アイスランドで訪れたい場所・体験したいこと18選

アイスランドで訪れたい場所・体験したいこと18選

認証済みスペシャリスト

憧れのアイスランド旅行、どこに行く?何を見る?やりたいことが多すぎて迷っている方のために、地元を知り尽くした私たちが数々の絶景スポットや人気アクティビティ、知る人ぞ知る穴場の中から選び抜いたベスト18をご紹介します。

アイスランドは本当に素敵なところです。見渡す限りの荒野を川が流れていたり、氷原に溶岩台地が現れたり。

火と氷がせめぎ合い、冬は暗闇に包まれ、夏は日が沈まない不思議な島。

数えきれないほどの見どころがあり、どこに行くか、何をするかを決めるのは容易ではありません。まずはリサーチが大事!宿はアイスランド中の宿泊施設を検索できるホテル予約サイトがおすすめです。アイスランド現地ツアーには旅のヒントがたくさん隠されています。ドライブ旅行をお考えの方は、アイスランドの格安レンタカーもチェックしてみてください。

アイスランドの見どころ

オーロラがゲイシールの温泉の上に現れる。

自然の素晴らしさと文化的な見どころに満ちたアイスランド。滞在期間に関係なく、どんな興味にも合わせて、素晴らしい観光スポットで日程を組むことができます。

アイスランドを訪れるほとんどの旅行者が最初に訪れるのが、レイキャビクです。ケプラヴィーク国際空港に到着後、火山地帯のレイキャネス半島を横断し、この国で唯一の都市へと向かいます。

首都レイキャビクには、ハットルグリムス教会ハルパ・コンサートホール、体験型ミュージアムのペルトランといった見どころがあります。また、ファクサフロゥイ湾でのホエールウォッチングやパフィンウォッチング、セルチャルナルネスヘイズモルクなどの自然保護区があり、自然を満喫することもできます。

Boiling water erupts among snowy landscapes at Geysir.

レイキャビクには上質な宿泊施設が数多くあり、アイスランド観光の拠点として最適です。特に注目すべきは、日帰り観光が可能なゴールデンサークルです。

このルートでは、2つのプレート境界に位置する世界遺産のシンクヴェトリル国立公園、間欠泉が噴き上がるゲイシール地熱地帯、そして圧巻のグトルフォス滝を見ることができます。時間に余裕があれば、ケリズの火口湖など、穴場の美しい観光スポットも訪れることができます。

レイキャビクからは、南海岸観光ルートも気軽に楽しめます。このルートでは、世界的に有名なスコゥガフォス滝とhttps://guidetoiceland.is/travel-iceland/drive/seljalandsfossセリャラントスフォス滝黒砂海岸のレイニスフィヤラ、そして2010年に噴火したことで知られるエイヤフィヤトラヨークトルなどの印象的な火山を見ることができます。

レイニスフィヤラはアイスランドにある黒砂の長いビーチだ。

南海岸をさらに進むと、スカフタフェットル自然保護区ヨークルスアゥルロゥン氷河湖など、さらなる見どころが待っています。これらの場所は、やる気になればレイキャビクから日帰りで訪れることもできますが、途中で数泊するか、リングロード周遊の旅の一部として訪れることをおすすめします。

アイスランドを一周するリングロードは、アイスランドの多様な自然を堪能したい人にとって、神秘的な東フィヨルド地帯や、北アイスランドにあるミーヴァトン湖の地熱地帯など、数えきれないほどの見どころを体験することができます。

アイスランドの見どころ

アイスランドには美しい渓谷がたくさんある。

アイスランドの大自然は、火山と氷河によって形作られた世界でも類を見ない美しさを誇っています。人口が少ないことで、手つかずの自然景観が数多く残されているのも、この国ならではの特徴です。

アイスランドの見どころとして特に印象的なのが、息をのむような滝の数々、泡立つ温泉、きらめく氷河、ドラマチックなフィヨルド、そして月面のような溶岩地形です。野生動物も魅力的で、海にはクジラやイルカが泳ぎ、海岸線や内陸部にはパフィンなど多くの野鳥を観察することだできます。

南アイスランドの崖に集まるパフィン。

夏の時期にバードウォッチングを楽しむ旅行者にとって、アイスランドの島々や断崖に営巣するパフィンの姿は、最高の景色となるでしょう。人目を避けがちな愛らしいこの鳥を観察するなら、アイスランドが世界一の観測スポットです。

