7月のアイスランド旅行完全ガイド

最終更新日: 2026年7月2日
Richard Chapman
執筆者: Richard Chapman
認証済みスペシャリスト
最終更新日: 2026年7月2日

7月のアイスランド、スコゥガフォスに虹がかかり、青空と緑の断崖に囲まれた絶景 この究極ガイドで、7月のアイスランド旅行を計画しましょう。天気や運転の注意点、持ち物、季節限定イベントやアクティビティまで、夏旅のすべてを徹底解説します。

夏のアイスランドは、穏やかな気温と長い日照時間、そして国中へのアクセスの良さが魅力です。ハイランドの道路も開通し、ハイキングコースは雪がなくなり、旅行に最適なコンディションが整います。これらの理由から、7月のアイスランドツアーは特に人気で、全地域で多彩なオプションが用意されています。

この季節は選択肢が豊富。柔軟な夏のセルフドライブツアーや、宿泊・交通付きのオールインクルーシブ夏休みパッケージも充実。アイスランド一周のガイド付きツアー(人気アクティビティ付き)は、主要観光地と必見体験を網羅できる人気プランです。

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7月は旅行に最適な時期。事前に知っておくことで、毎日を最大限に楽しめます。ここからは、旅の計画に役立つヒントやアイデアを詳しくご紹介します。

7月のアイスランドを訪れるべき理由

  • 白夜と長い日照時間: ほぼ24時間明るく、観光やアクティビティをたっぷり楽しめます。白夜ツアーもおすすめ。

     
  • 穏やかで快適な気候: 7月は一年で最も暖かく、ハイキングや氷河ツアー、ロードトリップなどアウトドアに最適です。

  • 秘境エリアへのアクセス: 夏はハイランドやウェストフィヨルズなど、冬は行けない秘境にも足を伸ばせます。

  • フェスティバルや文化イベント: 7月は音楽や文化イベントが各地で開催され、活気にあふれます。

  • ホエール&パフィンウォッチング: 7月はクジラ観察のベストシーズン。多くの種類が戻ってきて餌をとり、パフィンも8月前まで観察できます。



7月はアイスランド旅行におすすめ?

7月のアイスランドのインフォグラフィック。地域、気温、日照時間、野生動物、ツアー、旅行費用などを解説結論から言うと、7月はアイスランド旅行に最適な時期です。そのため、バケーションシーズンとしても大人気。日が長く夜が短いので、より多くの場所を巡ることができます。首都レイキャビクも音楽やフェスティバル、レストランやカフェ、ナイトライフで賑わいます。

アウトドア好きには、氷河ハイキング乗馬体験など、アクティブな冒険が盛りだくさん。絶景を楽しみたい方には、馬や羊、パフィンなどの野鳥が緑の大地に点在する風景も魅力です。

何より、7月のアイスランドは暑すぎず寒すぎず、過ごしやすい気候です。

7月のアイスランドは混雑する?

7月のアイスランド、セリャランズフォスに集まる観光客の様子7月はアイスランド観光の最盛期なので、冬に比べて人が多くなります。ただし、7月の天候はアクティビティが豊富で、日が長く、ハイキングコースも開通し、多くの町でフェスティバルが開催されます。白夜も多くの旅行者を惹きつけます。

そのため、混雑や物価の上昇(航空券・ホテル・食事・ツアーなど)が予想されますが、それでも7月のアイスランドは素晴らしい体験ができるので大人気です!

混雑を避けたい方も、7月のアイスランド旅行は諦めないで。事前に計画を立てれば、ピークタイムを上手に避けたり、ガイド付きツアーで混雑を回避できます。早めの予約が安く済むコツです。

旅行計画が大変な場合は、事前手配済みの夏休みパッケージもおすすめ。宿泊・交通・アクティビティがセットになっているので、人気スポットを効率よく巡れます。

7月のアイスランドの天気は?

7月を含むアイスランドの月別天気チャート。平均気温、日照時間、季節ごとの特徴を解説アイスランドの真夏は、白夜による快適な気候が特徴です。

特にアウトドア(氷河ツアー一週間のセルフドライブ旅行など)を計画している場合は、出発前に天気を必ずチェックしましょう。

アイスランド気象庁公式サイトは、全国の最新天気情報をチェックするのに最適です。また、道路・沿岸管理局の公式サイトでは、24時間体制で道路状況を確認できます。

夏は道路が開通していますが、洪水や地滑りで通行止めになることも。強風や突発的な嵐に遭遇する場合もあるので、SafeTravelの警報(SafeTravel alerts)も必ず確認しましょう。



7月のアイスランドの気温は?

