アイスランドのオーロラ鑑賞のベストシーズンは?

アイスランドのオーロラ鑑賞のベストシーズンは?

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アイスランド南東部の氷河湖に現れたオーロラ。アイスランドの絶景はオーロラがよく似合う

オーロラを見にアイスランドに行きたい!そんな方のために、アイスランドのオーロラのベストシーズン・月をご紹介します。

幻想的な自然現象、オーロラ。しかしいつでも見られるわけではありません。オーロラ・ツアーレンタカーを予約する前に、オーロラのベストシーズンをチェックしておきましょう!

オーロラ鑑賞はアイスランド旅行の人気アクティビティの一つ。でもオーロラはとっても気まぐれ。一年の決まった時期に、太陽が一定の活動をし、地球の天気が一定の条件を満たさないと観測することができません。アイスランドでオーロラを見たい!という方は、オーロラ鑑賞の条件とベストシーズンを知った上で旅行計画を立てましょう。

 

 



アイスランドの西フィヨルド地方の船と、オーロラ

アイスランドのオーロラのベストシーズンは?

アイスランドのオーロラ鑑賞のベストシーズンは9月~翌4月です。白夜の季節が終わり、夜が長くなるためです。ガイド付きオーロラ鑑賞ツアーの選択肢が多いのもこの時期。

真冬のアイスランドでは太陽が出ているのは一日わずか4~5時間。残りの時間は空が暗いので、オーロラを見られるチャンスがとても高いのです。

9月から翌4月のアイスランドでは、よくオーロラが見られる

アイスランドでオーロラを見るのに一番おすすめの月は?

多くのオーロラ・ツアーは9月くらいから始まり、翌4月まで催行されています(カメラ好きのためのオーロラの写真撮影ツアーのようなプランも!)。その間であればいつが一番いい、というのはないのですが、夜が最も長いのは11月~翌1月の間です。午後3時、4時くらいから、翌日のお昼ごろまでオーロラハンティングができます。

従ってアイスランドで最もオーロラを見られる確率が高い月は1月、ということになります。但し、冬の間(4月くらいまで)であれば、いつアイスランドを訪れてもオーロラを見られる可能性はあります。



夜のゴールデンサークルをドライブすれば、有名な景勝地をバックにオーロラが見られるかも!

真冬のアイスランドで見られるのはオーロラだけではありません。美しい雪景色や氷の洞窟(アイスケーブ)もまた、冬の旅行者の特権です。特に「スーパーブルー」と呼ばれる天然の氷の洞窟は世界でもごく限られた場所でしか見られない、本当に特別な体験です。

アイスランドでオーロラが見られるのはいつ?

オーロラが現れるのは太陽風が吹いたときです。しかしそれを地上から観測できるのは、空が暗い時のみ。だからほとんどのオーロラ・ツアーは夜が長い冬の時期にのみ催行されています。

一般的に、アイスランドでオーロラが見られるのは8月下旬から4月中旬くらいまでです。夜が最も長いには冬至の前後数週間。しかしオーロラ鑑賞の条件は空の暗さだけではありません。

レイキャビクでもオーロラを見られる?

ペルトラン展望台のオーロラ・ショーも感動的

写真提供:ペルトラン博物館でのオーロラショー(25分)|レイキャビク

ネオンが明るい都市部は通常オーロラ鑑賞には向きませんが、稀にレイキャビクの街中でオーロラが見えることもあります。また、市内や郊外でオーロラを見やすいスポットもあります。グロッタ(Grotta)のような自然保護区やソゥルファリズの彫刻がある海沿いのエリアに出かけてみましょう。

レイキャビクならではのオーロラ体験としては、オーロラツアーとオーロラ博物館の見学を組み合わせることができます。また、ペルトラン博物館にある天文台のオーロラショーもおすすめです!



どんな条件が揃えば最も美しいオーロラが見られるの?

シンクヴェトリル国立公園はオーロラ鑑賞におすすめ

1. 太陽活動が活発

オーロラを引き起こすのは太陽風です。活動のレベルはKP指数で表され、オーロラ予報で確認できます。「3」以上は良好とされています。

2. 雲がかかっていない

アイスランド気象庁もオーロラ予報を発表しており、こちらでは雲の動きをチェックできます。

3. 光害が少ない

空が暗ければ暗いほど、オーロラがはっきりと見えます。レイキャビクなどの都市でもオーロラを見ることはできますが、町のネオンが届かない田舎の方が鑑賞には適しています。アイスランドで自力でオーロラを探すポイントも是非ご参照ください(レイキャビク市内でオーロラを見る方法もご紹介しています!)。

このようにオーロラの出現は太陽活動やその日の天候条件に左右されるため、一概に「いつならアイスランドでオーロラが見られる」と断言することはとても難しいんです。

アイスランドでオーロラが見られる季節は?

アイスランドのオーロラベストシーズンはずばり冬!

冬のアイスランドでオーロラは見られる?

はい、冬はアイスランドのオーロラ鑑賞のベストシーズンです。同時に、一年で最も天気が悪い季節でもあります。

何週間も雲が空を覆い、オーロラを隠してしまうこともあります。また、嵐のためにツアーが中止になったり、幹線道路が閉鎖されたりもします。

でも冬のアイスランドで楽しめるアクティビティはたくさんあります。昼間は是非、氷の洞窟探検スノーモービル体験氷河ハイキングなどにチャレンジしてみてください!

秋と春のアイスランドでオーロラは見られる?