夏のアイスランドでは、白夜という魔法のような光景も楽しめます。5月中旬から8月中旬にかけて、太陽が沈まない現象が起こり、一晩中明るい夜が続きます。そのおかげで、他の季節いつもよりも観光やアドベンチャーを楽しむ時間がずっと長くなるのも、観光客にとっては嬉しいですね。

アイスランドの冬を特徴づけるのは、なんといってもオーロラです。この魔法のような天空ショーは、9月から4月にかけて、夜空が暗く澄み切っていて、オーロラ予報が良好な時に現れます。アイスランドでオーロラを見ることは、冬のアイスランドを訪れる多くの旅行者の「人生でやりたいことリスト」の上位に入っています。オーロラはキルキュフェル山の下の海に完璧に反射する。アイスランドの青い氷の洞窟は、地球上でもごく限られた場所でしか見ることができない珍しい自然の造形物で、冬しか見学できません。アイスランドにある多くの氷河の中に自然に形成され、その美しい形は時とともに変化していきます。太陽の光が洞窟の氷壁を通り抜けるときに光が分散し、魅惑的な青色を生み出すため、まるで異世界に足を踏み入れたかのような体験ができます。



アイスランドの人気観光スポット

アイスランドの主要な観光スポットの多くは、上の段落で紹介しました。レイキャビク、ゴールデンサークル、南海岸、そしてオーロラは、どれも有名な観光名所ですが、旅行者のみなさんにぜひ訪れていただきたい見どころは、まだまだたくさんあります。

  • ブルーラグーン(Blue Lagoon):アイスランドには国中に多くの温泉施設がありますが、ブルーラグーンは最も人気があります。レイキャネス半島(Reykjanes Peninsula)にあり、ケプラヴィーク国際空港の近くに位置するこの施設は、アイスランド旅行の始まりや締めくくりにぴったりの場所です。
  • スナイフェルスネス半島(Snæfellsnes):「ミニチュア・アイスランド」という愛称で知られるこの西アイスランドの半島には、アイスランドの魅力がすべて詰まっています。歴史ある村々、豊かな野生動物、壮大な山々、滝、そして見事な海岸など、すべてを1日で巡ることができます。特に、スナイフェルスヨークトル氷河のあるスナイフェルスヨークトル国立公園は見どころの一つです。
  • 西フィヨルド(Westfjords):アイスランドで最も人里離れた地域の一つで、人口も少ない西フィヨルドは、巨大な平頂山に囲まれた無数の壮大なフィヨルドにちなんで名付けられました。リングロードから外れており、主に夏季のみアクセス可能ですが、手つかずの自然や小さな漁村、そしてホッキョクギツネ、クジラ、アザラシ、パフィンなどの野生動物を見たい旅行者にとって理想的なエリアです。

平らな山々がウェストフィヨルドを取り囲んでいる。

  • 北アイスランド:この広大な地域は、ミーヴァトン湖(Lake Myvatn)周辺と魅力的な街アークレイリ特に有名です。またこのエリアにあるダイヤモンドサークル、アゥスビルギ渓谷の絶景渓谷や、ホエールウォッチングで知られるフーサヴィークの街、そしてヨーロッパで2番目に強力な滝であるデティフォス滝など見どころの多い観光ルートです。その他北アイスランドには、観光客があまり訪れない隠れた名所も数多くあります。
  • 東フィヨルド(Eastfjords):西フィヨルドと同様、東フィヨルドにも美しい入り江や壮大な山々、小さな村々があります。ただし西フィヨルドとは異なり、この地域はリングロード沿いにあり、一年中アクセスが可能です。また、アイスランドで野生のトナカイを見ることができる唯一の場所でもあります。

海岸沿いにもかかわらず、ヴェストラルン山は冬には雪に覆われる。

  • ヴァトナヨークトル国立公園:アイスランド最大の国立公園で、ヨーロッパ最大の氷床であるヴァトナヨークトル氷河を中心としています。東部や北部からもアクセスできる見どころが多くありますが、最も人気があるのは南部です。氷山が浮かぶヨークルスアゥルロゥン氷河湖(Jökulsárlón)や、圧倒されるほど美しいスカフタフェットル自然保護区(Skaftafell Nature Reserve)などがあります。
  • ハイランド:火山や温泉、氷河に囲まれた手つかずの無人地帯であるアイスランドのハイランドは、アドベンチャー好きな人にぴったりの場所です。特にハイキングが人気で、なかでもロイガヴェーグル(Laugavegur)トレイルが有名です。このルートは火山地帯のランドマンナロイガル(Landmannalaugar)自然保護区と壮大なソゥルスモルク渓谷(Þórsmörk)をつなぐもので、4~6日間かけて歩くことができます。

アイスランドの見どころマップ18選

一般的なアイスランドのガイドブックは、辞書のような分厚さになるでしょう。アイスランドにはとてもたくさんのユニークな観光スポットや絶景ポイントがあり、それらすべて1回の旅行で巡ることはほぼ不可能です。そこで、アイスランドの「とりあえずここだけは押さえて欲しい!」そんな必見スポットを地図にまとめてみました。

地図上には17のスポットしかないことにお気づきかもしれませんが、それは18番目のスポットが特定の場所に限定されていないからです!

