アイスランドを訪れるべき13の理由
次の長期休みはどこに行こうか。アイスランドなんていかがでしょうか?ぜひこの記事を読んでから次のバケーション先を決めてくださいね!
1. アイスランドで体験する白夜
北極圏の真下に位置するアイスランド。5月中旬から7月の終わりまでの間、夏の夜は24時間明るく、この現象は白夜、英語では「Midnight Sun」と呼ばれています。
アイスランドの夏至は6月20日から22日の間に起こります。そう、ちょうどこの時期に真夜中の太陽を見る事が出来ます。この真夜中の太陽は天空に輝く王冠の宝石と呼ばれており、真夜中を過ぎてから沈み、そしてまた午前3時に昇ってくるという、とても美しく神秘的な現象なのです。
何も無いアイスランドの大自然で、真夜中でも大地を照らす太陽を見ていると、この世界にたった一人だけになってしまったような、そんなとても不思議な気持ちになります。アイスランドに来た際、観光で忙しい毎日になるでしょう。でも1日だけ夜更かしする日を設けて、この素晴らしい景色を堪能してみてはいかがですか?
たくさんの白夜ツアーがありますが、ゴールデンサークル、乗馬、もしくはハイキングなど組み合わせて楽しむことも出来ます。ツアーに参加せず、海沿いに散歩をするだけでもその魅力を楽しんでもらえるはずです。
2. アイスランドのオーロラ
世界地図でも、かなり上のほうに位置しているアイスランド。そう、オーロラを見るのに最高の場所なのです。この不思議で壮大な天体現象は9月頃から4月半ばまでの期間見る事が出来ます。日の沈まない夏のアイスランドもいいですが、秋冬のオーロラもアイスランドの大きな魅力です。
首都レイキャビクでも、澄んだ夜の空を優雅に舞うオーロラ観察のチャンスはあります。しかし、明かりの少ないレイキャビク郊外に出てみる方がそのチャンスはグッと高まるでしょう。 オーロラに詳しいガイドと一緒にオーロラツアーにでかければ、その日にベストな場所でオーロラ観察ができます。
3. アイスランドの天然温泉
写真:Landmannalaugar Super Jeep Tour.
アイスランドの豊かな水資源は天然エネルギーの中でもとても価値のあるものです。自然の姿そのまま状態で保存されている氷河や山からの流れてくる水は、美味しい飲み水であるだけでなく、エネルギー資源としてもアイスランドのインフラや産業に貢献してきました。
また、豊富な火山の力、地熱によって温められた水は温泉となり、それを利用した温泉やプールが各地に点在しています。そして、場所ごとにユニークな特徴も楽しめます。そのなかでも、ランドマンナロイガルにある天然の温泉とてもユニークな天然温泉です。
ランドマンナロイガルには流紋岩からなる山々があり、その雄大な景色は天然温泉に浸かりながら楽しむことができます。周辺エリアにあるハウイフォスの滝や、噴火によってできたクレーター状の湖であるリョウティポットルル(Ljótipollur)もおすすめ。
4. アイスランドのクジラ
アイスランドの周りを囲む海は餌となる魚が豊富で20種以上ものクジラが生息しています。そしてここ数年、アイスランドはヨーロッパでも有数のクジラ観測のしやすいスポットとして人気がでているんです。
ホエールウォッチングツアーでは高確率でクジラを見る事が出来ると言われています。レイキャビクからのホエールウォッチングツアーでは、99%の確立でミンククジラ、アカボウクジラ、ネズミイルカを見る事が出来ます。北アイスランドのフーサビクからのホエールウォッチングツアーでは、それらに加えて、その大きさで有名なザトウクジラをみることが出来るのです。
アイスランドのクジラを実際に目の前で見ると、その壮大さと美しさに圧倒されます。そして、これらのツアーではクジラ観測だけでなく、海岸沿いにそびえる崖やその割れ目の間に隠れているパフィンも一緒に見る事が出来ます。
5. シンクヴェトリル国立公園のギャウ
