5月のアイスランド旅行|おすすめ観光情報やアクティビティなど
- 5月のアイスランド旅行はおすすめ?
- 5月のアイスランドの天気
- 5月のアイスランドで雪は降るの?
- 5月のアイスランドの日の出・日の入りの時間
- 5月のアイスランドの白夜
- 5月のアイスランド旅行の服装
- 5月のアイスランドのおすすめアクティビティ
- 5月のアイスランドで温泉&プールを楽しむ
- 5月のアイスランドでダイビング&シュノーケリング
- 5月のアイスランドでハイキング
- 5月のアイスランドで氷河遊び
- 5月のアイスランドでスノーモービル
- 5月のアイスランドの釣り事情
- 5月のアイスランドで乗馬体験
- 5月のアイスランドで溶岩洞窟探検
- 5月のアイスランドでホエールウォッチング、バードウォッチング
- 5月のアイスランドでパフィンを見る
- 5月のアイスランドでオーロラを見られる?
- 5月のレイキャビクのおすすめアクティビティやツアー
- 5月のレイキャビクでゴールデンサークルツアーに参加する
- 5月のレイキャビク・エリアで温泉や地熱スパを楽しむ
- 5月のレイキャビクで食べ歩き
- 5月のレイキャビクのホテル事情
- 5月のアイスランドの運転事情
- 5月のアイスランドでレンタカーはできる?
- 5月のアイスランドでリングロード・ドライブはできる?
- 5月は車でゴールデンサークルに行ける?
- 5月のアイスランドのイベントや文化行事
- 昇天祭(祝日)
- アイスランドの有名な教会
- RAFLOST:アイスランド電子芸術フェスティバル
- アイスランド馬の日(International Day of the Icelandic Horse)
- メイデー(労働者の日)
- アイスランドに行くなら4月、5月、6月、いつがいい?
- 5月のモデル旅行プラン
ゴールデンウイークの旅行でお悩みの方、今年はアイスランドまで足を延ばしてみませんか?5月のアイスランドはとても素敵なところです。この記事では5月のアイスランドの天気やアクティビティ、おすすめ観光スポットなどをたっぷり解説します。
5月のアイスランドでは寒さが和らぎ、日が長くなります。様々なツアーやアクティビティが再開するので、観光をたくさん楽しめるのも魅力。興味のある方は是非ブルーラグーン温泉やアイスランド在来馬の乗馬体験など、5月のアイスランドのツアーをチェックしてみてください。
自由に旅を楽しみたい方にはレンタカーがおすすめです。ご予約は是非アイスランド最大のレンタカーサイトでどうぞ。アイスランドの春についてはこちらの記事で解説しています。
5月のアイスランド旅行はおすすめ?
5月のアイスランド旅行はとてもおすすめです。日が長く気候も穏やかな上、夏のピークシーズン前なので旅費を抑えられます。アイスランド行きの航空券をリーズナブルな価格で予約できる可能性大です。
アイスランドのホテル・宿も、高級ホテルから田舎のコテージまで、様々な選択肢が見つかります。
5月のアイスランドの天気
5月のアイスランドの天気は比較的穏やかです。いよいよ冬が終わりを迎え、青空がのぞく日が増えます。但し、平均気温は2℃~11℃なので、日本と比べると肌寒いです。
月の始めと終わりでかなり差があります。5月初旬の平均気温は2℃で、日の出から日の入りまでの時間は18時間です。5月下旬では平均気温11℃、日が昇っている時間は20時間です。
5月のアイスランドで雪は降るの?