アイスランドでの滞在時間を最大限活用していただくため、アイスランドのおすすめセルフドライブプランをぜひご確認ください。

運転をしたくない方は、ケプラヴィーク国際空港やレイキャビクから、アイスランドのパッケージツアーを予約することができます。楽しい少人数制のガイド付きツアーで、周辺の見どころへご案内します。

以下アイスランドでおすすめの観光スポットをトップ10だけでなく、なんとトップ18までご紹介します!また、アイスランドでのおすすめ体験や、避けた方がいいことなどもお伝えしていきますね。

18. スナイフェルスヨークトル氷河の絶景に魅了される

スナイフェルスネスでハイキングする人々

アイスランドの多様な景観や見どころを体験したいなら、スナイフェルスネス半島がおすすめです。

スナイフェルスネス半島は、その豊かな景観の多様性から「ミニチュア・アイスランド」というニックネームで呼ばれているくらい、見どころや体験が豊富にある魅力的なエリアです。興味のある方は是非、スナイフェルスネス半島の完全ガイドも合わせてご覧ください。

この半島の最大の見どころは、スナイフェルスヨークトル氷河です。半島の先端部分にある火山の上に位置する双峰の氷河で、周囲には荒々しい溶岩地帯が広がり、三方を劇的な海岸線に囲まれています。周囲にはほぼ無人となったブージル(Búðir)の集落や、ロゥンドランガル(Lóndrangar)の奇岩などのユニークな観光スポットも点在しており、そういった場所からもこの氷河を眺めることができます。

スネフェルネス半島のロンドランガル

スナイフェルスヨークトル氷河は、アイスランドの人々の心の中で特別な存在であり、2001年に国内で3つしかない国立公園の一つに指定されました(他の国立公園もこの見どころリストに含まれています)。

この氷河は多くの芸術作品、特に文学作品にインスピレーションを与えてきました。最も有名なのは、1864年に書かれたジュール・ベルヌの古典的SFノベル「地底旅行」です。アイスランドで何を見るべきか迷っているなら、スナイフェルスヨークトル氷河から始めてみてはいかがでしょうか。

晴れた日には、レイキャビクからファクサフロゥイ湾(Faxaflói)越しにこの氷河を見ることもできますが、間近で見る迫力には比べものになりません。

オーロラの下のブージル教会

レイキャビクからスナイフェルスネス氷河への日帰りドライブは可能ですが、見どころ満載なこのエリアは、行けばきっともっと長く滞在したくなるはずです。もちろんこの氷河は、アイスランドの必見スポットの1つとして、6日間の冬季ゴールデンサークル&スナイフェルスネスのセルフドライブツアーなどのように、多くのセルフドライブツアーに組み込まれています。

スナイフェルスネスには、氷河の表面をスノーキャットで走るツアーをはじめ、たくさんの日帰りツアーやパッケージツアーの選択肢があります。

17. 美しいキルキュフェットル山の絶景に魅了される

キルキュフェットル山とキルキュフェルスフォス滝(Kirkjufell and Kirkjufellsfoss waterfall)のゴールデンアワーの風景

キルキュフェットル山(Kirkjufell)は、レイキャビクからアクセスが容易で、スナイフェルスネス半島を訪れる観光客に、特に人気のスポットです。アイスランドで最も写真に撮られる山の一つで、人気テレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場する「壁の北にある矢じり山」としても知られています。

キルキュフェットル(「教会の山」という意味)は、セルフドライブツアーでも人気目的地です。山の前にある入り江の水面が、さらに景色を美しく引き立てています。夏は山の姿を鏡のように映し出し、冬には氷と雪の真っ白な景色となります。

レイキャビクからアクセスが容易で、スナイフェルスネス半島を訪れる観光客に、特に人気のスポットです。

16. 南アイスランドの黒砂海岸を散策

Reynisdrangar in Iceland by Iurie Belegurschi.