シンクヴェトリル国立公園はレイキャビクの東、45分のところに位置しています。ここは歴史的にも地形的特徴からも必ず訪れるべきスポットとして有名です。ここはアイスランドの議会、アルシンギが設立された場所であり、アルマンナギャウと呼ばれる大西洋を南北に貫く大陸プレートの裂け目が地上でみられる場所でもあります。
シンクヴェトリルはユネスコ世界遺産にも登録されており、アイスランドで一番大きな湖であるシンクヴァトラヴァオン湖などの美しいスポットをはじめ、シルフラの泉などもありアクティビティも盛んです。シルフラの泉では、アメリカとヨーロッパ境界にあるプレートの割れ目で、ダイビングやシュノーケリングを楽しむ事が出来ます。
6. アイスランドの氷河
アイスランドは「氷と火の国」と言われていますが、それは氷河と火山がアイスランドの大部分を形成しているためです。アイスランドの11%が氷河に覆われており、その中でも一番大きな氷河であるヴァトナヨークトル氷河がアイスランドの南東部の高山地帯を覆っています。
氷河といっても、その様子や楽しみ方は様々。例えば、アイスランド南東部にあるヨークルスアゥルロゥン氷河湖。ブレイザメルクルヨークトル氷河(Breiðamerkurjökull)の端部分が割れ落ち、接している氷河湖へと氷の塊が流れこみます。想像しえない絶景を作り出すこの場所は多くの観光客のハートをつかんできました。また、その氷河湖をクルーズするツアーは絶対外せないアクティビティ。
ソゥルヘイマヨークトル氷河やスカフタフェットルでは、氷河ハイキングやアイスクライミングが楽しめるほか、ラングヨークトル氷河ではスノーモービルも楽しめます。
7. アイスランドの食事
アイスランドの食文化は、新鮮な素材をシンプルに調理する伝統的なスタイルに、モダンなアクセントを加えています。北大西洋に浮かぶ火山の国アイスランドでは、厳しい気候や土地のために、食糧事情は決して豊かではありませんでしたが、漁業や、限られた農作物や酪農を基礎とした独自の食文化があります 。厳しい生活環境であるアイスランドの地で暮らしてきた人々の食生活には、ここにたどり着くまでの苦労と努力があったのです。
今では、農業や温室の技術の発達により、新鮮な農作物は簡単に手にはいるようになりました。他国からの輸入に頼っている面もありますが、アイスランドの食文化は大きく変わりました。それでも昔ながらの伝統も大切にしつつ、新しい北欧の食スタイルを確立しています。
特にアイスランドのシェフは、伝統を守りつつもクリエイティブに新しいメニューに挑戦し続けています。アイスランドの特産ともいえるラムとシーフードをふんだんに使用した料理はレストランでもよく目にします。
8. アイスランドの山々
アイスランドは山が多く、沿岸部を除いた中央部は高原や山脈が連なっています。山登りが大好きなアイスランド人でさえ、登る山に事欠きません。 ハイカーたちにとってアイスランドはまさに夢の国なのです。首都レイキャビクでさえ驚くほど多様な山に囲まれており、市内から気軽にハイキングに行くことができます。
アイスランドの多くの山々は、難易度、距離、高さがそれぞれの山によって違うため、国内外のハイカーたちにとってはまさにパラダイスになっています。アイスランドは人口密度が低いため、ほとんどの山は無人地帯。ハイキングの簡単な低山でも壮大な景色を眺められたり、山頂まで行かなくとも最高の自然が味わえること間違いないでしょう。
9. アイスランドの馬
アイスランドの馬は、国の文化的、歴史的発展において重要な役割を果たしてきました。動物愛好家や農家が何十年にもわたってこの特別な品種を飼い続けており、現在でも趣味で乗馬を楽しむ人は多くいます。旅行者にとっても、この珍しい馬と触れ合える乗馬ツアーはとっておきのアクティビティです。
アイスランドの馬の歴史は、ヴァイキングたちの入植とともに始まりました。ヴァイキングたちは自慢の馬たちをアイスランドに持ち込み、そして馬たちは厳しい自然の中で生き、順応してきました。この長い歴史の末に、ユニークなアイスランド馬は誕生したのです。
