5月のアイスランドは日照時間が長くなりつつ、気温が上がります。春のアイスランドを体感したいなら5月!

ゴールデンウイークのアイスランド旅行でおすすめの観光スポットやアクティビティは?平均気温と天気は?日の出・日の入りは何時くらい?オーロラは見られる?白夜は?イベントは?5月のアイスランド旅行を計画中の方のために徹底解説します!


アイスランド最多の夏のセルフドライブツアー のラインアップを見る 

ネイチャーツアーを予約してアイスランドの自然を満喫

6月のアイスランド についてもっと読む

日の沈まない夏のアイスランド についてもっと読む


アイスランドの自然は変化に富んでおり、1月から12月まで月ごとの魅力があります。ですが旅ということで言えば、5月はとても旅行がしやすい時期です。

5月は夏のピークシーズンに比べるとフライトや宿レンタカーが安く、天気も穏やかです。太陽が再び顔を見せ、島の至る所で草木が芽吹き、花が咲き始めます。

この時期になるとアイスランド人は冬眠から覚めたように、久しぶりの太陽や青空、一日一日長くなる「昼間」の時間を楽しむために家の外に出てきます。なんとなく空気が期待に満ちている、そんな季節なんです。

アイスランド人は貴重な晴れ間を楽しむチャンスを逃しません。早速公園で日向ぼっこをしたり、地熱地帯にあるビーチで水遊びをしたり、 エシャン山へハイキングに行ったり、ビアガーデンでGullビールを飲んだり、カヤックに出かけたり、友達を呼んでバーベキューをしたりする等。クロゼットで半年ほど眠っていたショートパンツを取り出してしまう気分をさせてくれます。

しかしアイスランド旅行を検討中の方の最大の関心事はやはりツアーやアクティビティではないでしょうか。ご安心ください。5月はほぼ全てのアクティビティが催行されています。 ホエールウォッチング、 シュノーケリングスキューバダイビング、 四輪バギー(ATV)乗馬、 溶岩洞窟探検温泉巡りハイキング/トレッキング(氷河ハイキングも!)サイクリングサーフィンバスツアーなどなど、選択肢はとても豊富です。5月は日の入りが遅くなってくるので、日が延びた分だけ多くのアクティビティを楽しめるのもポイントです。

空から見た秘境の地、アイスランドのハイランド地方

ただし、一つだけ注意。5月は日照時間が長いため太陽の光でオーロラが見られなくなり、オーロラツアーが催行されません。

オーロラは澄んだ夜空がなければ見られない自然現象です。夏至に近い(白夜参照)この時期は夜が暗くならないため、オーロラは見ることができないのです。

一方、アート・フェスティバルや文化を楽しめるイベントはたくさんあります。デジタル・アートの祭典 RAFLOST: Icelandic Festival of Electronic Arts と、サガ・フェストはともに5月の開催です。キリスト教の祝祭もありますし、アイスランド在来馬が主役の「アイスランド馬の日」にちなんだイベントも盛り上がります。

のんびり派も、アクティブ派も、5月のアイスランドならきっと思い出に残る旅行になるでしょう。ここでは旅行計画に役立つ情報をたくさんお届けします。


こちらの記事もどうぞ: アイスランドのイベント・フェスを楽しもう! 


5月のアイスランドのおすすめアクティビティ

5月のアイスランドを訪れる方は、さて何をしようかと選択肢に困ることはまずないでしょう。

島中央部のハイランド地方のように5月はまだ道が閉鎖されていてアクセスできないエリアもありますが、それはごく一部。夏の足音が聞こえるこの季節は癒し系からスリル満点のものまで、実に多彩なアクティビティが楽しめます。