アイスランドの南海岸は、旅行者に大変人気のエリアです。アイスランド旅行を計画する際には、ぜひ訪れることをおすすめします。

アイスランドの氷河と海岸浸食の影響で、西部、北部、東部のフィヨルドなど、ほとんどの海岸線はギザギザとした地形となっていますが、南海岸の大部分は氷河の氾濫の影響を受けやすく、岩が削られて黒砂ビーチとなっているところが多いです。

アイスランドのレイニスドランガル(Reynisdrangar)は、白夜の太陽の下で息をのむような美しさです。

アイスランドの南海岸を訪れる際は、海岸線に広がる黒砂海岸を探訪することをおすすめします。

黒砂海岸の中で最も有名なのが、ヴィーク・イ・ミールダル村(Vik I Myrdal)近くにあるレイニスフィヤラ(Reynisfjara)です。アイスランドの多くの絶景スポットと同様に、レイニスフィヤラ海岸の美しさは、厳しくも神秘的な景観にあります。

黒砂海岸は、アイスランドの見どころの一つですが、遊泳は禁止されています。冷たい水温と強い潮流のため、海は危険です。特にレイニスフィヤラは、予期せず押し寄せる寄せ波(スニーカーウェーブ)があり、特に注意が必要です。

レイニスフィヤラ(Reynisfjara)の黒砂海岸に打ち寄せる波

波打ち際からは常に20~30メートル以上離れ、観光地で提供される安全上の注意事項は必ず守るようにしてください。

15. ダイヤモンドビーチと呼ばれている理由を見に行こう

レイニスフィヤラは南海岸の見どころの一つに過ぎません。さらに東には、「アイスランドの至宝」と呼ばれるヨークルスアゥルロゥン氷河湖があり、その隣にはダイヤモンドビーチが広がっています。

ダイヤモンドビーチの氷に打ち寄せる波

この氷河湖には、一年中、氷河の先端から切り離された氷山が浮かび、ゆっくりと海へと流れていきます。氷山が海に達すると、波によって浜辺に打ち上げられ、まるで宝石のように輝き、魅惑的な光景を生み出します。

青い氷と白い波しぶき、そして黒い砂浜の対照的な色彩が、ダイヤモンドビーチをアイスランド有数の絶景スポットにしています。

そこにオーロラの色彩や白夜の劇的な色合いが加わると、まるでファンタジー小説から飛び出してきたような景色が広がります。

また氷河湖や沖合では、アザラシが遊ぶ姿を見かけることもあります。

14. レイニスドランガルはただの玄武岩の柱なのか、それとも固まってしまったトロールなのか

レイニスドランガルの玄武岩の柱

アイスランド南部の荒波が刻んだ2つの玄武岩の柱、レイニスドランガル(Reynisdrangar)。ヴィーク・イ・ミールダル(Vík í Mýrdal)の近くにあるこの奇岩は、人気ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」でEastwatch-by-the-Seaのロケ地として使用されました。

アイスランドの有名な六角形の玄武岩柱が見られるレイニスフィヤラ山に向かって立っているこの岩は、アイスランドの他の多くの印象的な岩と同じように言い伝えがあり、朝日を浴びて石になってしまったトロールだと言われています。

13. ディルホゥラエイの海食崖を眺める

アイスランド南部のレイニスフィヤラ(Reynisfjara)近くにある、ディルホゥラエイ海食崖(Dyrhólaey)は自然が作り出した岩のアーチです。

レイニスフィヤラから歩いて行ける距離に、壮大なディルホゥラエイ海食崖(Dyrhólaey)があり、頂上からは周辺の素晴らしい景色を一望できます。夏になると、パフィンと呼ばれる海鳥たちが岩のアーチで巣を作る姿も見られます。ディルホゥラエイは、アイスランドでパフィンを観察できる人気スポットの一つです。

12. ヨーロッパ最大の氷河を見る

ヴァトナヨークトル氷河の西の氷の洞窟を探検する旅行者

ヴァトナヨークトル氷河(Vatnajökull)は、ヨーロッパ最大の氷河で、アイスランドの人気観光スポットの一つです。氷の下には少なくとも3つの活火山があり、アイスランドで最も高い山頂もこの氷河の下に眠っています。ヴァトナヨークトルからは無数の河川や分氷河が流れ出ており、「ゲーム・オブ・スローンズ」や2本のジェームズ・ボンド映画のロケ地としても使用されました。

この氷河はアイスランドの国土の8%を占めており、自然が生み出した驚くほど美しい氷の洞窟が無数に存在します。これらの洞窟は夏の間の水流によって形作られるため、毎年形を変えていきます。今年の冬は、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖からアクセスできる、西と東の氷の洞窟が特に見事です。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖から出発する特別な氷の洞窟ツアーでは、その日の最適な洞窟を訪れます。天候や視界の状況によって、最高の体験ができる洞窟が変わってきますが、どの洞窟でも素晴らしい景色との出会いが保証されています。