アイスランドの天気は一年を通して非常に変わりやすく、朝晴れていても突然雹が降ったり、ということもあります。ですが5月になるとさすがに雪が降ることは滅多にありません。但し標高が高い場所では雪が残っていますので、登山をする方は雪にも備えましょう。
5月のアイスランドの日の出・日の入りの時間
5月初旬のアイスランドでは日の出は5:00前後、日の入りは22:00前後です。これが5月下旬になると日の出は3:30前後、日の入りは11:30前後になり、「夜」の時間が4時間ほどしかなくなります。空が完全に暗くならないため、オーロラを見ることはできません。
5月のアイスランドの白夜
5月も後半に近づくと、どんどん日が延びて「白夜」の季節がやってきます。
-
こちらもどうぞ:アイスランドの白夜について
この時期は風景写真の撮影に特におすすめです。雲がなく、朝焼け・夕焼けのような状態が続くため、奥行きのある幻想的な写真が撮れます。
5月のアイスランド旅行の服装
5月のアイスランド旅行では防水・防寒性のある服と春用の服を組み合わせ、どんな天気や気温にも対応できるようにしておくことが大切です。
次のようなアイテムがあるとよいでしょう:
-
雨や風を通しにくいジャケット
-
しっかりしたハイキングブーツ
-
フリースなどの防寒着
-
靴下(多めに)
-
マフラー、ニット帽、手袋
-
サングラス
-
水着
-
日よけのキャップや帽子
アイスランドの中でもレイキャビクは比較的温暖なので、行き先がレイキャビクのみの場合は冬服を少なめにしても大丈夫でしょう。
5月のアイスランドのおすすめアクティビティ
5月のアイスランドではカルチャー系、リラックス系からアドベンチャー系まで様々なアクティビティが楽しめます。
-
関連記事:ゴールデンサークル完全ガイド
島中央部のハイランド地方のように5月はまだ道が閉鎖されていてアクセスできないエリアもありますが、それはごく一部です。
島内各地でホエールウォッチング、 シュノーケリング、スキューバダイビング、 四輪バギー(ATV)、乗馬、 溶岩洞窟探検、氷河ハイキング、サイクリングなどの体験やツアーが催行されています。日が長いので、一日に複数のアクティビティを楽しむこともできちゃいます!
アクティビティのほか、5月はアイスランドの伝統行事やイベントもいくつかあります。
例えばRAFLOST: Icelandic Festival of Electronic Arts という音楽フェスや、アイスランド在来馬が主役の「アイスランド馬の日」のイベントなど。
次のセクションでは、5月のアイスランドでできることをご紹介します。
5月のアイスランドで温泉&プールを楽しむ
5月のアイスランド旅行では是非温泉を訪れてみましょう。アイスランドには様々な景色、泉質、温度の温泉や地熱プールがあります。
冬は氷点下の日だと更衣が大変ですが、5月ならその点はほとんど心配がいりません。
-
こちらの記事もどうぞ: アイスランドのおすすめ温泉&地熱プール 30選
地熱・温泉スパならきれいな設備が整っていて、リュクスなスパトリートメントを受けることができます。
一方、大自然の中にある野天風呂もたくさんあります。地元の人におすすめの温泉や道順を聞いてみては。
私有地にあるものなど入浴に地主の許可が必要なところもあります。その点、ガイドやドライバーがいる温泉ツアーなら安心です。
アイスランドでは温泉だけでなく、温水プールもおすすめです。アイスランド人はプールが大好き。レイキャビクだけで17もの市営プールがあるんです。
アイスランドの「プール」には遊泳用のプールのほか、複数のジャグジー(ホットタブ)やサウナ、スチームルームなどがあります。天然露天風呂ではありませんが、日本で言うと日帰り温泉のような雰囲気といえばいいでしょうか。軽い運動や日光浴は時差ボケ解消にもぴったりですよ!
レイキャビク市内でアクセスしやすく、観光客にも人気なのがロイガルダルスロイグ(Laugardalslaug)です。地熱を利用した温水ホットタブだけでなく、ウォータースライダー風の滑り台、スチームルーム、サウナ、ジム、50mプール、キッズエリアなどがあり老若男女楽しめます。浅いプールはお湯につかってぼうっとしたい時にぴったり。滑り台は年齢制限なしなので、堂々と楽しみましょう!
