アイスランドとはどんな国? その本当の姿をご紹介します!
- 1. 「アイス ランド」なんだから氷の国。一年中氷だらけなんでしょ?
- 2. 風が強いって聞きますけど実際どうなんですか?
- 3. 火山の国なんだから火山で危険なんですよね…。
- 4. 大自然が広がるなら夏の夜空は素晴らしそうですね。
- 5. 冬は夜が長いらしいので1日中暗そうですね。
- 6. アイスランドでビーチに行くの!?
- 7. 氷の国アイスランドの食事は貧しそう
- 8. 寒そうな色の景色しか思い浮かばないですよ。
- 9. 「首都」ってコンクリートジャングルでつまらなそう。
- 10. 寒すぎて花も咲かないんじゃ...?
- 11. 他の「北欧の国」と似たようなものじゃない?
- 12. 滝しか見えない
- 13. 滝に続く滝
- 14. 溺れんばかりの滝
- 15. そして滝の次には海と岩
- 16. またしても水、そして氷
- 17. 地面から熱湯が吹き上げるなんて危ないじゃない!
- 18. 地熱活動って、硫黄臭くて不気味…
- 19. 荒涼としてるよね、荒涼と…
- 20. 「自然」て遠くから眺めることしかできないでしょ?
- 21. アイスランドの火山、大噴火したせいでヨーロッパのフライトが大混乱したじゃないか。
- 22. 右も左も、上も下も、わからなくなる...
- 23. レイキャビクの冬は寒くて長い...
- 24. 氷が見られる国なんか数え切れない。アイスランドが特別な理由は無い。
- 25. 火山だって世界中にある。アイスランドが特別な理由は無い。
- 26. いつも同じ景色でドライブが退屈。
- 27. 温泉があるらしいけど寒すぎて入れないでしょ
- 28. だって、木が無いじゃないか!!
- 29. 自然なら、一度見れば十分
- 30. 内陸部って一体どうなってるの? 人住んでないって聞いたけど。
- 31. 氷の国には人もあまりいないし、動物もいないでしょ?
- 32. カワイイやつなんていないでしょ?
- 33. アイスランドにモダンな建物なんてあるの?
- 34. アートや文化なんて無いに等しい
- 35. 音楽やファッションシーンなんて、そもそもあるの?
- 36. 雨の日、風の日、雪の日、撮る写真は全部灰色。
- 37. アイスランド人はパーティーなんてするの?
アイスランドってどんな国?氷の洞窟を始めとする壮大な大自然というイメージはありますが未知な国だけに誤解されていたりすることも多いもの。アイスランドという国がどういう国か、真偽のほどを確認してみましょう!
ヨーロッパと北米大陸の間に位置する小さな島国、アイスランド。北海道より少し大きいくらいのこの国はなんと人口は約35万人。ひとつの町の大きさほどしかない国には、溶岩の大地や氷河といったほかの国々では見られない自然が広がっています。
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1. 「アイス ランド」なんだから氷の国。一年中氷だらけなんでしょ?
確かに「アイスランド」という名前ですが、気候は名前ほど寒くはないんです。夏はあまり暑くなりませんが、冬にもそれほど寒くはなりません。日本でも場所によってはアイスランドより雪が多かったり寒かったりすることがあります。ただし、夏の風の冷たさと言ったら日本では想像できないほどです。
アイスランドの気候や天気についてよく勉強しましょう。事前のリサーチ&準備は忘れずに!
どうしても氷が見たいのなら、いっそのこと氷河の中に入ってしまう氷の洞窟ツアーはいかがでしょうか。
2. 風が強いって聞きますけど実際どうなんですか?
アイスランドでは風の強い日が多いです。でも上の写真のように湖面に波が立たないほどの静かな穏やかの日もあります。この写真はスナイフェルスネス国立公園で撮影されました。清々しいアイスランドの自然に心も洗われます。もちろん他の国立公園も素晴らしいです。
3. 火山の国なんだから火山で危険なんですよね…。
アイスランドには多くの火山がありますが、大きな都市や主要な町のそばには火山はありません。そのためアイスランドでは、火山の噴火による直接的な被害者が出ることは非常に稀です。アイスランドには30の活火山システムがあり、約5年ごとにどこかで噴火します。その一方で、眠ってしまった火山もたくさんあるアイスランド。地中を探検する洞窟ツアーなら、眠りについた火山の内部や溶岩が流れた跡を探検できます。
アイスランドの火山では数々の火山を紹介しています。
4. 大自然が広がるなら夏の夜空は素晴らしそうですね。
あららら。これは大きな間違いです!白夜って聞いたことあるでしょうか。北極や南極では日が長くなり過ぎて、太陽は沈まないのです。つまり、夏には夜がありません。だから星空も見えませんよ!でも太陽がずーっと昇っているからといってあまり暑くはなりませんし、アイスランドの夏は涼しくて短い北国の夏です。
アイスランドの白夜を読めばこの不思議な現象がよくわかります。
5. 冬は夜が長いらしいので1日中暗そうですね。
確かに冬の日照時間は短く、特に12月、1月には太陽は数時間しか昇りません。ですが、計画的に行動して明るい時間を有効に使えば十分に観光はできるでしょう。太陽とともに目覚めていたら間に合いませんよ!