5月のアイスランドで温泉&プールを楽しむ

川に流れてくる温泉。大自然に囲まれたお湯に浸かり、1日の疲れを癒してみては?写真提供: 乗馬ツアー|レイキャダルルの川温泉で入浴付き

夏のアイスランドで人気の行き先は、温泉です。気候も比較的穏やかで強い風が吹くこともないので、5月は屋外の天然温泉を楽しむのにもってこいなんです。

アイスランドは火山活動が活発なため、島中いたるところに温泉が湧いています。有名なものもあれば、鄙びて忘れ去られているようなものもあります。周りの風景や湯温は様々ですが、天然の露天風呂はやはり最高です。


こちらの記事もどうぞ: 【完全ガイド】アイスランドの温泉 


私有地にあるものなど入浴に地主の許可が必要なところもあるので、お目当ての温泉は必ず事前にチェックしましょう。おすすめの温泉や道順などを地元の人に聞くと確実です。

冬の温泉もいいのですが、氷点下の外気に震えながら強風に飛ばされた服をかき集める覚悟が必要。その点5月の温泉は実にのんびりした行楽です。

春になると外に出たくなるアイスランド人。涼しい春の日は温水プールでリラックス!写真提供:レイキャビク郊外にあるおすすめのプール  


こちらの記事もどうぞ:プールに行こう!レイキャビクのプール7選 


5月はレイキャビクのプールもおすすめ。天然露天風呂ではありませんが、アイスランド人にとっては自然の一部のような、夏の風物詩です。

アイスランドの「プール」も訪れる価値があります。プールの他にも、温水のホットタブ、サウナやスチームルームありの複合施設です。5月は夏休みスイッチが入りかけている地元の人たちで賑わっており、日本で言うと日帰り温泉のような雰囲気といえばいいでしょうか。軽い運動や日光浴は時差ボケ解消にもぴったりですよ!

レイキャビク市内でアクセスしやすく、観光客にも人気なのがロイガルダルスロイグ(Laugardalslaug)です。地熱を利用した温水ホットタブだけでなく、温かい海水プール、ウォータースライダー風の滑り台、スチームルーム、サウナ、ジム、キッズエリアなどがあり老若男女楽しめます。アイスランドのプール滑り台はたいてい子供だけでなく大人の体重にも耐えられるように作られているので、恥ずかしがらずに堂々と楽しみましょう! 

尚、アイスランドのプールでは、水着に着替える前に必ずシャワーで全身をきれいにしてください。これは単なる文化ではなく、衛生を保ち感染を防ぐためのルールなので、どうか覚えておいてください。

5月のアイスランドでダイビング&シュノーケリング

シルフラの泉の見どころスポットの一つ、カテドラルと呼ばれるエリアでシュノーケリング写真提供: 現地発|シルフラの泉でシュノーケリング

おすすめのダイブスポットはなんといっても世界最高のダイビング・シュノーケリングスポット(ベスト10)にもランクインする、シルフラの泉です。ユネスコの世界遺産であるシンクヴェトリルという国立公園の中にあります。首都レイキャビクから車でたった40分なので、訪れない手はありません。5月ももちろん、ダイビングやシュノーケリングが楽しめます。

世界中のダイバーが憧れるこの「泉」の正体はというと、水晶のように透き通ったラングヨークトル氷河(Langjökull)の融水が大西洋中央海嶺 の地下水脈を通り、半世紀という時を経て大地の割れ目に流れ込んだものです。このためシルフラでダイビングをすると穏やかな川と同程度の流れを感じます。意識して泳がなくても、ふんわり漂っているだけで体が自然に動いていきます。


シュノーケリングツアー を探す 

ダイビングライセンスをお持ちの方はこちらでダイビングツアー を探す 


シルフラでシュノーケリングやスキューバダイビングをするためには安全上いくつかの決まりがあります。まず、シュノーケリングは水中で行うスポーツの一種であり、危険はつきものです。英語で行う指導を理解できるほか、心身ともに健康で、自力で泳げることが必須条件となります。