尚、アイスランドのプールでは、水着に着替える前に必ずシャワーで全身をきれいにするのがルールです。公衆衛生のため、必ず守るようにしてください。
5月のアイスランドでダイビング&シュノーケリング
写真提供: 現地発|シルフラの泉でシュノーケリング
5月のアイスランドではシュノーケリングやダイビングもできます。UNESCO世界遺産に登録されているシンクヴェトリル国立公園には、世界最高のダイブスポットに数えられるシルフラの泉(Silfra)があります。レイキャビクからわずか47.5㎞ほどのところです。
世界中のダイバーが憧れるこの「泉」の正体は、ラングヨークトル氷河(Langjökull)の融水が半世紀ほどかけて大西洋中央海嶺の地下水脈を通って湧出したもの。流れは微弱なのでとても泳ぎやすいのも特長です。
シルフラのシュノーケリングやスキューバダイビングでは、安全上の制限が設けられています。
-
年齢16歳以上
-
身長150㎝以上
-
体重45㎏以上
-
平均的な体力があり、自力で泳げること。また妊娠中でないこと
ダイビングの参加条件はもう少し厳しくなっています。
-
PADI のオープンウォーター・ダイバーコースを修了し、過去2年以内のドライスーツのダイビング経験を証明できること
-
年齢17歳以上(18歳未満は保護者の同意書が必要)
-
健康であること、アクティビティ中の責任は自分にあることを表明する書類にサインすること
-
こちらの記事もどうぞ: アイスランドのシュノーケリングとダイビング
ちなみにシルフラがあるシンクヴェリトル国立公園はとてもおもしろい場所です。
まず、世界最古の議会の一つ、「アルシンギ」(Alþingi)創始の地であること。この伝統は1000年以上続いており、現在はレイキャビクに場所を移してアイスランド国会として機能しています。
また、地質学的には北アメリカプレートとユーラシアプレートが同時に地表に露出している非常に珍しい場所です。こうした場所は地球上にほとんどありません。
写真提供:シルフラのドライスーツ・ダイビングツアー(3時間)・ホットドリンク付き
シルフラ以外にも、よりも深くて暗いにダヴィスギャウ(Davíðsgjá)というダイブスポットもあります。こちらはシルフラの近く、シンクヴァトラヴァトン湖(Þingvallavatn)にあります。ストリィタン(Strýtan)、 第二次世界大戦で沈没した英船 El Grillo 、リトラアゥ川(Litlaá)でもダイビングができます。
場所によって参加条件やツアーを実施している季節も違いますので、詳細はそれぞれのダイビングツアー運営会社に直接問い合わせて確認してください。
5月のアイスランドでハイキング
アイスランドの美しい自然を満喫するにはハイキングやトレッキングがおすすめです。アイスランドらしい草原や谷、小川を五感で楽しむことができます。
レイキャビクに滞在されている方は、郊外のエシャンン山(標高914m)を登ってみては。いくつかのハイキングコースがありますが、レジャーにちょうどよいスヴェルフェルスホルン峠(Thverfellshorn、780m)とKerholakambur峠 (ケルホゥラカンブル、851m)が人気です。
コースは4つに分かれていて、高く登るほど難易度が上がります。頂上まで行くとレイキャビク市だけでなくケプラヴィーク空港やブルーラグーンのあるレイキャネス半島全体を一望することができます。
アイスランドには他にもたくさんのトレイルがあります。リサーチやプランニングが面倒な方はガイド付きハイキングツアーを利用するといいでしょう。
尚、5月の気候は全体的に穏やかですが、急変することもあります。ハイキングやトレッキングに出かける際は必ず雨や風を防げるアウターや重ね着・防寒着を用意しましょう。
5月のアイスランドで氷河遊び
アイスランドは欧州で氷河が残っている数少ない国の一つです。しかも国土の約11%が氷河に覆われています。氷河遊びがしたい方にはうってつけの旅行先と言えるでしょう。5月はツアーも豊富です。
氷河遊びの代表的なアクティビティが氷河ハイキングです。アイスクライミング・ツアーもおすすめ。
但し氷河には危険もひそんでいるので、単独(ガイドなし)で氷河に出かけるのはやめましょう。
氷河ツアーならルートやテクニック、リスクを知り尽くした経験豊富なガイドが付くので安心です。こうしたガイドは登山、ハイキング、救命講習などの訓練をきちんと受けています。
最も安全で景色が美しいルートを歩けるだけでなく、ヘルメットやスノーシューズ、トレッキングポール、アイゼンなどの道具も貸し出してもらえるので、防寒着など基本的な装備さえあれば手軽に参加できます。カメラもお忘れなく!
