地球最北の首都レイキャビク。アイスランドの人口の多くが集中する町ですが、ダウンタウンはとってもコンパクト。他のヨーロッパ諸国とはまた雰囲気の違った町です。そんなレイキャビクでのお勧めの過ごし方、観光の仕方をご紹介します。

レイキャビクの街歩きに役立つ、歴史や文化を紹介する街歩きガイドも必見。アイスランドの楽しみ方については、人気ツアートップ10をどうぞ。

ハットルグリムス教会で記念撮影 

Hallgrímskirkja church in Reykjavík

レイキャビク観光と言えばハットルグリムス教会。スコーラボルズハイズ(Skólavörðuhæð)の丘の上に建つハットルグリムス教会(Hallgrimskirkja)はレイキャビクのシンボルのような存在感を持ちます。教会の中には立派なパイプオルガンがあります。

ハットルグリムス教会の開館時間

  • 夏5月~9月 9:00~21:00
  • 冬10月~4月 9:00~17:00

教会の内部見学は無料ですが、塔に登るのは有料です。大人は1000 ISK、子供は100 ISKでエレベーターを使い塔の上まで昇ることができ、上からはダウンタウンが一望できます。他にもオスキュフリズ(Öskjuhlid)の丘にあるペルトラン(Perlan)からも市内を一望できますが、教会からの眺めはおそらくレイキャビクでも一番でしょう。ハットルグリムス教会の塔の開館時間:毎週日曜日にはミサもあります。(11:00~)ミサ時間の前後30分の間教会を一時閉鎖しますので、内部見学の目的の方は時間にご注意ください。

ハットルグリムス教会の塔のオープン時間

  • 夏5月~9月 9:00~20:30
  • 冬10月~4月 9:00~16:30

Hallgrimskirkja church in Reykjavikこの教会はアイスランドで一番大きな教会で、その名前はハトルグリムル・ピエトルソン牧師に由来します。彼は詩人でもあり、パッシウサゥルマゥル(Passiusalmar、英訳The Passion Hymns)を書き上げました。教会の外装はアイスランド南部、スバルティフォスの滝にある玄武岩の柱状節理からインスピレーションを得てデザインされました。教会の前の銅像はレイフ・エリクソン(Leif Ericsson)。コロンブスよりも半世紀早く、西暦1000年頃に北アメリカを発見したヴァイキングです。実はこの銅像、アメリカから寄贈されたものなのです。像の背面にはその記録が書かれています。

街歩きを楽しむ

ハットルグリムス教会の塔からの眺め

旅行といえば、街の散策。レイキャビクは散策にピッタリな街です。一番の魅力はそのコンパクトさにあります。小さな町なのでメインストリートもそれほど大きくなく、バスに乗ったりタクシーに乗って移動する必要はありません。ホテルからの移動、気になるレストランやショップをチェックするのも徒歩でできるはずです。

カラフルな建物が寒い季節にも楽しい気分にしてくれる

またショッピング以外でも、町を構成する建物自体がカラフルでオシャレなのも魅力です。首都にみられる無機質で乱雑なストリートではなく、こじんまりとした古い家々が立ち並び、おしゃれな看板などがちらほらと見えるレイキャビク。そんな町は、目的も無しに散歩するのも楽しいものです。

オールドハーバーの船

またレイキャビクは港の町でもあります。今でこそ漁業や船のイメージは少なくなりましたが、港は現在も使われていて大小さまざまな船や、海上警備船の姿も見られます。

英語での説明ですが、 City Walk Reykjavikは人気のアクティビティです。無料で参加できる市内観光案内では2時間ほどで主要なスポットを巡り、知っていると面白い興味深い話を聞くことができます。

半日のアドベンチャーへ出かける

レイキャビクの魅力は街の散策だけにとどまりません。

自然に囲まれた都市では、半日ほどで空や海、地下世界への冒険の旅に出かけることができます。

レイキャビク上空を飛ぶヘリコプター

例えばヘリコプターでの遊覧飛行。ダウンタウンの隣にあるレイキャビク空港から出発します。海に面したレイキャビクの様子や、遠くの山々、クレーターや火山の様子など、アイスランドのユニークな風景を空から楽しめます。

小さな姿がかわいいパフィン

海を楽しむなら、オールドハーバーから毎日ボートツアーが出発しています。大きなクジラに出会えるホエールウォッチングツアーは一年中催行していますし、夏にはパフィンを観察するボートツアーもあります。ダウンタウンに隣接しているので、とても気軽に乗船できます。

またレイキャビク郊外では乗馬ツアーもあります。ピックアップを頼めばレイキャビクのホテルまで迎えに来てくれるので、こちらも半日ほどで楽しめます。

クラブやバーでナイトライフを楽しむ

The nightlife in Reykjavík is wild

こんな小さな国でナイトライフ?確かに大都市に住んでいる人には信じられないかもしれませんが、レイキャビクにも立派なナイトライフがあります。規模や設備は違っても、本当に大事なのは楽しむ心ですよね!