そしてシュノーケリングの参加条件は以下の通りです:16歳以上、身長150センチ以上、体重45キロ以上であること。妊娠中の方は参加できません。そして60歳以上の方は医師による許可書が必要なので出国前に入手しておいてください。法律上、シュノーケリングツアーは65歳まで参加できる体験ですので、65歳以上の方はご遠慮ください。

 

ダイビングの参加条件はもう少し厳しくなっています。PADI のオープンウォーター・ダイバーコースを修了し、過去2年以内に最低10回のドライスーツ経験があることを証明できるものが必要です。ウェットスーツや水着でダイビングができてしまう南国とは違い、アイスランドのような冷たい水でのドライスーツ・ダイビングはスキューバの知識と経験が欠かせないためです。

またシルフラでは17歳以上でなければダイビングはできません(18歳未満は保護者の同意書が必要)。更に参加者は水に入る前に、健康であること、アクティビティ中の責任は自分にあることを表明する書類にサインを求められます。


こちらの記事もどうぞ: アイスランドのシュノーケリングとダイビング 


シルフラでダイビングやシュノーケリングをする方は、シンクヴェリトル国立公園の観光を組み合わせるのもおすすめです。

シンクヴェトリルは景色が美しいだけでなく、歴史的にも地学的にも非常に重要な場所です。公園内にはアイスランドの議会である「アルシンギ」(Alþingi)が初めて集った場所があります。これは民主的な選挙で選ばれた議会としては世界最古のものに数えられ、今日まで続くアイスランドの民主主義の伝統の源とも言える組織です(現代のアルシンギはレイキャビクで開かれています)。

シンクヴェトリル国立公園内の湖にあるDaviðsgjá(ダビデの割れ目の意)へと潜水しているダイバー。写真提供: Diving Day Tour | Davidsgja - David's Fissure

また地学的には、北アメリカプレートとユーラシアプレートが同時に地表に露出している非常に珍しい場所です。こうした場所は地球上でも数か所しかありません。二つのプレートの間に広がる苔むした土地は、北米・ユーラシアプレートに分かれる前の大陸の原点なのです。

近くには、シルフラよりも深くて暗いにダヴィスギャウ(Davíðsgjá)というダイブスポットもあり、この「ダビデの割れ目」があるシンクヴァトラヴァトン湖(Þingvallavatn)に連れて行ってくれるガイドもいます。

国内の他のダイビングスポットにはストリィタン(Strýtan)、 第二次世界大戦で沈没した英船 El Grilloが見られるセイジスフィヨルズル 、リトラアゥ川(Litlaá)、海ならガルズル(Garður)などがあります。

場所によって参加条件やツアーを実施している季節も違いますので、詳細はそれぞれのダイビングツアー運営会社に直接問い合わせて確認してください。

5月のアイスランドでハイキング

アイスランドの首都、レイキャビクで眺められるEsjan山の景色Wikimedia. Creative Commons. Credit: MartinPutz 

5月にアイスランドを訪れる方に是非おすすめしたいのが、アイスランドらしい草原や谷、小川を五感で楽しめるハイキングやトレッキングです。アイスランドの天気は非常に気まぐれですが、きれいな空気の中を歩くのは気持ちがいいですよ。


ハイキングツアー を探す 


レイキャビクから最もアクセスしやすいのは、郊外にある標高914メートルのエシャンン山です。エシャンン山にはいくつかのハイキングコースがありますが、レジャーにちょうどよいスヴェルフェルスホルン峠(Þverfellshorn、780m)とKerhólakambur峠 (ケルホゥラカンブル、851m)が人気です。

コースは4つに分かれていて、高く登るほど難易度が上がります。頂上まで行くとレイキャビク市だけでなくケプラヴィーク空港やブルーラグーンを位置するレイキャネス半島全体を一望することができます。

尚、ハイキングやトレッキングで人気の中央ハイランド地方は5月はまだ入山できません。ハイランド地方に通じる未舗装道路は不安定なためで、勝手に入ることは違法ですのでご注意ください。ランドマナロイガルやハイランド地方がお目当ての方は7月がベストシーズンです。

