[まとめ割]冬のツアー2本立て｜国立公園全制覇＋氷の洞窟も

2日目はまずはセリャランズフォス（Seljalandsfoss）を見に行きます。高さ60メートルの美しい滝で、コンディションがよければ滝の裏側に回り込んで滝越しの景色を見ることができます。

再びバスに乗り、スコゥガフォス（Skógafoss）に向かいます。高さはやはり60メートルほどですが、より幅広の滝です。途中、バスの窓からはエイヤフィヤトラヨークトル氷河火山（Eyjafjallajökull）が見えるでしょう。

次はちょっとしたアドベンチャーに挑戦します。ソゥルヘイマヨークトル（Sólheimajökull）の氷舌で車を降ります。ベテランガイドによる安全上の注意事項の説明を聞き、と氷河ハイキング用の必要装備の貸し出しを受けましょう。

そしていよいよ氷河へ。繊細な氷の彫刻や淡いブルーのクレバスを見ながら登ります。高度を上げていくと壮大なパノラマが広がります。

氷河を歩いた後は玄武岩の柱状節理の崖と海から突き出た奇岩柱が印象的なレイニスフィヤラ黒砂海岸（Reynisfjara）を散策します。そしてヴィーク（Vik）という小さな漁村に立ち寄った後、ヴァトナヨークトル国立公園内にあるスカフタフェットル自然保護区（Skaftafell）を目指します。

この日最後の見学スポットは「アイスランドの至宝」ヨークルスアゥルロゥン氷河湖（Jökulsárlón）です。巨大な氷河のかけらがゆったりと海へ流れていく風景はまるで時が止まったかのよう。足を延ばして隣接するダイヤモンドビーチにも行ってみましょう。黒い砂の上で氷山の破片が散らばっており、カメラ遊びに最適です。

夜はヨークルスアゥルロゥン氷河湖周辺に宿泊します。

3日目はヴァトナヨークトル氷河（Vatnajökull）の奥にある、有名な氷の洞窟を探検します。

ガイドがヘルメットやアイゼンなどの必要装備を貸し出し、ヴァトナヨークトル氷河の地下にある宝石のような世界へとご案内します。眩いほどのブルー、自然が生み出した驚異的な氷の造形をお楽しみください。

氷の洞窟を見学した後はマイクロバスに戻り、レイキャビクへの帰路に着きます。ガイドが前日見られなかった景色や名所をご紹介します。

これで1本目のツアーは解散、夜はレイキャビクで自由行動となります。レイキャビクのナイトライフを楽しむもよし、ハットルグリムス教会やハルパ劇場などのランドマークを見に行くもよし。アイスランド名物の地熱プールに行ってみるのもおすすめです。

夜はレイキャビク市内の宿でお過ごしください（この日の宿はパッケージに含まれていませんので各自ご手配ください）。

4日目からは2本目のツアーが始まります。今度はアイスランドで最も愛されている地方のひとつ、スナイフェルスネス半島（Snaefellsnes）と同名の国立公園を訪れます。途中、アイスランド西部の名所もご案内していきます。

朝ガイドがレイキャビクの宿をピックアップに回ります。そしてマイクロバスでクヴァルフィヨルズル（Hvalfjörður）をぐるりと回ります。高い山と幾筋もの滝が美しいフィヨルドです。その手前では頂上が平らなエシャン山（Esjan）も見えるでしょう。この日最初の見学場所はディルダルトゥングクヴェル（Deildartunguhver）です。欧州最大の湧出量を誇る温泉で、火山の国アイスランドらしい景観が楽しめます。次に中世の文筆家スノッリ・ストゥルルソン（Snorri Sturluson）が居を構えたレイクホルト村（Reykholt）を訪れます。彼の初期の作品である『散文エッダ』は古代北欧神話の聖典とされています。

レイクホルトの近くにある二つの滝も訪れます。バルナフォス（Barnafoss）は岩がちな峡谷に流れ込む、急流のようなドラマチックな滝です。一方、フロインフォッサル（Hraunfossar）は穏やかな細い滝が幾筋も崖を流れているスポットです。

西部アイスランドの名所を愉しんだら、明日のスナイフェルスネス観光に備えて近くの宿泊施設でゆっくりとお休みください。

最終日はスナイフェルスネス半島の数々の名所をご案内します。半島の北岸も南岸も観光しますが、どこにいても溶岩原や火山性の丘の上にはスナイフェルスヨークトル氷河火山（Snæfellsjökull）の姿が見えるでしょう。

この日最初の見学スポットはゲルズベルグ（Gerðuberg）崖です。世界でも珍しい、柱状節理の美しい崖です。次にイートリ・トゥンガ（Ytri-Tunga）の浜を訪れます。アイスランドで最も確実にアザラシが見られる場所の一つです。岩の上で日向ぼっこをしたり、海で戯れているアザラシの姿が見られるでしょう。

アルナルスタピ（Arnarstapi）とヘトルナル（Hellnar）という風光明媚な集落もご案内します。この辺りの海岸線はとても美しく、ガートクレットゥル（Gatklettur）という岩のアーチを始めとする奇岩に力強い波があたって砕けています。

その後デューパロンサンドゥル（Djúpalónssandur）の黒砂海岸に行きます。何百年もの間、船乗りたちが力試しに使った大石を持ち上げてみることができます。

海を堪能した後は洞窟です。およそ7000年前にできたヴァッツヘットリル（Vatnshellir）という溶岩洞窟を見学します。アイスランドの中でも大変アクセスしやすい洞窟です。地下世界とは思えない色とりどりの岩石は驚くほど鮮やかです。

半島の北の先端には、「アイスランドで最もよく写真に撮られている山」キルキュフェットル（Kirkjufell）があります。裾野の可憐な滝など、どこを見ても絵葉書のような風景が広がっており、半島のハイライトの一つになることでしょう。ドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のファンには、シーズン7の「矢じりのような形をした山」として記憶している方もいらっしゃるかもしれません。

その後HraunsfjörðurとKolgrafafjörðurという二つの美しいフィヨルドを通って、レイキャビクに戻ります。

解散後はレイキャビク観光をお楽しみください！天気や道路状況により解散が遅くなることもありますので、この日に帰国便を入れないよう、お願いいたします。