【完全ガイド】ミーヴァトン湖
アイスランド北部にあるミーヴァトン湖。ちょっと不思議な名前のこの湖は、北アイスランドを代表する美しい風景が見られる場所であり、また周囲には興味をくすぐる変わった地形がたくさんあります。美しい風景だけでなく、好奇心をかきたてる不思議な見どころが点在するミーヴァトン湖エリア。アイスランド南海岸に続き、人気上昇中のエリアです。
早わかり ミーヴァトン湖
・ミーヴァトン湖はアイスランドの北東部にあるアイスランドで4番目に大きな湖で、36,5 km2もの広さがあります。
・2000年以上前、火山の噴火活動により形成されました。
・湖はには小さな小島や岩礁が多くあります。
・珍しい植物や多くの野鳥が観察でき、周囲は自然保護区となっています。
・北部の中心都市、アークレイリから東へ約90㎞、1時間半ほどのドライブです。
・ミーヴァトン湖の東に小さな村、レイキャフリーズがあります。
・一般的な「ミーヴァトン湖エリア観光」は非常に広義であり、バス観光ツアーでは訪れる場所を注意して確認するのがおすすめです。
Picture from Highlight of the North Tour
ミーヴァトン湖観光というと、その湖のみを観光すると思いがちですが、はミーヴァトン湖という湖のみを観光するわけではありません。ミーヴァトン湖のほかに数か所を含めた観光ルートを「ダイヤモンドサークル」呼ぶことがあります。またダイヤモンドサークルの含まれない観光スポットはミーヴァトン湖周辺に多くあり、丸1日かけても時間が足りないくらい多くの見どころがあります。
ダイヤモンドサークルとは?
まず初めにダイヤモンドサークルとは何なのでしょうか。
ダイヤモンドサークルはミーヴァトン湖、フーサヴィークの町(Húsavík)、アゥスビルギ自然保護区(Ásbyrgi)、デッティフォスの滝(Dettifoss)、ゴーザフォスの滝(Goðafoss)やフリョーザクレッタルの岩(Hljóðaklettar)などの観光スポットを巡るルートで、ミーヴァトン湖の北エリアを周遊するします。移動距離が長いので計画的にドライブするのがおすすめです。
ツアーの場合には、ダイヤモンドサークルといっても必ずこの全てが含まれるわけではないので、予約時には訪れる場所を確認してください。
アークレイリ発のダイヤモンドサークル (Diamond Circle from Akureyri)日帰りツアーでは、ミーヴァトン湖を始め、主な観光スポットを訪れます。限られた時間の中で人気観光地を巡りたい方にお勧めです。
レイキャビク発のフライトで、ダイヤモンドサークルの日帰りツアーというオプションもあります。
Copyright: Mahkeo from Wikimedia Commons
フーサヴィークの町は、ホエールウォッチングが人気の港町です。豊かな海は多くのクジラを惹きつけ、夏にはクジラを見る人々で賑わいます。
アゥスビルギは、馬の蹄の形をした緑に囲まれたエリア。北欧神オーディンの乗った馬、スレイプニルという馬の足跡だと言われています。蹄鉄の形をした渓谷の底は豊かな森と湖があります。
デッティフォスの滝は、アイスランドで最もパワフルな滝です。また、「神々の滝」と呼ばれるゴーザフォスの滝も人気です。
ここからはもっとミーヴァトン湖に近い場所にある観光スポットを紹介します。
ナゥムスカルズとクヴェラロンドの地熱エリア
クヴェーリル(Hverir:温泉や温泉の蒸気)、またはクヴェーラロンド(Hverarönd:温泉の列)と呼ばれる地熱エリア。ナゥマフィヤトル山(Námafjall)の近くのナゥマスカルズ峠( Námaskarð)のエリアにあります。ナゥマスカルズの地熱エリアは是非訪れてみたい場所。まるで地球上で火星にいるような感覚を味わえます。
黒い川が赤い泥の中を蛇行し、黄色、緑、灰色や青色の泥沼があります。噴気孔からはブクブク音が聞こえ、硫黄の臭いがします。駐車場でもむせる様な硫黄の匂いが立ち込めるので、車の窓は閉めておきましょう。
カラフルな湯気が立つ噴気孔やブクブク音がする泥の温泉が周りにあります。毒性のある蒸気の放出によって土地が酸性で不毛になり、泥沼や噴気孔のそばやナゥマフィヤットルの山肌も植物は生えていません。観光時のみであれば、硫黄を吸引しても大丈夫ですが、足早の観光になるでしょう。
このエリアを訪れた時は、道から外れないように注意しましょう。周りの土地は不安定で、高温の泥は火傷となるに十分な高温です。そして、自然の中に残された足跡は何年も消えません。
ディンムボルギルの不思議な溶岩石柱群
Copyright: Arian Zwegers from Wikimedia Commons
ディンムボルギル(Dimmuborgir)は、ミーヴァトン湖の東側にある溶岩の岩の地域です。遊歩道は15分程度のものから1時間、数時間程度のものまで、コースがあり、目印にそって歩きます。