また暗闇が訪れた後にはオーロラが夜空を舞います。オーロラは予測するのが難しいですが、それも自然を相手にする楽しみのひとつ暗い夜ですが、そこには美しい驚きも待っています。日照時間は短くても、オーロラが現れる時間が長い冬。決して夜が長いだけではありません。もちろん素晴らしい星空も観られます。
オーロラについて知識を深め、オーロラのツアーに参加してみましょう。
6. アイスランドでビーチに行くの!?
寒い国では魅力のなさそうな言葉、ビーチ。でもアイスランドのビーチは写真スポットとして抜群です!アイスランドには漆黒の砂が広がるブラックサンドビーチが何カ所かあります。黒い砂はワクワクしない感じですがミステリアス。ほかにも白い砂でできたビーチや、黄色の砂でできたビーチ、中にはピンクの砂でできたビーチもあるんです!もちろん、大量の観光客などいませんから素敵な自然のビーチがあなたを待っています!
上の黄金に輝く氷のかけらの写真は、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖の反対側あるビーチで撮影。黒い砂が広がるブラックサンドビーチのひとつですが、ここには氷河のかけらが打ち上げられるところがあり、その氷の輝きからダイヤモンドビーチと呼ばれています。ヨークルスアゥルロゥン氷河湖はレイキャビクからは遠いですが、一年中いつでも行くことができます。
7. 氷の国アイスランドの食事は貧しそう
あんまりいいイメージが無いけど...。そんなことはありませんよ!
アイスランドの食材は新鮮でヘルシーで、そして持続可能だということで知られています。レイキャビクには美味しいレストランがたくさんあり、ハーブや海の幸、ラム、そしてスキールと呼ばれるアイスランドの独自の食材などを使い、モダンな料理を創り出しているレストランもあります。スキールはヨーグルトに似た脂肪分の低いチーズで、アイスランド通がこぞって絶賛する不思議な食材です。レイキャビクのお勧めレストランに行って、一度はアイスランドのハイクオリティのディナーを味わってみてください。
アイスランドはヴァイキング達の国ではありますが、今の料理はヴァイキングのイメージとは全然違いますから!
一方、伝統的な食事は酢漬けや燻製、塩漬けのものが多く、現在ではあまり多くの人に好まれるものではありません。スモーク・サーモンなどは食べやすくスーパーでも購入できます。もしゲテモノ料理にチャレンジしたいという気持ちがあれば、アイスランドのゲテモノ料理をチェックしてみましょう。食の経験も旅の思い出の大事な要素です。
8. 寒そうな色の景色しか思い浮かばないですよ。
確かに寒いですが、これも真実とは全然違います。アイスランドは色や景色のコントラストが美しい国です。白銀の氷河と燃え上がる火山。苔におおわれた山と青い湖。流れ落ちる滝と吹き上がる間欠泉。黒い溶岩の大地に降り積もる白い雪。赤い夕焼け、夏の緑の大地、黄色の花、青空、ピンクの空など、様々な色がアイスランドの大地を彩っています。
9. 「首都」ってコンクリートジャングルでつまらなそう。
そう、首都といえば、乱立するコンクリートのビルに埋め尽くされた観光には残念なイメージがあります。
でもレイキャビクの市内はカラフルな家々で埋め尽くされています。アイスランドの他の町でも同じ。小さな家々の外壁はハッピーな気分になるカラフルな色で塗られています。この写真はハットルグリムス教会から冬のダウンタウンを撮影したものです。無機質な感じはしないでしょ?レイキャビク散策のお供に、こちらのレイキャビクガイドもどうぞ。
10. 寒すぎて花も咲かないんじゃ...?
