アイスランド旅行での靴の選び方
「○○に行くのですが、この靴で大丈夫ですか?」という質問。意外と少なくありません。確かになんだかよくわからないアイスランド。実際の荷造りを始めると疑問がでてきませんか?
今回はそんな疑問にお答えすべく、私だったらの視点で靴選びのポイントをお伝えします。
①ゴールデンサークルや市内観光時
【夏】正直どんな靴でも大丈夫です。ゴールデンサークルの一部は舗装されていない可能性もあり、雨の日には泥だらけになるかもしれません。ですので夏の日にはサンダルでもフラットシューズでもいいですが、汚れてしまって嫌なものはやめましょう。
【冬】スニーカーでも大丈夫ですが、雪が降りしきる中観光することもありますし、早朝などは除雪が追いつかず、積もった雪の中を歩くことがあります。濡れるのを覚悟の上、ちょっと外に出かけるだけ、ということであればスニーカーでもいいかもしれません。ですがせっかくの旅行、そんな思いをせずに楽しむなら防水のハイキングシューズやスノーブーツがお勧めです。また、日本で簡易スパイクを購入してくるのもお勧めです。地面が凍っている時には非常に便利なアイテムです。
②南海岸や、スナイフェルスネス、その他のメジャー観光地
夏も冬も、①同様。ただし、舗装されている区間はより限られるので天気が悪い日には濡れてしまう可能性が大きいです。またセリャランズフォスの滝を歩く遊歩道などは非常に滑りやすく、若干の岩登り。そのためウォーキングシューズかハイキングシューズ、スニーカーがお勧めです。
下記はモンベルのアウトレットで購入。(アイスランドは物価が高いので帰国時に爆買いするのですよ。)このような靴は疲れにくく、特に夏には便利です。ただ撥水加工はされていないので夏限定です。
③氷の洞窟・アイスケーブ
【冬】寒い時期限定のアクティビティですから、雪の上を歩くことを前提に準備しましょう。ツアーページにも書いてあるように防水のハイキングブーツがベストです。防水でなければ、替えの靴下を用意するなど濡れる覚悟で行きましょう。ハイキングブーツが必要なのは、氷河上でアイゼンの装着が必要なためです。
スノーブーツでも紐で調節が出来るなど、しっかりとフィットするものであれば大丈夫。ただし長靴のように足を突っ込むだけのもの、また濡れてしまうムートンブーツは控えましょう。
④氷河ハイキング
一年を通してハイキングブーツが必要です。足首のまわりで固定するアイゼンを装着するためです。氷河のでは平らな面だけでなく傾斜を登ったり降りたりします。足首を守るハイカットのブーツは欠かせません。防水であるのが一番ですが、無い場合には防水でないものでも参加はできます。もちろん濡れる覚悟はして替えの靴下を用意したり、別の靴を用意する必要はあります。氷河ハイキングは雨天決行なので、それなりの靴が無い場合にはレンタルしたほうが便利です。細かなサイズ調整のために、靴下は厚さの違うものを用意したり、2足ほど持っていると便利です。②で紹介したウォーキングシューズや、足首のサポートの無いハイキングシューズでは参加できません。
⑤アイスクライミング
氷河ハイキングの上を行くアイスクライミング。これはもうしっかりとしたスポーツで実はハイキングブーツではなくて専用のブーツなのだとか。もちろんツアーで参加する分には、自分で持っているハイキングブーツで参加できます。ウォーキングシューズや、足首のサポートの無いハイキングシューズでは参加できません。氷河でのアクティビティには上記のようなしっかりとした靴が必要です。
⑥洞窟探検
ウォーキングシューズでもハイキングシューズでも大丈夫です。ただし、足元は大小様々な岩がゴロゴロしていて、非常に不安定です。足首を守るためハイカットのハイキングブーツがお勧めです。こちらも汚れる可能性が大きいので、汚したくない靴は避けましょう。
まとめ
氷河ハイキングや氷の洞窟には行く予定だけれど、正直ハイキングブーツを持っていくのは面倒…
その気持ちわかります!ハイキングブーツを使う機会が1回だけであれば、レンタルするほうが楽かもしれません。もしハイキングブーツが歩きやすく連日使えるものであれば(人それぞれですが)ハイキングブーツは日本から履いていってしまいましょう。特に冬、雪が降り積もる場合には、おそらく毎日ハイキングブーツかと思います。アイスランドに引っ越してきたばかりの頃、毎日バス停まで歩くためにハイキングブーツは欠かせないものとなりました。
ハイキングブーツでレストランなんかに入ってもいいの?…そんな心配も無用です。アイスランドを訪れる旅行者はもともとアウトドアを愛して止まないハイカーやキャンパー達でした。もちろん、ハイキングやキャンプはアイスランド人も大好きです。多少ラフな格好で歩いていても、バックパックを背負って歩いていても特に不思議がられることはありません。ただし汚れている服や、濡れている上着には注意しましょう。クロークを用意しているお店もありますので、席へ持っていけないなと思ったらお店の人に尋ねてみましょう。
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