5月のアイスランドの釣り事情

Eager fisherman angling off the side of a whale watching boat.写真提供: Sea Angling from Reykjavik | Keep your own catch

5月は釣りシーズンが始まったばかりで、獲物を狙いやすい月です。

アイスランドは川釣りもいいですし、海釣りなら釣った獲物をさばいて頂くのも楽しみですね。

但し、アイスランドでは勝手に釣り糸を垂れることは禁じられており、釣りができる時期は個々の地主の裁量によって決まります(どちらかというと魚の立場に立っている人が多いです)。

これは乱獲を防ぐためばかりでなく、水辺環境を守り、大勢の釣り客によって土地が荒らされないように、という理由もあります。

釣りをしたい方はガイド付きの釣りツアーに申し込むのがおすすめです。ガイドならよい場所や獲物に適したテクニックを知っているだけでなく、関連法規制にも通じているので安心です。 

獲物ごとの釣りカレンダーを以下にまとめました。

 

回遊魚であるブラウントラウトは4月から10月の間がアイスランド法で定められた釣り期です。この時期の河川は基本的に釣り解禁になります。

この時期はタイセイヨウサケも釣れます。ホッキョクイワナは6月以降ですが、数は年々減少しています。

シートラウト降海したブラウントラウトは10月以降解禁です。

尚、アイスランドで釣りをされる方は、アイスランドの漁業法は厳しいと覚えておいてください。水質汚染を防ぐため、海外で一度使用した釣具は消毒済みの証書がなければアイスランドに持っていくことが禁止されています。また、生餌や魚卵など生物由来の釣餌も禁止です。

滞在中に釣りをしたい方は旅行計画を立てる際に遊漁規制(英文のみ)に目を通すしておくとよいでしょう。 

5月の自然を楽しむ、アイスランド馬の乗馬体験

様々な毛色をするアイスランド馬

乗馬は5月のアイスランドの自然を楽しむのにうってつけのアクティビティです。アイスランド在来馬は本当に素敵な生き物なので、乗馬をしたことがないという方も是非チャレンジしてみてはどうでしょうか。

国中どこにいっても放牧されているアイスランド馬を目にすると思いますが、その魅力に触れるにはやはり乗馬体験が一番です。


乗馬ツアー を探す 


アイスランド在来馬はサラブレッドなどに比べると体格は小さいですが、頑健で安定感があり、性格は賢くフレンドリー。観光客にも慣れているので、初心者でも安心して乗馬を楽しめます。

 

乗馬ツアーではまず動画やガイドの説明で基本事項をおさらいしてから、厩舎でアイスランド馬と対面します。ヘルメットはツアー中に用意されますので特に何も持っていかなくてもOKです。靴もスニーカーでも大丈夫ですが、海外で乗馬につかった靴やウエアは使わないようにしてください。リュックを背負いながら、馬の背に乗ることは危険ですので、ウェストポーチでまとめるかガイドにお荷物をお預けください。

鞍にまたがったら早速出発です。馬上からはアイスランドの田園地帯や小川、緑豊かな谷が見えるでしょう。昔ながらの馬旅は風情も満点です。

馬はアイスランドの歴史とは切っても切り離せない生き物です。文学や歴史に興味がある方は、是非北欧神話をひもといてみてください。有名なのはスレイプニル(Sleipnir)でしょうか。主神オーディンの愛馬で、八本の脚を持つ巨大な馬です。島北部にある馬蹄型のアゥスビルギ渓谷は、スレイプニルが地上に足をついた拍子にできたのだと言い伝えられています。

近年は乗馬人口も増えており、アイスランド馬愛好家のコミュニティも広がっています。日常生活との関わりは薄れたものの、馬とアイスランド人の結びつきはまだ健在で、アイスランド文化の重要な側面を担っています。