アイスランドでは5500種の野生植物が確認されており、専門家たちが毎年新しい種類を発見しリストに追加しています。寒い気候ながらも短い夏に一斉に成長し花を咲かせる植物たち。厳しい気候の国だからこそ、その美しさが一層引き立つというものです。
11. 他の「北欧の国」と似たようなものじゃない?
いいえ、アイスランドはとってもユニークなんです!荒涼とした砂漠や荒れ地は月や火星そのもの!
アイスランドは映画やテレビ番組の中で、別の惑星でのシーンの撮影に頻繁に使われます。または現社会崩壊後の未来のシーンとか、ゲーム・オブ・スローンズなどのフィクションの世界などにも使われます。日本とは全然違うだけでなく、近所のカナダや、北欧と比べても、景色が大きく違うアイスランド。航空写真だとその異世界ぶりが良くわかりますね。
そもそも森の多い北欧諸国ですが、アイスランドには森がちょっとしかありませんので、北欧とはいえ全然違う風景です。北欧の人が来れば「森がない!」と驚き、アイスランド人が北欧に行けば「木が大きい!」と驚き、近所の国とはいえ大きな違いがあります。
12. 滝しか見えない
アイスランドには本当にたくさんの美しい滝があります。毎年、雪解け水や氷河の解け水から新しい滝が生まれるので、その数を正確に数えることは不可能です。大きい滝は一年を通して水が流れています。アイスランドの滝について事前に読んでおくのもいいですよ。
13. 滝に続く滝
これはグトルフォスの滝です。アイスランド語で「黄金の滝」を意味するこの滝は、人気の観光地、ゴールデンサークルの名前の由来となりました。ゴールデンサークルではグトルフォスの滝、ストロックル間欠泉、シングヴェトリル国立公園をまわります。
ゴールデンサークルのツアーをチェックしてみましょう。
14. 溺れんばかりの滝
これはデッティフォスの滝です。アイスランド北部にある「落ちる滝」という意味の滝。アイスランドで最大の水量を誇る滝です。滝のそばまで行くことができますが、くれぐれも気を付けてください!
この滝は映画、プロメテウスのオープニングシーンでも使われました。デッティフォスの滝ツアーもあります。
アイスランドには背の高い木や草など地面を隠すものが無いので、遠くからでも滝が良く見えます。滝に続く滝の数々をお楽しみください!
15. そして滝の次には海と岩
海岸に目を移せば、奇怪な岩や石があちらこちらに見られます。上の写真の岩はクヴィトゥセルクル(Hvítserkur)と呼ばれています。アイスランドの岩にはそれに関する民話があることが多いですが、クヴィトゥセルクルはかつて悪いトロールだったと、言われています。
16. またしても水、そして氷
轟々と流れる滝に疲れたら、ヨークルスアゥルロゥン氷河湖へ行ってみましょう。このラグーンはとても深く、たくさんの大きな氷塊が浮いています。この氷は近くの氷河が崩れたかけらで、ゆっくりとラグーンを漂いながら海へと流れていきます。氷の塊が割れると、その瞬間、割れ目の氷が美しい青色に輝きます。
この神秘的なヨークルスアゥルロゥン氷河湖は映画撮影にも人気の場所です。ヨークルスアゥロゥン氷河湖に1泊2日間過ごす、氷の洞窟ツアー付きの5日間冬パッケージもお勧めです。
17. 地面から熱湯が吹き上げるなんて危ないじゃない!
アイスランドの有名なゲイシール間欠泉は、そのまま英語で間欠泉を現す言葉(Geyser)となりました。ゲイシール間欠泉はイエローストーンの間欠泉、Old Faithfulよりも20mも高い、70mの高さまで定期的に噴出していました。今では活動を休止していますが、ストロックル間欠泉が5分から10分ごとに40mの高さまで噴出しています。
本当に熱いお湯が吹き上げるので、はしゃぎ過ぎて火傷しないように気を付けてください。
ゴールデンサークルのツアーもみてみましょう。
18. 地熱活動って、硫黄臭くて不気味…
確かに、何もない地面から、硫黄臭を含んだガスや蒸気が出ているのは異様な光景。ですが、アイスランドでは珍しいことではありません。この硫黄などにより、周囲の地面はカラフルに彩られていて、結構キレイなものなんです。この硫黄臭、匂いが好きな人や嫌いな人もいますが、腐った卵のような匂いがします。あなたは硫黄臭、好きな人?嫌いな人? アイスランドに来て試してみませんか?
温泉ツアーも見てみましょう!