西の氷の洞窟の魅力は、光が結晶のような氷の洞窟の壁を透過する時に見られる、美しい光の演出です。青く輝く氷壁と洞窟の曲がりくねった形状が、素晴らしい写真スポットを作り出しています。また、アクセスが限定されているため、よりプライベートで親密な体験を楽しむことができます。

東の洞窟は非常に大きく、圧倒的な光景を楽しめます。ヨークルスアゥルロゥン氷河湖からのアクセスが比較的容易なため、多くの観光客が訪れます。しかし、どちらの洞窟を訪れても、美しい氷の洞窟体験が待っているのは間違いありません!

11. 世界最大の露天風呂ブルーラグーンで絶景と癒しを楽しむ

ブルーラグーンでは、様々なトリートメントを提供しています。

アイスランドで最も人気の温泉施設であり、おそらく国内で最も人気の観光スポットであるブルーラグーン。その独特な乳白色の青い湯はミネラルが豊富で、良性バクテリアが活発に活動しています。また、すべての利用者がシリカ泥パックを体験できます。ここの温泉水と泥パックは、その両方に癒しの効果があると評判です。

ブルーラグーンは、レイキャネス半島の火山地帯にあります。この地域は神秘的な景観で知られ、ここ数年は火山活動が活発化し、複数回の噴火が発生しています。

ブルーラグーンスパのプールにかかる歩道橋

この温泉施設は、灰色の苔に覆われた溶岩地帯に囲まれています。立ち上る湯気越しに見るその景色は、まるで異世界のようです。

旅の始まりや終わりに、ここでくつろぎ、心身をリフレッシュするのが理想的です。さらに贅沢な体験をお求めの方には、プライベートトリートメントも用意されています。

ブルーラグーンでは、水中マッサージや、お肌に合わせた自然派ビューティートリートメントなど、様々なメニューをご利用いただけます。ビューティートリートメントでは、希少な藻類やミネラルを使用し、乾癬などの肌トラブルをお持ちの方向けの特別なケアも提供しています。

ブルーラグーンは、ケプラヴィーク国際空港から22キロメートル、レイキャビクの中心部から49キロメートルの場所にあります。空港からブルーラグーンまでは、手頃な価格の送迎サービスもご利用いただけます。

なお、ブルーラグーンはアイスランドでも特に人気の高い観光スポットですので、事前にチケットを予約されることを強くおすすめします。また、レイキャビクの近くには、スカイラグーンという別の素晴らしい温泉ラグーンもあり、こちらも訪れる価値があります。

10. フーサヴィークでホエールウォッチング

フサヴィークはアイスランド北部のホエールウォッチングの拠点だ。写真:フーサヴィーク発のホエールウォッチング・ツアー

アイスランドの海域には20種以上のクジラやイルカ、ネズミイルカ が生息しており、多くの都市でボートツアーを提供しています。

レイキャビクやアークレイリなどの港町でホエールウォッチングを楽しむことができ、ウエストフィヨルド地方では、陸上からクジラを観察することもできます。特に、北部の小さな町、フーサヴィークは、アイスランドで最高のホエールウォッチングスポットの1つとして知られています。

「ヨーロッパのホエールウォッチングの首都」と呼ばれるフーサヴィークは、スキャゥルファンディ湾 (Skjalfandi Bay) に面しており、夏季には海洋生物が豊富に生息しています。ほぼ毎日、ネズミイルカやハナジロカマイルカ、ザトウクジラを観察することができます。

アイスランド沖で目撃されたザトウクジラのブリーチング

運が良ければ、シャチやシロナガスクジラ、ナガスクジラ、さらには珍しいイッカクなども観察できることがあります。

また、夏はアイスランドの渡り鳥たちの繁殖期でもあり、特にパフィンの姿を見ることができます。

レイキャビク、アークレイリ、フーサヴィークからのホエールウォッチングツアーでは、これらの鳥たちも観察することができます。フーサヴィークでは、パフィン観察とホエールウォッチングを組み合わせたツアーも提供されています。

9. ホルンストランディル自然保護区で野生動物を観察する

ホーンストランディルはアイスランドのウェストフィヨルドにある手つかずの自然保護区である。

アイスランド・サガ(中世の物語)に登場し、20世紀初頭まで人々が暮らしていた西フィヨルド地方の最北端は、ホルンストランディルと呼ばれています。辺境の地であり、産業も乏しかったため、人々は去っていきました。一見すると、アイスランドの観光スポットとして相応しくないように思えるかもしれません。

