アイスランドでオーロラを撮影する方法

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の静寂で有名な景色は、アイスランドでオーロラ観賞に最適な場所のひとつです。

アイスランドでオーロラを撮影するベストな方法は?オーロラ撮影に最適なカメラやおすすめの設定は?いつ、どこに行けばオーロラを見られる確率が高いのでしょうか?この記事では、アイスランドでこの美しい自然現象を撮影するためのベストなコツをご紹介します。

オーロラを目撃することは、多くの冒険好きな旅行者の「死ぬまでに見たいものリスト」のトップに挙げられています。アイスランドは、比較的高い確率でオーロラを観賞できる世界でも数少ない場所のひとつです。そのため、オーロラツアーやオーロラ観賞旅行が数多く催行されており、オーロラ観賞に最適なホテルも予約できます。これらを利用すれば、幻想的なオーロラを見られるチャンスがさらに広がります。

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オーロラがアイスランドのダイナミックな大地の上で舞う光景は、息を呑むほど美しく、多くの旅行者がその美しさを写真に収めたいと願うのも納得です。

多くのオーロラツアーは、経験豊富なガイドが同行し、特にオーロラ撮影ワークショップではベストショットを撮るためのサポートをしてくれます。しかし、オーロラの撮影は簡単ではありません。スマートフォンを空に向けてシャッターを切るだけでは、その神秘的で揺らめく美しさを十分に表現できないのです。

 

オーロラの感動を写真に残したい方や、撮影時のトラブルを避けて楽しみたい方は、事前の準備が大切です。オーロラ撮影に最適なカメラやレンズの選び方、推奨される設定を知っておくことで、写真のクオリティも旅の満足度も格段にアップします。

知っておきたいポイント

  • オーロラ撮影に最適なカメラは、35mmの一眼レフ(DSLR)カメラで、高品質なレンズと優れたISO性能を備えたものです。

  • カメラ以外にも、三脚や予備バッテリーなどの撮影機材を持参するのがおすすめです。

  • 理想的なオーロラ撮影のカメラ設定も重要です。絞りはf/2.8以下、シャッタースピードは5秒程度を目安にしましょう。

  • DSLRカメラの設定を再現できるスマートフォン用アプリ(Northern Lights Photo Takerなど)も活用できます。

  • オーロラ撮影は、9月から4月の間、光害の少ない場所で雲が少ない夜に行うのがベストです。

  • オーロラ撮影に出かける前に、FAQもチェックしてさらに役立つ情報を手に入れましょう。

アイスランドでオーロラを撮影するベストな時期

南西アイスランドのケリズ火口で撮影されたオーロラ。火山地帯の上に輝く空が印象的です。

オーロラは一年中発生していますが、夜が長く暗い時期にしか見ることができません。アイスランドでオーロラ観賞に最適な時期は、通常9月から4月の冬季です。夏は白夜のため暗くならず、オーロラは見えません。

ただし、オーロラが強い場合は、真夜中まで待たなくても、夕暮れや夜明けにもはっきり見えることがあります。

完全に暗くない時間帯にオーロラを撮影すると、ピントが合わせやすく、風景も写真に多く取り込めるメリットがあります。オーロラが弱い場合は、夜が完全に訪れるまで待ち、目が暗闇に慣れるのを待ちましょう。

弱いオーロラを探すコツは、夜空を写真に撮ってみることです。カメラのレンズは人間の目より多くの光を捉えるため、カメラの画面越しにオーロラの活動を確認できることがあります。