-
こちらもどうぞ:アイスランドの氷河・氷河ハイキング完全ガイド
5月のアイスランドでスノーモービル
アイスランドの氷河ではスノーモービルも楽しめます。スノーモービル・ツアーがたくさん催行されているので、是非チェックしてみてください。スノーモービルで一番人気の氷河はアイスランド島の西部にあるラングヨークトル(Langjokull)です。アイスランドで二番目に大きな氷河で、美しい谷やEiriksjokull山の絶景が見られます。
氷河ハイキングツアー同様、スノーモービル・ツアーでも装備の貸出があり、専門ガイドがつきます。高速で身体が冷えやすいので、しっかり防寒対策をして参加しましょう。アクションカメラもあるといいですよ!
5月のアイスランドの釣り事情
写真提供: Sea Angling from Reykjavik | Keep your own catch
5月のアイスランドでは釣りが解禁になります。
川釣りもいいですし、海釣りなら釣った魚をさばいて頂くのも楽しみもあります。但し、アイスランドでは勝手に釣り糸を垂れることは禁じられており、釣りができる時期は個々の地主の裁量によって決まります(どちらかというと魚の立場に立っている人が多いです)。これは乱獲を防ぐためばかりでなく、水辺環境を守り、大勢の釣り客によって土地が荒らされないように、という理由もあります。
釣りをしたい方はガイド付きの釣りツアーに申し込むのがおすすめです。ガイドならよい場所や釣りたい魚に適したテクニックを知っているだけでなく、関連法規制にも通じているので安心です。
釣りが目的の方は、釣りたい魚や解禁日も考慮して旅行計画を立てるといいでしょう。回遊魚であるブラウントラウトは4月から10月の間がアイスランド法で定められた釣り期です。この時期の河川は基本的に釣り解禁になります。
この時期はタイセイヨウサケも釣れます。ホッキョクイワナは6月以降です。
尚、アイスランドで釣りをされる方はアイスランドの漁業法は厳しいと覚えておいてください。水質汚染を防ぐため、海外で一度使用した釣具は消毒済みの証書がなければアイスランドに持っていくことが禁止されています。また、生餌や魚卵など生物由来の釣餌も禁止です。
こちらの記事ではアイスランドの釣り事情をまとめていますので是非併せてご覧ください。
5月のアイスランドで乗馬体験
乗馬体験は一年を通して楽しめますが、気候が穏やかな5月は特に乗馬に適した季節と言えるでしょう。アイスランド在来馬は本当に素敵な生き物なので、乗馬をしたことがないという方も是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
アイスランド在来馬は9世紀の入植時に持ち込まれ、アイスランド人の相棒ともいうべき存在です。サラブレッドなどに比べると体格は小さいですが、頑健で安定感があり、性格は賢くフレンドリー。観光客にも慣れているので、初心者でも安心して乗馬を楽しめます。
乗馬ツアーでは最初に簡単な説明があり、その後は鞍にまたがって(馬場ではなく)アイスランドの大自然の中を歩きます。
馬上からはアイスランドの田園地帯や小川、緑豊かな谷が見えるでしょう。昔ながらの馬旅は風情も満点です。
アイスランド馬は北欧神話やアイスランドの昔話にも登場します。有名なのはスレイプニル(Sleipnir)です。主神オーディンの愛馬で、八本の脚を持つ巨大な馬です。島北部にある馬蹄型のアゥスビルギ渓谷は、スレイプニルが地上に足をついた拍子にできたのだと言い伝えられています。
5月のアイスランドで溶岩洞窟探検
写真提供: Raufarholshellir溶岩洞窟探検ツアー(1時間)・レイキャビク送迎付き