春と秋は天気が比較的穏やか(それでもとても変わりやすいのですが)なため、晴れる日は増えます。一方、日が延びるのでオーロラハンティングができる時間は減ります。

アイスランドでは春と秋もオーロラ鑑賞ができるが、日が昇っている時間が長くなるのでオーロラハンティングができる時間は減る。

でも春と秋は夏季ツアーも催行されているので、オーロラハンティング以外のアクティビティもたくさん楽しめます。例えばスリーフヌカギクル火山の火口に入る「インサイド・ザ・ボルケーノ」ツアーは10月まで催行されています。驚くほど色鮮やかな内部の色にびっくりすることでしょう。

欧州ホエールウォッチングのメッカと言われるフーサヴィークのホエールウォッチングツアーも、3月から11月くらいまで参加できます。

結論として、オーロラのベストシーズンはやっぱり冬ですが、晩秋や早春でも見られる可能性はある、ということです。

夏のアイスランドでオーロラは見られる?初夏、または夏の終わりのアイスランドでは、稀にオーロラが見られる

夏至の日の前後のアイスランドでは日が沈みません。これは白夜という現象で、太陽は地平線の近くまで落ちるのですが、完全に姿を消すことなく、ぐるりと天を一周します。この時期は太陽の光が強すぎるため、オーロラを見ることはできません。5月末から6月、7月、8月初めまではこのような状態が続きます。



しかし夏の始めと終わりには、ごく短い間ですが空が暗くなるので、オーロラを見られることがあります。薄闇の空にぼんやりと浮かび、夕焼けを更にドラマチックなものにしてくれます。

しかし初夏・晩夏は発光現象が非常に強く現れないと観測できない上、空が暗い時間が限られているため、見られる可能性は低めです。寒いのはどうしても嫌で、夏のアクティビティも楽しみたい、オーロラもできたら見たいな!という方は9月のアイスランド旅行がおすすめです。

 



アイスランドでオーロラが見えやすい時間帯は?

冬のアイスランドでは、よく晴れた暗い夜はオーロラが見られるかもしれない

基本的には空が暗ければ、何時でもオーロラが見られる可能性があります。12月のアイスランドなら、午後3時から翌朝9時くらいまでです。しかし地球の自転や大気圏・磁気圏に対するアイスランドの位置などの諸条件により、夜10時から深夜12時までがアイスランドで最もオーロラが見えやすい時間帯とされています。

多くのオーロラ鑑賞ツアーはこの時間に実施されます。徹夜ではないので翌日も観光を楽しめ、好都合です。

冬のオーロラ・セルフドライブツアーに参加される方は、レンタカーがあるので夜ドライブに出て、好きな場所・好きな時間までオーロラハンティングを楽しむことができます。但し日の出・日の入りの前後は見えにくいです。また、深夜・早朝の夜は冷えますので、防寒対策をしっかりして出かけましょう。

アイスランドでオーロラを絶対見たい!どうすればいい?

冬のアイスランドでオーロラを絶対見たい!という人は、大自然の中に出かけよう。

オーロラを見るには運も必要です。絶対オーロラが見たい!そう思ってアイスランドに一週間滞在しても、毎日曇りだったり、太陽風が吹かなかったりでオーロラを一度見見られない人もいます。逆に、8月のアイスランドを一日だけ訪れて、素晴らしいオーロラに巡り合える幸運な人もいます。

でもせっかく冬のアイスランドに行ったら、やっぱりオーロラを見たいですよね。てるてる坊主を作って晴れを祈るほかに、できることはいくつかあります。

アイスランドは南部よりも北部の方が夜が長いので、北部の方がオーロラを見られる可能性は高い

1. できるだけ都会を避ける

太陽だけでなく、人工の光もオーロラの見え方に影響します。レイキャビクなどの都会に滞在予定の方は、まずはネオンの届かない場所に移動しましょう。バスでセルチャルナルネス自然保護区(Seltjarnarnes)まで行けば、かなり暗い環境が期待できます。もっといいのは、レンタカーやツアーなどで完全に郊外に出ることです。

パッケージツアーやセルフドライブ・ツアーは、アイスランドの大自然を巡るルート設計になっていますので、オーロラハンティングに最適です。

2. 滞在期間を延ばす

週末の小旅行だと、毎晩オーロラハンティングをしても2、3回しかチャンスがありません。変わりやすいアイスランドの空模様や太陽風の気まぐれを考慮すると、ちょっと分が悪いかもしれません。

滞在期間を延ばすことで、オーロラに巡り合える可能性を高められます。

3. 地方を訪れる

田舎を旅すれば、オーロラを見られる可能性は更に高まります。

特におすすめは北部アイスランド。アイスランドの中でも夜が長く、雲りの日は少なめです。北部はレイキャビクよりも観光客が少ないので、ミーヴァトン湖(Myvatn)やゴーザフォスの滝(Godafoss)などの絶景スポットで静かにオーロラを見られる可能性大です。

4. オーロラ予報をチェックする

アイスランドの天気予報サイトでは、雲の動きが定期的に更新されます。雲がないエリアを探すのに重要な手がかりです。オーロラ予報は9段階で示され、「3」以上は出現率が高いとされています。

オーロラを見たい方は、是非冬のアイスランドへ!

5. 防寒対策をしっかりして、辛抱強く待つこと!

アイスランドの田舎の真っ暗闇に目が慣れるまでは数分かかります。車を降りてすぐにあきらめないように!また、オーロラは神出鬼没なので、着いたときに出ていなくても、数分後に現れることもあります。

寒さに負けて退散…ということにならないように、防寒対策をしっかりしていきましょう。ココアなど暖かい飲み物を用意していくのもおすすめ。ほんのちょっとの辛抱が、一生の思い出に変わるかもしれないのですから!

アイスランドのオーロラについてわからないことがある方は是非コメントをお寄せください。ご旅行予定は何月ですか?セルフドライブ・ツアーとオーロラツアー、どちらをお考えですか?フェイスブックにログインすると、コメントを閲覧・投稿できます!

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