 オーロラ観賞に最適な天候条件

シンクヴェトリル国立公園で見られるオーロラ

アイスランドをはじめ、オーロラ観賞の最大の障害となるのは雲の多さです。厚い雲がかかっていると、オーロラはほとんど見えません。雲の切れ間を待つ必要があります。

チャンスを最大限に活かすために、雲量予報アイスランドのオーロラ予報をチェックし、雲の少ないエリアを狙いましょう。

また、撮影時には他の天候要素にも注意が必要です。ベストショットを撮るためには、天候の変化に柔軟に対応しましょう。

特に注意したいのが気温です。オーロラは夜にしか現れないため、準備不足だと急激に冷え込むことがあります。

冬のアイスランドでオーロラが夜空を照らす様子

冬のアイスランド旅行では、防風・防水・保温性の高い服装を必ず用意しましょう。長時間屋外でじっと待つ場合は特に重要です。

オーロラ待ちの間は厚手の手袋が必須ですが、カメラの設定を調整する際は外す必要があるかもしれません。

9月や4月など比較的暖かい時期でも、天候は変わりやすく、夜は冷え込むことが多いので注意しましょう。

もうひとつ考慮したいのが風です。風は体感温度を下げるだけでなく、アイスランドの風は非常に強く吹くことがあります。高価なカメラやレンズを三脚に載せて放置すると、突風で倒れてしまうリスクもあるので注意しましょう。

オーロラ撮影におすすめの月

南アイスランドのスコゥガフォス滝の上に輝くオーロラオーロラ自体は太陽活動によって発生し、長期的な予測はできませんが、アイスランドの季節ごとの気象条件は月ごとに大きく異なります。これは撮影体験にも大きな影響を与えます。9月から4月のオーロラシーズンを通して、各月の特徴を簡単にご紹介します。

9月・10月

シーズン初期のこの時期は、気温が比較的穏やかで、薄明かりの時間も長く、雪も少ないため道路やハイキングコースがアクセスしやすいのが特徴です。暗い時間は10~13時間ほどあり、オーロラハンティングには十分。湖面に映るオーロラや、色鮮やかな秋の風景と一緒に撮影できるチャンスもあります。

11月~2月

一年で最も夜が長い時期で、12月・1月には最大20時間もの夜が続きます。オーロラを追いかけて撮影するには最適な時期ですが、天候はより不安定で、吹雪や強風、雲が多い日も増えます。郊外の道路は閉鎖や凍結のリスクもありますが、雪景色は写真に幻想的な雰囲気をプラスしてくれます。

3月・4月

この時期は日照時間が急速に伸びますが、まだ数時間は暗い時間があり、オーロラ観賞も可能です。3月は日中の長さと冷え込む夜のバランスが良く、写真家に人気。4月になると気温が上がり、雪も溶け始め、天候も安定しやすくなりますが、オーロラの出現率は徐々に下がっていきます。

 アイスランドでオーロラ撮影におすすめの場所

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖は、アイスランドでオーロラ撮影に最適なスポットのひとつです。9月から4月の間、アイスランド全土でオーロラを観賞できます。空と周囲が十分に暗く、雲が少ないことが条件です。つまり、どこを旅していても、条件が整えばオーロラ撮影のチャンスがあります。

光害(人工の明かり)があると、オーロラの輝きが弱まり、見えなくなってしまうことも。レイキャビクでオーロラを観賞できるスポットグロッタの自然保護区など)もありますが、できれば街の明かりから離れるのがおすすめです。

また、レンタカーで自力でオーロラを探す場合(レイキャビクを拠点にしている場合や冬のセルフドライブツアーなど)、ツアーバスが多く集まる場所は避けましょう。他の人のヘッドランプやスマートフォンの明かりも写真に影響を与えることがあります。

オーロラ撮影に最適な場所は、アイスランドの絶景スポットでもあります。壮大な自然風景は、オーロラの美しさを引き立てる最高の前景となります。

南西アイスランドのグトルフォス滝の上に輝くオーロラ例えば、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖ナゥマスカルズ峠シンクヴェトリル国立公園グトルフォス滝などで撮影すれば、氷河湖の氷山や地熱地帯、滝などを前景にオーロラを写すことができます。これらのエリアは光害が少ないため、オーロラ観賞にも最適です。

アイスランド北部は冬の夜がより長いため、アークレイリミーヴァトン湖周辺では、より長い時間オーロラを探して撮影できます。北東アイスランドは天候が比較的安定しているため、オーロラ観賞のチャンスも高まります。

なお、オーロラが見られるのは、北極圏周辺の国々(北ノルウェー、カナダ、ロシア、スウェーデン、フィンランド、グリーンランドなど)です。オーロラ予報が非常に強い場合は、イギリスやヨーロッパ本土など、もっと南の緯度でも見られることがあります。