ディンムボルギルはアイスランド語で「暗闇の都市」を意味しますが、一度足を踏みいれるとその理由がわかります。背丈をはるかに超える高さの岩々は縦横無尽に立ち並び、遠くまで見渡すことはできず、まるで迷路のよう。目印がなかったら迷ってしまうでしょう。自然保護の目的で敷設された遊歩道ですのでルートを外れないように見学してください。
最短ルートは舗装されているので、車椅子の方や小さなお子様でも歩きやすいルートです。徒歩10〜15分で、上の写真にある穴の空いた岩に辿り着きます。もう少し進むと、道は砂利に変わり、周りの美しい景色が楽しめます。
この不思議なディンムボルギルには様々な民話があります。暗闇や霧の時には、奇怪な形の岩々をトロールや小人、幽霊と間違えることもありました。またアイスランドには13人のサンタクロースがいますが、この地域に住んでいると言われています。
クヴェルフィヤットル/クヴェルフェットル 名前が決まらないクレーターの山
Picture by Jesse.Hu
地元民の間で、クヴェルフェットル(Hverfell)、またはクヴェルフィヤットル(Hverfjall)と呼ばれるクレーターの山。どちらも同じ「噴火口の山」という意味ですが、どちらの書き方にするか議論は平行線なようです。
噴火口の形がきれいに残るこの山は、火口の縁まで山を登って、周辺を散策するのが人気です。噴火口は直径1㎞あり、約1時間で山は登れます。
山頂までのルートは2つ。簡単なルートは駐車場から、より難しいルートはディンムボルギルから約45分で辿り着きます。一見荒れ果てた山肌のようですが、過去の噴火の様子を今に伝える貴重な場所です。ルートを外れて歩くことは止めましょう。
Photo from Diamond Circle Tour in North Iceland From Reykjavík with Flight
ミーヴァトン湖の東側を走行していると車窓から見えるお椀をひっくり返したような山がクヴェルフィヤットルです。高さはわずか420mで、周りの山々に比べて低いですが、緑の溶岩原に突如現れるクレーターです。山頂までの距離は短く、登るのはそれほど難しくありません。
スクトゥスターザガルの偽クレーター
Photo from Northiceland.is
「偽クレーター」とは聞きなれない言葉ですよね。本物のクレーターは溶岩の噴出口であるのに対し、偽クレーターには溶岩が流れる場所(マグマ)との繋がりがありません。溶岩が湿地帯に流れ込んだ時、地中の水分を加熱、大きな水蒸気爆発を引きおこし、その爆発の跡が偽クレーターとなります。.ミーヴァトン湖の南側にスクトゥスターザガル(Skútustaðagígar)の偽クレーターが並んでおり、不思議な光景が見られます。
Photo from Lofthellir Cave Excursion from Lake Myvatn
クレーターの周りを通るハイキングコースがいくつかあり、そこからの眺めは最高です。野鳥観察にもぴったりな人気スポットです。
グリョタギャゥの洞窟の温泉
Photo from Lake Myvatn Sightseeing & Hot Springs Tour from Akureyri
グリョタギャゥ(Grjótagjá)の温泉は、洞窟内に温泉が湧き出た珍しい場所です。入浴をする人や、入浴シーンを撮影したドラマもありますが、お湯の温度は不安定で火傷をする恐れがあり、入浴するのは禁止されています。また、私有地内なので、水温が丁度よくても入浴するには許可が必要です。
それにも関わらず人気スポットとなっているのは、見るだけでも満足な不思議な光景のためでしょう。大きすぎず、小さすぎず、絶妙なサイズの長細い洞窟には小さな入り口があり、外からは温泉があることなどわかりません。一歩洞窟の中に入れば、美しい青い色の透き通った温泉が現れます。洞窟の底まで見える美しい温泉は、アイスランドでも他にはありません。
ミーヴァトン・ネイチャー・バス
観光の最後には、ミーヴァトン・ネイチャー・バス(Mývatn Nature Baths)の温泉がお勧めです。水温は38〜39℃で丁度よく、その美しい青い水はアイスランド南部にあるブルーラグーンに劣りません。ブルーラグーンよりは小さめですが、こじんまりとしていて、目の前には広々とした風景が広がります。
温泉だけでなく、サウナもあり、シャワーや更衣室の設備も整っています。冬はオーロラ鑑賞にぴったりな場所。晴れた日には素晴らしい景色も楽しめます。
Photo from Highlights of the North Tour | Departure from Akureyri
さらに、ミーヴァトン・ネイチャー・バスの入場料はブルーラグーンよりもはるかに安いのでお得です。ミーヴァトン湖のすぐそばの幹線道路脇には、入浴はできませんが青い池もあり、そのお湯の美しさが目に飛び込んでくるはずです。
Photo:Kuna