しかし近年、非常に良く保存された自然保護区として、新たな価値を見出されています。

この地域には豊かな野生生物が生息しており、野生動物愛好家やカメラマンにとって、アイスランドで最高の撮影スポットの一つとなっています。ハイランド地方を除けば、国内で最も人口が少ない地域であり、人間以外の住人たちの楽園として知られています。

アイスランドで撮影された北極キツネ写真: Fabianna Rizzi

海抜534メートルにそびえる壮大な断崖には、数万羽の海鳥が生息しています。また、生い茂る草原では、アイスランド唯一の在来陸上哺乳類であるホッキョクギツネを目にする機会も多くあります。

この地域の動物たちは人間が近づいても警戒することはありません。野生動物へのえさやりは控えるよう強く求められていますが、大胆なキツネたちは手のひらから餌を食べることもあります。

ホルンストランディルには、イーサフョルズルストランディール地区からフェリーでアクセスできます。また、西フィヨルド地方のツアーを予約すれば、わずらわしい手配なしで気軽に訪れることができます。

8. 東フィヨルドへドライブ

パフィンは東部でよく見られる

アイスランドで人里離れた秘境を訪れたい方には、ホルンストランディルの他に、東フィヨルド地方もおすすめです。レイキャビクから最も遠い場所に位置するこの地域は、人口も少なく、のどかな雰囲気が漂っています。

東フィヨルド地方を訪れるのは、リングロードを完走する人か、アイスランド一周のパッケージツアーに参加する人くらいです。しかし、一度訪れた人の多くが「アイスランドで一番お気に入りの場所」として、また戻ってくるほどの魅力があります。

アイスランドの片隅にあるこの地域には、観光客の群れから離れた静けさがあり、島での休暇に求める穏やかさを見つけることができます。この辺境の地を訪れるにはレンタカーが必要ですが、その分、自分のペースでゆっくりと探索を楽しむことができます。

デューピヴォーグル(Djupivogur)は、東フィヨルド地方にある美しい村です。

高い山々の峠道や断崖絶壁沿いを走ると、壮大な海の景色や、ヴァトナヨークトル国立公園とその巨大な氷河の息をのむような眺めを楽しむことができます。

辺境の地ではありますが、東フィヨルド地方には、デューピヴォーグルセイジスフィヨルズルエイイルススタジルといった集落があり、ガソリンスタンドや食事処、快適な宿泊施設を利用することができます。これらの伝統的な町や村々は、驚くほど美しい自然に囲まれています。

エイイルススタジルは美しい湖のほとりに位置しています。

セイジスフィヨルズルは、切り立った崖と壮大な海の眺めを持つフィヨルドの奥深くに佇む、見事な景観の町です。東アイスランドの主要な観光スポットの多くがこの地域にあり、フーセイボルガルフィヨルズル・エイストリなどもその一つです。

7. 東フィヨルドで野生のトナカイを探す 

東フィヨルドの野生のトナカイ

東フィヨルド地方をドライブする際は、地域の野生生物にも注目してみてください。豊かな海には多くの海洋生物が生息し、空には数多くの海鳥が飛び交っています。また、この地域は野生のトナカイを見ることができるアイスランド唯一の場所でもあります。

トナカイがアイスランドの観光スポットとしてあまり取り上げられない理由の一つは、この動物が在来種ではないためかもしれません。18世紀に、ノルウェーとデンマークから王室の命令で導入されましたが、東フィヨルド地方のトナカイだけが生き残りました。

トナカイを見るのに最適な場所は、セイジスフィヨルズル近くのフィヨルドや、スーパージープで行く野生のトナカイ観察ツアーです。

6. ミーヴァトン地熱地帯を探検する

ミーヴァトンはアイスランド北部に位置する素晴らしい場所だ。

北アイスランドの首都と呼ばれるアークレイリの東78.8キロメートルに位置するミーヴァトン地域は、地質学的にも地熱学的にも驚くべき場所です。

この湖は2000年以上前に起きた一連の破壊的な火山噴火によって形成されました。現在では、ミーヴァトンツアーで訪れることのできる数々の隠れた名所があります。

湖そのものが持つ独特な地形と、そこで育まれる豊かな生命は、見る者を魅了します。

ミーヴァトン湖上空からの空撮

夏には数十種類の鳥が湖に集まり、世界でも数カ所でしか見られない水中コケ玉を観察することができるため、バードウォッチャーも植物に興味のある方も、どちらにとっても天国のような場所です。