5月は火山の国アイスランドの地底探検を楽しめる溶岩洞窟ツアーもあります。
ひとたび洞窟に踏み入ると赤、オレンジ、紫の鉱石が輝き、アイスランドの地質学について学ぶことができます。はるか昔に流出した溶岩に触れ、アイスランド島の成り立ちに思いを馳せてみては。
-
こちらの記事もどうぞ: アイスランドの不思議な洞窟
ケイビング体験は平均的な健康状態の方なら手軽に参加できます。ただし、洞窟によっては通路が非常に狭い箇所もあり、ごつごつした岩の間を四つん這いになってよじ登ったりしなければ進めない場合もあります。暗い場所や閉所が苦手な方はお申込み前によくご検討ください。
体験にはガイドが同行し、ヘルメット、ヘッドランプなどの貸し出しがあります。洞窟内は平坦ではなく、水たまりになっているところも多いので頑丈なトレッキングブーツを持参しましょう。ガイドは地質学に詳しいので洞窟の成り立ちや特長について是非色々質問してみてください。
5月のアイスランドでホエールウォッチング、バードウォッチング
写真提供:フーサヴィーク発のホエールウォッチング・アドベンチャー
5月のアイスランドではホエールウォッチングもおすすめです。冬の冷たい風は止み、波も穏やかになるので船旅をのんびりと楽しめる場合がほとんどです。
アイスランド近海にはシャチ、ネズミイルカ、マイルカ、マッコウクジラ、ザトウクジラなどがいます。シロナガスクジラが寄り道していくこともあります。
このようにたくさんのクジラやイルカ類が棲息しているので、ホエールウォッチング・ツアーの目撃率はとても高いです。最もよく見られるのはミンククジラで、運が良ければブリーチングを見せてくれます。イルカの群れもよく見られます。
アイスランドのホエールウォッチング船はクジラに遭遇するチャンスを逃さないよう最新型のレーダーを搭載しており、お互いに交信して常に情報を交換しています。
ホエールウォッチングで人気なのはレイキャビクのファクサフゥロイ湾(Faxafloi)と欧州ホエールウォッチングの中心地と呼ばれるフーサヴィーク(Husavik)、北の都アークレイリ(Akureyri)です。それぞれ景色や風情が異なり、趣があります。
また、野鳥が好きな方は沿岸の崖の鳥の巣や獲物を狙う海鳥にもご注目ください。
そして5月のアイスランドでは、場所によってはパフィン(ニシツノメドリ)を見られる可能性もあります。パフィンは4月下旬から9月くらいまでアイスランドにやってくる可愛らしい渡り鳥です。
5月のアイスランドでパフィンを見る
アイスランドは世界最大のパフィン(ニシツノメドリ)の繁殖地です。夏にはたくさんのパフィンが沿岸に巣をつくります。飛来は4月なので、5月はこの「海のピエロ」を見るのに最適な季節です。
南海岸エリアに滞在される方やリングロードのセルフドライブツアーに挑戦する方はディルホゥラエイ(Dyrhólaey)に行ってみましょう。
-
こちらの記事もどうぞ:アイスランドのパフィンを見られるおすすめスポット
アイスランド最西端(つまり、欧州の最西端)のラゥトラビャルグ(Látrabjarg)の断崖にもたくさんのパフィンがやってきます。
ラゥトラビャルグにはパフィン以外の野鳥もたくさんいます。但し、崖の上なので足場にはくれぐれもご注意ください。
クジラとパフィンを両方見られるツアー(例えばこのフーサヴィーク発ホエール&パフィンウォッチング・クルーズなど)もたくさんありますし、パフィンだけのツアーもあります。隙間時間でも参加できるレイキャビク発の短時間で楽しめるパフィンツアーなどは、野生動物が好きな方にも家族連れにもぴったりです。
5月のアイスランドでオーロラを見られる?