7月のアイスランド、ブージルの黒い教会と黄金色の草原、夕暮れの光景

「アイスランドの夏」なんて矛盾しているような表現ですが、実際に6月・7月・8月は一年で最も暖かく乾燥した時期です。

とはいえ、アイスランドは私たちが想像する一般的な「暖かい」「乾燥している」とは程遠く、海洋性または冷涼な温帯海洋性気候に分類されます。夏でも気温は22℃を超えることはほとんどありません。7月の平均気温は10~15℃です。

過去には最高30℃、最低3.5℃を記録したこともあり、2015年の東フィヨルドでは1℃まで下がったこともあります。

効率的なパッキングや旅程を計画するなら、10℃前後を目安にしましょう。

7月のアイスランドの降水量は?

7月のアイスランド、苔むした崖で雨に濡れるパフィンの姿アイスランドは北極海と温帯海の境界に位置するため、夏でも雨がよく降ります。気圧の谷が通過すると、激しい雨が降ることも。

ハイランドの天気は特に変わりやすいので、サングラス・防寒着・防水アウターは必携です。

7月の平均降水量は約50mm、雨の日は平均10日ほど。ただし、曇りや雨が多い年もあり、アイスランドの気象予報士は「夏が中止になる年もある」と冗談を言うほどです。

それでも7月は比較的晴れの日が多く、他の月に比べて降水量は少なめ。7月のアイスランド旅行では、さまざまな天気を体験することになるので、準備は万全に。

7月のアイスランド旅行の持ち物・服装

持ち物のおすすめリストはこちら。

  • 重ね着できる服: 天候の変化に合わせて脱ぎ着できるように。

  • 防水ウェア: 軽量で防水・防風のジャケット&パンツは、バッグに入れておくと便利です。

  • ハイキングブーツ: アイスランドの地形は険しいので、しっかりした靴が必須。

  • 水着: アイスランドには温泉やプールがたくさん。水着を忘れずに。

  • サングラス&日焼け止め: 7月の太陽は強いので、しっかり対策を。

  • アイマスク: 白夜で夜も明るいので、特にキャンプの場合は必須。真夏はほぼ24時間明るいので、遮光アイマスクがあると快眠できます。

7月のアイスランドの日照時間について

7月のアイスランド、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖に浮かぶ氷山と夕焼け空

7月は夜も完全には暗くならず、空は明るいままです。夏至は6月21日で、それ以降は1日1~3分ずつ日没が早くなります。7月末には、早朝に数時間だけ日が沈みます。

7月1日は23:56~3:06まで太陽が見えませんが、空は明るいまま。7月31日には22:33に日没、4:31に日の出となります。薄明るさが続くので、ほとんど昼間のように感じるでしょう。

7月のアイスランドで白夜を体験

6月・7月だけの特別な体験が、白夜の下での観光です。夜も明るいので、睡眠リズムが乱れることもありますが、20時間以上の太陽(ほぼ常時明るい空)を活かして、旅を最大限に楽しめます。アイマスクは必携です。

人気スポットも、通常の営業時間外に観光すれば混雑を避けられます。7月は特に混み合うので、白夜ツアーを活用して人混みを避けるのもおすすめです。

写真好きの方には、12日間の白夜フォトワークショップも人気。白夜は「ゴールデンアワー」が何度も訪れる絶好の撮影チャンスです。

ツアーに参加しなくても、小型・格安レンタカーを借りて、夜の静かな絶景ドライブを楽しむのもおすすめです。

7月のアイスランドでのドライブ

7月のアイスランド、ヴェストラホルン沿いの絶景ロードトリップ7月のアイスランドは、ドライブ旅行に最適な季節。暖かく、道路も開通し、天候も穏やか。安全に運転でき、アクティビティも豊富です。

道路やトレイルのアクセスが向上し、最も秘境なエリアにも行けるようになります。特にハイランドは夏だけアクセス可能で、4WD車が必須です。

7月のアイスランドの天気を満喫するなら、ロードトリップが一番です。

7月のアイスランドでできるおすすめアクティビティ

7月のアイスランド、緑の谷と火山、青空に囲まれた登山道を歩くハイカーたち「7月のアイスランドで何ができる?」という質問には、「何でもできる!」と答えたくなるほど、夏はアクティビティが充実。多くの旅行者がロードトリップで国中を巡り、豊かな自然を満喫しています。

自分で運転しなくても、2週間のリングロード&ウェストフィヨルズ周遊ツアーなど、人気の長期ツアーもおすすめ。アイスランドは小さな国ですが、1ヶ月かけて一周しても、夏の魅力をすべて体験しきれないほどです。