19. 荒涼としてるよね、荒涼と…
火山の国アイスランドのほとんどは溶岩で覆われています。厳しい自然条件のため、一見荒涼としていますが、多くの溶岩の大地のほとんどは厚みのある苔に覆われています。苔は非常に繊細で、その成長には数百年の年月が必要です。ですから寝っ転がりしたくなりますが、苔の周りでは慎重に行動してくださいね。たかが苔とはいえ、アイスランド人たちは自国の自然保護の意識が高いでのです。
アイスランド人の嫌いな観光客の行動についても書いてみたので、ぜひ読んでみてください。
20. 「自然」て遠くから眺めることしかできないでしょ?
そんなことはありません!アイスランドの観光の一番いいところは、大自然を手の届くほどの間近で感じられることです。柵やロープが張ってある場所はあまりないので、自由に探検してみましょう。もちろん、波打ち際や、川のそば、間欠泉など危険な場所もありますから、はしゃぎすぎないように!
氷河ハイキングツアーをチェックしたり、アイスランドでのハイキングをチェックして、アイスランドの大自然を肌で感じてみましょう!
21. アイスランドの火山、大噴火したせいでヨーロッパのフライトが大混乱したじゃないか。
2010年ヨーロッパの空の交通網に大打撃を与えエイヤフィヤットラヨークル(Eyjafjallajokull)火山。しかし、アイスランド国内のフライトにはほとんど影響は無かったのです。火山を見学するために、4WDで運転していったり、スノーモービルや徒歩、ヘリコプターで見に行った人もたくさんいましたよ。地元の人にも、旅行者にもこの火山の噴火は一大イベントだったんですよ。(小さな国ですから尚更です!)
今現在は活発な火山活動はありませんが、様々なヘリコプターツアーがあり、アイスランドの面白い地形を空から見学するのにとってもお勧めです。
22. 右も左も、上も下も、わからなくなる...
確かに、ひとりぽつんとアイスランドの大地に立った時、方向感覚という概念が消えて行く気分になります。
ですが、そんなアイスランドの景色は目を疑うような絶景となることがあります。山や氷河が静まり返った水面に映る姿は、その一瞬しか訪れない奇跡のようなひと時。時間という感覚も無くなってしまいそう。
山に興味があればアイスランドの山々も読んでみましょう。
23. レイキャビクの冬は寒くて長い...
アイスランドには冬に訪れるのもお勧めな国。レイキャビクや自然の中でもやることはたくさんあります。時に美しく、時に厳しい表情を見せる雪景色のアイスランド。夏には見られない別の世界が待っています。
レイキャビク散策のヒントやレイキャビクからのツアーも見て、予定を立ててみましょう。雪が降る冬にはバスツアーがお勧め。
24. 氷が見られる国なんか数え切れない。アイスランドが特別な理由は無い。
氷や氷河を見れる国はたくさんあります。しかし、アイスランドにはヨーロッパ最大の氷河、ヴァトナヨークトル氷河があり、比較的簡単に訪れることができます。また冬の間には、氷の洞窟が氷河に形成されます。氷の洞窟は11月から3月までの冬の間、ガイドとともに訪れることができます。夏には解け、洞窟は崩壊し、内部は崩れた氷河で一杯となります。ですので、必ず専門のガイドとともに訪れるようにしてください。氷の洞窟ではその美しく輝く氷の様子を見ることができます。その不思議な色は一生の思い出となるかもしれませんね!
氷の洞窟ツアーもみてみましょう。雪道に経験がある方は是非、氷の洞窟探検オプション付きの7日間セルフドライブツアーで南アイスランドを満喫しよう!
25. 火山だって世界中にある。アイスランドが特別な理由は無い。
日本だって火山大国。わざわざアイスランドに来て火山に行くなんて!と、思っていませんか? でもそこは、アイスランド。自然のままの姿で残っている溶岩の大地をハイキングしたり、ヘルメットを被って溶岩洞窟を探検しに行ったり、日本とはちょっと違う火山の体験ができます。特にスリーフヌーカギグル火山は、世界でたったひとつのマグマだまりの跡に降り立つことのできる火山なんです。ツアーではかつて煮えたぎるマグマで一杯だった火山の中へ降りて行きます。この火山は過去4000年活動していない静かな火山ですので安心してツアーに行ってらっしゃい!
