セルフォス(Selfoss)の「ニュー・オールド・タウン(The New Old Town)」は、ショッピング、美味しい食事、さまざまなアクティビティが楽しめるにぎやかな中心街です。ゴールデンサークルのルート上にあり、南海岸の中心に位置するセルフォスは、この地域を巡る旅の拠点としても最適です。
「ニュー・オールド・タウン」と呼ばれるこのダウンタウンエリアは、実はすべて新しく建てられたもので、アイスランド各地にかつて存在した歴史的建造物を忠実に再現しています。
それぞれの建物には豊かな物語があり、店やカフェ、レストランなどが入っています。この地域を訪れるなら外せないスポットで、誰もが楽しめる何かがきっと見つかります。
セルフォス・ニュー・オールド・タウンのショッピングエリアには、地元のブティックから人気ブランドまで多彩なショップが並び、衣類やジュエリー、本、アート、インテリア雑貨、アイスランド土産など、幅広いアイテムが揃っています。
ワードローブに加える新しい一着を探している方も、アイスランドならではのユニークなアイテムを手に入れたい方も、きっとお気に入りが見つかるはずです。
セルフォス・ニュー・オールド・タウンでひときわ象徴的な建物といえば、やはり「旧乳製品工場(Mjólkurbú Flóamanna)」でしょう。建物の特徴的な曲線窓のひとつには、このアイスランド語の名前が美しく掲げられています。
この建物は、もともと1929年にアイスランド初の乳製品工場として建てられましたが、より大きな施設が必要とされたため、1954年に取り壊されました。その後、2021年にニュー・オールド・タウン計画の一環として再建され、セルフォスの街に新たな命を吹き込む存在となっています。
現在、この旧乳製品工場(Old Dairy houses)には、8軒のレストランと2軒のバーが集まるにぎやかなフードホールが入っており、広々とした快適なイートインスペースも備えています。活気あふれるフードホールの雰囲気を楽しみながら食事をしたり、タウンスクエアを眺めながらゆったりと過ごすのもおすすめです。天気の良い日には、屋外のテラス席も大変人気があります。
写真: Entrance to the Skyrland Exhibition in Selfoss in South Iceland
旧乳製品工場のフードホールの地下には、アイスランドを代表する乳製品「スキール」をテーマにしたインタラクティブな展示「スキールランド(Skyrland)」があります。
スキールの歴史や製造工程、アイスランドにおける文化的な意味を楽しく学ぶことができ、最後には新鮮なスキールの試食も体験できます。セルフォス中心部を訪れた際にはぜひ立ち寄りたい、アイスランドの食文化に触れられる魅力的なスポットです。
美しいタウンスクエアをのんびりと散策しながら、通り沿いに並ぶ個性的なショップをのぞいてみましょう。そしてひと息つきたくなったら、美味しいランチやディナーを楽しむのもおすすめです。
セルフォスのニュー・オールド・タウンには、レストランやカフェ、バーが20軒以上あり、どんな気分にもぴったりの一軒がきっと見つかります。散策のあとには、アイスクリームでちょっとしたご褒美を楽しむのにもぴったりのスポットです。
セルフォスは、レンタカーを利用すればレイキャビクからわずか50分ほどの距離にあり、リングロード(国道1号線)を走る際にちょうど通る場所に位置しています。
そのため、南海岸やゴールデンサークルの旅程に気軽に組み込むことができ、アクセスも抜群。アイスランドの美しい「ニュー・オールド・タウン」を、ぜひ訪れてみてください。