7月の旅行計画では、優先順位を決めるのがポイント。大自然に浸りたい人、アドベンチャーを求める人、歴史や文学・文化を学びたい人、フェスティバルに参加したい人など、目的に合わせて選びましょう。ここでは7月のおすすめアクティビティを厳選してご紹介します。

7月のアイスランドでキャンプ

7月のアイスランド、夕焼け空と山・湖を望む草原に設営されたテント夏のアイスランドで大人気なのがキャンプ。暖かい季節は全国のキャンプ場がオープンし、予算重視の旅行者にもおすすめ。絶景の中で自然を満喫できる最高の方法です。

多くのキャンプ場は有名観光地のすぐそば。スカフタフェットル自然保護区ランドマンナロイガル地熱地帯など、絶景スポットの近くにあります。

ただし、アイスランドでキャンプをする際はルールを守りましょう。

アイスランドでキャンプする際の基本ルール

7月のアイスランド、霧に包まれた山々に囲まれたカラフルなテントのキャンプ場キャンプを計画している方は、以下の点に注意しましょう。

  • 自然を傷つけたり、私有地を侵害する行為は禁止です。

  • 指定キャンプ場以外でのキャンプは禁止。私有地(地主の許可なし)や国立公園でのキャンプは違法で、高額な罰金が科されます。

  • 耕作されていない土地で、3張り未満・1泊のみ・ゴミを残さない場合は許可されています。直火は禁止です。

  • キャンピングカーやルーフトップテント付き車の場合は、必ず公式キャンプ場を利用してください。

キャンプ用品は持参もレンタルもOK。現地でレンタルも可能です。レンタカー会社によっては、車の屋根に積めるラゲッジボックスも用意しています。

どんな旅スタイルでも、アイスランドの手つかずの自然を大切にし、未来の世代のために「ノートレース(痕跡を残さない)」を心がけましょう。



7月のアイスランドでハイキング

7月のアイスランド、ランドマンナロイガルのカラフルな山々と川の空撮

キャンプ泊でなくても、ハイキングは7月の人気アクティビティ。氷河や火山、溶岩原、森、湖、川など、唯一無二の絶景が広がります。

自分でルートを決めても、ガイド付きハイキングツアーに参加してもOK。通年歩けるコースもありますが、絶景ルートは安全のため6~9月限定です。

本格派には、ロイガヴェーグルフィムヴォルズハウルスなど、ランドマンナロイガルからソゥルスモルク渓谷(トールの谷)へ抜ける名ルートが人気です。

秘境をじっくり歩きたい方には、レイキャビク発・4日間のハイランド・ロイガヴェーグル・トレッキングがおすすめ。より充実した冒険なら、7日間のハイランド&南海岸ハイキングもあります。

日帰りで絶景を楽しみたい方には、ランドマンナロイガル5時間ハイキング&温泉ツアーなども人気。ハイキングガイドも参考にどうぞ。

7月のアイスランドで氷河ツアー

7月のアイスランド、氷河ツアーでロープとアイゼンを使い氷の洞窟に降りるクライマーアイスランドの大自然は、スリルと神秘、そして少しの危険が共存する世界。ですが、現地のプロガイドが安全に絶景へ案内してくれます。

氷河ツアーは一年中楽しめますが、7月の暖かさと明るい日差しで、氷河の美しさが一層際立ちます。夏の穏やかな天候は、氷河観光をより快適&安全にしてくれます。

氷河観光には、防寒着としっかりしたハイキングブーツが必須。夏でも氷河は寒く、風が強く滑りやすいのでご注意を。雪や氷の照り返しが強いので、サングラスも忘れずに。

7月はほぼすべての氷河でハイキングツアーが開催されています。例えば、ソゥルへイマヨークトル氷河ツアーや、スカフタフェットル氷河探検など。7月に唯一体験できる氷の洞窟探検もあります。カトラ氷の洞窟探検ツアー

また、スノーモービルツアーを予約して、氷河の雪原を駆け抜けることもできます。スリル満点の体験に加え、周囲の雪景色を存分に堪能できる絶好のチャンスです。

首都レイキャビクに滞在している方には、ゴールデンサークルとスノーモービルツアーがおすすめ。レイキャビク発着なので、氷河までの移動を心配する必要がありません。また、ヨーロッパ最大の氷河であるヴァトナヨークトル氷河を駆け抜けるスノーモービルツアーも体験できます。



