番上る人が多いルートで、登山客が書き込めるゲストブックがあります。
もう一つの峰はGeirmundartindurと言い、こちらは標高643メートル、少し長めのルートです。更に、二つの峰を結ぶ全長10kmの一周コース(標高差は600メートル)もあります。
展望
頂上からは広大なファクサフロゥイ湾(Faxaflói Bay)から、レイキャネス半島、氷河を被った火山スナイフェルスヨークトル(Snæfellsjökull)やスナイフェルスネス半島を遠望できます。
首都レイキャビクやたくさんのフィヨルド、谷、山なども見えるでしょう。
Geirmundartindurの西側の山麓に1955年に墜落した軍機も見えるかもしれません。
アクラフィヤットルの崖にはフルマカモメやオオカモメが巣を作っています。
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