インサイド・ザ・ボルケーノツアーをチェック。
26. いつも同じ景色でドライブが退屈。
アイスランドはそんなに大きな国ではありませんし、大きな町もないし、これといって何もない。一周1300㎞ほど、走行時間だけで言えば、16時間ほどのドライブで一周できてしまう国ですが、その風景は刻々と変化します。緑の牧草地から、黒い溶岩の大地、美しい滝や氷河の数々、険しい山間のフィヨルド、絵になるような村、そして草を食む牛や羊。湖や海岸をうめる野鳥の数々。地平線には虹がかかり、その背後には雨を降らす黒い雲が...どこまでも見渡せるアイスランドですが、見るものは尽きません。私たちは、少なくとも1週間かけてアイスランド一周することをお勧めします。そうすれば、余すところなく、アイスランドを楽しむことができます!
レンタカーを借りてアイスランド一周へレッツゴー!
27. 温泉があるらしいけど寒すぎて入れないでしょ
寒~いアイスランドには多くの天然温泉が地面から湧き出しています。山の中に湧き出す秘湯もあれば、スパ施設として人気のブルーラグーンもあります。またアイスランド南部のシークレットラグーンや、アイスランド北部のミーヴァトン・ネイチャー・バスもお勧めします。
温泉の他にも地熱を利用した温水プールがレイキャビクをはじめアイスランド各地にあります。一年を通して温かい温水のプールにはジャグジーもついており、アイスランド人の社交場所となっています。
ブルーラグーンはもちろんのこと、温泉トップ5の記事も読んで、アイスランドの温泉をマスターしよう!
28. だって、木が無いじゃないか!!
それはその通り!でも木が無いということはどこまでも、どこまでも、天気が良ければずーっと遠くまで見渡すことができるってことです。山や木に隠れがちな滝や渓谷の美しい姿が見れます。展望台や見晴台なんてものは不要! あなたの立っているところから、すでに絶景が見渡せているはず...。
もしどうしても森が見たい、ということであれば、アイスランド東部にあるハットルオルムススターザスコゥガル(Hallormsstaðaskógur)がアイスランド最大の森です。また、アイスランド北部のヴァグラスコゥガル(Vaglaskógur)では2番目に大きい森が見れます。
森の代わりではありませんが、その色とボリュームに圧倒されるルピナスの花がアイスランドの夏の風物詩です。
29. 自然なら、一度見れば十分
アイスランドの夏と冬。当然のことながら、全く違う表情を見せます。風景写真の撮影が好きなら、アイスランドはまさに被写体としてピッタリです。天気もコロコロ変わるので、一日のなかでも表情を変えるアイスランドの自然は飽きません。何度も目にしている風景も、時には目を疑うかのように変貌を遂げます。
30. 内陸部って一体どうなってるの? 人住んでないって聞いたけど。
アイスランドの内陸部はハイランドと呼ばれる高原山岳地帯。ハイランドに行くのは4WDが必要で、簡単には行けません。ここは砂漠、湖、古い火口、火山や温泉、そして氷河など様々な地形が広がります。人が住めないほどの厳しい気候となるハイランドのほとんどは太古の昔からの姿をとどめています。道はほとんどなく、看板もなければ、お店もありませんし、人も滅多にいません。まさに荒涼という言葉がぴったりの場所です。
ハイランドの道は簡単にしか目印がありませんが、その目印を外れてオフロードを運転することは自然を激しく破壊するため禁止されており、高額の罰金が科せられます。ハイランドへハイキングに行く場合には事前の準備やリサーチをしっかりとしてマナーを守って行きましょう。
アイスランドの運転については必読ガイドも必ず読むこと。
31. 氷の国には人もあまりいないし、動物もいないでしょ?
確かに、アイスランドの人口はわずか32万人ほど、中野区や秋田市、那覇市と同じくらいの人口です。ですが、アイスランドのパフィンの数は世界一、1千万羽ものパフィンがアイスランドで夏を過ごします。パフィン以外にも多くの種類の野鳥がおり日本ではお目にかかれない野鳥の宝庫なんです。
野鳥の他の動物となると、家畜がほとんどです。家畜の多くは馬ですが、アイスランドの馬は特殊で、他の種類の馬にはできない5つ目の歩方があることで有名です。また、モフモフとした姿が可愛らしい羊が沢山いたり、アイスランドシープドックや猫に出会えるかもしれませんね。危険な動物ではいませんが、優しく接してくださいね。アイスランドの動物に興味があったら、アイスランドの野生動物を読んでみたり、乗馬ツアーやホエールウォッチングツアーに参加してみるのがお勧め。
32. カワイイやつなんていないでしょ?
