観光情報: スコゥガフォスの滝
スコゥガフォスの滝は、幅25m、落差60mの驚異的な滝で、アイスランドで最も大きく美しい滝の1つです。
また、大量の水しぶきのため、晴れの日には虹がでることも多く、見る人を圧倒させます。
スコゥガ川にあるこの巨大な滝は、国道1号線からもはっきりと見ることができ、アイスランドの南海岸の旅の途中に立ち止まって周辺を散策するのに最適な場所です。スコゥガフォスの滝の下流にはイワナやサケが多く生息しており、夏には釣りの人気のスポットとなっています。
滝の落下地点の土地は平坦で、滝壺の目の前まで歩くことができます。夏の暖かい日には特に、ギリギリまで近寄りたくなるかと思いますが、水しぶきでびしょ濡れになるので十分お気を付けください。
また、滝のそばには崖の上まで続く階段があり、滝を上から眺めることもできます。野鳥の巣も上から見つけることができるでしょう。ぜひ探してみてください。
地理
スコゥガフォスの滝は、エイヤフィヤトラヨークトル氷河の南側にある小さな町、スコゥガルの近くに位置しています。この町には古い木造家屋と芝の家がある野外博物館そしてこの地域の様々な工芸品を展示している地域博物館、スコゥガサフン・フォーク・ミュージアムがあります。
スコゥガサフン・リージョナル・ミュージアムの一部には、アイスランドの交通、通信、テクノロジーの歴史と進化を紹介する交通博物館があります。ここでは、この国が馬の時代から21世紀のデジタル通信に至るまでどのように進化してきたかを見ることができます。
スコゥガサフン博物館内にはカフェやミュージアムショップが併設されており、スコゥガルの町内にはホテルやレストランがあります。
スコゥガフォスの滝の東側には、アイスランドで最も有名なハイキングルートの一つであるフィムヴォルズハゥルス峠があります。全長 22km の道のりはスコゥガ川に沿って進み、2 つの氷河、ミールダルスヨークトル氷河とエイヤフィヤトラヨークトル氷河の間を通って、美しいソゥルスモルク渓谷にたどり着きます。
スコゥガフォスの滝は、南海岸に沿って少し離れたところにあるセリャランズフォスの滝と合わせてよく訪れられます。どちらも同じ高さの崖から落ちていますが、スコゥガフォスの滝の方がはるかに迫力があるのに対し、セリャランズフォスの滝は背後に洞窟があり、滝を裏側から楽しむことが出来るのが特徴です。また、あまり知られていませんが、神秘的で美しいグリューブラブーイの滝にも隣接しています。
民話
スコゥガサフン博物館には金の取っ手が展示されています。伝説によると、この取っ手はこの地域に最初に入植したバイキングの一人で、巨人だったと言われているスラシ・ソゥルオゥルフソンが所有していた木箱の一部であったものだそうです。伝承によると、スラシは西暦 900 年に、スコガフォスの滝の裏手の洞窟に財宝でいっぱいの木箱を埋めたという。
スラシの死後、何度もその木箱を引っ張り上げようと試みたが、木箱の取っ手が壊れ、手元に残ったのは取っ手だけ。木箱は滝つぼ へと再び姿を消しました。この話も伝説となりましたが、壊れた取っ手は教会に寄付され、現在では近くにあるスコゥガル民族博物館で保存されています。 本当に財宝は滝つぼに隠されているのでしょうか。