ジャスティン・ビーバーの真似してはダメ! その5つの理由とは!?
ジャスティン・ビーバーがアイスランドに来ていたんです!その目的は新曲「I'll Show You」のプロモビデオ撮影。
ところが、明らかに彼はアイスランドでやってはいけないことの記事を読んでいなかったようですね。そして、彼の行動を見たら、このリストに追加しないくちゃいけない、と思いました。
なので、このジャスティン・ビーバーのプロモビデオを見てアイスランドに行きたいと思ったあなたに、5つのアドバイスをお伝えします!
1. 氷河のかけらが浮いている湖があっても、泳いではダメです。
ジャスティン・ビーバーはプロモビデオで上半身裸になる癖があるようですね。ですから、このビデオでも服を脱いだのは、驚くことではありません。特にこの歌は彼の本当の姿と生き方を見せるための歌ですから。
でも、アイスランドには沢山の温泉があります。有名なブルーラグーンやシークレットラグーンをはじめ、多くの天然の温泉があります。わざわざ氷が浮かぶ氷河湖を選ぶというのは、賢い選択だったのでしょうか? 氷塊は傾いたりひっくり返ったりして、そばにいる人を巻き込む恐れもあり、低体温症を引き起こしたり、命を落とす可能性もあります。
また、この氷河湖は海につながっており、強い潮の流れに流されることもあります。そして、時には周囲に誰もいないこともあります。撮影チームは本当は彼のことを良く思っていなかったりして...。
このようなリスクを負ってでも泳いで、クールな自分を見せたいというなら、少なくとも裸で泳ぐとか、水着を着るとか、着替えのものを持ってきましょう。乾いた下着は大事ですよ!綿は乾燥に時間がかかり、濡れると保温効果が失われます。
まぁ、ジャスティン・ビーバーが凍りつくような冷たさの水に、裸で入らなかった理由は大体わかりますけどね...
こういう氷河から流れてきた水でできた川と、
温泉の湧き出る川、どちらがいいですか?
答えは簡単ですね。
2. ここはアイスランドです。服を着ましょう。
(Photo Credit: The Daily Mail)
ジャスティン・ビーバーはもしかしたらアイスランドで撮影するってこと、知らなかったのかもしれませんね。だから靴とパーカーと帽子だけ持ってきて、水着を忘れたのかも。
もしそうだったら、かわいそうな人です。知っていたら撮影の前にアイスランドの暖かいウールのジャケットを買っておけたのに...。
皆さんは荷造りの仕方の記事を読んで、忘れ物のないようにしてくださいね!
3. もっと探検して、オリジナルの場所を探しましょう。
この歌のタイトルが「I'll show you」というのはちょっと皮肉なものですよね。僕が見せてあげる、と言っているのに、このビデオが撮影されたのは、アイスランドの南海岸のメインロード沿いで典型的な景色が広がります。もちろん、どの景色も素晴らしいですけど、予算が無かったのかな、とか思ってしまいます。ジャスティン・ビーバーは世界的なスターで、お金もあって有名だから、みんなが行かないような所に、撮影に行くものではないかなって思うんですけど。
そんな私の考えとは反対に、ジャスティンはアメリカのロックバンド、ボン・イヴェール(Bon Iver)のHoloceneのプロモビデオの簡単なバージョンに、映画「LIFE!」でウォルター・ミッティがスケートボードで駆け抜けるシーンを追加した感じですよね。念のために書きますが、スケートボードはアイスランドでは決して効率の良い移動手段ではありませんよ。それに、火山の灰でぼろぼろになってしまいます。
アドバイスとして、もっと他の場所も訪れるといいですよ。もちろん、こんなヨーロッパの北の果ての地に1日だけ寄るなんてことであれば話が違いますが...。
4. 苔の上を転がりまわらないでください。
アイスランドの苔は素晴らしく厚みがあってやわらかいです。でも、とってもデリケートで地面からはがされると回復するのに何百年もの歳月がかかるんです。そして、転がるなんて事をしたら、あっという間に傷ついてしまいます。(実際に、この動画をよく見ると苔が根こそぎむしられている場面があります!)
苔の上を歩くことがあったら、慎重に歩いてくださいね。転がりたいのなら、苔じゃなくてもやわらかい草の生い茂る野原がたくさんあります。むやみに自然を傷つけるのは、本当にアイスランド人が怒ります。
5. 崖では危険な行動は自省しましょう。
ええ、そうですね。崖の端っこに座って素晴らしい景色を眺めるあなたのショットはとってもクールだと思います。でも、賢いアイディアではないかもしれません。座っている崖の端ですが、不安定なただの岩かもしれませんよ。だってアイスランドは火山の国で、
A) 地震 B) 強風 C) 落石
が、頻繁に起こる国です。覚えておきましょう。
そしてもう一点、ブリーチで明るくした髪の毛はアイスランドでは流行っていません...。
それでも、私達はジャスティンがアイスランドで楽しい時間を過せたようなので良かったと思っていますし、また来て欲しいとも思っていますよ。(上記にあげたような行動をしないのであれば、の話ですけど。)それに、彼はとにかくエンターテイナーですからね、来るときはウェルカムです。
最後に、空港の免税店でウールのセーターを買ってくれば良かったと後悔している瞬間のジャスティンをどうぞ。そして、この映像、私達のこのPVに対する思いを正直に表してますね!
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