ウェストフィヨルドには北極キツネが住んでいます。ウェストフィヨルド又は西部フィヨルドと呼ばれるエリアはアイスランドでも最も人里離れた場所で、その中でも先端のホルンストランディル(Hornstrandir)はその中でもさらに行くことが難しく、ボートや数日間のハイキングの末にようやくたどりつける場所です。そしてそこに、北極キツネたちが住んでいます。夏は灰色の毛皮ですが、冬には真っ白な純白の毛皮に変わる北極キツネ。人と家畜以外ではアイスランド唯一の陸上の哺乳類なんです。
人里離れたウェストフィヨルドの動物に会いに行くツアーもありますよ。
33. アイスランドにモダンな建物なんてあるの?
上の写真の建物は、レイキャビクにあるコンサートホール、ハルパ(Harpa)です。ガラスパネルは、アイスランドに多く見られる玄武岩の柱状節理を現しています。玄武岩の柱状節理は、アイスランドのデザインや建築で多く取り入れられる自然の形です。そびえたつハットルグリムス教会も、同様に玄武岩の柱状節理をからヒントを得てデザインされました。また、国立劇場では本物の玄武岩を使っています。
ハルパ・コンサートホールではそのガラス・パネルにLEDライトが組み込まれており、夜になると様々な色を映しだします。これは芸術家、オゥラフル・エィアスソン(Ólafur Elíasson)によってデザインされました。
ハルパ・コンサートホールについても知ってみるとレイキャビク散策ももっと面白くなります。
34. アートや文化なんて無いに等しい
そんなことはありません。実は人口32万人の割りにはアイスランドには数多くの芸術家がいます。レイキャビクには、デザイナーズ・ブテッィクやアート・ギャラリーが多くあり、道には彫刻が置かれ、美術館の他にも、アート関連のイベントが多く開催されます。10人にひとりは、一生のうちに一度は本を出版すると言われ、劇場にも多く足を運びます。ヴェストゥルポルト(Vesturport)などの劇団は国際的にも注目が集まっています。
レイキャビクの美術館やギャラリーについてもチェックしてみましょう。
35. 音楽やファッションシーンなんて、そもそもあるの?
(写真: Saint Heron)
小さな国土で人口も少ない…しかし音楽シーンでは多くのアーティストたちを生み出しており、国際的に影響力の大きいメジャーなアーティストもいるほどです。ビョークはアイスランド出身では一番有名なアーティストで、トム・ヨークやマドンナにも影響を与えた人物です、ビョークは奇抜なファッションでも知られており、世界的なブランド、アレキサンダー・マックイ-ンのファッションアイコンでもありました。
アイスランド人はおしゃれで、多くのファッションデザイナーがいます。アイスランドのトレンドをチェックするにはレイキャビク・ファッション・フェスティバルへ足を運んでみましょう。
ビョークだけではなく、他にもシガー・ロスや、Of Monsters and Men、Emilíana 、Torrini、MÚM、Ásgeir Trausti,、Gus Gusなど多くのミュージック・アーティストが誕生した国です。
興味のある人はビョークについても読んでみましょう。
36. 雨の日、風の日、雪の日、撮る写真は全部灰色。
灰色の写真となってしまう日もありますが、時には自然は美しいハーモニーを生み出し、上のような風景をも創り出します。冬の嵐の合間には空気が凍るような静かな澄んだ日があることでしょう。そして夏には比較的良い天気で、写真撮影には最適なコンディションです。日本の夏とは違い、肌寒いくらいのがアイスランドの夏。アイスランドには「窓の天気」、ウィンドウ・ウェザー、という言葉があります。窓から外を見ると晴れ渡るいいお天気、でも一歩外に出たら、冷たい風が吹いて寒い!...これ程良くアイスランドの天気を言い表した言葉は無いでしょう。
アイスランドの写真撮影について勉強するのも忘れずに。
37. アイスランド人はパーティーなんてするの?
レイキャビクのナイト・ライフは良く知られています。カフェがバーになり、また週末にはクラブになったりして、朝の5時や6時まで営業しています。また国中全体でたくさんのイベントやお祭りが開かれます。この写真はアイスランドの大晦日。文字通り国民全員が夜11時ごろから真夜中にかけて花火を打ち上げます。大晦日の夜11時から年が明けた1時頃までが打ち上げ花火のピークですが、その前後数日間は、花火の音があちらこちらから聞こえてきます。主催者がいるわけではなく、市民が手作りする大晦日のパーティーなんです。
アイスランドのお正月とクリスマスについてもチェックしてみましょう。
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