オーロラ撮影に必要なオーロラ活動レベル

南東アイスランドのヴェストラホルン山の上に輝くオーロラオーロラとは?オーロラは、太陽から放出された荷電粒子が地球の磁場によって極地に導かれ、大気中に突入することで発生します。北半球ではノーザンライツ(オーロラ・ボレアリス(Aurora Borealis))、南半球ではサザンライツ(オーロラ・オーストラリス(Aurora Australis))として知られています。

オーロラは、夜が十分に暗い冬の間しか見ることができません。

オーロラの強さは太陽活動に左右されます。この活動は数値化されており、オーロラが見える確率の予報(Kp指数)として発表されています。Kp指数は0~9で表されます。

Kp指数が0の場合、オーロラはほぼ出現しませんが、アイスランドでは2以上なら出かける価値があります。5以上は「地磁気嵐」と呼ばれ、非常に珍しい現象です。

オーロラ撮影に出かける前にアイスランドのオーロラ予報をチェックするのは賢明ですが、予報はあくまで目安であり、完全に当たるわけではありません。最も強烈なオーロラショーを期待したいところですが、たとえ弱いオーロラでも、カメラなら肉眼では見えない色や形を捉えられることも多く、思いがけず素晴らしい写真が撮れることもあります。

そのため、Kp指数が低めでも、オーロラ撮影のチャンスを諦める必要はありません。



2026年はアイスランドでオーロラ撮影に最適な年

アイスランドのヴェストラホルン山の上に、鮮やかな緑・赤・オレンジ・紫のオーロラが夜空を舞う様子

オーロラ撮影を狙うなら、2026年はアイスランド旅行に絶好の年です。太陽は最近、活動周期のピーク(ソーラーマキシマム(Solar Maximum))を迎えたばかりで、この時期は強い太陽嵐や鮮やかなオーロラが多く発生します。

ピークは過ぎたものの、2026年も太陽活動は高い水準を維持しています。そのため、明るくカラフルでダイナミックなオーロラがアイスランド各地で出現するチャンスが増加。写真家にとっては、鮮やかな空やドラマチックな動き、珍しい現象を捉える絶好の機会となります。

オーロラ撮影に使えるカメラの種類

シンクヴェトリル国立公園を照らす緑のオーロラアイスランドでオーロラを撮影するのは、多くの写真愛好家や冒険家の夢ですが、うまく撮るには適切なカメラが必要です。オーロラは暗い環境で現れるため、長時間露光、高ISO性能、マニュアル操作ができるカメラが求められます。おすすめのカメラタイプは以下の通りです。

DSLRカメラ(一眼レフ)

DSLRは、大きなセンサーとフルマニュアル操作が可能なため、オーロラ撮影に最適です。最新モデルではCanon EOS-1D X Mark IIIやNikon D850などがあり、どちらも暗所性能が高く、適切なレンズと組み合わせれば素晴らしい写真が撮れます。

ミラーレスカメラ

ミラーレスカメラはコンパクトで高性能、夜景撮影にも人気が高まっています。Sony Alpha a7 IV、Fujifilm X-T5、Canon EOS R5 Mark IIなどは、暗所でもシャープな画像と高いISO性能を発揮します。

高級コンパクトカメラ

より携帯性を重視するなら、Sony RX100 VII、Panasonic Lumix LX100 II、Canon PowerShot G7 X Mark IIIなどの高級コンパクトカメラもおすすめ。暗所性能やマニュアル設定が充実しており、カジュアルな旅行者にも最適です。

アクションカメラ

GoPro HERO12 Blackなど最新のアクションカメラは夜間モードが進化していますが、オーロラの細かなディテールを撮影するにはやや不向きです。ただし、タイムラプス動画やアクティブなショットには活用できます。

高機能スマートフォン

iPhone 16 ProやSamsung Galaxy S25 Ultraなどの最新スマートフォンは、夜景撮影モードが進化しています。DSLRやミラーレスには及びませんが、メイン機材がない場合でも意外としっかり撮影できます。