7月のアイスランドでのシュノーケリング&ダイビング

ダイバーが7月のアイスランド、シンクヴェトリル国立公園のシルフラの裂け目で、プレート間の澄んだ青い水を探検している様子氷河ツアーと同様に、シュノーケリングツアーダイビングツアーも一年中開催されています。ただし、7月は夏の暖かい空気の中で装備の着脱がしやすく、より快適に楽しめるのが大きなメリットです。

シルフラの裂け目(Silfra Fissure)シンクヴェトリル国立公園(Thingvellir National Park)内にあり、7月は北米プレートとユーラシアプレートの間でカラフルな藻が咲き誇り、最も美しい季節です。この時期の多くのツアーはこの絶景の渓谷で開催され、水の透明度は100mを超えることもあります。

時間を有効活用したい方には、ゴールデンサークル観光とシュノーケリングや、溶岩洞窟探検とシュノーケリングを組み合わせたツアーもおすすめです。

アイスランドの冷たく澄んだ水域での安全を確保するため、シュノーケリングやダイビングツアーには厳格な年齢・健康・体力条件が設けられています。これらはアクティビティや使用する装備によって異なります。

一般的な健康制限

  • 循環器系、呼吸器系、神経系の疾患がある方は、健康診断書や同意書がないとダイビングが許可されない場合があります。

  • 45歳以上でパイプ喫煙者や大量飲酒者は、健康診断書が必要な場合があります。

  • 妊娠中の方はこれらのツアーに参加できません。

また、ツアーごとにスーツの種類やシュノーケリング・ダイビングの別によって、年齢・体格・経験などの条件が異なります。これらの基準は、アイスランドの冷たい水域で安全かつ快適に体験していただくために設けられています。

ドライスーツ・シュノーケリング

  • 最低年齢:12歳

  • 最高年齢:60歳

  • 最低身長:145cm

  • 最低体重:45kg

  • 必要な経験:泳げること

ウェットスーツ・シュノーケリング

  • 最低年齢:14歳

  • 最高年齢:60歳

  • 最低身長:150cm

  • 最低体重:50kg

  • 必要な経験:泳げること

ドライスーツ・ダイビング

  • 最低年齢:17歳

  • 最高年齢:60歳

  • 最低身長:150cm

  • 最低体重:50kg

  • 必要な経験:ドライスーツでのダイビング経験10回以上、またはドライスーツダイバー認定資格

シュノーケリングはウェットスーツ・ドライスーツのどちらでも可能ですが、ダイビングは水温が低いためドライスーツのみとなります。7月のアイスランドの水温は平均2℃で、水中はさらに冷たくなることもあるため、十分な断熱性のあるドライスーツが必須です。



7月のアイスランドでの乗馬体験

7月のアイスランド、夏の曇り空の下、草原に集まるアイスランド馬たち乗馬ツアーは一年中人気ですが、7月のアイスランドは雨が少なく、より快適に楽しめます。トレイルも乾いて歩きやすく、草原や海岸沿い、溶岩原などの景色も一年で最も緑豊かで美しい時期です。

アイスランドで乗馬体験の醍醐味は、独特なアイスランド馬との出会いです。小柄ながら頑丈で、穏やかな性格と厚い毛並み、険しい地形への適応力で知られています。

体は小さくても大人のライダーをしっかり支え、足元も非常に安定しています。これは、アイスランドの火山地帯を何世紀にもわたり歩んできたことで培われた特性です。

アイスランド馬には「トルト」と呼ばれる独特の歩き方(第5の歩法)があります。トルト中は常にどれか1本の足が地面についており、上下動が少ないため非常に滑らか。グラスの水をこぼさずに飲めるとも言われています。

多くの乗馬ツアーはレイキャビク発ですが、フーサヴィークなど北部の町からも出発しています。7月限定の7日間乗馬アドベンチャーでは、アイスランド東フィヨルドの美しいスポットを巡ることができます。



7月のアイスランドでの溶岩洞窟探検

溶岩洞窟ツアーは、夏のアイスランドでおすすめのアクティビティのひとつです。気温が上がることで、冬に雪や氷で塞がれていた洞窟の入口も開放されます。

冒険好きな方には、レイザレンディ洞窟(Leidarendi Cave)がおすすめ。狭くて起伏があり、少し這ったり登ったりする必要があるため、スリルを求める方にぴったりです。ロイヴァルホゥルスヘットリルヴィズゲルミルの洞窟は、立って歩ける広さがあり、家族連れにもおすすめです。

1日たっぷり溶岩洞窟探検を楽しみたい方は、グリーンランド探検も組み合わせた6時間の溶岩洞窟ツアー(レイキャビク送迎付き)もあります。



7月のアイスランドでのATV&バギーマウンテンツアー

7月のアイスランド、山と青空を背景に浅い川を渡るATVライダーたちアイスランドの絶景をアドレナリンとともに楽しみたい方は、ATV&バギーツアーがおすすめ。アイスランドの美しいエリアを疾走しながら、他の乗り物では行けない場所やユニークな景色を満喫できます。