アイスランドの馬は、穏やかな性格をしてはいるものの、とても活発で強健な動物です。アイスランドの非常に険しい地形を走る、5種類の歩法を使い分ける事でも知られています。多くの乗馬ツアーは、牧草地や溶岩地帯など、自然のなかで楽しむことができます。馬の背にのり、かつてのヴァイキングたちの生活に思いを馳せるのもいいかもしれませんね。
10. アイスランドの火山
アイスランドは火山の噴火によって形作られたといっても過言ではありません。まだ島には無数の活発な火山があります。現在噴火中の火山あありませんが、数多くの火山ツアーがあり、 アイスランドを形作ってきた火山たちの姿を見に行くことができます。
その中でも最も魅力的なのがスリーフヌカギグル火山(Þríhnúkagígur)。マグマ溜まりであった火口内部からマグマが地下へと抜けたことで、強大な空間が出来上がりました。アイスランドの数多くの火山のなかでもその不思議な自然現象は類を見ません。そしてインサイド・ザ・ボルケーノツアーでは、この火山の中に入ることができます。世界的に見ても珍しいこの自然現象を見に行ってみませんか?
11. 漆黒の砂浜
アイスランドは島国ですから、当然ビーチもあります。しかし、白い砂浜の南国のビーチとはちょっと違います。なんと、砂浜が黒いんです!言葉で表すのは難しいですが、訪れた人を虜にする魅力あるビーチなのです。
アイスランドの最南端、ヴィークには、世界的に有名なレイ二スフェラという黒い砂浜のビーチが広がっています。そこにある黒い玄武岩で形成された崖や巨大な洞窟は、どこかファンタジーの世界のよう。海に目を向ければ激しく押し寄せる大きな波と、肌を刺すような冷たい風。自然の壮大さを感じると同時に、私たち人間がいかに無力な存在かを感じさせてくれる場所でもあります。
また、スナイフェルネス半島にはデューパロンサンドゥルという、ユニークな浜辺もあります。何十年も前に沈没にてしまった船の残骸を鑑賞することができます。
あまり知られてはいないのですが 、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の反対側にはダイヤモンドビーチと呼ばれるビーチがあります。一年を通してその砂浜には氷河から崩れ落ちた氷があり、ダイヤモンドのように光り輝く姿を見ることができます。
夕暮れや夜明けには、低いところにある太陽の光が氷のダイヤモンドを水平な角度から輝き照らすことで、黒い砂の上には光るダイヤモンドが無数に浮かび上がるのです。
12. ハイランド
アイスランドの内陸部の大部分を占める高原地帯。ハイランドと呼ばれる高原地帯は、驚きのスポットがたくさんあります。人は住んでおらず、人間の形跡すらない、手つかずの自然を堪能することが出来ます。ひっそりと静まり返るその地には、動物や鳥さえほとんどいません。何百年も昔から変わらないハイランドの自然。日常の喧騒差など忘れてしまう場所です。
13. ミーヴァトン湖
アイスランド北東部に位置する湖であるミーヴァトンとその周辺には、ユニークなアイスランドらしさを感じられるスポットが数多くあります。
ミーヴァトン湖の北には、地獄の火炉と呼ばれるクラプラ火山があります。その火山には、適温な自然の温泉をはじめ、異世界の色彩を感じさせる不気味なディンムボルギル(Dimmuborgir)があり、悪魔の住処が遺跡になったよう。
また、北部のブルーラグーンともうたわれるミーヴァトン・ネイチャーバスは、こじんまりとしていながらお湯からの眺めが絶景。ミーヴァトン湖観光では外せない場所です。
どうでしょう。アイスランド、行きたくなりましたか? アイスランドの基本情報やおすすめのツアーなどもチェックして旅行計画をたてましょう。わからないことがあれば、Guide to Icelandへお問い合わせください!
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