オーロラ撮影に最適なカメラタイプ

南西アイスランドのブルゥアルフォス滝の上に輝く鮮やかなオーロラ

オーロラを美しく撮影するには、良いカメラが必要です。特におすすめなのはDSLR(一眼レフ)とミラーレスカメラで、どちらも夜空の撮影に強みがあります。

DSLRは長年愛用されてきた信頼性の高いカメラで、特に暗所で高画質な写真が撮れます。最近は、より小型・軽量で使いやすいミラーレスカメラも人気。ミラーレスは撮影前に仕上がりを確認できるため、暗闇での撮影にも便利です。

アイスランドの厳しい冬の環境を考えると、耐候性の高いカメラを選ぶのがおすすめです。風景撮影向けのDSLRやミラーレスカメラは、過酷な気候にも耐えられる設計が多いので安心です。

DSLR

雪景色の上にオーロラが輝くアイスランドの夜空DSLRカメラでオーロラを撮影するには、ある程度の練習が必要ですが、適切な機材と経験を積めば、世界屈指の自然現象を手軽に撮影できるようになります。

最高のオーロラ写真を撮るには、フルサイズまたは35mmのDSLRカメラで、ISO性能が2,000~12,800程度のものが理想的です。これらのカメラは暗所で特に力を発揮します。高性能なミラーレスカメラもオーロラ撮影に十分対応できます。

オーロラ撮影におすすめのDSLRは、Nikon D810、D850、Canon EOS 5DS Rなど。より手頃なNikon D3500なども、適切な機材と組み合わせれば十分に活躍します。

カメラ本体をアップグレードするよりも、高品質なレンズに投資する方が写真の仕上がりに大きな違いが出ます。レンズ購入が難しい場合は、レンタルもおすすめ。新しいレンズを買うよりもずっと安く済みます。

DSLRでオーロラ撮影に使いたいその他の機材

オーロラ撮影には機材の知識が重要です最適なDSLRカメラが決まったら、次はその他の機材を揃えましょう。適切なギアがあると、撮影の質が大きく向上します。以下は、オーロラ撮影に必須のアイテムです。

レンズ

広角・超広角レンズはオーロラ撮影に最もおすすめです。フレーム内にできるだけ多くの景色を収められ、暗所でも長時間露光がしやすくなります。

広角レンズを使えば、アイスランドの壮大な風景とオーロラを一緒に写すことができます。ヨークルスアゥルロゥン氷河湖キルキュフェットル山ゲイシール地熱地帯などを前景にすれば、より印象的な写真になります。

オーロラ撮影に最適なレンズは、f/2.8以下の大口径レンズです。絞り(アパーチャ)はカメラが取り込む光の量を示し、f/4など標準的なレンズだと写真が暗くなりがちです。オーロラ撮影では、すでに光が少ないため、明るいレンズが必須です。

広角・超広角レンズ以外にも、パノラマや魚眼レンズを使えば、よりクリエイティブな写真も撮影できます。

三脚とリモートシャッター

オーロラ撮影はスローシャッターが基本なので、カメラをしっかり固定することが重要です。安定感のある三脚を必ず用意しましょう。
リモートシャッターも便利で、シャッターを押す際のブレを防げます。アイスランドは風が強いので、ワイヤレスリモコンが特におすすめです。

予備バッテリー

必ずフル充電した予備バッテリーを持参し、暖かい場所で保管しましょう。寒さはバッテリーの消耗を早めるため、特にDSLRカメラでは注意が必要です。
バッテリー切れで撮影が中断されるのは避けたいもの。寒さが心配な方は、ポケットで温められる外部バッテリーパックもおすすめです。

DSLRでオーロラ撮影する際のクイック設定ガイド

ヴェストラホルンはオーロラ撮影におすすめの目的地です。機材やレンズが揃ったら、オーロラ撮影に必要なカメラ設定にも慣れておきましょう。特に、通常の風景写真よりも長いシャッタースピードに慣れることが大切です。

オーロラをはっきり写すには、レンズに十分な光を取り込む必要があります。強めのオーロラなら、f/2.8以下の絞り、ISO1600前後、シャッタースピード5秒程度が目安です。