魅力がたっぷりの5月のアイスランドですが、できないアクティビティもあります。オーロラ鑑賞です。
オーロラは太陽風が吹いたときに現れるのですが、夜空が暗くないと見えません。5月は日が長く、夜もほの明るいためオーロラを見ることはできないのです。
この時期は白夜を楽しみましょう。不思議なピンクや紫に染まる空も幻想的ですよ。
5月のレイキャビクのおすすめアクティビティやツアー
アイスランドの首都レイキャビクは観光の拠点として最適。ホテルや宿の選択肢が豊富で、レイキャビク発のツアーも多いためです。街自体がコンパクトなので、特に気候が穏やかな5月は徒歩で名所を回れるのもポイントです。
ここからは、5月のレイキャビクでおすすめのアクティビティやツアーをご紹介します。
5月のレイキャビクでゴールデンサークルツアーに参加する
5月は夏休みのラッシュが始まる前なので、比較的静かに観光を楽しめます。ゴールデンサークルはアイスランドで最も人気のある観光名所の一つなので、5月もたくさんのツアーが催行されています。
5月のレイキャビク・エリアで温泉や地熱スパを楽しむ
アイスランドの大自然の中で浸かる温泉は最高です。特におすすめはスカイラグーン温泉とブルーラグーン温泉。オープンしたばかりのクヴァムスヴィーク温泉(Hvammsvik)も海の眺望が美しく、レイキャビクから車ですぐです。
レイキャビクのプールでもスチームルームやサウナ、ホットタブ(ジャグジー)などが楽しめます。
5月のレイキャビクで食べ歩き
レイキャビク食べ歩きツアーでは、首都の歴史ある街並みを歩きながらアイスランドのグルメ体験が楽しめます!10種類の地元グルメを賞味する大満足のツアーです。
5月のレイキャビクのホテル事情
レイキャビクには600件以上のホテルや宿があります。格安ホテルならロイガヴェーグル通り(Laugavegur)の Skuggi HotelやCenter Hotelがおすすめです。どちらも手頃で部屋がきれいな上、各種サービスやレストランが集中する街の中心部に近い好ロケ―ションにあります。
上質なホテルに泊まりたい方はブティック系のSand Hotelがいいでしょう。スタイリッシュで洗練された雰囲気の宿です。
6月になると一気に値段が上がるので、お得に泊まれる5月が狙い目です!
5月のアイスランドの運転事情
5月のアイスランドはドライブ旅行にも最適です。北部では稀に雪が残っていることがありますが、それ以外は快適に運転できます。自分のペースで旅を楽しみたい方にぴったりです。
5月のアイスランドでレンタカーはできる?
はい、もちろんできます。5月のドライブはとてもおすすめです。アイスランド最大のレンタカーサイトでは大自然を満喫できる四輪駆動(4WD)のSUVも見つかります。荷物もしっかり積めて、砂利道も快適に走れますよ。
5月のアイスランドでリングロード・ドライブはできる?
はい、5月のアイスランドでは道が凍結していることもないので、是非リングロード・ドライブに挑戦してみてください。リングロードとは全長1,332㎞の環状線で、片側一車線の舗装路です。交通量は少なく、西フィヨルド地方とスナイフェルスネス半島(Snaefellsnes)を除くアイスランドのすべての地方を訪れることができます。
5月は車でゴールデンサークルに行ける?