ミーヴァトン・ネイチャーバスは予約も不要ですので、レンタカー利用の方は旅の途中でふらりと立ち寄ってもいいでしょう。
クラプラ火山のヴィティのクレーター
Picture by Jesse.Hu
ヴィティは「地獄」を意味する言葉ですが、アイスランドのクラプラ火山とアスキャ火山の2カ所にあります。
クラプラとアスキャはどちらもアイスランドの有名な火山でで、ヴィティは、両火山のクレーターの底にある小さな湖です。
クラプラのヴィティの水は冷たく、美しい青色をしていて、時には緑色に見えます。冬には、近くの地熱エリアの熱にも関わらず、雪に囲まれていることが多いです。ナゥマスカルズから約10㎞北にあります。
クラプラは、直径約10㎞、深さ2㎞のカルデラでもあります。記録があるだけでクラプラは過去29回噴火しています。最近の噴火は9年間続き、1984年に終わりました。
この数々の噴火により、このエリアでは素晴らしい溶岩の形成物が見られます。
アスキャ火山のヴィティのクレーター
Photo from Askja Caldera & Viti Crater | East Highlands Day Tour
もうひとつのヴィティと、アスキャ火山(Askja)はミーヴァトン湖は離れています。ですがここを目指すにはミーヴァトン湖かアークレイリからの出発となります。
ミーヴァトン湖からアスキャまでは車で3時間かかり、4WD車で夏の間のみアクセスできます。
アスキャとは、エスキュヴァトン(Öskjuvatn)という大きな湖に覆われた大きなカルデラです。湖は深さ220mで、これはヨークルスアゥルロゥン氷河湖に続き、アイスランドで2番目に深い湖です。1875年にアスキャで大噴火があった際、アイスランド北東部では降灰により大きな被害が発生、多数の住民がアメリカやカナダに移住を余儀なくされるという事態となりました。直近の噴火は1961年です。かつてカルデラを覆っている水の水温は高く熱いほどでしたが、今では水温が下がり冬には凍るまでになりました。
その一方、ヴィティの湖の場合はもっと小さなクレーター湖で、入浴することができる温度です。部分的に非常に熱いところがありますので、入浴の際は要注意。水温は20℃〜60℃です。
Photo from Askja Caldera Hike | Highland Adventure from Lake Myvatn
「地獄」という意味のヴィティですが、その名前は、地熱エリア特有の熱いお湯、硫黄の蒸気の臭いに由来します。不透明なライトブルーの水はブルーラグーンに似ています。ただし、この天然温泉には更衣室やシャワーなどの設備がないので、ほとんどの人は裸で入浴しています。
入浴する場合は、湖の東側の泥のエリアでは特に注意しましょう。高温で火傷の危険があり、強い硫黄の蒸気によってめまいがする人もいますので気をつけて下さい。
アイスランドならではの、アドベンチャー感たっぷりな冒険好きにはお勧めです。
犬ぞりツアー
Picture from Siberian Husky Tour | Dog Sledding in the Myvatn Area
ミーヴァトン湖の近くには犬ぞりを体験できる農場があります。犬ぞりツアーに参加して、楽しいひと時を過ごすのもお勧めです。
ロフトヘトリルの洞窟
Picture by Regína from The Extraordinary Ice Sculptures in Lofthellir Cave in Mývatn North Iceland
ミーヴァトン湖の東側には美しいロフトヘトリル(Lofthellir)の洞窟があります。この溶岩洞窟には綺麗な氷の形成があり、冬にこそ素晴らしい風景に出会えるといわれています。
この洞窟は、赤い溶岩の天井、そして白くて多少青い氷のコントラストが特徴的。この洞窟で形成される氷は大きく、アイスランドで最も美しいことで有名です。
この洞窟は約3500年前に形成され、長さは370mです。洞窟内の気温は一年を通し0℃です。場所によっては、這って移動する必要があるので、閉所恐怖症の人には向いていません。洞窟を訪れる際は、暖かい格好をして、必ずツアーガイドについていきましょう。
洞窟内の状況は様々で、ツアーは5月から10月の間のみ運行されています。
- 洞窟は必ずガイドツアーで!ロフトヘトリルへの洞窟探検
ミーヴァトン湖の動植物
Picture from Lake Myvatn Sightseeing and Hot Springs Tour From Akureyri
ミーヴァトン湖は水深が浅く、栄養が豊富であるため、動植物が豊かです。「ミーヴァトン」はアイスランド語で「ハエの湖」を意味し、夏には大量のハエが発生します。とはいえ、一般的にイメージする「ハエ」とは違い、ユスリカユスリカという刺さないハエと吸血性のブユ(ブヨ、ブト)の2種類のハエ・蚊が発生します。
