ミーヴァトン温泉の観光情報

ミーヴァトン・ネイチャーバス（Mývatn Nature Baths）はミーヴァトン湖周辺にある地熱プールとスチームバスがある温泉施設です。レイキャフリズという村から東に2㎞ほどいったところにあり、アイスランドの温泉文化を体験することができます。

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画像提供：ミーヴァトン・ネイチャーバス温泉の入場券

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このエリアを観光するならミーヴァトン・ツアーがおすすめです。10日間セルフドライブツアーや10日間のパッケージツアーなどの周遊プランでもミーヴァトン温泉を訪れることができますし、北アイスランドでレンタカーを借りれば自分で運転して行くこともできます。ミーヴァトン周辺の宿をとってゆっくり過ごすのもいいですね。

2004年にオープンしたミーヴァトン・ネイチャーバス温泉は、南西部のブルーラグーン温泉のような高級温泉スパです。北部にはこれほどの規模の温泉が他にないこともあって、年々人気が高まっています。夏の旅行では早目に入場券を予約するのがおすすめです。

ミーヴァトン・ネイチャーバス温泉の施設と入場料

ミーヴァトン・ネイチャーバス温泉は大きな湖のほとりにあり、湯温は36～40℃くらいです。硫黄を始めとするミネラル分が豊富で、呼吸器や皮膚系の疾患によいとされています。

露天風呂のほか、温泉の湯気を利用したスチームバスが二つあります。こちらは50℃くらいで、湿度はほぼ100％なので水分をたっぷりとってから利用しましょう。ホットタブと子供用のプール、レストランもあります。

入場料は夏季（5月～9月末）と冬季（10月～翌4月末）で違い、大人が夏は5,000ISK、冬4,500 ISKです。13歳～15歳は夏2,200ISK、冬1,800ISKです。シニア・障がい者・学生は通年3,000ISKです。12歳未満（大人の同伴が必須）は無料です。※記事執筆時の情報です

ミーヴァトン・ネイチャーバス温泉周辺の見どころ

ミーヴァトン湖周辺はアイスランドで最も多様な地形が見られる地域の一つです。ミーヴァトン温泉から車でわずか5分のところには、ナゥマスカルズ峠（Námaskarð）の地獄谷があります。火山ガスを吐き出す噴気孔やぶくぶくと沸騰する泥沼があり、地中から湧き上がったミネラル分で地面が七色に染まっています。

ディムボルギル（Dimmuborgir）という溶岩原もあります。粘り気の強い溶岩が城塞のような形に冷え固まった不思議な場所で、13人のアイスランドのクリスマストロールの棲み処だといわれています。人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』では「壁の向こう」のシーン（マンス・レイダー率いる野人たちのキャンプ地）のロケが行われました。

グリョタギャゥ（Grjótagjá）は天然の洞窟温泉です。こちらも『ゲーム・オブ・スローンズ』に登場した名所で、ジョン・スノゥと野人のイグリットがついに結ばれた場所です。お湯がとても熱いので入浴は禁止されていますが、幻想的な洞窟はドラマのファンでなくとも一見の価値ありです。

ミーヴァトン湖も非常に美しく、たくさんの野鳥が飛び交っています。特にカモ類は十種以上います。植物が好きな方は是非毬藻を探してみてください。日本の北海道の阿寒湖などごく限られた場所にしか生息していない藻がアイスランドで見られるのはとても不思議ですね。

また、この一帯にはミーヴァトン湖とゴーザフォスの滝（Goðafoss）とデッティフォスの滝（Dettifoss）などの滝を含むダイヤモンド・サークルと呼ばれる観光ルートがあるので、こちらを巡ってみるのもおすすめです。