ただし、夜の状況や撮りたい写真によって調整が必要です。新月や雲が多い、オーロラが弱い場合は、シャッタースピードやISOを上げましょう。

シンクヴェトリル国立公園の水路に映るオーロラ一般的に、オーロラ撮影ではISOを上げすぎない方が良いです。満月やオーロラが非常に強い夜は、ISOを下げて撮影しましょう。
ノイズを抑えるためには、ISOを低めにしてシャッタースピードを長くするのがコツです。

例えば、活動が弱い夜空にうっすらと現れるオーロラバンドなどは、シャッタースピードを長めに設定すると写しやすくなります。

シャッタースピードを長くすると、オーロラが激しく舞っているときにその動きをぼかすことができます。ただし、この機能を使う際は注意が必要です。画像が露出オーバーになり、明るくなりすぎてしまう可能性があります。

ヨークルスアゥルロゥン氷河湖で撮影された、ピンク色に輝くオーロラの写真

オーロラを撮影する際は、オートフォーカスもオフにしましょう。昼間は便利な機能ですが、夜の暗闇ではカメラが常にピントを合わせる対象を探し続けてしまいます。

代わりに、マニュアル設定で月や星にピントを合わせて、理想的な構図を作りましょう。または、レンズのピントを無限遠に設定するのもおすすめです。

最後に、画像は必ずRAWファイルで保存しましょう。RAWはデータ量が多く、編集の自由度が高いのが特徴です。撮影するオーロラの種類に合わせて、ホワイトバランスも適切に設定しましょう。 オーロラ撮影に絶対的なホワイトバランスはありません。いろいろな設定を試して、自分が撮りたいイメージに合うものを見つけてください。

オーロラ撮影時はカメラをできるだけ動かさないようにしましょう。例えば、カメラのRAWフォーマットで撮影する場合、ホワイトバランスを3500〜4000K(ケルビン)に手動設定するのもおすすめです。こうすることで、後から自分好みに画像を編集しやすくなります。

カメラのホワイトバランスを「白熱灯(インカンデセント)」に設定すると、オーロラのクールな青みを強調できます。肉眼で見た印象に近い自然な色合いを求めるなら、「蛍光灯(フルオレッセント)」設定が最も正確です。 自動ホワイトバランスは基本的に避けましょう。オーロラの色や明るさは常に変化するため、カメラがシーンを正しく解釈できず、撮影ごとに色味がバラつくことがあります。

ISOと露出設定のバランスが、プロフェッショナルなオーロラ写真を生み出します。その結果、オーロラがオレンジや黄色っぽく写りすぎてしまうことも。旅行前にカメラの設定で練習しておくと、現地でスムーズに撮影できるのでおすすめです。

オーロラ撮影のためのDSLRカメラ設定クイックガイド

  • マニュアルフォーカスを使い、無限遠または月や星など遠くの光にピントを合わせる
  • フラッシュとオートフォーカスはオフにする(長時間露光の妨げになります)
  • 基本設定例:絞りf/2.8以下、ISO約1600、シャッタースピード約5秒
  • オーロラの強さや月明かり、雲の量に応じてISOやシャッタースピードを調整
  • ノイズを抑えるため、できるだけ長めのシャッタースピードと低めのISOを使う
  • 注意:長時間露光はオーロラの動きが速いとブレや露出オーバーの原因に
  • 編集の自由度を高めるため、必ずRAWで撮影
  • ホワイトバランスは手動で設定(3500〜4000Kや「蛍光灯」がおすすめ)
  • 自動ホワイトバランスは色味が崩れるので避ける
  • 現地で慌てないよう、事前にカメラ設定の練習をしておく

ミラーレスカメラ

ブージルの黒い教会の上空に輝くオーロラミラーレスカメラは、軽量設計や先進的な電子ビューファインダー、リアルタイム露出プレビューなどの機能により、オーロラ撮影に最適な選択肢です。ただし、どんなに良い機材でも、暗所撮影に適した正しい設定を知っておくことが重要です。

ミラーレスカメラの大きな利点は、電子ビューファインダーや液晶画面のライブビューで、撮影前に露出の仕上がりを確認できること。暗闇での設定調整の手間や試行錯誤を減らせます。