はい、5月はレンタカーでもツアーバスでもゴールデンサークルに簡単に行けます。ゴールデンサークルとはゲイシール地熱地帯(Geysir)、グトルフォスの滝(Gullfoss)、シンクヴェトリル国立公園(Thingvellir)の三大名所を結ぶアイスランドの定番観光ルートです。
5月は日が長い上、夏のピークシーズンはまだ始まっていないので、ゆっくり観光を楽しめるでしょう。
手軽に参加できるゴールデンサークルツアーもいいですが、レンタカーでのんびり回るのもおすすめです。
アイスランドの運転事情をまとめた記事も是非ご覧ください。運転できる年齢や道路交通ルール、駐停車時の注意点、安全にドライブ旅行を楽しむためのアドバイスなどをまとめています。
5月のアイスランドのイベントや文化行事
5月のアイスランドには様々な文化行事やイベントもあります。音楽や文化・アート系のイベントやキリスト教の祝祭、アイスランド在来馬にちなんだ日などがあります。
音楽や文化系のイベントも充実しています。キリスト教の祭りや歴史的なフェスティバル、そして「アイスランド馬の日」もあり、国内外のアートや文化を目当てに海外からも多くの観光客が訪れます。
昇天祭(祝日)
イエス・キリストが復活したイースターから数えて40日後に祝われる昇天祭はキリスト教の最も古い祝祭の一つです。
この日はアイスランドでは祝日となっており、学校や多く職場は休みとなります。アイスランドでは家に家族が集まり、伝統的な食事をするのが一般的です。
キリスト教徒の方や宗教に関心がある方は、アイスランドの有名な教会を訪ねてみてはいかがでしょうか。建築が好きな方にももちろんおすすめです。
アイスランドの有名な教会
-
ルター派のハットルグリムス教会(Hallgrimskirkja)
-
1899年に建てられたFrikirkjan教会。レイキャビクのチョルトニン池(Tjornin)近くにあり、緑色の屋根が目印。
-
アイスランド・カトリック教会の司教座 Landakotskirkja教会(旧称Basilika Krists Konungs)
-
アークレイリのルター派教会、アークレイリ教会(Akureyrarkirkja)。丘の上にあるので遠くからも直方体を重ねた塔と正面の大時計がよく見える。
-
スナイフェルスネス半島の荒野に佇むブージルの教会(Budir)
RAFLOST:アイスランド電子芸術フェスティバル
RAFLOSTはコンピューター、ダンス、音楽、ゲーム、詩など様々なジャンルを跨ぐ電子芸術の先進的なアートフェスティバルで、2007年に始まりました。この10年間で世界中のアーティストが集まって一緒に様々な試みをためす一大イベントに成長しています。
RAFLOSTは毎年5月にレイキャビクで開催されます。アイスランドの教育科学文化省とアイスランド芸術アカデミーの協賛を得て、デジタル・アートの魅力を発信し続けています。
過去にはエレクトロニカの大御所、 Morton Subotnick、Todor Todoroff、Mikael Fernstromらがパフォーマンスを披露し、観客を沸かせました。
アイスランド馬の日(International Day of the Icelandic Horse)
「アイスランド馬の日」はアイスランド乗馬協会とHorses of Icelandがマーケティング・プロジェクトとして始めた取り組みです。
アイスランド馬(アイスランディックホース)は9世紀にスカンジナビアから入植者が持ち込んだ馬で、以来この極北の島に適応した在来馬です。
アイスランドに存在する唯一の馬種で、交雑を防ぐため海外からの馬の持ち込みは一切禁止されています。
アイスランド馬に興味がある方はRaudholarの田舎を歩く乗馬ツアー(2.5時間)のような体験に参加するのもおすすめです。
この日はまた、各地で厩舎の経営者やアイスランド馬のコミュニティ関係者が力を合わせて様々な催しが行われます。厩舎も一般公開されるので、アイスランド馬に触れてみたい方は是非訪れてみては。
メイデー(労働者の日)
アイスランド馬の日5月1日は「労働者の日」でもあります。アイスランドでは "Fyrsti maí"(5月1日の意)と呼ばれます。
この日は毎年非公式のデモが行われ、たくさんの人が自分の主張や関心のある問題についてプラカードや横断幕を掲げて歩きます。
アイスランドで5月1日のデモが初めて行われたのは1923年。今では百年以上続く伝統になっています。
決まったテーマはありませんが、賃上げや労働時間の短縮、フレックスタイム制の導入といった要求が目立ちます。
参加者は Hlemmur バスターミナルに集合し、レイキャビクの目抜き通りロイガヴェーグル(Laugavegur)を行進します。最後は国会議事堂(上写真)があるオイストゥルヴォットルル広場(Austurvollur)でスピーチが行われ、アイスランドの労働組合からケーキやコーヒーなどがふるまわれます。
アイスランドに行くなら4月、5月、6月、いつがいい?