多くのツアーでは、黒い砂浜、火山丘、川沿いの谷、険しい山道などを走行。ガイド付きで、オーバーオールや手袋、ヘルメットなどの安全装備も貸し出されるので安心です。

7月のアイスランドでのホエール&パフィンウォッチング

7月のアイスランド、曇り空の下で海面からジャンプするザトウクジラ7月のアイスランドでホエールウォッチングほど感動的な体験はありません。ミンククジラやザトウクジラ、さらにはマッコウクジラ、ナガスクジラ、シロナガスクジラなど、夏の繁殖地から戻ってきた巨大なクジラたちがアイスランド沖で餌を求めて集まります。7月はこれらの海の巨人たちに出会える絶好のチャンスです。

同じくアイスランドのパフィンも、6月に島へ戻り8月まで滞在するため、7月は観察に最適な時期。特にラゥトラビャルグの崖(ウェストフィヨルズル)、ディルホゥラエイ海食崖(南部)、ティョルネス半島(北部)などに数千羽が集まります。

7月のアイスランド、営巣期のパフィンが鳴いているクローズアップ写真

野生動物を満喫したい方には、ホエールウォッチングとパフィン観察を組み合わせたツアーもあります。海岸の崖や沖合の島で営巣するパフィンを間近で観察できる絶好の機会です。

パフィン観察の目的地は、営巣中の鳥たちが集まる沖合の島や海岸の崖が中心。ガイドがパフィンの生態や習性、季節ごとの特徴などを詳しく解説してくれます。

空を飛ぶ姿や岸辺で休む様子など、たっぷり観察した後は、海のツアーへと続きます。

夏の間、ほとんどのホエールウォッチングツアーはレイキャビク発で、所要時間は1~3時間程度。7月の穏やかな天候なら船のデッキも快適で、クジラの目撃率も非常に高いです。

ほとんどの船はアザラシやハナジロカマイルカ、ネズミイルカなども目撃でき、万が一クジラが見られなかった場合は再乗船できるツアーも多いです。

特に評価の高いホエールウォッチングツアーはフーサヴィーク発(北アイスランド)です。スキャゥルファンディ湾は魚が豊富で、複数のザトウクジラが餌を食べる姿を高確率で見られます。

また、北アイスランドの首都と呼ばれるアークレイリ発のホエールウォッチングツアーもおすすめです。

陸上での観察を希望する方も、ウェストフィヨルズルやイーストフィヨルズル、スナイフェルスネス半島(特に北側のブレイザフィヨルズルのニシン漁場周辺)など、沿岸からクジラを目撃できるチャンスがあります。



7月のアイスランドの文化イベント

夏の間、アイスランド各地でさまざまなフェスティバルが開催されます。ここでは7月に行われる主な年次のイベントをご紹介します。

ランズモート・ヘスタマンナ(Landsmot Hestamanna)

毎年7月初旬、アイスランド各地の田舎で持ち回り開催されるアイスランド馬全国大会(National Icelandic Horse Competition)。馬の歩法や馬場馬術のデモンストレーション、馬好きが集う交流イベントなどが行われます。

ハフナルフィヨルズルのソングフェスティバル

ハフナルフィヨルズル(Hafnarfjordur)で開催されるソングフェスティバル(Songhatid i Hafnarborg)は、6月下旬から7月初旬にかけて行われます。主にオペラやクラシック歌手によるコンサートが、レイキャビク近郊のハフナボルグ文化芸術センターで開催されます。

レイクホルトの室内楽フェスティバル

7月最終週末には、西部の町レイクホルト室内楽フェスティバル(Chamber Music Festival)が開催されます。4つのコンサートのうち1つは、中世の作家・歴史家・族長スノッリ・ストゥルルソンに捧げられたスノッラストーバ・センターとのコラボレーションで行われます。

東アイスランドのフェスティバル

7月にはイーストアイスランドでも複数のフェスティバルが開催され、特にセイジスフィヨルズルの町が賑わいます。



7月のアイスランドで見るべきスポット

7月の北アイスランド、ターコイズブルーの水と緑の丘、虹がかかるゴーザフォス滝夏は、定番スポットを超えてアイスランドを探検する絶好の季節です。ゴールデンサークルなど一年中アクセスできる場所ももちろん楽しめますが、7月は他の季節には閉鎖されたりアクセスが難しいエリアにも行くことができます。