5月のアイスランドで溶岩洞窟探検

地下に隠れているアイスランドを探検するにはケイビングツアーでしょう!写真提供: レイキャビク発|レイザレンディ洞窟探検 半日ツアー

5月は火山の国アイスランドの地底探検をする、溶岩洞窟ツアーもあります。

ひとたび洞窟に踏み入れば鉱石が赤、オレンジ、紫に輝き、地底とは思えない色鮮やかさ。アイスランドがまだどろどろしたカオスだった時代の溶岩流が化石化してできたものです。島の成り立ちについて地質学的な観点から学べるだけでなく、はるか昔の地球に手で触れることができる、アイスランドならではの体験です。


ケイビング・洞窟探検ツアーを探す 

こちらの記事もどうぞ: アイスランドの不思議な洞窟 


溶岩洞窟探検は平均的な健康状態の方なら手軽に参加できます。

ただし、洞窟によっては通路が非常に狭い場所もあり、ごつごつした岩の間を四つん這いになってよじ登ったりしなければ進めないものもあります。多くのガイドは参加者の様々なニーズに対応するノウハウを持っていますが、暗い場所や閉所が苦手な方は溶岩洞窟ツアーに参加する前によくご検討ください。

ヘルメット、ヘッドランプなどは基本的に貸し出しがあります。洞窟内は平坦ではなく、水たまりになっているところも多いので頑丈なトレッキングブーツを持参しましょう。ガイドは地質学に詳しいので洞窟の成り立ちや特長について是非色々質問してみてください!

5月もできます!アイスランドらしさ満点の氷河ハイキング

Glacier Hiking in Iceland is an adventure set in a winter wonderland.写真提供: 現地発|スカフタフェットル氷河でのハイキング(初心者大歓迎!)

アイスランドといえば幻想的な自然の風景を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。中でも氷河はその最たるものかもしれません。

そのドラマチックな光景が楽しめる氷河ハイキングやアイスクライミングツアーは年間を通して催行されます。どちらもスリルも満点で、アイスランドの自然の厳しさ、美しさを存分に感じられる体験となります。


氷河を楽しむツアー を探す 

こちらの記事もどうぞ:氷河を120%楽しむ!アイスランドの氷河でできるアクティビティ 


氷河をのぼってみたいという方に必ずお守りいただきたい注意事項があります。

ガイドなしで氷河に出かけることは非常に危険で無責任な行為ですので絶対にしないでください。

プロのガイドは安全なルート、身を守るためのテクニック、リスクを適切に判断する知識、応急処置や基本的な救命救急法スキルを身につけた登山やハイキングのベテランです。安全で見晴らしがよいルートを熟知しているだけでなく、ヘルメット、トレッキングポールやアイゼンなど必要な装備の貸し出しも行っています。また、必要な際はスノーシューズも用意してくれます。

氷河に挑む方は、防寒対策をしっかりしましょう。体温を調節できる重ね着は必須です。靴下の重ね履きも忘れずに!そしてカメラはくれぐれもしっかり充電しておきたいものです。はっと息をのむような写真が撮れること間違いなし。

5月がベストシーズン!アイスランドのホエールウォッチング

鯨にであえる迫力の瞬間は一生忘れられない思い出になること間違いなし写真提供:フーサヴィーク発|スクーナー船で楽しむホエールウォッチング

5月はアイスランドのホエールウォッチングに最適な時期の一つです。冬の冷たい風は止み、波も穏やかになりますので3時間の船旅をのんびりと楽しめる場合がほとんどです。クジラやイルカ等を探しながら、飲み物を片手にクルーズ気分でデッキから好天と美しい景色をエンジョイできるのはこの時期ならでは。 


ホエールウォッチング・ツアー を探す 


アイスランド近海にはシャチネズミイルカマイルカミンククジラマッコウクジラザトウクジラなど、多くのクジラ類が棲息しています。比較的小型のミンククジラが最も一般的で、イルカの群れが遊んでいることもよくあります。また、運が良ければ通りすがりのシロナガスクジラが見られるかもしれません!