多くのレストランはバーを併設していて夜中過ぎまで営業していることも珍しくありません。わざわざバーに移動しなくても、遅いディナーの後そのまま楽しめます。カフェでも同様に、夜遅くまで営業していたり、ライブミュージックを行ったりと楽しみ方はたくさんあります。カフェ、レストラン、バー、クラブと、はっきりとした区別がないのが特徴です。

アイスランドは比較的安全な国で、またダウンタウンはコンパクトなので夜遅くまで出かけていても移動を気にする必要はありません。もちろんホテルが離れている場合にはタクシーでの移動が便利です。安全とはいっても貴重品には気を付けて、また飲みすぎやトラブルにも注意してくださいね。翌朝にツアーがある人は寝過ごさないに気を付けましょう!

フリーマーケットに行ってみる

週末をレイキャビクで過ごす予定の方、コーラポルティズ・フリーマーケット(flea market Kolaportid)を覗いてみてはどうですか。ページ最上部でのせたGlowieのMVのロケ地にもこのコーラポルティズの様子まで見ることができます。このフリーマーケットはレイキャビクの港のそばに位置していて、地元の食材を始め、いろいろな面白いアイテムが揃っています。活気溢れる雰囲気の中、お店の人がおまけしてくれるかもしれません。

コーラポルティズのフリーマーケットの中の様子

このフリーマーケットでは食品、お菓子の他にも、アイスランドの時代を感じる絵本・古本、古写真やポストカード、古銭から米軍放出品の衣類やのような古着まで購入できます。【アイスランドのお土産

アイスランドのグルメを楽しむ

Fine dining at Gallerý in Hotel Holt in Reykjavík

アイスランドはその地理的条件からグルメは長い間楽しむものではなく生きるためのものでした。そのためサメやクジラ、羊の頭など、ありとあらゆるものを食べ、保存してきました。寒冷な気候のため主食は羊や乳製品です。海に囲まれていることから魚介類も多く食べます。

Langoustine at Reykjavík's Food Cellar restaurant

制限の多かったアイスランドのグルメですが、近年では地熱を利用した大規模な温室栽培も盛んです。トマトやキュウリはほとんどがアイスランド国内で生産されています。また最近では山葵の栽培も始まり、伝統的な農業の限界を越えた発展的な栽培に力を入れています。

またベジタリアンやビーガンレストランもあり、店舗数は少ないもののそのバラエティーは豊富です。驚くのはSushiレストランの多さ!アイスランドではSushiが人気です。日本のお寿司とは随分違いますが、日本食レストランのないアイスランドではSushiが日本食に辛うじて近いものでしょう。

レイキャビクの自然を楽しむ 

レイキャビクには多くの公園がある

レイキャビクの市民の憩いの場といえばチョルトニン湖とロイガルダールルの公園。どちらも手入れのされた美しい公園で、アイスランドの大自然とは違う憩いの場を提供しています。ロイガルダールル公園にはスポーツ施設や動物園もあり、キャンプ場、ホステルも併設されています。ダウンタウンからは少し離れますが、時間があればお勧めです。

貴重な桜の木

チョルトニン湖は池の周りが公園となっていて、夏にはピクニックを楽しむ人で賑わいます。また池のそばには桜の木もあり、5月にはお花見も開催されます。

Riding through Rauðhólar on Volcanic landscape horse riding tour

レイキャビク中心部から車で20分ほどの場所にあるヘイズモルク(Heiðmörk)。ロイズホゥラル(Rauðhólar)という溶岩原を歩くことができ、夏に限り紫色がキレイなルピナスの花畑でホーストレッキング体験にも参加できます。こちらは公園というよりは、大きな自然保護区でハイキングを楽しむ人で賑わう場所です。

プールに行く 

レイキャビクのプールで過ごす夏

アイスランド人の大好きなプール。もちろんダウンタウンエリアにも2か所あり、1年を通して多くの人が訪れます。馴染みの仲間とプールで泳いだり、ジャグジー風呂で色々な話に花を咲かせるのは、日本の銭湯にちょっと似てるかも。

