観光情報:カトラ・ジオパーク
カトラ・ジオパーク(Katla Geopark)はUNESCOが定めた保護区で、欧州ジオパークネットワークにも所属しています。アイスランドで最も活発な火山の一つであるカトラ山と周辺地域の持続可能な開発と自然環境保護を目指しています。
アイスランドのセルフドライブ・ツアーで是非訪れてみてはいかがでしょうか。
カトラ・グローバルジオパークはアイスランド最初のジオパークです。南はEystri Rangá川とNúpsvötn川、北はヴァトナヨークトル氷河の下に眠るバルダルブンガ(Bárðarbunga)という成層火山に囲まれたエリアが制定されました。ジオパーク内には火山、氷河、黒砂海岸、溶岩原、滝などがあります。サステナブルなエコツーリズムを通して、訪れる観光客に環境や地元文化について考えるよう促しています。
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地質学と自然
カトラ・グローバルジオパークの自然は世界的に見ても特異なものです。氷河湖決壊洪水によって形成された黒い砂漠が広がり、低地には氷河を源流とする川が流れています。また氷河に覆われた山々の麓には溶岩原や偽クレーターなどを形成してきた世界最大の火山性の峡谷エルドギャゥ(Eldgjá)や、ラーカギーガル(Lakagígar)という火口列があります。
更に、至るところに変化に富んだ岩石層があり、パークの氷河や川を源流とする滝も無数にあります。このうち最も有名なのは南海岸のスコゥガフォス(Skógafoss)、セリャランズフォス(Seljalandsfoss)、グリューブラブーイの滝(Gljúfrabúi)でしょう。ジオパークの名前にもなっているカトラ火山や、アイスランドで最も悪名高い火山、氷河を被ったエイヤフィヤトラヨークトル(Eyjafjallajökull)もあります(2010年に噴火して欧州の空の便を大混乱に陥れた山です)。
歴史と文化
ジオパークに制定されたエリアでは、遠い昔から火山活動や氷河湖決壊洪水などが繰り返されてきました。アイスランド入植以降もこうした自然の活動は人々の暮らしや耕作に大きな影響を及ぼしてきました。ジオパーク内にはNúpstaðurの芝屋根の礼拝堂やキルキュバイヤルクロイストゥル(Kirkjubæjarklaustur)という漁村など、多くの史跡や古い建物、農場跡が残っています。
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