しかし、ミーヴァトン湖を囲む地質は、さらに壮観です。湖岸には完璧な形の偽火山クレーターが並んでおり、これらのクレーターに登って周囲を散策すると、アイスランドの火山活動の様子を伺い知ることができます。

ミーヴァトン湖の偽火山クレーター

一方、ディムボルギルは、その劇的な景観から「黒い砦」とも呼ばれる溶岩地帯です。この溶岩地帯の洞窟の中には、近年ますます有名になっているグリョタギャゥ温泉があります。

温泉の水温が常に変動するため、残念ながら入浴することはできません。人気テレビシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」の多くのシーンがアイスランドで撮影されましたが、この洞窟は、ジョン・スノウとイグリットが登場する、シリーズで最も有名なラブシーンの撮影地の一つとなりました。

青と緑の色彩豊かなミーヴァトン湖

しかし、地熱の温泉に入浴したい方も、遠くまで行く必要はありません。ミーヴァトン・ネイチャー・バス温泉は、この地域を旅する際のリラックスに最適な場所です。

ミーヴァトン湖エリアを訪れる方は、車で少し走るだけで、たくさんの魅力的なスポットに出会えます。
たとえば、ミーヴァトン湖からすぐ近くにあるナゥマスカルズ峠では、山の高原で噴気孔から立ち上る蒸気や、泥の池がぶくぶくと沸き立つ様子を見ることができます。

デティフォス滝に咲くデイジー

また、ヨーロッパで2番目に水量の多い滝であるデティフォス滝など、素晴らしい滝にも近い場所にあります。

5. ゴールデンサークルから寄り道をしてみよう

アイスランドで最も人気のある短距離ドライブコースは、間違いなく有名なゴールデンサークルです。もし、セルフドライブのゴールデンサークルツアーにもう少し変化をつけたいと思われる方は、ルートから少し寄り道をするだけで訪れることのできる、アイスランドの見どころがいくつもあります。

シルフラの割れ目で手にライトを持って泳ぐ人写真:透明度抜群のシルフラ!ドライスーツで潜る極北の清流ダイビング

これらの観光スポットは人気が高く、半日で周れることから、多くのツアー会社がゴールデンサークルに楽しいアクティビティを組み合わせたプランを提供しています。

スリル好きの方は、シンクヴェトリル国立公園にある淡水の湧き水が流れるシルフラの泉で、スノーケリング冷水ダイビングツアー(資格をお持ちの方)に参加することができます。ここは、世界でも最高レベルの水中景観を楽しめる場所です。

アドベンチャー好きの方なら、グトルフォス滝から出発し、雄大なラングヨークトル氷河の表面を走るスノーモービルツアーを追加することもできます。

 

4. 美しいアスビルギ渓谷を写真に収める

夏の北アイスランドのアスビルギ峡谷

アイスランド北東部の人里離れた場所に、あまりにも精巧な形をした自然の造形があります。その形がとても不思議なため、神の働きによって作られたという伝説も残っているほど。

伝説によると、馬蹄形をしたアウスビルギ渓谷(Ásbyrgi)は、オーディンの8本脚を持つアイスランドの馬が、その蹄を地面につけた時にできたと言われています。北欧神話に興味のある方には、ぜひ訪れていただきたい場所です。

周囲の断崖絶壁と、中央から立ち上がる台地が作り出す風景は、アイスランドでも特に印象的な眺めと撮影スポットを提供してくれます。

渓谷の中も美しく、また植生も非常に豊かで、カバノキやヤナギ、モミ、カラマツ、マツの木々が生い茂っており、実際ここがアイスランドだとは想像しづらいほどです。

この芸術を超えた自然の造形物「は、アイスランド北部の人気観光ルートであるダイヤモンドサークルの立ち寄りスポットの一つとなっています。

3. スカフタフェットル自然保護区をハイキング

ヴァトナヨークトル国立公園のスカフタフェットルにあるスヴァルティフォスの滝

スカフタフェットルは、かつて国立公園だったほど、変化に富んだ景観を持つ場所です。

現在は、ヴァトナヨークトル国立公園の中で最も魅力的で訪れやすいエリアとなっており、自然愛好家にとってアイスランドで最高の観光スポットの一つとなっています。

美しい氷河の流れのそばにあるカバノキの森の緑の中を歩くことができ、その少し先には神秘的な黒い砂漠と印象的な溶岩原が広がっています。

保護区内のあちこちにある氷河の末端部や氷河湖は、すべてヨーロッパ最大の氷河であるヴァトナヨークトルから流れ出ています。頂上からの素晴らしい眺めを楽しみたい方は、氷河の支流の一つであるスヴィーナフェルスヨークトル氷河でのハイキングツアーを予約することができます。