Vesturbæjarlaug is a swimming pool in the west part of ReykjavíkPhoto from Reykjavik.is

夏は日光浴にもいいですが、氷点下になった冬にもお勧めです。野外プールも地熱を利用したお湯が使われているので寒くはありません。レイキャビクのプールの記事も参考に、ぜひ一度訪れてみてくださいね!氷点下で野外プールに行くのはちょっとした土産話になるはずです。

かの有名なホットドック屋さんで昼食 

バエヤリンス ベストゥ (Baejarins bestu)はその名も "町で一番" という意味で、アイスランドで一番美味しいホットドック屋さんと言われています。このお店はレイキャビクの港のそばにあり、お昼時や週末には長い行列ができることもあります。外国人観光客の皆さんによると、世界一美味しいということですよ。元アメリカ大統領 ビル・クリントン氏や、ミュージシャンのジェイムズ・ヘットフィールド氏も食べに訪れたことがあります。

常に行列ができるホットドッグ屋さん

オーダーの基本は "エイナ メズ オットゥル" (eina med ollu)というもので、ソース&トッピングが全部付いてきます。レモラーデと呼ばれるマヨネーズのようなソース、マスタード、ケチャップに、フライドオニオンと生のオニオンがトッピングされます。ホットドックが好きという方はぜひ試してみてくださいね。2017年のBaejarins bestuホットドッグが一個450 ISKです。

レイキャビクで食べるならココ!Top10もチェックして、安くておいしい地元の人にも人気のご飯をどうぞ!

いい雰囲気の素敵なレストランがいい!という方はレイキャビクのお勧めレストランを参考に。

クジラの肉や羊の頭を試食 

さて、北太平洋の孤島アイスランドは、ご想像の通り厳しい自然環境にあり、食料を得ることも簡単なことではなく、様々な動物が食料として食べられてきました。もちろん、クジラも例外ではありません。多くのレストランでクジラ肉を提供しているほか、スーパーマーケットでもクジラ肉を手に入れることができます。

アイスランドの伝統料理のスヴィーズ(羊の頭)

また、ちょっと変わった料理に興味があるのであれば、伝統料理を食べてみてはどうでしょう。アイスランドでも一番悪名高いのは醗酵させた鮫肉!アンモニア臭が鼻をつくこの鮫肉はブレンニビン(Brennivin)と呼ばれる度数の高いお酒と一緒に、一気に喉に流しこみます。慣れない外国人には一種の我慢大会みたいなものですが、アイスランド人の中には心からこの鮫肉を愛する人たちも多いんですよ!

羊の頭は、貴重な家畜を無駄にしないための知恵。とくに目玉が美味しいというのが定説です。食が豊かになった現在でも、スーパーマーケットで手に入るほか、BSIバスターミナルのカフェでも食べることができます。

レイキャビクでお酒に酔いしれる 

アイスランドのクラフトビール

レイキャビクのダウンタウンには、多くのレストランやバーが軒を連ねています。夏は白夜となるので、遅くまで飲んでいても暗くなることを心配する必要はありません。美味しいお酒を片手に真夜中に沈みゆく太陽を見る、なんていうのも、ちょっといいものじゃありませんか? ここ数年はクラフトビールの人気も高まり、多くの小さなビールメーカーが様々な種類のビールを出しています。安い居酒屋はありませんが、オリジナルのカクテルやアイスランドのハーブを使ったリキュールなども多く、美味しいお酒が楽しめます。

冬は路面が凍結しますので、酔っぱらって転んじゃった!なんてことのないように気をつけてくださいね。コンパクトなダウンタウンなので、運転してホテルに帰ることも無いと思いますが、飲酒運転はもちろん禁止です。

レイキャビクでオーロラの夜空を見る 

アイスランドは世界でも有数のオーロラの国。特徴的なのは、首都レイキャビクからでもオーロラ観察ができることでしょう。運がよければダウンタウンのビルの間からでもオーロラを見ることができます。また、街からちょっと離れてセルチャルトナルネスの海岸から眺めるのも、ダウンタウン住民のお気に入り。

レイキャビクの西端にあるセルチャルトナルネス。そこでは街灯が無い暗闇の中で、オーロラの美しい姿を目にすることができます。

いかがでしたか? コンパクトなレイキャビクの町は散策がしやすくて、ちょっとの迷子も怖くありません。ぜひ色々な場所に足を運んで、あなたのお気に入りを見つけてみてくださいね!