オーロラ撮影におすすめのミラーレスカメラ用機材

アイスランドの冬は氷点下が当たり前。オーロラ撮影時はしっかり防寒を。ミラーレスカメラを選んだら、次はそれを補完する機材を考えましょう。ミラーレスはDSLRより軽量・コンパクトですが、アイスランドのような寒く暗い環境での撮影には独自の装備が必要です。

レンズ

ミラーレスカメラには、専用マウントの広角または超広角レンズ(またはアダプターを使ったDSLRレンズ)がおすすめ。広い空をダイナミックに切り取れるので、オーロラ撮影に最適です。 多くの最新ミラーレスカメラは暗所に強いですが、長時間露光時に十分な光を取り込むため、理想はf/2.8以下の明るいレンズを選びましょう。暗い環境では、より多くの光をセンサーに届けることが重要です。 サムヤンやロキノンなどのマニュアルレンズも人気。暗所での性能が高く、価格も手頃なので、マニュアルフォーカスに慣れている方にはおすすめです。

三脚とリモートトリガー

ミラーレスは軽量ですが、しっかりした三脚は必須。アイスランドのような風の強い場所では、軽い機材ほど揺れやすいので、脚のロックが強く滑り止め付きの頑丈な三脚を選びましょう。軽量すぎるトラベル三脚は、重りをつけるなど安定性を確保してください。 ミラーレスは電子シャッターモードやアプリによるタッチレスシャッター機能が使えるため、物理的なリモートが不要な場合もありますが、長時間露光時のブレ防止にはワイヤレスリモートやスマホアプリの利用がおすすめです。 多くのミラーレスはインターバル撮影やセルフタイマーも搭載しているので、タイムラプスやカメラに触れずに撮影したいときは活用しましょう。

予備バッテリー

DSLRと比べて、ミラーレスは電子ビューファインダーや液晶画面が常時稼働するため、バッテリー消費が多くなります。寒い環境ではさらに消耗が激しくなります。 必ず複数のフル充電バッテリーを用意し、体に近い内ポケットで温めておきましょう。USBパワーバンクやUSB-Cケーブルを持参し、撮影中でも充電できるモデルなら活用を(対応機種か事前に確認を)。 極寒時はバッテリーグリップや外部バッテリーアダプターも有効ですが、寒冷地対応の製品を選びましょう。

ミラーレスカメラでオーロラを撮るためのクイック設定ガイド

アイスランドでは毎晩オーロラが見られるわけではありません。ミラーレスカメラでオーロラ撮影を始める際の基本設定例:

  • 絞り:f/2.8以下(できるだけ多くの光を取り込む)
  • ISO:1600前後
  • シャッタースピード:約5秒

これらはあくまで目安です。新月やオーロラが弱い夜はISOを上げたりシャッタースピードを遅くしたり、逆にオーロラが明るく活発な場合はISOを下げたりシャッタースピードを速くして露出オーバーを防ぎましょう。 最新モデルのミラーレスは高ISOでもノイズが少ないですが、できるだけ低いISOで適正露出を保つのが理想です。

家と灯台のある風景の背後に明るく輝くオーロラフォーカス拡大やピーキング機能も活用しましょう。これらは暗闇で星や遠くの光にピントを合わせるのに便利です。オートフォーカスは夜間は苦手なので避けましょう。

オーロラは常に変化するため、撮影中も素早く設定を調整する必要があります。ミラーレスは直感的な操作とライブビューで、現場での対応がしやすいのが魅力です。 ホワイトバランスは自動に頼らず、手動で設定しましょう。オーロラの色や光の変化でカメラが混乱しやすいためです。

  • ホワイトバランスは3500〜4000Kの手動設定を試す
  • 自然な色合いなら「蛍光灯」
  • クールな色味を強調したいなら「白熱灯」

シンクヴェトリル国立公園の上空に虹色のオーロラがアーチを描く。フラッシュは絶対に使わないでください。オーロラ撮影には役立たず、長時間露光の妨げになります。
また、必ずRAWで撮影しましょう。ミラーレスのRAWは編集耐性が高く、明るさやホワイトバランス、ノイズ調整も自在です。

