ヴィーク村の観光情報
ヴィーク(正式にはヴィーク・イ・ミルダル;Vik í Myrdal)はアイスランド本島最南端の村です。レイキャビクから約186㎞のところにあります。レイニスフィヤラ黒砂海岸などの名所があります。
南海岸観光の定番スポットで、ドライブの休憩やランチ、お土産のショッピング、宿泊にぴったりです。人口はわずか650人ほどですが、寄り道に便利なロケーションと美しい景観から観光客にとても人気があります。
レイニスフィヤラのブラックサンドビーチまでは車で10分ほどですし、カトラ・アイスケーブツアーもここから出ています。
ヴィーク村周辺の見どころ
レイキャビクからヴィークまでは車で約2時間半です。途中、たくさんの見どころがあります。迫力満点のスコウガフォスの滝(Skogafoss)や、裏見ができるセリャランズフォスの滝(Seljalandsfoss)は外せません。
天気が良い日にはエイヤフィヤトラヨークトル氷河(Eyjafjallajokull)やミールダルスヨークトル氷河(Myrdalsjokull)が見えます。どちらも氷河の下には同名の火山が眠っています。2010年の大噴火で欧州の航空網に多大な影響を及ぼしたエイヤフィヤトラヨークトルの名を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。特に晴れた日には遥か沖にウェストマン諸島を望むこともできます。
ヴィーク村のすぐ手前にはバードウォッチングの名所として人気のディルホゥラエイ(Dyrholaey)の崖があります。海に突き出している巨大な岩のアーチが目印です。5月から8月にかけて何千羽ものパフィンがここに巣を作ります。
ヴィーク村に着いたら、是非レイニスフィヤラのブラックサンドビーチを見に行きましょう。熱帯以外で、世界で最も美しいビーチの一つに数えられており、不思議な地形が見られます。
特に目を引くのがレイニスドランガル(Reynisdrangar)の海食柱です。船にいたずらをしようとしていたところ、誤って朝日を浴びてしまって凍りついた2匹のトロールだと言われています。
ヴィークに宿泊される方は白夜やオーロラの下で散策するのもおすすめです。但し、この浜では突然大きな波が現れ、海難事故につながることがあります。過去には犠牲者も出ているので、観光の際は必ず波打ち際から十分な距離を保ってください。遊泳は厳禁です。
ヴィーク村を過ぎて更に南海岸を東に向かうと、スケイザラゥサンドゥル(Skeiðarásandur)という黒い荒野があり、その先にはヴァトナヨークトル国立公園(Vatnajokull National Park)があります。欧州最大の氷河ヴァトナヨークトル、スカフタフェットル自然保護区(Skaftafell Nature Reserve)、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖(Jokulsarlon)を擁する大変美しい国立公園です。
ここでレイキャビクに引き返す方も多いですが、時間に余裕がある方はそのまま東海岸に出て、アイスランドを一周しても!
ヴィーク村周辺の野生動物
レイニスフィヤラとディルホゥラエイの崖に近いヴィーク村にはたくさんの野鳥がいます。村のすぐ外にはカモメ、フルマカモメ、ウミバト、夏にはパフィンなどが巣を作っています。
海辺にアザラシがいることも珍しくありません。運が良ければ沖合を泳ぐクジラやイルカの姿が見えます。アイスランド近海には20種ほどが生息しています。
ヴィークの商業施設
ヴィーク村はアイスランドの西部と東部を結ぶ交通の要衝で、この辺りでは一番大きな集落です。このため、ガソリンスタンドやお店、カフェ、プール、毛織物工場(見学可)などがあり、宿泊施設の選択肢も豊富です。
但し元々の人口は多くないので何でも手に入るわけではありません。アレルギーや宗教対応食などが必要な方は事前にレイキャビクで購入しておくことをおすすめします。
アイスランド最大の旅行アプリをスマートフォンにダウンロード。旅のすべてを1か所で管理できます。
アイスランド最大の旅行マーケットプレイスをポケットに。スマートフォンのカメラでQRコードを読み取り、表示されるリンクをクリックしてください。電話番号またはメールアドレスを入力すれば、SMSやEメールでもダウンロードリンクを受け取ることができます。