スカフタフェットル自然保護区のスヴィナフェルスヨークトル

氷河の上を歩かなくても、この地域にある多くのハイキングコースを楽しむことができます。

特に有名なのは、スヴァルティフォス滝へのトレイルです。この滝では、印象的な黒い玄武岩の柱の上から水が流れ落ちています。

スカフタフェットルは、アイスランドの南海岸に位置し、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖とダイヤモンドビーチから56キロメートルの便利な場所にあります。

2. ゴールデンサークルをドライブ

ゴールデン・サークルの旅に冒険を。

先ほども少し触れましたが、ゴールデンサークルはアイスランドの主要な観光ルートの一つであることは間違いありません。全長300キロメートルのこのルートでは、アイスランド南西部にある最も素晴らしい観光スポット、シンクヴェトリル国立公園、ゲイシール間欠泉地帯、そしてグトルフォス滝を巡ることができます。

ゴールデンサークルでは年間を通じてシュノーケリングやダイビングができる。

シンクヴェトリル国立公園は、アイスランドの本土で唯一のユネスコ世界遺産に登録されている場所です。北アメリカプレートとユーラシアプレートの間にある驚くべき渓谷に位置し、透明な小川が流れる溶岩原と森が織りなす壮大な景観を誇っています。

ゲイシール地熱地帯でストロックル間欠泉が吹き上がる

一方、ゲイシール間欠泉地帯には象徴的な間欠泉があり、英語の「geyser(間欠泉)」という言葉は、このゲイシール(Geysir)に由来しています。

ゲイシールは現在ほとんど活動を休止していますが、隣にあるストロックルは5分おきに20メートル以上の高さまで噴き上がり、多くの写真撮影の機会を提供してくれます。

グトルフォス滝

グトルフォス滝はアイスランドで最も有名な滝で、最後の氷河期に形成された古い渓谷に向かって、2段になった滝つぼを通り、猛烈な勢いで流れ落ちています。晴れた日には、霧の中に1本、あるいは2本の虹がかかるのを見ることができるかもしれません!

ゴールデンサークルには多くのガイドツアーがありますが、自分のペースでアイスランドの景色を楽しめるよう、セルフドライブを選ぶ観光客も多くいます。

1. 白夜もしくはオーロラを追いかけよう

アイスランドの山々に輝くオーロラ

沈まない太陽の魅力と、オーロラの美しさは、息を呑むような自然の光景であり、アイスランドで必見の景色です。特定の場所ではありませんが、間違いなくアイスランドの最高の見どころと言えます。どちらも、それぞれに特化したツアーが数多く用意されています。

アイスランドでオーロラを見るための旅行の最適な時期については、別の記事で詳しく解説しています。一般的に、8月下旬から4月までが最適な時期で、特に真冬が最も観測できる可能性が高くなります。もちろん、専門家が案内するオーロラツアーに参加すれば、オーロラを見つけられる可能性はさらに高くなります。

静まり返った水面に映るスナイフェルスネス半島のキルキュフェットル山。

暖かい気候がお好みの方は、5月から8月の間にアイスランドへお越しください。この時期は太陽が沈まない白夜を楽しむことができます。神秘的な白夜の時間を体験できる、魅力的なミッドナイトサンツアーを多数ご用意しています。白夜現象について、詳しくは白夜完全ガイドをご覧ください。

アイスランドの2大絶景である白夜と、冬のオーロラ。どちらも見逃せない体験なので、季節を変えて2回訪れることをおすすめします。

アイスランドで避けるべきことは?

アイスランドでは、さまざまな理由で避けるべきことがあります。それらについては「アイスランドでやってはいけない愚かな行動」で詳しくご紹介しています。

避けるべき場所に関しては、うれしいことに、特にありません!アイスランドの観光スポットはすべて写真で見るのと同じくらい美しいのです。ただし、ブルーラグーンのような人気の観光スポットは、当日がっかりしないためにも事前予約を強くおすすめします。

郊外を旅するときは自然を大切にし、ごみは決して捨てないでください。1000年以上もの間、手つかずの状態で保たれてきた自然を、これからも大切に守っていきましょう。

この記事が、アイスランドでの滞在を最大限楽しむための行き先選びや、おすすめの過ごし方の参考になれば幸いです。あなたのお気に入りの自然スポットや、この素晴らしい国を旅する中で見つけた隠れた名所がありましたら、ぜひ教えてくださいね!

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