アイスランドのホエールウォッチング船はクジラに遭遇するチャンスを逃さないように皆最新型のレーダーを搭載しており、お互いに交信して常に情報を交換しています。

 

アイスランド沿岸にはたくさんの海鳥がいるので、ホエールウォッチングは野鳥好きの方には一石二鳥です。カモメフルマカモメウミガラスカモカツオドリなど様々な鳥が崖で巣作りをしたり獲物を狙ってダイブしたりする姿が見られます。

そしてアイスランドといえばパフィン。パフィンは5月から8月中旬くらいまでアイスランドで過ごすので、5月のホエールウォッチングなら場所によってはこのこの愛らしい渡り鳥を見ることができます。

ホエールウォッチングはレイキャビクファクサフロイ湾(Faxaflói Bay)フーサヴィーク(Húsavík)や北の中心都市アークレイリ(Akureyri) などが有名です。見られるクジラの種類は同じですが、それぞれの風景や個性があって素敵です。


こちらの記事もどうぞ:アイスランドのホエールウォッチングについて


5月のアイスランドでパフィンに会う!

毎年の夏、アイスランドに渡りをして巣を作っているパフィン

アイスランドは欧州最大のニシノツメドリ(パフィン)の繁殖地です。夏にはたくさんのパフィンが沿岸に巣をつくります。飛来は4月なので、5月はこの「海のピエロ」を見るのに最適な季節です。

南海岸エリア リングロードセルフドライブツアーをお考えの方は、ディルホゥラエイ(Dyrhólaey)がおすすめです。ここのパフィンは人を怖がらないので、ひょうきんな顔を近くで見ることができます。


こちらの記事もどうぞ:パフィンはどこにいる?アイスランドのマスコットに出会える場所 


アイスランド最西端(つまり、欧州の最西端)のラゥトラビャルグ(Látrabjarg)の岩壁もこの丸っこい鳥の飛来地として有名です。アイスランドの中でもワイルドな自然が残るこの地方は西フィヨルドといい、夏しかアクセスできない特別なエリアです。ラゥトラビャルグでは他の野鳥もたくさん見られます。但し、崖の上なので足場にはくれぐれもご注意ください。

ホエールウォッチングとパフィンを組み合わせるツアーもたくさんありますが、パフィンだけのツアーも各地でたくさん実施されています。隙間時間でも参加できるレイキャビク発の短時間で楽しめるパフィンツアーもあります。野生動物が好きな方にも家族連れにもぴったりです。

5月のアイスランドの文化行事やイベント

5月はアウトドアだけでなく、音楽や文化系のイベントも充実しています。キリスト教の祭りや歴史的なフェスティバル、そして「アイスランド馬の日」もあり、国内外のアートや文化を目当てに海外からも多くの観光客が訪れます。

サガ・フェスト(Saga Fest)

古典時代のアイスランドを語る物語「サガ」のフェスティバルの様子Credit: The Saga Movement Facebook

Saga Fest は「人々と自然をむすぶ」というビジョンを掲げて Scott Shigeoka が創始した音楽と芸術の祭典です。比較的新しいイベントですが、数あるアート・フェスティバルの中でも想像力や新しい発想を刺激する、一味違った企画として注目を集めています。


こちらの記事もどうぞ:

アイスランドの音楽シーン

シガー・ロスの軌跡  

ビョークの肖像


二日間にわたって開催されるサガフェストはコミュナリティ(共通性)とサステナビリティ(持続可能性)が重要なテーマとなっています。例えばフェスティバルのチケットには種子がついており、皆の力でアイスランドの森林を回復しよう、というメッセージが込められています。

アーティストと参加者が平等であるという信念に基づいて運営されているのも特徴です。パフォーマンスをしたり、ボランティアをしたり、企画を手伝ったりと皆が持っているものをシェアし合い、仲間としてイベントを盛り上げます。

