アイスランドでの服装: オールシーズン完全ガイド

アイスランドは、穏やかな冬と、比較的涼しく風の強い夏が特徴的で、気まぐれな天候で知られています。変わりやすい天候の国への荷物準備は大変に思えるかもしれませんが、ご心配なく - 私たちがお手伝いいたします!
晴れた空、突然の雨、強風、思いがけない雪。これは四季の説明ではなく、アイスランドのある1日の天候を表しています。じゃあ何を準備すればいいの?と慌てる必要はありません。必要な服装をお伝えします。
オーロラツアーで夜空の輝きを楽しむとき、夏のツアーで太陽の下でくつろぐとき、または冬のツアーで寒さに立ち向かうとき - アイスランドではどんな状況にも備える必要があります。この完全ガイドでは、一年中いつアイスランドを訪れても快適に過ごすために必要な情報をすべてご紹介します。
天候は確かに予測不可能ですが、アイスランド旅行の計画には良い面もあります。特に有名なリングロードをレンタカーでドライブする場合はそうです。比較的穏やかな冬と涼しい夏という気候により、アイスランドの気温差は想像ほど大きくありません。もちろん、アイスランドを訪れる時期によって服装を調整する必要はありますが、基本となるアイテムもいくつかあります。
重ね着について
いかなる季節も重ね着は、アイスランド旅行の準備で覚えておくべき重要なポイントです。この重ね着には、各層に特定の役割があり、服装全体が一つのシステムとして機能することで、さまざまな天候下での快適さと保護を提供します。アイスランドのような場所には最適な方法ですよね?
意識していなかったかもしれませんが、私たちは普段から重ね着をしています。アイスランドでは、予測不可能な天候や自然に対応するために、レイヤリングが重要になります。では、各層について詳しく見ていきましょう。
ベースレイヤー(肌着)
肌に直接触れる層で、下着、長袖シャツやTシャツ、靴下が含まれます。主な役割は、
- 吸湿速乾のもの
- 体温調節を助け、寒冷時の急激な冷えを防ぐ 合成繊維やウールがおすすめ。綿は水分を吸収して冷たく湿った感覚が残るため、避けましょう。
ミドルレイヤー(中間層)
主な役割は断熱性を提供し、体温を保持することです。
- 体の近くに暖かい空気の層を作る
- 寒さから体を守る フリースジャケット、ソフトシェルジャケット、ウールのセーターなどが適しています。冬季は、ベースレイヤーの靴下の上に厚手の靴下を重ねるのもよいでしょう。
シェルレイヤー(外層)
風、雨、雪などの外部環境から体を守る層です。
- ハードシェルジャケットや防水パンツなど
- 防水性があり、防風機能も備えているもの
- 理想的には、汗の水蒸気を外に逃がす透湿性も備えたタモの。 これにより、べたつきや湿った不快感を防ぎます。
春のアイスランドの服装
アイスランドの春は、まだ肌寒さは残りますが、少しずつ穏やかな気候へと移り変わっていきます。もちろん、これは「アイスランド基準」での話です。日が長くなり始め、渡り鳥たちがアイスランドの海岸に戻ってくる季節です。
春の気候 (4月・5月)
アイスランドの春の平均気温は、4月が0℃~7℃(32°F~45°F)、5月が4℃~10℃(39°F~50°F)です。特に沿岸部や高地では、強風を想定しておく必要があります。
4月と5月は他の月よりは穏やかですが、雨は頻繁に降ります。まれではありますが、春でも雪が降る可能性があるのでご注意ください。
春のアイスランド旅行の服の選び方
アイスランドの春の服装は、最良の状況を期待しながらも、最悪の状況に備えることが大切です。全体的に穏やかな気候とはいえ、強風や雨、時には雪にも遭遇する可能性を考慮して準備をしましょう。
寒暖両方の気温変化に対応できるよう、しっかりとした保温性のある下着は必須です。中間層と外層には、フリースのセーターと防風ジャケットをおすすめします。暖かくなった時のために、半ズボンやTシャツも持っていくと便利です。
起伏のある地形や悪天候から足を守るため、ハイキングブーツか丈夫なウォーキングシューズが必要です。また、寒さから体を守るための暖かい帽子、厚手の手袋、マフラーも必携です。
覚えておいていただきたいのは、準備不足よりも準備しすぎのほうが良いということです。重ね着の良さは、必要に応じて着脱が簡単にできることにあります。
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夏のアイスランドの服装
夏はアイスランドの観光のピークシーズンです。白夜がもたらす長い日照時間と、比較的暖かな気候を楽しもうと、多くの観光客が訪れます。
夏の気候 (6月〜8月)
アイスランドの夏は、当然ながら一年で最も暖かい季節です。この時期の平均気温は9℃~15℃(48°F~59°F)で、7月が最も暖かくなります。20℃(68°F)を超える暖かい日も珍しくなく、時にはそれ以上に気温が上がることもあります。
夏は雨も多い季節ですが、たいていの場合は小雨で、通り雨です。アイスランドは一年中風が吹いていますが、他の季節に比べると夏の風は比較的穏やかです。
夏のアイスランド旅行の服の選び方