道路状況も良く、野生動物も活発で、ハイランドルートも開通するため、より多くの地域を体験しやすくなります。ウェストフィヨルズルの壮大な滝からハイランドのカラフルな地熱地帯まで、7月はアイスランドの最も広く、最も鮮やかな姿を楽しめる貴重な時期です。

7月のアイスランドで訪れるべきおすすめスポットはこちら。

ミーヴァトン湖エリアと北アイスランド

7月の北アイスランド、赤茶色の火山斜面と遠くに地熱の蒸気が立ち上るヴィティ火口湖の鮮やかな青北アイスランドは7月に本格的に開放されます。ミーヴァトン湖は一年中楽しめますが、ヴィティ火口湖(アイスランド語で「地獄」を意味します)や、ダイナミックなクラプラ火山の溶岩原などは7月に完全にアクセス可能となります。湖周辺には15種以上のカモが生息し、バードウォッチングにも最適です。

夏はヴァッツネス半島周辺の道路も開通し、アザラシウォッチングの人気スポットとなります。

旅の合間にリラックスしたい方は、ミーヴァトン・ネイチャー・バスの入場チケットを予約して気軽に訪れるのもおすすめ。より充実した1日を過ごしたい方は、ミーヴァトン湖観光&温泉ツアーで、自然温泉と周辺の絶景を一度に楽しめます。

さらに、北アイスランドの滝・ミーヴァトン湖・地熱温泉ツアーなど、ダイヤモンドサークルの名所も巡る充実プランもあります。

アイスランドのウェストフィヨルズル

7月のアイスランド、段々になった崖を流れ落ちるディンヤンディ滝と鮮やかな苔、青空冬はアクセスが困難なウェストフィヨルズル。最小の村の住民は冬季、外界と船でしか行き来できませんが、夏はディンヤンディ滝ホルンストランディル自然保護区など、主要スポットへのアクセスが容易になります。

ディンヤンディ滝へは車で、ホルンストランディルへはイーサフィヨルズル(地域最大の町)からボートでアクセス可能。ウェストフィヨルズルの宿泊施設も豊富なので、事前予約がおすすめです。

また、ラゥトラビャルグの崖も車で行け、夏は数千羽・数十種の鳥たちで賑わいます。間近で鳥たちを観察できますが、巣には十分ご配慮ください。

スナイフェルスネス半島

7月のアイスランド、夕焼けのキルキュフェットル山とキルキュフェルスフォス滝、鮮やかな夏色と澄んだ空スナイフェルスネス半島も夏はドライブしやすくなります。山越えルートが開通し、キルキュフェットル山イートゥリ・トゥンガ・ビーチは、スナイフェルスネス半島の南側に位置しています。

キルキュフェットル山(Kirkjufell)は、アイスランドで最も写真に撮られているランドマークのひとつで、その美しい円錐形と、近くにあるキルキュフェルスフォス滝(Kirkjufellsfoss)で有名です。

一方、イートゥリ・トゥンガは、アザラシのコロニーが生息する黄金色の砂浜として知られています。夏の間は、岩の上で日光浴をしたり、岸近くを泳いだりするアザラシの姿をよく見ることができ、半島で最も野生動物観察に適したスポットのひとつです。

アイスランドのハイランド地方

緑色のジャケットを着た旅行者が岩の上に座り、7月のアイスランド・ランドマンナロイガルのカラフルな流紋岩の山々と谷を眺めている。

ハイランド地方は、夏でも4WD車でしかアクセスできません。それでも、キャルヴェーグル(Kjolur Highland Road)スプレンギサンドゥル(Sprengisandur)などのルートが開通し、この美しい国の人里離れた内陸部を訪れることができます。

山岳地帯の未舗装道路は路面状況がさまざまで、時には車で川を渡る必要があるため、4WD車が必須です。運転の際は注意し、ハイランド地方ではオフロード走行は禁止されていることを守りましょう。

有名なランドマンナロイガル(Landmannalaugar)や、あまり知られていないクヴェラヴェトリル地熱地帯(Hveravellir Geothermal Area)も、ハイランド地方で旅行者に開放されています。どちらのスポットでも、絶景ポイントを目指してハイキングしたり、美しい温泉で入浴したりできます。

ハイランド地方でハイキングやキャンプをする場合は、経験や知識に関わらず、SafeTravelウェブサイトで旅行計画を登録しましょう。連絡が取れなくなったり、予定より長く滞在した場合でも、捜索救助隊が迅速に対応できるようになります。