ミラーレスカメラでオーロラを撮るためのクイックヒント

  • マニュアルフォーカス(ピーキングや拡大機能を活用)、星や遠くの光にピントを合わせる
  • フラッシュ・オートフォーカスはオフ(オーロラ撮影には不要)
  • 基本設定:絞りf/2.8、ISO約1600、シャッタースピード約5秒
  • オーロラの強さや雲、月明かりに応じて設定を調整
  • ライブビューで露出をリアルタイム確認しながら微調整
  • ノイズを抑えるため、できるだけ低ISO&長めのシャッタースピードを意識
  • オーロラが速く動くときは露出オーバーに注意し、シャッタースピードを短く
  • RAWで撮影し、編集の自由度を確保
  • ホワイトバランスは手動(3500〜4000Kや「蛍光灯」がおすすめ)
  • 自動ホワイトバランスは色味が崩れるので避ける
  • 現地で慌てないよう、マニュアルフォーカスや露出調整の練習をしておく

スマートフォンでオーロラを撮影する方法

アイスランドのウェストフィヨルズルで、廃船の上空に輝くオーロラ。DSLRやミラーレスカメラは、低照度に強く高機能なためオーロラ撮影の定番ですが、最近はスマートフォンも人気です。スマホは常に持ち歩いているので、オーロラが現れた瞬間を手軽に撮影できます。

スマートフォンは近年大きく進化し、多くの機種で夜景モードや長時間露光機能が搭載されています。AIによる自動補正で色や明るさを強調し、オーロラ写真をより鮮やかに仕上げることも可能です。 とはいえ、スマホはプロ用カメラに比べるとセンサーやレンズが小さく、光を集める力が弱いのが難点。暗く動きの速いオーロラでは、画像がぼやけたりノイズ(粒状感)が増えたり、ISOやシャッタースピード、フォーカスなどの手動調整が限られる場合もあります。 それでも、SNSで手軽にシェアしたい方や、重い機材を持ち歩きたくない方にはスマホ撮影はおすすめ。アプリを活用すれば、カメラ設定の自由度もアップします。

スマートフォンでオーロラ撮影におすすめのアプリ

湖面に映るオーロラの写真高価な機材を使わずにオーロラを撮りたい旅行者には、スマートフォン用の撮影アプリがおすすめです。これらのアプリはDSLRのような設定を再現でき、肉眼では淡く見えるオーロラの緑色も美しく写せます。

スマホアプリで撮影した写真は、そのままSNSや家族・友人にすぐシェアできるのも大きな魅力。おすすめアプリをいくつかご紹介します。

  1. Northern Lights Photo Taker — オーロラの強さに応じて簡単に設定を調整できる人気アプリ。最適な光量で撮影できるので、帰国後も自慢できる一枚が撮れます。アプリのキャッチコピーは「あなたがやるべきことは、オーロラを見つけるだけ」。

  2. NightCap Camera — NightCap Cameraは夜景や低照度撮影に強く、オーロラや星空専用の「アストロノミーモード」も搭載しています。

  3. Slow Shutter — オーロラ撮影に最適な長時間露光が可能なアプリ。ユニークな撮影モードもあり、個性的な写真を楽しめます。



アイスランドで人気のオーロラツアー

スナイフェルスネス半島のキルキュフェットル山の上空に輝くオーロラアイスランドにはオーロラツアーが多数あり、オーロラ撮影に最適なプランも豊富です。この神秘的な自然現象を撮影できるチャンスは、アイスランドのフォトツアーでも多く取り上げられています。

より良い撮影環境を求めるなら、船上ツアーよりも陸上ツアーがおすすめ。海上からのオーロラ鑑賞も素晴らしい体験ですが、船の揺れで長時間露光が難しく、カメラブレや不安定さが生じやすいからです。 自分で撮影するより思い出を残したい方には、プロカメラマンによる撮影サービス付きのツアーもあります。以下は、撮影に最適な条件が整った人気のオーロラツアーです。

