Northern lights in Þingvellir national park. Aurora in Iceland

オーロラを撮影するコツ

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https://player.vimeo.com/video/90707024

わざわざ寒いアイスランドの冬に来る大きな理由はオーロラでしょう。オーロラはいつ、どこに行けば絶対に見れるというものではありませんが、より高い確率で見られるように今では多くのオーロラ・ツアーがあります。

そして何よりも、オーロラをせっかく見れたのならぜひとも写真に収めて思い出を持って帰り、家族や友人に見せたくなるものです。

アイスランドのガイド達はオーロラが見れるベストなコンディションを知っていますが、全員が写真撮影の仕方まで熟知しているとは限らないというのが、ちょっと困ったことです。

ですので、オーロラを撮影するのにどのツアーが良いかと聞かれたら、オーロラ撮影に特化したツアーをお勧めしています。

下の写真は、Guide to Icelandの共同設立者であり写真家の ユーリ・ベルグルスチ(Iurie Belegurschi) が撮影したものです。彼はアイスランドでも写真のワークショップも行っていますよ。

オーロラについてもっと調べるならこちらの記事もどうぞ。

オーロラを撮影する場所

northern lights over Jokulsarlon Iceland

オーロラはアイスランドのどこでも見ることが出来ますので、特別な場所に行かなくても見れるチャンスはあります。星空と一緒で、町の明かりが少ない場所のほうが良く見えます。そのためオーロラのツアーではレイキャビクから離れた光害の少ない場所へ出かけます。

覚えておいて欲しいのは、オーロラと共に何を写真に入れるかです。山や素敵な建物、氷など、様々です。また、湖や川、海のそばで撮影し、水面に映るオーロラをいれるというのも素敵です。素晴らしい写真の秘訣はその構図にあります!

オーロラを撮影する時間

Northern lights picture by Iurie Belegurschi

オーロラは一年中、一日中現れています...ただしオーロラを観察するには晴れていて暗い夜空が必要です。アイスランドの夏は白夜で暗くならないので、オーロラは冬の間しか見れないのです。

ただしオーロラを見るために真夜中まで待つ必要もありません。オーロラが現れていれば、夕方や夜明けの時間でも見ることができます。太陽が沈んだ直後などは、完全には暗くならないため、周囲の風景に焦点を合わせやすくなります。また手元が見えるので、撮影もしやすいですね。

オーロラ撮影のためのカメラとレンズを用意

Northern lights picture by Iurie Belegurschi

オーロラの素敵な写真を撮るためにはシャッター速度を変えられるカメラが必要です。高いISO感度でシャッター速度を遅くすることが大事です。優れたISO感度を備えたカメラでない場合、ISO感度を上げると灰色がかった写真となります。何度も試して一番いいセッティングを探してください。シャッター速度とISO感度の設定のバランスが大事です。

また、絞り値の低いレンズを使うことでも光を多く取り入れるので役にたちます。オーロラの光が弱い場合、可能な限りの光を取り入れる必要があります。オーロラが強ければ携帯のカメラでも撮影することができます。ですので、オーロラの強さにあわせてカメラの設定をすることも忘れないように!

オーロラ撮影に必要なアイテム

Northern lights picture by Iurie Belegurschi

シャッター速度を遅くして写真を撮影するときにはカメラを動かさないことが大事です。少しでもカメラが動くとブレた写真になってしまいます。(もちろん、そういう効果を狙っているのならいいんですが。) ですので、信頼できる三脚を持って行きましょう。

そして、カメラのシャッターボタンを押すだけでもカメラは動いてしまいますので、沢山の人がリモートスイッチを購入しています。または、2秒のセルフタイマーの設定にするという手もあります。これでも十分に役に立ちますよ。

低い気温の中では、バッテリーの寿命が短くなりますので、必ず充電しておくことや予備のバッテリーを用意することも大切です。

ヘッドライトもあると便利です。暗闇の中で手元や足元が見えるのは助かりますし、カメラがあると両手が一杯になってしまうので、懐中電灯を手に持っているよりいいです。

アウトドアチェアと毛布・ブランケットを持ってくるのもわるくないですよ。長い間外にいて寒くなっても、周りには雪しかありません。ちょっとした休憩のために、魔法びんに入れた暖かいホットチョコレートやコーヒー、お茶を持ってくるといいですよ。体が温まります。

野外での服装

Northern lights picture by Iurie Belegurschi

オーロラ撮影は冬のことで、しかも写真撮影のためにいろいろと設定をしないといけないですから、暖かい手袋がないと指が寒さで凍ってしまうように感じるかもしれません。厚くて暖かいもので、指先の部分がかぶせるようになっている手袋など、良質のものを購入しておくのもいいかもしれません。すぐに指先がでるようなタイプの手袋なら、撮影の間のカメラの設定もすぐに出来ますし、冷える前にすぐに指先をしまえます。

手先の他にも、しっかりと防寒をすることを忘れないように。同じ寒い野外でも、歩き回っているのと、同じ場所でじーっと次のオーロラ撮影のチャンスを待っているのは、随分違います。オーロラ撮影は我慢強く辛抱して待つ必要があり、いずれは寒くて震えてしまうでしょう。

厚いダウンジャケットとウールやフリースのインナーは防寒の必須アイテムです。ウールでできた長袖の下着やタイツも必要です。デニムや綿の素材の服は、濡れると保温効果が著しく低下し、乾きにくいのでおすすめできません。また雪が積もっていることもありますので、足元が濡れてしまうかもしれません。しっかりとした暖かい靴も用意してください。

アイスランド旅行の全般の持ち物についてはこちらの記事も参考に。

他にも経験談やアドバイスがありましたら、ぜひお知らせください。コメントお待ちしております!

Northern lights in Þingvellir national park. Aurora in Iceland

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