7月のアイスランド旅行モデルコース

7月のアイスランド・ヴィーク村の景色。レイニスドランガルの海食柱、緑の崖、咲き誇る夏の野花が見える。7月にアイスランドを訪れるなら、夏のツアーが豊富に用意されています。セルフドライブの旅程からコンボツアーまで、理想のバケーションがきっと見つかります。長い日照時間、クリアな道路、穏やかな気候が、アイスランドを巡るのに最適な条件を作り出しています。

旅行者は自分のペースや好みに合ったスタイルを選べます。自由度の高いセルフドライブ旅程を好む方もいれば、ガイド付きパッケージで専門ガイドの案内と共に主要スポットを効率よく巡る方もいます。

日帰りツアーや複数日ツアーも充実しているので、自分だけのオリジナル旅程を組み立てるのも簡単です。どんな旅行スタイルでも、7月のアイスランドは多彩な体験が待っています。

7月のアイスランド・セルフドライブモデルコース

7月のアイスランド・スナイフェルスネス半島、アルナルスタピ海岸線とスタパフェットル山。穏やかな水面に雲が映る。自分でアイスランドを巡りたい方は、セルフドライブツアーの予約を検討してみてください。レンタカーを借りて、アクティビティやルート、宿泊先を自分で選ぶこともできますが、夏のセルフドライブパッケージを利用すれば、人気スポットを効率よく巡ることができ、手配の手間も省けます。

7月のアイスランド・リングロードドライブ

夏の間にリングロード(国道1号線)を巡る場合、最低でも6日~7日間の旅程をおすすめします。これだけの期間があれば、リングロード沿いの人気観光地や目的地をしっかり楽しめます。

このルートのセルフドライブツアーは最短でも6~7日間。アイスランドの四隅を巡り、数々の絶景スポットを訪れることができます。

さらに、1日のアクティビティを追加することも可能です。特に人気なのは、氷河ハイキング、ホエールウォッチング、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の水陸両用ボートツアーなどです。

短期間のセルフドライブツアー

リングロードを全て巡る予定がない方には、特定のエリアに特化した短期間のセルフドライブツアーがおすすめです。限られた日数でも主要なハイライトを体験したい方に最適です。

長期間のセルフドライブツアー

時間に余裕がある方には、より長いセルフドライブツアーがおすすめです。定番スポットだけでなく、あまり知られていないエリアもじっくり巡ることができます。

格安セルフドライブツアー

格安セルフドライブツアーは、コストを抑えつつアイスランドの大自然を満喫したい方にぴったり。キャンプ宿泊を組み合わせるなど、手頃な価格で自由な旅と冒険を楽しめます。

7月のアイスランド・ガイド付きツアー&バケーションパッケージ

7月のアイスランド・ブルゥアルフォス滝。鮮やかな青い水、黒い溶岩、黄金色の夏の夕焼け空。運転や細かな計画が苦手な方には、ガイド付きツアーがおすすめです。プロのガイド、移動手段、厳選された旅程がセットになっており、幅広い観光スポットを効率よく巡ることができます。

国中を巡る複数日ツアーや、絶景を楽しむ日帰りツアー、グリーンランド訪問などのユニークなオプションもあり、移動や手配の心配なくアイスランドの絶景を満喫できます。

7月のガイド付きパッケージ

ガイド付きパッケージは、バスでガイドが同行し、計画的な日程でオープンロードを旅します。自分で運転せずに景色を楽しめるのが魅力です。

7月限定の特別な体験として、アイスランド&グリーンランドパッケージもご用意。アイスランド旅行に加え、グリーンランドで丸1日過ごせるプラン(航空券付き)も選べます。

複数日ツアー

複数日ツアーなら、専門ガイドと快適な移動手段で、7月のアイスランドの魅力を余すことなく体験できます。

ガイド付き日帰りツアー

ガイド付き日帰りツアーは、アイスランド旅行に1日単位で体験を追加したい方におすすめです。

7月のレイキャビクで1週間楽しむおすすめプラン

レイキャビクとペルトランのパノラマ夕景。7月のアイスランド旅行で必見のハイライト。首都レイキャビクで過ごすなら、7月のレイキャビクで何をするか悩む必要はありません。このモデルコースで1週間を充実させましょう。

1日目

ケプラヴィーク国際空港に到着後、フライバスでブルーラグーンへ。地熱の青い温泉でリラックスした後、バスでレイキャビクへ移動し、ホテルでゆっくり休みましょう。

2日目

ゴールデンサークルツアーと、溶岩洞窟探検などのオプションアクティビティを楽しみましょう。

3日目

さらに冒険を続けたい方は、南海岸ツアー&ソゥルへイマヨークトル氷河ハイキングに参加しましょう。

4日目

この日はレイキャビクで休息&リフレッシュ。24時間レイキャビク・シティカードは、動物園や博物館、美術館、公営プールなど複数の観光スポットを巡る方におすすめ。購入後は各施設の入場が可能です。