  1. レイキャビク発オーロラバスツアー — アイスランドの美しい暗闇の中へバスで出かけ、オーロラ鑑賞のチャンスを楽しめます。

  2. 写真&ドリンク付きオーロラツアー — アイスランドの田舎へ出かけ、無料の写真撮影と温かいドリンクを楽しめるツアーです。

  3. レイキャビク発スーパージープ・オーロラハンティング(写真付き) — スーパージープで絶景とオーロラを追いかける冒険ツアーです。

オーロラ撮影におすすめのセルフドライブツアー

南アイスランドのヴィーク近く、黒砂海岸の上空に広がるグリーンのオーロラ。絶好の撮影スポットです。団体ツアーに縛られず、自分のペースでオーロラを追いかけたい方には、セルフドライブツアーがおすすめ。アイスランドの壮大な景色を自由に巡りながら、思い思いの場所でオーロラを狙えます。

  1. 7日間セルフドライブ:南アイスランド・ゴールデンサークル・スナイフェルスネスでオーロラを追う旅 — アイスランドの名所を巡りながら、1週間かけてオーロラ鑑賞のチャンスを楽しめます。

  2. 6日間セルフドライブ:南海岸と氷の洞窟探検付きオーロラハント — 6日間で黒砂海岸や氷河など絶景を巡りながら、オーロラを追いかける旅です。

  3. 5日間セルフドライブ:ブルーラグーン・ゴールデンサークル・ヨークルスアゥルロゥン氷河湖とオーロラ — 5日間でアイスランドをドライブし、絶景とオーロラを満喫できます。

オーロラ撮影に関するよくある質問

オーロラ撮影に関して、よくある質問をまとめました。

カメラを守るにはどうしたらいい?

  • カメラは常に身につけておく:高価なカメラを紛失しないためにも、どこへ行くにも必ず持ち歩きましょう。

  • ストラップを使う:当たり前のようですが、ストラップを首や肩にかけておけば、落下や破損のリスクを大幅に減らせます。

  • 防水・防塵仕様のカメラバッグを使う:屋外撮影時の湿気やホコリ、寒さから機材を守ります。

  • レンズフード&UVフィルターを装着:雪やゴミ、衝撃からレンズを保護します。

オーロラを直接見ても安全?

はい、まったく問題ありません。オーロラは大気の高い場所で発生するため、目に害はありません。

日食のように強い光を発するわけではないので、保護メガネなども不要です。

オーロラハント中に暖かく過ごすコツは?

  • 重ね着をする:吸湿速乾のインナー、保温性のある中間着、防風性のあるアウターの順で重ね着しましょう。

  • 帽子やフェイスカバーを着用:頭や顔からの熱放出を防ぐため、保温性の高い帽子やフェイスカバーを活用しましょう。

  • 防寒・防水ブーツ&手袋を着用:冷えやすい足元と手をしっかり守ることが、快適な夜の撮影のポイントです。

  • 温かい飲み物を持参:サーモスに温かい飲み物を入れておけば、体温維持やリフレッシュに役立ちます。

  • 時々体を動かす:長時間外にいるときは、軽く体を動かして血行を促進し、体のこわばりを防ぎましょう。

オーロラの動画撮影はできる?

はい、可能です。ただし、リアルタイムでオーロラを動画撮影するには、スローシャッターや明るいレンズなど、十分な光を取り込めるカメラや録画機材が必要です。

アイスランドの絶景とオーロラ撮影

東アイスランドのエイストラホルン山の上空に輝くオーロラ。澄んだ夜空に映える絶景です。

オーロラ撮影で最後に大切なのは、オーロラ予報にも表れるように、オーロラは非常に予測が難しいということ。だからこそ、忍耐強く待つことが大切です。 より深く知りたい方は、オーロラ・レイキャビク・ノーザンライツ・センター(Aurora Reykjavik Northern Lights Center)を訪れてみてください。オーロラの仕組みやカメラ設定のアドバイス、予報の読み方などを学べます。 現地では、目が暗闇に慣れるまでしっかり待ち、たとえ空が空っぽに見えても油断せずに準備を。オーロラは突然、圧倒的な輝きで現れることがあり、その瞬間を捉えれば、あなたのポートフォリオのハイライトになるはずです。 このガイドが、オーロラ撮影の理解と成功に役立つことを願っています。アイスランドで最高の一枚が撮れるよう、心から応援しています!

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