 人と人の絆を大切にするコミュニティ感が体感できるアイスランドのサガ・フェスティバルCredit: The Saga Movement Facebook

第1回のサガフェスト後にスコット・シゲオカは次のようにコメントしています。「今私は愛、感謝、インスピレーション、興奮、温かい気持ち、そしてより大きなものを目指す志でいっぱいです。サガフェストは関係した人全員にとって非常に大きなプロジェクトでした。ビジョンのあるライブ・イベントのプロデュースには多くのハードルがつきものですが、最後には皆に大きな影響を及ぼす美しい経験となりました」


こちらの記事もどうぞ:アイスランドのおすすめイベント 


サガフェストは国際色も豊かです。ホスト国アイスランドのアーティストや地元の人に加え、パキスタン、ドイツ、香港など16以上の国から参加者を迎えています。

昇天祭(祝日)

レイキャビクで最もアイコニックな建物と言えばハットルグリムス教会を思い浮かぶでしょう

イエス・キリストが復活したイースターから数えて40日後に祝われる昇天祭はキリスト教の最も古い祝祭の一つです。この日はアイスランドでは祝日となっており、学校や多く職場は休みとなります。アイスランドでは家で家族と過ごし、伝統的な食事をするのが一般的です。

宗教に興味がある方は、アイスランドの有名な教会を訪ねてみてはいかがでしょうか。建築が好きな方にももちろんおすすめです。

レイキャビク市には多くの教会があります。ルター派のモダンなハットルグリムス教会(Hallgrímskirkja) は首都を代表するアイコニックな建物ですし、チョルトニン湖(Tjörnin)の近くに1899年に建てられた緑色の屋根がトレードマークのチャペル、 Fríkirkjan í Reykjavík もおすすめです。アイスランドのカトリック派の司教座であるランダコツ教会(Landakotskirkja) もあります。アイスランド人が呼ぶランダコツ教会の正式名はBasilika Krists Konungs、「王であるキリストの聖堂]」という意味を持ちます。

他の教会ともまた違う印象を与えるアークレイリのアークレイラル教会Credit: Sbs_iceland 

レイキャビク以外にも多くの魅力的な教会があります。例えばアークレイリ教会(Akureyrarkirkja) はアークレイリにあるルター派の教会で、直線的な二つの尖塔と、正面の大時計を頂点とする階段が印象的です。近くにはKaþolska Kirkjanというカトリック派の教会もあります。

電子芸術フェスティバル:ラフロスト(RAFLOST)

RAFLOSTはコンピューター、ダンス、音楽、ゲーム、詩など様々なジャンルを跨ぐ電子芸術の先進的なアートフェスティバルで、2007年に始まりました。この10年間で世界中のアーティストが集まって一緒に様々な試みをためす一大イベントに成長しています。

現代社会では欠かせないテクノロジーとアートのコラボレーションを展示するアイスランドのRaflostフェスティバルCredit: www.raflost.is

毎年5月に開催されるRAFLOSTはアイスランドの教育科学文化省アイスランド芸術アカデミーの協賛を得て、レイキャビクからデジタル・アートの魅力を発信し続けています。いつかアイスランドで草の根のエレクトロニック・ミュージックが広がることが主催者の願いです。

期間中は世界中のアーティストがレイキャビクに集まり、国境を越えて交流し刺激し合っています。過去にはエレクトロニカの大御所、モートン・サボトニック、トドル・トドロフやミカエル・フェーンストレムがパフォーマンスを披露し、観客を沸かせました。

RAFLOSTのイベントは非常に斬新です。例えばロボット相撲、即興のエレクトロ・アコースティック演奏、オンライン・ビデオパーティ、ハッキングのDIYワークショップ、コンピューターによる詩などの発表などなど。ゲストスピーカーやアーティストを迎えて、会議や展示も行われます。

参加者は近未来の匂いがする不思議なテクノロジーの虜になるでしょう。

アイスランド馬の日(International Day of the Icelandic Horse)

アイスランドの馬の日のパレードの様子Credit: Horses of Iceland Facebook.