アイスランドの夏は他の季節より暖かいとはいえ、クロックスを履いた熱帯の楽園を期待してはいけません。一般的な夏のリゾート地と比べると、かなり涼しい気候です。
汗を素早く乾かすベースレイヤーとして、天候に応じて使い分けられる半袖と長袖シャツを用意しましょう。アクティブに過ごしたい方は、タンクトップもおすすめです。そして、フリースやウールのセーターなど、保温性の高いミドルレイヤーがあると重宝します。特に自然の中を歩く時は、防水・防風機能のあるアウターレイヤーが欠かせません。暑い日は、重ね着したレイヤーを適宜調整して快適に過ごしましょう。
また、特に街中で過ごす予定がある方は、軽めの服装も持参することをおすすめします。晴れた日の街歩きには、ハイキング用の重装備よりも、半ズボンやサマードレス、カジュアルシューズのほうが断然快適です。また、白夜が続くこの時期は、サングラスとアイマスクがあると便利です。
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秋のアイスランドの服装
アイスランドに秋が訪れると、日が短くなり始め、秋の色彩が大地を覆います。秋はオーロラを見たい人や、レインコートを存分に活用したい人にとって素晴らしい季節です。
秋の気候 (9月・10月)
秋になると気温は下がり始め、9月の平均気温は7℃~13℃(44°F~55°F)、10月になると2℃~7℃(36°F~45°F)まで下がります。気温は大きく変動することがあり、寒い日も珍しくありません。
秋は風が強くなり始め、雨や時には雪も予想されます。アイスランド北部や高地へ旅行される方は、特に入念な準備が必要です。
秋のアイスランド旅行の服の選び方
ここでも、体を乾いた状態に保つための保温性のある下着と、暖かいセーターやフリースなどの中間層が必要です。秋の突然の雨や強風に備えて、防風ジャケットやレインコートなどのアウターレイヤーは必須です。レインパンツやバックパック用のレインカバーも持参すると便利でしょう。
雨天時は傘を、と思われるかもしれませんが、実際には強風で傘ほぼ役に立ちません。その代わりに防水性のあるアウターに重点を置くことをおすすめします。寒さ対策として帽子や手袋も必要ですが、水分を多く吸収しない素材のものを選びましょう。
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冬のアイスランドの服装
アイスランドの冬は、当然ながら一年で最も寒い季節ですが、オーロラを観賞するのに最適な時期です。厳しい気象条件にはなりますが、しっかりと準備をして臨めば、美しい雪景色を楽しむことができます。
冬の気候 (11月〜3月)
アイスランドの冬は最も長く、最も寒い季節で、気温は頻繁に氷点下まで下がります。11月の平均気温は-1℃~4℃(30°F~39°F)で、12月になると-5℃~2℃(23°F~36°F)まで下がります。
1月と2月はアイスランドで最も寒い月で、平均気温は-10℃~3℃(14°F~37°F)です。3月になると少し暖かくなり始め、気温は-2℃~3℃(28°F~37°F)になります。
冬は雪が一般的で、特に国の北部と東部、そしてこの季節はアクセスできなくなる高地で多く降ります。道路や歩道は凍結することが多く、強風を伴う嵐が発生することもあります。風の冷却効果により、体感温度は実際の気温よりもさらに低く感じることがあります。
冬のアイスランド旅行の服の選び方
アイスランドの冬の旅行には、長時間の氷点下の気温に耐えられる準備が必要です。下着には汗を逃がす機能のある素材、特にウール素材の下着を選びましょう。
フリースやウールなど保温性のある中間層を重ね、通常の靴下の上から厚手の靴下を重ねて足元の暖かさを保ちましょう。アウターは厚手の中綿入りパーカーやダウンコートがおすすめです。防水や防風機能のあるパンツがあると、快適さが格段に違います。もし薄手のアウターを選ぶ場合は、中間層をしっかりと厚めにすることが大切です。
防水機能付きの保温性の高いハイキングブーツは必須アイテムです。凍結した路面でもしっかりとグリップが効くものを選びましょう。もしブーツのグリップが十分でない場合は、簡易アイゼンを持参してください。また、暖かい帽子、保温性の高い厚手の手袋やミトン、風から首を守るマフラーやネックウォーマーも忘れずに持参しましょう
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アイスランドで着る水着について
季節を問わず、アイスランドの温泉や地熱プールを楽しむために、水着は必須アイテムです。ワンピース水着、ビキニ、トランクス、ボードショーツなど、ご自身が最も快適に感じるものを選んでください。
アイスランドのプールや温泉ではビーチサンダルや防水サンダルは必須ではありませんが、あると安心という方は持参してください。速乾性のあるタオルはプールサイドで重宝します。特に気温が氷点下になる冬季には便利です。
水着やタオルを持参しなくても、多くの施設でレンタルを利用できますが、自前のものほど快適でおしゃれではないかもしれません。一部の場所では水着なしで入浴できる場所もありますが、そのような場所かどうかは事前に確認してから裸で入るようにしましょう!