混雑を避けてできるだけ多くの観光名所やアクティビティを楽しみたい方には、5月のアイスランド旅行がおすすめです。完全な白夜ではありませんが、明るい夜を体験することができ、ピークシーズン前なので旅費も抑えられます。アイスランドの中央高原地帯、ハイランド地方でハイキングをしたい方は6月まで待ちましょう(5月はアクセスできません)。アイスランドの建国記念日も6月です。
一方、オーロラを見たい方は予定を前倒しして、4月の旅行を計画した方がいいでしょう。オーロラのベストシーズンは冬ですが、4月ならぎりぎり見られる可能性があります。このように、アイスランドを訪れる時期は予算ややりたいアクティビティによって決めるといいでしょう。
5月のモデル旅行プラン
5月のアイスランドは冬よりも過ごしやすく、道路も運転しやすいのでロードトリップにおすすめです。
インスピレーションが欲しい方は、旅行計画例をご紹介しますので、是非チェックしてみてください。
-
アイスランドをくまなく巡る14日間セルフドライブ(アイスランド1周+西フィヨルド地方)プラン
-
西フィヨルドを省略した短めのバージョン、12日間リングロード・ドライブプラン
-
1週間の滞在にぴったりのリングロード+ゴールデンサークルを回る1週間サマードライブプラン
-
5月初旬の旅行で氷雪が心配なら敢えて北部は飛ばしましょう。5日間のアイスランド南部+ヨークルスアゥルロゥン氷河湖プラン
-
4日間でスナイフェルスネス半島、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖、ゴールデンサークルを回るプラン。このように個別ツアーを組み合わせたセット割パックは料金もお得になっています。
5月のアイスランド旅行ではどこに行ってみたいですか?何をしてみたいですか?5月のアイスランドを訪れたことがある方は、是非感想を教えてください!
関連記事
【完全ガイド】ミーヴァトン湖
アイスランド北部にあるミーヴァトン湖。ちょっと不思議な名前のこの湖は、北アイスランドを代表する美しい風景が見られる場所であり、また周囲には興味をくすぐる変わった地形がたくさんあります。美しい風景だけでなく、好奇心をかきたてる不思議な見どころが点在するミーヴァトン湖エリア。アイスランド南海岸に続き、人気上昇中のエリアです。 早わかり ミーヴァトン湖 ・ミーヴァトン湖はアイスランドの北東部に...もっと読む絶景!ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の観光情報
アイスランド南東部にあるヨークルスアゥルロゥン。絶景と評判の氷河湖で、アイスランドでも一二を争う人気スポットです。「氷河の川の湖」を意味するヨークルスアゥルロゥンを完全解説します。 ヨークルスアゥルロゥン氷河湖のクルーズをチェック アイスランドの自然を楽しむネイチャー・ツアーを検索 アイスランドの氷河についてもっと知る 「アイスランドの至宝」、ヨークル...もっと読むアイスランドの白夜について
アイスランドの白夜を徹底解説。アイスランドでは何月に白夜が起きる?朝焼け・夕焼けの時間がどのくらい続くの?外が明るい時はどうやって寝ればいい?など、アイスランドの白夜に関する疑問にすべて答えます。 北極圏に近いアイスランドでは、日が沈まない「白夜」と呼ばれる現象がおきます。夜が真っ暗になることはなく、空が赤、ピンク、紫に染まったまま朝焼けを迎えるんです。 白夜の季節はずっと外が明るいので...もっと読む
アイスランド最大の旅行アプリをスマートフォンにダウンロード。旅のすべてを1か所で管理できます。
アイスランド最大の旅行マーケットプレイスをポケットに。スマートフォンのカメラでQRコードを読み取り、表示されるリンクをクリックしてください。電話番号またはメールアドレスを入力すれば、SMSやEメールでもダウンロードリンクを受け取ることができます。