「アイスランド馬の日」はアイスランド乗馬協会Horses of Icelandというマーケティング・プロジェクトのコラボレーションによって誕生しました。この週末はアイスランド固有の馬を主役として、レイキャビク市内でホースパレードが行われ、多くの厩舎が一般に開放されます。

ホースパレードはレイキャビクの中心部でスタートします。1時に毎年レイキャビク市長がスピーチを行い、Skólavörðustígur、Bankastræti、Austurstræti、Pósthússtræti、そしてVonarstrætiへと揃いの乗馬服をまとった旗手と馬が市内を練り歩きます。

終着点は国会があるAusturvöllur広場で、見物人も乗馬体験ができます。

 

このイベントのもう一つの目玉は、厩舎の一般公開です。厩舎の経営者やアイスランド馬のコミュニティ関係者による共同の企画で、気軽にアイスランド馬と触れ合う機会となっています。

この催しの目的はアイスランド在来馬の優れた性質を世界に発信すること、そしてアイスランド国内の乗馬コミュニティやツアー運営会社の輪を広げることです。アイスランド政府も業界の成長を支援するために4年間かけておよそ2500万アイスランド・クローナ(約2200万円)を投資すると約束しています。

メイデー(May Day)

5月1日はアイスランドの祭日であり、より高い生活水準を求めるデモの日でもある

アイスランド馬の日と同じ5月1日は労働者の日、メイデーの祝日でもあります。

アイスランドのメーデーでは毎年、非公式のデモが行われます。たくさんの人が自分の主張や関心のある問題についてプラカードや横断幕を掲げて歩きます。決まったテーマはありませんが、同一賃金や、一日又は一週間の労働時間の短縮、フレックスタイム制といったものが目立ちます。

参加者は Hlemmur バスターミナルに集合し、レイキャビクの目抜き通りロイガヴェーグル(Laugavegur)を行進します。最後は Ingólfstorg 広場でスピーチなどが行われ、アイスランドの労働組合からケーキやコーヒーなどがふるまわれます。


こちらの記事もどうぞ:

男女平等とアイスランド

ゲイ・アイスランド | LGBTシーンの全て 


5月のアイスランドの天気について

冬にはアクセスができない場所は5月から訪れられるようになる

アイスランドの5月は夏に向けてだんだん過ごしやすくなる時期です。いよいよ冬が終わりを迎え、風が穏やかになり、太陽が頻繁に姿を見せるようになります。

過去の平均では5月は一年のうちで最も晴れている時間が長く、雨が少ない月です。気温は5℃から20℃くらいの間で、運が良ければTシャツとショートパンツで外に出られます。

ですが基本的に天気が変わりやすく、5月でも雹が大量に降る日もあるので、しっかりした冬服を持ってきてください。

穏やかな天気になり始める5月のアイスランドはまだまだ天気が変わりやすいので防寒着もしっかりと!

日照時間は4月と比べてかなり長くなります。月初の日のの出は5時、日の入りは22時くらいですが、月末になると日の出は3時半、日の入りは23時半ごろになり、いわゆる「夜」の長さが4時間ほどになります。

一日で活動できる時間が延びるので、アクティブな旅行者にはぴったりの月です。


こちらの記事もどうぞ: 

アイスランド旅行のベストシーズンはいつ?  

日の沈まない夏のアイスランド 


5月の旅行計画例

まだ悩んでいる方は、こちらに滞在日数別の旅行計画例をご紹介していますので是非お役立てください。


5月のアイスランドを訪れたことがある方は、是非感想を教えてください!お天気はどうでしたか?滞在中は何をしましたか?できなかったアクテイビティはありましたか?こちらのフェイスブックコメント欄を利用してコメントやご質問をお寄せください!