5日目

スナイフェルスネス半島ツアーに参加し、1日かけて多彩な見どころを巡りましょう。

6日目

アイスランド滞在の最終日前日は、スノーモービルツアーで氷河を体験するのもおすすめ。あるいは、レイキャビク中心部でのんびり過ごすのも良いでしょう。

7日目

いよいよアイスランドを出発する日ですが、レイキャダルル温泉渓谷ツアーで締めくくりましょう。レイキャダルル渓谷をハイキングし、天然温泉でリラックスしてからケプラヴィーク空港へ向かい、帰国のフライトに備えます。

7月のアイスランド旅行に関するよくある質問

7月のアイスランド旅行でよくある質問をまとめました。

1. 7月のアイスランドの天気は?

7月はアイスランドで最も暖かい月で、気温は10℃~20℃程度です。天候は概ね穏やかですが、雨や風が突然強まることもあります。

2. 7月にアイスランドでオーロラは見られますか?

いいえ、7月は白夜のため夜も明るく、オーロラは見られません。

3. 7月のアイスランド旅行で持っていくべき服装は?

重ね着できる服(薄手のジャケット、レインウェア)、歩きやすい登山靴、サングラス、温泉用の水着などを持参しましょう。

4. 7月のアイスランドでおすすめのアクティビティは?

人気のアクティビティ例:

  • ハイキング:シンクヴェトリル国立公園やスカフタフェットル自然保護区など

  • ホエールウォッチング:フーサヴィークやレイキャビクで体験可能

  • 滝巡り:グトルフォス滝、スコゥガフォス、セリャランズフォスなど

  • ロードトリップ:ゴールデンサークルやリングロードをドライブ

  • キャンプ&パフィン観察

5. 7月は観光地が混雑しますか?

はい、7月はアイスランドの観光ハイシーズンです。ゴールデンサークルやブルーラグーン、南海岸の滝など人気スポットは混雑するため、早朝や夕方の訪問がおすすめです。

6. 7月はホエールウォッチングに最適な時期ですか?

もちろんです!7月はホエールウォッチングのベストシーズンで、特に北部アイスランドではザトウクジラ、ミンククジラ、シャチなどの目撃率が高いです。

7. 7月の道路状況・アクセスは安全ですか?

はい、リングロードやハイランドルート(Fロード)など主要道路は通常開通しており、安全にドライブできます。長い日照時間もあり、セルフドライブ旅行に最適な時期です。

8. 7月に氷河ハイキングはできますか?

はい、7月はガイド付き氷河ハイキングが人気です。ソゥルへイマヨークトル氷河やヴァトナヨークトル氷河で、装備とプロガイドのもと安全に体験できます。

9. 7月のアイスランド旅行は高いですか?

はい、7月は観光ハイシーズンのため、宿泊・レンタカー・ツアー料金が高くなります。早めの予約でお得なプランを確保しましょう。

10. 7月のアイスランドで開催されるフェスティバルやイベントは?

はい、7月はイベントが盛りだくさんです。

  • イニプーキン・フェスティバル(レイキャビクの音楽&アート)

  • エイストナフルグ・フェスティバル(ネースコイプスターズルのロック&メタル)

  • ブライズラン音楽祭(ボルガルフィヨルズル・エイストリ)

アイスランドの夏を満喫する準備はできましたか?

7月のアイスランド・ヴェストラホルン山。夕焼けに染まる山と水面、黄金色の草原が広がる。7月のアイスランドはまさに魔法のような季節ですが、この素晴らしい国にはまだまだ発見が待っています。冬の幻想的なオーロラから、夏の活気あふれるフェスティバルまで、アイスランドは一年を通して唯一無二の体験を提供してくれます。

ぜひ他の記事やガイドもチェックして、現地の隠れた名所やローカルの知恵を発見し、あなたの旅をさらに特別なものにしてください。

あなたのアイスランド夏旅のアイデアは?今年訪れる予定ですか?過去に行ったことはありますか?ぜひ下のコメント欄でシェアしてください!

Richard Chapman
Richard Chapman
認証済みスペシャリスト
著者について

Hi, I’m Richard. I lived in Iceland for a decade, during which I traveled the country extensively and worked as a guide for several leading travel companies. I’m passionate about writing and sharing the best travel experiences Iceland has to offer so visitors can discover and enjoy the magic of this incredible country just like I did.

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