グルンダルフィヨルズルは、アイスランド西部スナイフェルスネス半島の北岸に位置する小さな町です。人口は約872人で、2004年からフランスのパンポール市と姉妹都市提携を結んでいます。
このエリアは、アイスランドのセルフドライブツアーで訪れることができます。
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写真提供:Wikimedia, Creative Commons, by Chensiyuan。編集は行っていません。
町の主な産業は漁業と水産加工業です。グルンダルフィヨルズルは自然の良港を持つため、多くの船が行き交う港町としても知られています。
近年では、スナイフェルスネス半島の美しい自然景観が注目され、観光の中心地として発展しています。旅行者のニーズに応えるため、町の施設も充実しつつあります。
グルンダルフィヨルズルには公共図書館や歴史センター、住民のカフェ、そして故ベーリング・セシルソン氏(名誉市民でアイスランドの著名な写真家)の作品を集めた写真展「ベーリングストファ」などがあります。
宿泊施設や各種サービスのほか、乗馬やキャンプ、アイスクライミングなど多彩なアウトドアアクティビティも楽しめます。
町のそばには9ホールのゴルフコースもあります。
キルキュフェットル山

グルンダルフィヨルズルを訪れる多くの人が足を運ぶのが、町のシンボルであり絶景スポットのキルキュフェットル(「教会山」の意味)です。海辺にひときわ目立つ独立峰で、尖塔のような山頂と美しい海岸線が特徴的。アイスランドでも屈指の美しい山として知られています。
キルキュフェットルは、さまざまな角度や光の下で異なる表情を見せるため、「アイスランドで最も写真に撮られる山」とも呼ばれています。
山のすぐそばには、前景として人気のキルキュフェットルスフォス(教会山の滝)という美しい三段の滝もあります。
キルキュフェットルの登山は可能ですが、過去に事故も起きているため、経験豊富な方のみ挑戦してください。
伝説と歴史
近隣には、人口1,195人のスティッキスホルムルという町と自治体があり、この地域の商業とサービスの中心地となっています。特にこの町は、数多くの伝説やサガに登場する神秘的な場所としても有名です。
グルンダルフィヨルズルからスティッキスホルムルへ向かう道中には、ベルセルクシャフラウンと呼ばれる広大な溶岩原が広がっています。この名前は「エイリビッジャ・サガ」に由来し、2人のベルセルク(ヴァイキングの戦士)が主人の娘に恋をしたために殺されたという伝説が残っています。
伝説によれば、主人は彼らを殺す前にこの道を舗装させたといわれています。
グルンダルフィヨルズルは、15世紀からスナイフェルスネス半島の交易の中心地として栄え、1786年にはアイスランド国内6つの公認市場のひとつに指定されました。
町の周辺には、ヴァイキング時代から人が住んでいたことを示す遺跡も数多く残っています。
半島の他の多くの場所と同様、良港と豊富な漁場があったことから、国内でも最も早く人が住み始めた地域のひとつと考えられています。