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アイスランド観光で避けたい服装
では、アイスランド旅行に持っていく必要のないものについてご紹介します。
デニムや綿素材のアウター:これらの素材は乾燥した状況では問題ありませんが、水分を吸収してしまい、雨の日は冷たく湿った不快な状態になってしまいます。代わりに防水や速乾性の素材を選びましょう。ただし、市街地内で過ごす分には全く問題ありません。
滑りやすい靴や履き心地の悪い靴:アイスランドの地形は変化に富んでいます。滑り止めがしっかりとした、足首をサポートする丈夫な靴を選び、長時間の歩行やハイキングに備えましょう。
ハイヒールやドレスシューズ:フォーマルな場所で過ごす予定がない限り、ハイヒールやドレスシューズは現地の地形や天候には不向きです。特に氷河トレッキングには全く適していません!
傘:アイスランドの強風のため、傘を使うのは苦労の割に効果が低いです。雨対策には、防水ジャケットと帽子を活用しましょう。
街中での服装
アイスランドの市街地でも天候の影響は避けられませんが、服装に関するルールはやや緩やかです。自然の中では避けるべきデニムや綿のセーターも、市街地なら問題なく着用できます。また、路面が凍結していなければスニーカーでも十分です。
このガイドで説明した防寒着は、アイスランドの街を探索するのに十分ですが、カラフルなウィンドブレーカーを着ていると観光客だとすぐに分かってしまいます。現地の人々に溶け込みたい場合は、おしゃれなジャケットやコートに切り替えることを検討してみましょう。
夜のお出かけ時は、かなり冷え込む可能性があります。どれだけフォーマルな場面でも、暖かさを優先することが大切です。予定によっては、外を歩いたり寒い中で待ったりする必要があるかもしれないからです。多くの施設にはコート掛けやクローク(衣類預かり所)があるので、例えばクラブで上着を持ち歩く必要はありません。
アイスランドでのドレスコードについて
アイスランドのレストランのドレスコードは、全般的にカジュアルです。ほとんどの場所でフォーマルな服装は求められませんが、現地の雰囲気に溶け込みたい場合は、厳密なフォーマルというよりも「スマートカジュアル」な装いがおすすめです。
クラブやバーに関しては、ほとんどの場所で服装の規則はありません。レイキャビクの一部の高級バーやクラブでは、特に週末は少しドレッシーな服装を要求される場合もありますが、他の国と比べると全般的にカジュアルです。数少ないドレスコードのあるクラブでの一般的なルールは、パーカー、セーター、スウェットパンツ、ハイキング用の服装、スポーツTシャツ、スニーカーは避けることです。
基本的に、迷った場合は、過度にフォーマルな装いよりも、スマートカジュアルな装いを選ぶほうが無難です。ジーンズに上着やシャツを合わせた組み合わせなら、ほとんどの場面で問題ありません。おしゃれなジャケットを着たい場合は、寒い時期はコートの下に着るとよいでしょう。
アイスランドで服を買う
アイスランド旅行に必要な衣類を忘れてしまった場合や、伝統的なウールのセーターをお土産に購入したい場合、現地には買い物スポットたくさんがあります。
レイキャビクのメインストリート、ロイガヴェーグル(Laugavegur)には多くの衣料品店があります。高級なハイキング用品、中古品、夜のお出かけ用のおしゃれなドレスなど、必要なものが見つかるでしょう。路地も探索してみることをおすすめします。
KringlanとSmaralindは、レイキャビク地域最大のショッピングモールで、大型衣料品店が多数あります。ショッピングの合間に立ち寄れるレストランも充実しています。
Kolaportidフリーマーケットは、一般の小売店では見つからないユニークなアイテムを探すのに最適な場所です。ただし、週末のみの営業となります。また、ほとんどの出店者は現金払いを好み、カード決済に対応している店舗は限られていることにご注意ください。
以上が、アイスランド旅行の服装に関する私たちのおすすめ情報です。重要な情報で抜け落ちているものはありましたか?アイスランドでの服装にまつわる体験談をお持ちの方は、ぜひコメント欄でお聞かせください!
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