
アクラネースはアイスランド西部の港町で、レイキャビクから約42kmの場所にあります。
この町は、クヴァルフィヨルズルとボルガルフィヨルズルという2つのフィヨルドを隔てる半島の先端に位置しています。
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これらのエリアは、アイスランドのセルフドライブツアーで巡るのがおすすめです。
写真提供:Wikimedia, Creative Commons, Helgarun氏。編集なし。
歴史
アクラネースは9世紀、アイルランド出身の兄弟ソルモズルとケティル(Þormóður and Ketill)によって開拓されましたが、本格的な町として発展し始めたのは18世紀半ばからです。
1942年に正式に町として認定され、人口が急増しました。現在、アクラネースの人口は約6,700人。周辺地域の重要なサービス拠点として、今後も成長が期待されています。
町にはセメント工場や近隣のアルミニウム精錬所もありますが、漁業が今も経済の中心です。また、アクラネースはサッカーの強豪チーム「Íþróttabandalag Akraness(アクラネース・スポーツクラブ)」があることでも有名です。
文化
写真提供:Wikimedia, Creative Commons, Diego Delso氏。編集なし。
アクラネースの文化の中心はガルザルにある「アクラネース民俗博物館」です。ここには民俗博物館のほか、19世紀・20世紀の家屋やボート、アイスランド・スポーツ博物館、さまざまな企画展が集まっています。
見学できる家屋は、アイスランド初のコンクリート造りの家「ガルザル邸」(Garðar house)(1876年建築、元は牧師館)、アクラネース地域で最も古い木造家屋「ネズリ・シールパルトゥル」(Neðri-Sýrupartur)(1875年)、労働者階級の家「サンダル・ヴェストリ」(Sandar-Vestri)(1901年)、そして民俗博物館や展示ホールの企画展などです。
博物館のコレクションには、家庭用品や職人・農家・漁師が使った道具や機械、医療器具、衣装、芝生の家の一部など、多彩な展示品があります。
地理
町の背後には堂々とした玄武岩の山「アクラフィヤットル」がそびえています。山頂からは、アイスランド西部、ファクサフロイ湾、レイキャネス半島、スナイフェルスヨークトル氷河まで、素晴らしいパノラマビューが楽しめます。
ブレイジン地区にあるアクラネース灯台(近年になって一般公開)は、湾や町を一望できる絶景スポット。灯台の内部はアマチュア写真家がギャラリーとして活用しています。






