情報: ブルーラグーン
ブルーラグーンは、アイスランド南西部のレイキャネス半島にある温泉です。アイスランドで最も人気のあるアトラクションで、世界中からたくさんの人々が訪れます。
ブルーラグーンはケプラビーク空港から車で15分、レイキャビクから30分の場所に位置し、レンタカー又はブルーラグーンツアーを利用して簡単に訪れることができます。6日間のオーロラハンティングツアーや夏のセルフドライブツアー 10日間 等のパッケージツアーでは、アイスランド到着日または最終日にブルーラグーンを予定するのが人気です。
歴史
ブルーラグーンは、1976年にスヴァルツエンギ発電所からの廃水のプールとして始まりました。
一番最初に入浴した人の名前はヴァールル・マルゲイルソンで1981年に入浴したと言われています。当時は「青い泥の池」に彼が入浴することを反対し、止めさせようと説得する人が数人いましたが、疥癬を患わっていたヴァールルは、皮膚の改善のためなら何でもしたいという気持ちでいました。入浴を続けるとヴァールルの皮膚がたちまち改善し始めたことに気付きました。その後も乾癬などの症状のある人は、ブルーラグーンのお湯が症状を和らげることに気付き、1987年には一般の人向けの入浴施設がオープンしました。
オープン時は主に皮膚病を患う人向けでした。採掘所のすぐ隣に作られたこの施設は、シャワーとちょとした「ビーチ」があるだけの簡単なものでした。その後研究センターや2つのホテルが建設され豪華なスパ施設へと変貌を遂げました。
今日では
ブルーラグーンの温水にはシリカや硫黄等の成分が多く含まれるため皮膚病の治癒効果があると考えられています。ブルーラグーンに併設されている研究施設では、皮膚病の治療法の研究が日々行われています。真っ白な泥状のシリカは入場料に既に含まれているため、ブルーラグーンの入浴エリアで追加料金を支払うことなく自由に楽しむことができます。
お湯の温度は一定に保たれており、平均37℃~39℃です。日本人には少しぬるい温度ですが、広大な入浴エリアは深さや温度の違う場所がありますので、泳いで移動して自分にぴったりのスポットを見つけてみましょう。
サウナ、スチームサウナ、打たせ湯もあり、予約すれば水中マッサージも利用できます。
ブルーラグーン施設内にはLAVAレストランやBlueカフェ、ラグーンスパがあり、施設を離れることなく半日ゆっくりと過ごすこともできます。
ブルーラグーンでは様々な施設が充実しているため、国内のアトラクションの中でもエンターテインメント性が高く、かつロマンティックな場所として大変人気のスポットです。アイスランドらしい溶岩地帯の景観を前に、幻想的なミルキーブルーの温泉にゆっくり浸かる体験はアイスランドでしか体験できない素晴らしい思い出になることでしょう。
基本情報
ブルーラグーンは一年中営業しており、季節に関わらず常に人気です。各入場時間に人数制限が設けれているためスケジュールがわかり次第早めにオンラインで予約することをお勧めします。前日や当日の購入はできない可能性があるので、アイスランドに到着する前に予約をしておきましょう。
ブルラグーンをはじめアイスランドの温泉プール施設では、入浴前に必ず体を洗いましょう。更衣室からシャワールームまでは水着とタオルを持って裸で移動、備え付けのシャンプー等を使い、髪の毛からつま先まできれいに洗います。
なるべく旅の費用を抑えたい方は、ブルーラグーンより安い価格で楽しめるフォンタナ・スパ、シークレットラグーン、ミーヴァトン・ネイチャー・バスやクロイマ・スパをぜひチェックしてみてください。
アイスランドの温泉については下記記事をご参照ください。