厳密なところは差し置いても、うっとおしいことは間違いありません。観光中や日常的に蚊に刺されたりすることはありませんが、ミーヴァトン湖など水辺を訪れる際には少し注意するとよいでしょう。
Photo from Lake Myvatn Sightseeing Tour with Flights from Reykjavik
ハエは生涯のほとんどを湖の底で幼虫として生息しています。そして、マスやホッキョクイワナなどを含む様々な魚の餌になっています。
ミーヴァトン湖では、特に緑藻の一種である珍しいマリモが有名です。藻は緑色の大きい球状の集合体になり、質感はビロードのよう。この藻類は、日本、スコットランド、エストニア、最近ではオーストラリアなど、少数の地域でしか発見されていません。
2000年頃、ミーヴァトン湖にはマリモが何百万個も生息していましたが、2013年にはほとんどいなくなっていました。2016年頃から生体数は上昇していますので、ミーヴァトン湖は再びマリモで一杯になるでしょう。マリモは保護されていますので見つけても触ったり取り上げたりせずに観察しましょう。
Photo from Sigurgeir's Bird Museum
さらに湖は野鳥も豊富で、58種存在します。コミミズク、オオハクチョウ、シロハヤブサ、ミミカイツブリ、ハイイロガン、アオサギ、オジロワシ、シロフクロウ、ホンケワタガモ、ワタリガラス、タシギやマガモなど、バードウオッチングを目的に来る人も少なくありません。
このエリアには、シギュルゲイルの野鳥博物館(Sigurgeir's Bird Museum)があります。ハイイロヒレアシシギを除き、アイスランドで繁殖する全ての鳥の標本があります。
博物館の近くには野鳥観察者の隠れ場所もあり、キタホウオジロガモなどの様々な種類のカモが見られるかもしれません。ミーヴァトン湖には14種のカモが繁殖していて、そのうちキタホウオジロガモはヨーロッパではアイスランドでしか繁殖していません。世界中、どこを探してもここまでカモ類が集まっている場所はありません。
ミーヴァトン湖周辺の宿泊施設
ミーヴァトン湖周辺にはいくつかのホテルやゲストハウス、キャンプ場やコテージなどがあります。アイスランドの風景を最大に味わうには、コテージやバンガローに宿泊するのがお勧めです。【Bungaloを利用したスタッフブログ】
Hótel Laxá、Fosshotel Mývatnや Sel Hotel Mývatnなどのホテルもありますが、いずれも部屋数には限りがあります。どうしてもここがいい! そんな時には早めの予約が必要です。
ミーヴァトン湖周辺のレストラン
Picture by Nanna from Local Travels the Ring Road of Iceland: Northeast to Reykjavík
小さいエリアなので、食事ができる場所は限られています。食事制限のある方は、アークレイリやフーサヴィークなどの近くの大きな町で食料品を買っておくといいでしょう。レイキャフリーズ(Reykjahlíð)にも小さなスーパーはありますが、大きな町のスーパーの方が幅広い種類のものが手に入ります。
Daddi's Pizzaでは美味しいピザ、Gamli Bærinn Bistroではハンバーガーや他のファーストフード、ディンムボルギル(Dimmuborgir)のすぐ隣にあるKaffi Borgirにはスープとサラダバーやお店の名物料理の地元で獲れたマスがあります。私が個人的にお勧めするのは、 Vogafjós Cowshed Restaurant。このレストランでは、地元の食材を使用した絶品ハンバーガーやステーキが味わえます。
ミーヴァトンは大人気の観光地なので、レストランは事前に予約しておくと安心です。
ミーヴァトン湖へのアクセス
ミーヴァトン湖はレイキャビクから車で7時間ほどの場所にあります。レイキャビクから車で行く場合には、アークレイリやミーヴァトン湖などで2泊して、2日目に観光をするといいでしょう。また、レンタカーでアイスランドを一周する場合には、このエリアで一日時間を取ることをお勧めします。
レンタカーでドライブする際、特に春先には道の状況は事前に確認しておきましょう。砂利道があったり、雪で閉鎖されているルートもあり、場合によっては迂回する必要などがあります。
バス観光の場合には、アークレイリ発のバス観光ツアーがありますので、アークレイリに宿泊するのが便利です。アークレイリまでであれば、レイキャビクからのフライトは45分ほど。フライトを含めた日帰りツアーもあります。
また、アークレイリの観光をしたい場合には、フライトを利用したり、また比較的本数の多いルートなので公共バスを利用してアークレイリを訪れることもできます。ただし、ミーヴァトン湖の観光についてはツアーバスを利用するのが便利です。
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